荒船山。静けさ奏でる霧氷林、陽だまりハイク第三弾


- GPS
- 05:13
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,237m
- 下り
- 1,229m
コースタイム
- 山行
- 4:29
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:14
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ザック(Z)
シューズ(S/L)
登山タイツ(O冬)
冬暖ズボン
半袖シャツ(W/M)
長袖シャツ(W厚黒)
長袖シャツ(紺)
フリース
薄ダウン
夏ジャケット
冬帽子(N)
冬帽子(W)
手袋2
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感想
荒船山へと向かう途中、朝、高速道から見えた赤城山はとても鮮明できれいだったが、黒檜の山頂にだけ雲が漂っていて、なんとその裾野斜面は真白になっているのが目に留まった。これは赤城の本日の霧氷の濃さを物語っていたが、これなら荒船も霧氷になっているのではないかと期待が高まった。その後、国道254から登山口への支線へと車で入っていくと、ときおり正面に覗いて見えた荒船山は、その特異な形の平坦山頂部の木々が少し白くなっているのがわかり、斜面もなんとなく霧氷がついているように白っぽくも見えた。ただ赤城に比べればその白さに雲泥の差があった。
登山口付近に到着すると、狭い道路脇の空きにはびっしりと車が停まり、さてどうしようと戸惑いながらも道のある限り進んでみたら、最奥に、あまり条件は良くないが停められるスペースがあり、そこから出発した。晴れたり曇ったりだろうと思っていた天気は、予想に反してとてもよく、空気は冷たいがずっと光が差しこみとても明るい。歩きはじめると早く山頂へと気はせくが、やっぱり体がついていかない。それでも予定の十時半前には山頂尾根に乗ったが、霧氷が見当たらなかった。
すでに落ちてしまったのだろうか、艫岩へ向かい展望を楽しむも、少々落胆気味。いつになく早く登ったつもりだったが、やっぱり遅かったようだと自分に納得させて、山頂方向へと平らな尾根を進んでいくと、なんと低木の細い枝々が白くなっているのを見、すこし進むと霧氷林が一気に開けた。諦めていた眺めが目の前に広がり、それに気づいた瞬間はとても動的な気分へと変わった。その後は平坦地を歩きながら目前に現れるすばらしい霧氷の風景を山頂まで堪能。息を呑むすばらしい景色もあちらこちらにあった。諦めていた世界が復活したことによるのだろう、しばらくはまさしく夢見ごごちのようだった。
帰りは案の定、冬枯れの雑木林に戻っていたが、日差しが暖かく今日もまた陽だまりハイクの名にふさわしく気持ちが良かった。この登山道、滝分岐のあたりに木片で作られた木作り動物が道案内として何体か置かれていたが、帰りにゆっくりと眺めると、そうそれはまさしく夢先案内小動物たちであったようだ。
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