天塩岳《日本二百名山》
北海道
山キチどん
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,122m
- 下り
- 1,122m
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| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2007年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
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感想
雨は時折激しくなり、ザックカバーを付けて自宅を出た。京都駅からJRで大垣へと向う。北海道へ行くのに何故大垣かと言うと大阪から旭川への便は9:30までない。これで行くと1日目は移動だけで終わってしまう。ところが羽田からは7:35発があり2時間以上早く着くことができるのだ。青春18切符はまだ使えないので結構空いているのではと思っていたが、3連休前日とあり満席だった。
朝6時だというのに羽田空港はすでに人で一杯。台風の影響でキャンセルされた九州・沖縄便の対応で大わらわのようだ。株主優待割引は当日買えばいいので予約だけして航空券は購入していなかった。台風のとばっちりで随分並ぶ破目になってしまった。飛行機は青森辺りまで雲の中を飛び北海道に入ると雲はずっと下に下がった。千歳上空で向きを変えると前方の雲上に大雪山が顔を出し、右の方には日高の山々が見えてきた。山の姿を見ると自ずから期待が高まってきた。
旭川空港でレンタカー（スイフト）を借り天塩岳登山口の天塩岳ヒュッテへ向うがその前に重要な仕事がある。機内持ち込みが禁止されているEPIガスを買い求めなければならない。ニーズのあるところには供給ありで空港近くの田村ファームのアイスクリーム工房“クローバー”で買うことができた。
天塩岳ヒュッテ（標高約765m）は立派な小屋、駐車場には10数台の車があり、すでに登山を終えて食事中の人達もいた。急いで準備を整え旧道コースを歩き出した。天塩川に沿って登山道が続き、右へ左へ渡るがすべて板が渡され何の問題もない。1.6�卻發�と南側の稜線を通る新道コースへの連絡道の分岐に達した。ラケット形に周回するコースが一般的に歩かれており、この連絡道もしっかりしている。旧道をまっすぐ進み最後の渡渉で天塩川右岸に出て暫く行くと前天塩岳コースの分岐点に達した。旧道はこのまま川沿いを進み“らくだ岩”から天塩岳北斜面を直登するが、前天塩岳コースは左に分岐し天塩岳北面に位置する前天塩岳を通る。山数を稼ぎたい私は勿論このコースを採った。
1�厖召蠅呂覆世蕕�に進み標高1,150mあたりで90度向きを変え前天塩岳の西尾根に取り付いた。ここからは急登の連続で1,400mの山頂直下の巻道分岐に達した。展望が開け写真を撮っていると、巻道を通ってきたご夫婦に出会い暫し歓談、7時から歩き出したと言う。前天塩岳(1,540m)へは更に急登が続き這松帯から軈てガレ場となって山頂に到った。360°の展望が開け天塩川を挟んだ向かい側に円山、西天塩岳が見えるが真南に見える筈の天塩岳は雲に覆われていた。山頂付近にはエゾツツジやチシマギキョウが咲いていた。
南尾根を下り鞍部(1,351m)に達した時、這松の根に足が挟まってしまい転倒! 運悪くハイマツの根で顔を擦り約5�僂離�ズを作ってしまった。登り返しは200m、急登で山頂に近づくに攣れガスが晴れ、幸運にも天塩岳(1,588m)山頂に達した時には360°の眺望を得ることができ大感激! 山頂には1等三角点「天塩岳」と墓石のような山頂標識が立っていた。
下りは西尾根の新道コースを取った。暫く行くと単独行の男性が登って来た。新道コースをピストンするつもりと言うので是非とも前天塩を回って行くように勧めた。登山道は笹原となるが刈り払いはしっかりできており問題はない。鞍部(1,396m)に達すると左側にある西天塩岳(約1,470m)への登頂を目論み登路を探すが何処にもなく。北海道の深い藪を漕ぐのは至難の業なので登頂を諦めた。この直下にある避難小屋は10人収容の小奇麗なものだった。
円山(1,433m)は名の如くなだらかな山で天塩岳の最後の展望を楽しむことができた。北西に向けて下りだすと小学生の団体20人位が登ってきた。今日は避難小屋泊まりだという。子供とはいえ相当な混雑だろう。しかし団体で避難小屋を当てにした計画というのはどんなものだろう。もし他のパーティーが入っていたら大変なことになりそうだ。
標高1,090mで旧道連絡道が分岐して斜面を下って行くが、そのまま新道コースを下った。やはりこちらはあまり歩かれていないようだが、一応の整備はされているので問題はなく新道登山口（標高725m）に下山することができた。天塩岳ヒュッテまでは1.1�劼領啼司發�で周回登山を終えた。ヒュッテの車の数は残り5台ほどになっていた。この時間だと殆どがヒュッテで泊まる人達なのだろう。駐車場にはトイレや炊事施設もあり、夕食を食べで明日登る石狩岳のために十勝三股の登山口へと144�勸榮阿靴拭Ｅ�着すると直ぐに寝て明日に備えた。
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