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Yamareco

記録ID: 7796594
全員に公開
アイスクライミング
関東

松木渓谷ウメコバ沢

2025年02月12日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:56
距離
14.8km
登り
675m
下り
682m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:04
休憩
0:52
合計
10:56
距離 14.8km 登り 675m 下り 682m
6:08
3
スタート地点
6:52
6:53
134
9:07
9:51
184
12:55
13:00
108
F4の上
14:48
14:49
101
16:30
16:31
33
17:04
足尾銅親水公園
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2月11日にテントを担いで松木渓谷に入ったが、暴風敗退。
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2月11日にテントを担いで松木渓谷に入ったが、暴風敗退。
日光に移動してゆば御膳。
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日光に移動してゆば御膳。
検索して見つけた日光だいや川公園のキャンプ場。この日は我々だけだったが、リピートしたくなるほどすてきなキャンプ場でした。
検索して見つけた日光だいや川公園のキャンプ場。この日は我々だけだったが、リピートしたくなるほどすてきなキャンプ場でした。
まだ15時前なんですが・・・。
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まだ15時前なんですが・・・。
日付変わって12日。我々と同じ頃にウメコバ沢中央岩峰を登るという三人組がスタートしていった。この後、彼らが雪の上につけてくれた踏み跡にたいへんお世話になった(感謝)。
日付変わって12日。我々と同じ頃にウメコバ沢中央岩峰を登るという三人組がスタートしていった。この後、彼らが雪の上につけてくれた踏み跡にたいへんお世話になった(感謝)。
昨日とは打って変わって穏やかな松木渓谷。
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昨日とは打って変わって穏やかな松木渓谷。
黒沢。F2が見えているが氷は薄そう。
黒沢。F2が見えているが氷は薄そう。
懐かしのブルドーザー広場。
懐かしのブルドーザー広場。
これは夏小屋沢かな。
これは夏小屋沢かな。
ウメコバ沢出合でギアを装着し、ザックとストックはデポ。
ウメコバ沢出合でギアを装着し、ザックとストックはデポ。
いざ出発。
ウメコバ沢を覗き込むと目の前にF1が見えている。
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ウメコバ沢を覗き込むと目の前にF1が見えている。
フィックスロープにタイブロックをセットして登り、セカンドはロープを出して引き上げた。
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フィックスロープにタイブロックをセットして登り、セカンドはロープを出して引き上げた。
すぐそこにあるF2もフィックスロープを使って右(左岸)から巻き。
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すぐそこにあるF2もフィックスロープを使って右(左岸)から巻き。
ラッセルありがとうございます。
ラッセルありがとうございます。
沢が開けてきた。
沢が開けてきた。
三人組が登っている中央岩峰。中央の日当たりと影の境目にクライマーが見えている。これは大凹角ルートということになるのだろうか。アイゼン履いて5.10a、自分には無理。。。
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三人組が登っている中央岩峰。中央の日当たりと影の境目にクライマーが見えている。これは大凹角ルートということになるのだろうか。アイゼン履いて5.10a、自分には無理。。。
中央岩峰の前を通り過ぎて少し歩くとF3に達する。
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中央岩峰の前を通り過ぎて少し歩くとF3に達する。
想像していたほど大きくないような?傾斜も見た目マイルド。
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想像していたほど大きくないような?傾斜も見た目マイルド。
滝の足元に釜が露出していたため出だしは右端から半ラッセルのように登るしかなく、結果的に斜度を殺すことができた。
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滝の足元に釜が露出していたため出だしは右端から半ラッセルのように登るしかなく、結果的に斜度を殺すことができた。
落ち口に残置支点があったが、少し奥に進んで立木にスリングを巻いて後続を確保した。
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落ち口に残置支点があったが、少し奥に進んで立木にスリングを巻いて後続を確保した。
F3からさらに歩いてF4。この立派さを見たときには、あらかじめの打合せでリードを相方に譲っていたことを後悔した(笑)。
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F3からさらに歩いてF4。この立派さを見たときには、あらかじめの打合せでリードを相方に譲っていたことを後悔した(笑)。
とは言うもののこの日は気温が高く、中央は水が滴っているため、左端から逆S字を描くように登る。
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とは言うもののこの日は気温が高く、中央は水が滴っているため、左端から逆S字を描くように登る。
不安定な氷質。左は硬いが中央はがさがさ、右はシャバシャバ。
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不安定な氷質。左は硬いが中央はがさがさ、右はシャバシャバ。
高度感もなかなか。
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高度感もなかなか。
登攀終了。懸垂下降を繰り返す。
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登攀終了。懸垂下降を繰り返す。
F3も当然立木から。
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F3も当然立木から。
落ち口の残置支点。これに命を預けようとは思えない。
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落ち口の残置支点。これに命を預けようとは思えない。
F3の下で一息ついて行動食をとり、さらに河原を歩いて下る。三人組は壁の真ん中くらいで奮闘中だった。
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F3の下で一息ついて行動食をとり、さらに河原を歩いて下る。三人組は壁の真ん中くらいで奮闘中だった。
ガンバ!…と心の中で声援を送った。
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ガンバ!…と心の中で声援を送った。
F2とF1は自前のロープで懸垂下降。
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F2とF1は自前のロープで懸垂下降。
ここまで来ればほぼ安全地帯。
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ここまで来ればほぼ安全地帯。
暗くなる前に銅親水公園に戻ることができた。
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暗くなる前に銅親水公園に戻ることができた。

感想

当初の計画では11日に松木渓谷に入ってブルドーザー広場にテントを張り、この日は手近な滝を登って宴会。翌12日に幕営地を起点としてウメコバ沢を登ることにしていましたが、11日に渓谷道を歩き出すと強烈な風で身体を持っていかれそうになったためにこの日の登攀は断念し、日光のキャンプ場へ転進して13時から飲んだくれました。

明けて12日、あらためて早朝に松木渓谷の入り口となる足尾の銅親水公園を出発して2時間あまりの歩きでウメコバ沢。F1とF2はフィックスロープで巻き、メインのF3-40mは私、F4-40mは相方のリードです。いずれも斜度は75〜80度と緩やかですが、ピンポイントでバーチカルになるところもあり、そういうところに限って氷ががさがさに崩れやすかったりして見た目ほど簡単ではありませんでした。

ともあれ、この松木渓谷は2018年に初めて入ってその荒涼とした景色に惹かれ、いつか再訪問したいとずっと思ってきた場所だったので、今回こうして松木渓谷のただ中に身を置くことができてハッピーです。

詳細な記録はこちらです。→ https://climb.juqcho.jp/2025/20250212.html

なお、我々の前に中央岩峰正面壁を登るためにウメコバ沢に入った3人組がいて、彼らが雪の上に道をつけてくれていたおかげで初見の我々も迷うことなくF3に達することができました。御礼を申し上げます。

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