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Yamareco

記録ID: 7712807
全員に公開
山滑走
谷川・武尊

平標山(ユウガイヒト沢)

2025年01月18日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
T_HAYASHI その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:29
距離
11.4km
登り
1,032m
下り
1,133m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:14
休憩
0:05
合計
6:19
距離 11.4km 登り 1,032m 下り 1,133m
7:41
7:42
167
10:29
21
10:50
10:52
35
11:27
11:29
125
13:34
林道終点
天候 7時〜10時頃まで雪(山頂稜線は爆風)
11時以降から快晴
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
車2台使いました。
1台は火打峠P、もう1台は二居の林道末端に停めました。
コース状況/
危険箇所等
全行程フルパウダー。
ヤカイ沢源頭(急斜面手前)までは先行者のトレースがありましたが、その方は途中リタイヤ。あとは山頂まで自分達はラッセルして進みました。
深い所は膝上まで。軽い雪質だったため時間はかかりましたが稜線まで出る事が出来ました。

平標山山頂から松手山方面に向かいますが、最初のP2は雪庇が張り出しており、氷結していました。シール歩行で切り抜けましたが見通しの悪い状況でのトラバースは厳しいものでした。(ここで西ゼン側へ滑落すると危険)
この日は西ゼンからの吹き上げの強風が酷かったです。
体感温度も-20℃はあるんじゃないかと思う位に厳しい状況でした。
途中でグローブを防寒グループに履き替えました。
今回の山行の核心部でした。
気温が低ければパウダーの期待度は増しますが、視界不良になり易いエリアなので経験者と同行される事をお勧めします。

