【過去レコ】御在所岳 傷病者のヘリ救助に遭遇



- GPS
- --:--
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 946m
- 下り
- 946m
コースタイム
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 8:05
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
5時過ぎに岐阜を出発し,関ヶ原経由で湯の山温泉へと向かう(高速は使わなかった).
7時半過ぎに湯の山温泉の駐車場へ到着.今回のコースは一昨年の秋に歩いているので,あまり不安はない.まずは,温泉街を抜け,鈴鹿スカイライン沿いにある中道登山口を目指す.アスファルトの車道を歩くだけで汗が出てくるほどの好天だ.
GWということもあり,家族連れが多い.中道は展望が優れている上に,おばれ石,地蔵岩,キレットなどの景観があり,飽きることがない.キレットの手前では2人組のおじさんに「ハルリンドウを見ていきませんか?」と声を掛けられる.登山道を少しはずれた所がハルリンドウの群生地になっており,可憐な花を咲かせている.
岩峰の基部を巻く難所をこなすと,山上公園は近い.暑さと800mを超す高低差にバテ気味なので,ロープウェイの山上駅でソフトクリーム(300円)を買ってエネルギーを注入する.また,去年来たときには無かった新しいデザインのバッジが販売されているのでこれも購入.
芭蕉池でミズバショウを鑑賞した後,山頂へと向かい,ここで昼食(おにぎり・豚汁・コーヒー・チョコレート).
下山は国見峠から北谷沿いの裏道を行く.疲れもあり,時間ばかりかかるが,裏道の上部は沢沿いで滑りやすいこともあり,焦らずゆっくり進む.5合目が近づいた辺りで人だかりができているので,何だろうと思い近づくと,50代くらいの男性が頭から血を流して倒れているではないか!幸い,居合わせた看護師さんがタオルで圧迫止血をしており,消防への連絡も済んでいる.出血はかなり激しいが,意識はあり,額以外には大きな怪我もないようだ.これといってできることは無さそうだが,何か力になれることがあるかもしれないと思い,救助が終わるまで近くにいることにした.しばらくすると爆音とともにヘリコプターが近づいてくる.
皆でタオルやシャツを振り回して合図をし,ヘリに位置を知らせる.ヘリが様子を見るために接近してくると,無数の砂やら葉っぱやら小石が飛び交い,やむなく数人で怪我をしている男性の上に覆いかぶさってガードをしなければならない.
気がつくと,二人の隊員が地上に降りてきており,怪我の状態を見たあと,救助の準備を始める.さすがはプロだけあって手際が良い.怪我人を担架に乗せ,ベルトで固定すると,吊り上げやすい所まで5メートルほど移動.その後,再びヘリが真上まで近づいてきて,あっという間にロープで吊り上げていった.ヘリが現場上空に来てから,30分もかからぬ救助劇であった.
今回は休日ということもあり,大勢の人がいたので,スムーズな救助になったのだろうが,もし近くに誰もいなかったらと思うとゾッとする.たまに自分も山で誰にも出会わないこともあるし…
その後は藤内小屋を経て,裏道登山口へと出る.蒼滝への道が分からず,しばらくスカイラインをさまよってしまう.正しい道を発見し,湯の山温泉の名所である蒼滝を見物する.
温泉は前にも入った「ヘルシーパル湯の山」にしようと思っていたが,場所が分からない.おかしいなぁと思ったら,「ウェルネス・イン鈴鹿路」と名前が変わっていた.帰りは大垣のスタミナ太郎で焼肉バイキングを腹いっぱい食べ,22時頃に岐阜へと帰り着く.
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