山行記録: 月山《日本百名山》

記録ID: 7771712

全員に公開

無雪期ピークハント／縦走

朝日・出羽三山

月山《日本百名山》

2007年07月27日(金) ～ 2007年07月28日(土)

山形県

山キチどんその他1人

GPS: --:--
距離: 11.2km
登り: 642m
下り: 640m

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コースタイム

1日目

山行: 2:05
休憩: 0:06
合計: 2:11

13:17

70分

月山八合目

14:27

14:33

55分

月山佛生池小屋

15:28

月山頂上小屋

2日目

山行: 1:30
休憩: 0:02
合計: 1:32

4:39

5分

月山頂上小屋

4:44

4:46

12分

月山

4:58

17分

大峰

5:15

13分

オモワシ山

5:28

43分

月山佛生池小屋

6:11

月山八合目

天候	1日目(7/28)：雨 2日目(7/29)：曇り
過去天気図（気象庁）	2007年07月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車鶴岡市の月山8合目駐車場に駐車アクセスを調べる my出発地登録

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撮影機器：

FinePix A610 FUJIFILM

感想

山キチどん

1日目(7/28)
　鳥海山から下山後レンタカーで約60㎞の移動、羽黒山の麓の街・手向（とうげ）からは先に集落はなく。20㎞続く曲がりくねった登山道路を只管走った。この時間になると下山してくる人たちの車とすれ違いが多く道幅は離合が難しい処もある。標高と共に雲の中に突入し辺りは真っ白で速度を落として慎重に走り、月山8合目駐車場に到着した。
　月山8合目（標高1,385m）は信仰登山の一大基地で参籠所もあり、下山してきた白装束の団体が屯していた。到着したとき雨が激しく、準備をしながら時間調整し小降りになったのを見計らって歩き始めた。参籠所の鳥居を潜り石畳の敷かれた広い登山道に踏み出した。濃いガスと雨、花の百名山のこの山にも多くの花が咲いているのだが。カメラを出す気にもなれず下山するまで1枚も写真を撮らなかった。そして足元だけを見つめて黙々と登った。
　仏生池小屋で小休止し、単に休憩しても休憩料を取られるので、500円のポカリスエットを買って二人で分け合った。登山道は稜線の東を巻くように付いており一ノ岳、オモワシ山、大峰全部巻いてしまう。そして“行者返し”の岩場は信仰登山の人たちには少々厳しい所。最後はモックラ坂と名付けられた登山道で山頂に達した。6月初めに来たときは山頂の月山神社の東側は雪がわんさとあったが随分下に後退していた。神社の入り口の石畳に出たが、汗で雨具の内側までずぶ濡れの姿ではお払いを受けて参拝するのも億劫でそのまま月山頂上小屋へ直行した。
　小屋にはしっかりした乾燥室があり助かった。昨日の小屋なら詰め込まれるだけで雨なら大変だっただろう。予約しておいたので部屋も個室で荷物は広げ放題、濡れたザックから中味を全部出して乾かすことができた。山頂の小屋であるにも拘らずお風呂があった。下の雪渓から雪解け水を取っているらしく思いもしなかった。別料金300円が必要とのことだが風呂はいい。汗を流しさっぱりすることができた。こうなると喉が泡を待っている。食堂に下りてストーブの周りで乾杯!　隅のほうで外国人のカップルが読書中、最初は会釈しただけで話しはしなかったが山小屋に外国人とは珍しいものだ。持参のウィスキーを飲む番になると、酔った勢いで、How would you like Japanese whisky? Let’s try this!　なんて、いい加減な英語を出まかせに話しかけると、日本語しかできない人ばかりの中で寂しかったのだろう、そのまま食事が済んで部屋に引き上げるまで盛り上がってしまった。オランダから来て、東京や京都を回り、昨日鶴岡の旅館から電話で予約をしてもらったそうだ。女性は訪日4回目の日本通、富士山にも登ったと言っていた。

2日目(7/29)
　昨日の風は幾分収まった。雨は止んでいるが濃いガスの中だ。昨日結局月山神社には参拝しなかった。参拝したかったのだが開門は5時、待ってられないので外から拝礼し神社裏の1等三角点「月山」(1,980m)を“山頂”に代用した。最高所は神社本殿の位置で1,984mある。6月には“登頂”しているのでよしとしよう。三角点でF澤さんと分れ、月山8合目へと下り始めた。
　登るとき寄らずに来た大峰(1,909m)を踏む。微かな踏み跡を辿り山頂に達するが何もない。次のオモワシ山(1,828m)は分岐に標識があり山頂に続いていた。ガスの中、単に登っただけで直ぐに引き返した。頂上小屋を出て1時間45分で駐車場に着いた。この間早くも白装束の団体が続々と登り出している。なぜか道の狭いところばかりですれ違い待ち時間が長くなった。駐車場でもこれから登ろうとする人たちが屯し、信仰登山者を乗せたバスは続々と到着していた。8合目にはびっくりするほど広い駐車場があり警備員もいるのが納得できた。レンタカーで下りだすとどうだろう都合20台くらいのバスと途中すれ違った。乗用車も無数に登って来る。今日の登山道は大渋滞するだろう。

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