林道区間は斜度が無いのでノートレースだった場合はシール歩行で下山する事お勧めします。
その他周辺情報 猿ヶ京温泉 まんてん星の湯
https://www.mantenboshinoyu.com/
基本800円/大人 (JAF会員ならカード提示で100円割引となります)
長野県上田市の自宅を3時10分に出発。
国道17号線に入り猿ヶ京温泉を過ぎた所から積雪が目立つようになりました。また雪も降っていました。
6時半に二居の林道末端でK氏と合流。そのままK氏を私の車に乗せて火打峠Pに戻ってきました。
すでに7,8台お越しになっていましたが、先に出発された方は1人だけだった様です。
今日はお昼以降は天候が回復する予報でした。
この時点で上空は強風と雪が降っていましたが、様子を見ながら進む事にしました。
長野県上田市の自宅を3時10分に出発。
国道17号線に入り猿ヶ京温泉を過ぎた所から積雪が目立つようになりました。また雪も降っていました。
6時半に二居の林道末端でK氏と合流。そのままK氏を私の車に乗せて火打峠Pに戻ってきました。
すでに7,8台お越しになっていましたが、先に出発された方は1人だけだった様です。
今日はお昼以降は天候が回復する予報でした。
この時点で上空は強風と雪が降っていましたが、様子を見ながら進む事にしました。
林道に入ると先行者のトレースが1本ありました。
ただ、舞い上がる雪煙でトレースは薄くなっていました。
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林道に入ると先行者のトレースが1本ありました。
ただ、舞い上がる雪煙でトレースは薄くなっていました。
トレースに沿って進むと、1人の男性が滑り降りてきました。
朝一で登った方ですが、ラッセルが厳しすぎて退却を決めたそうです。トレースを進んだ限りでは、かなり迷いがある感じがしていました。残念無念です。(´;ω;`)
トレースのお礼を伝えて私達は進む事にしました。
そして私が先頭…。結局山頂稜線まで登ってしまいました。(´·ω·`)
トレースに沿って進むと、1人の男性が滑り降りてきました。
朝一で登った方ですが、ラッセルが厳しすぎて退却を決めたそうです。トレースを進んだ限りでは、かなり迷いがある感じがしていました。残念無念です。(´;ω;`)
トレースのお礼を伝えて私達は進む事にしました。
そして私が先頭…。結局山頂稜線まで登ってしまいました。(´·ω·`)
ヤカイ沢源頭で退却した様です。
頑張って登りましょう。
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ヤカイ沢源頭で退却した様です。
頑張って登りましょう。
源頭部は吹き溜まりになるため、膝上ラッセルになる所があります。地道ですがゆっくりマイペースで慎重に進みました。
雪質も軽かった事もあり、そんなに負荷は大きくなかったです。
源頭部は吹き溜まりになるため、膝上ラッセルになる所があります。地道ですがゆっくりマイペースで慎重に進みました。
雪質も軽かった事もあり、そんなに負荷は大きくなかったです。
源頭部から尾根に取りつきます。
時間は9時半を過ぎましたが雪は止んで、風も収まりつつありました。
源頭部から尾根に取りつきます。
時間は9時半を過ぎましたが雪は止んで、風も収まりつつありました。
尾根を登っている最中に今日初めての太陽を拝めました。
上空の雲はまだ勢いよく流れていました。
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尾根を登っている最中に今日初めての太陽を拝めました。
上空の雲はまだ勢いよく流れていました。
1段目の急登に入ります。
氷結もしておらず、3Dアセントの装着は不要でした。
思いのほかシールだけで登れました。
1段目の急登に入ります。
氷結もしておらず、3Dアセントの装着は不要でした。
思いのほかシールだけで登れました。
2段目の急登。
先日のシールトレースが化石の様に固く残っておりました。
ここも3Dアセントは使わずシールだけで登り切りました。
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2段目の急登。
先日のシールトレースが化石の様に固く残っておりました。
ここも3Dアセントは使わずシールだけで登り切りました。
山頂稜線に出ました。
自分達がこの日のファーストになりました。
視界は最長で20m程。風も大人しくなってきている感じでした。
山頂稜線に出ました。
自分達がこの日のファーストになりました。
視界は最長で20m程。風も大人しくなってきている感じでした。
平標山山頂に到着です。
11時までにたどり着けました。
予想以上に早くたどり着けました。
K氏曰く、「T_HAYASHIさんなら今日のコンディションでも絶対にいけるから」。
登りのT_HAYASHI、滑りのK氏のコンビだからなぁ。(´·ω·`)
山頂は西ゼンからの吹き上げの風が酷かったため、撮影だけしてユウガイヒト沢エントリーに向かいました。
ここから1950m地点までのP2の稜線を進みましたが、爆風と完全凍結したシュカプラがナイフリッジを構成しており、通過は非常に緊張しました。
指先もしびれてきており、途中で厳冬期用グローブにはめ直したりして寒さを凌ぎました。
一刻も早くこのP2稜線を通過する必要がありましたので撮影はしていません。撮影していたら指先は凍傷になっていた事でしょう。
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平標山山頂に到着です。
11時までにたどり着けました。
予想以上に早くたどり着けました。
K氏曰く、「T_HAYASHIさんなら今日のコンディションでも絶対にいけるから」。
登りのT_HAYASHI、滑りのK氏のコンビだからなぁ。(´·ω·`)
山頂は西ゼンからの吹き上げの風が酷かったため、撮影だけしてユウガイヒト沢エントリーに向かいました。
ここから1950m地点までのP2の稜線を進みましたが、爆風と完全凍結したシュカプラがナイフリッジを構成しており、通過は非常に緊張しました。
指先もしびれてきており、途中で厳冬期用グローブにはめ直したりして寒さを凌ぎました。
一刻も早くこのP2稜線を通過する必要がありましたので撮影はしていません。撮影していたら指先は凍傷になっていた事でしょう。
P2を超えた所にある風よけスペースで滑走準備を始めた所、急に天候が晴れました。
いきなり視界が開けたのでとても驚きました。
思わず歓声が出ました。
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P2を超えた所にある風よけスペースで滑走準備を始めた所、急に天候が晴れました。
いきなり視界が開けたのでとても驚きました。
思わず歓声が出ました。
新潟方面の山々を見通す事が出来ました。
これは訪れた人にしか分からないですね。
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新潟方面の山々を見通す事が出来ました。
これは訪れた人にしか分からないですね。
これから向かう尾根。
これから向かう尾根。
下山(滑走ルート)を再確認します。
ここから先は低温粉パウダーでした。
今季最高のパウダーを堪能できました。
素晴らしい体験でした。
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下山(滑走ルート)を再確認します。
ここから先は低温粉パウダーでした。
今季最高のパウダーを堪能できました。
素晴らしい体験でした。
滑走前に山頂を振り返ります」。
晴れては来ましたが、あの爆風の雲の中からやって来ました。
ここでデジカメの電池が終わってしまいました。
寒さでバッテリの消費が早かった影響です。
続きは動画で…。
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滑走前に山頂を振り返ります」。
晴れては来ましたが、あの爆風の雲の中からやって来ました。
ここでデジカメの電池が終わってしまいました。
寒さでバッテリの消費が早かった影響です。
続きは動画で…。

感想

この日は金曜日から土曜日当日の朝方まで吹雪の予報でしたが、9時過ぎ以降は天候が回復するとの予報を信じて平標山北面であるユウガイヒト沢へ向かう計画としました。
ソロで火打峠からスタートする場合は、二居からはバスで戻ってこなければなりませんが、二人ならお互いの車でそれぞれの登山口に分散させての縦走が可能になります。
向かうならペア以上で向かう事をオススメします。

ルートの注意点として。
山頂部に寒気が流れている場合、北面から西ゼンにかけて強烈な寒波が吹き上げてきます。特に今日のような天候が北から回復する場合は高気圧に押される形で山頂は爆風に見舞われます。アウターが凍りつき、携行食であるウィダインゼリーが10分もしない内にシャーベット状になる位の厳しい環境になる事を留意した方が良いでしょう。
この風がなければ寒いだけで楽なのですが…。
山頂稜線に出る直前で防寒装備を切り替える事も考えたほうが安全と思いました。

林道について。
先行者がいればトレースを漕いで駐車場に戻れますが、無い場合は林道に出た所でシールハイクした方が早いです。
でも、切り替えるのが面倒ですよね。

旅費
行動食(朝飯,軽食)などで 約700円
ガソリン代 約2,500円(長野県価格)
まんてん星施設内 食事処  そば&いなり定食 940円
合計 約4,140円



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