子持山
群馬県
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,309m
- 下り
- 1,200m
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| 天候 | 晴れ一時雪 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2007年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
下山口：JR上越線沼田駅 |
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感想
関東山行2日目は単独行で、上越線と吾妻線の分かれ目にある山、子持山に登った。最初は渋川駅からタクシーに乗ろうと思っていたが、帰りもグリーン車を奮発するため、タクシー代を節約し吾妻線の金崎駅から歩くことにした。昨日このあたりは快晴だったが今日は小雪が舞っている。周りの山の山容もはっきりしない。登山口までは登山地図裏図の35万図しかなく地元の人に聞きながら子持神社を目指した。若子持神社、双林寺を経由して車道歩き8.1�劼遼�漸く子持神社に達したが知らぬ間にかなり遠回りしてしまったようだ。
子持神社に参拝しいよいよ登山開始。南に流れる尾根の最も長い登山道を選んだ。浅間山(せんげんやま)を頂点とする尾根でソゲ岩、仏岩、炭釜(すみがま)のピークが連なる。最初のピークのソゲ岩(790m)からは榛名山が正面に見えたが、雪雲ではっきりしない。今朝降った雪が薄っすらと積もり、ときおり雪が舞う天気だったが、この辺りからはずっと降り続くようになった。
展望のないピークの仏岩(926m)、炭釜(1,022m)を越え、浅間山(1,088m)に達すると流石に展望が良く、上毛三山の榛名、赤城方向が開けているが今日は山容がはっきりしない。北北西方向に進んでいたがここで90度東に振れて子持山に向かった。最低鞍部は約975mまで下りこれを越えた所に牛十二(うしじゅうに1,010m)のピークがあった。特に何もないがこの妙な名前が気になった。先に進むといよいよ核心部の急登が始まった。地図を見ても等高線が詰まっているのが一目瞭然、雪の付いた急斜面を慎重に進んだ。右手を見ると獅子岩の尖がりが見える。一寸寄ってみたいが随分下らなければならないのでパス。
稜線に乗り上げると柳木ノ峰（やなぎのみね1,202m）のピークで展望がないので通過し最後の登りにかかった。何か後ろから人の声が聞こえるような・・・。子持山(こもちやま1,296m)山頂には1等三角点「小持山」があり展望に優れる。方向指示板も設置されており、反時計回りに赤城、武尊、三峰山、谷川、草津白根、榛名などが見えるはずだが、雪雲で谷川だけは全く分からなかった。そして山頂には「十二山神」に石碑、さっきの「牛十二」もこれに関係がありそうだ。
山頂でゆっくりしていると、小峠方面から空身の小父さんが一人登ってきた。挨拶だけすると立ち止まりもせず三角点を一周してそのまま元来た道を下りて行った。何のために登っているの!? やがて大勢の声が近づいて来た。学生10数人、こちらから挨拶すると返ってくるが後から来る者は挨拶もしない。もうどうでもいいや。西側の登山道を先ほどの小父さんの後を追うように下りだした。電波塔への分岐から北西に延びる尾根に進むと林道が掠めた。1,039mの標高点から真北に進路を変え小峠(820m)へと下った。小峠からは舗装された林道歩きとなり、寺尾BS(422m)から国道145号線となり高低差のある利根川の河岸段丘を下り対岸へと渡った。
沼田の街は河岸段丘の上に拡がっており、真田信之の居城であった沼田城は段丘を利用した要害城として知られ沼田公園にその遺跡を残している。JR沼田駅はこの段丘の下にあり、尾瀬に行くバスに乗ったとき、まずは段丘の急坂を登り沼田市街を抜けたものだった。コースタイムを大幅短縮しゴールしたので時間つぶしに青春18きっぷであちこち寄り道した後23:10東京発の"ムーンライトながら“で帰京した。
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