記録ID: 7660431
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ハイキング
奥秩父
みどりの村〜千鹿谷〜赤岩観音〜中島不動尊 ゴ・ドーハンの大日尊巡り
2025年01月03日(金) [日帰り]
埼玉県
godohan
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 05:04
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 577m
- 下り
- 618m
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| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
プール跡地から大名山、正面の尾根は石尊社へ直登するものかな(ここも宿題の一つ)、右奥に和名倉山が見えます。
お馴染みの大日如来坐像がございます。「元禄十一年戊寅七月吉日(1698)」
さらに尾根伝いに進んでピークに達すると愛宕社の石祠が倒壊していました。
城峯山方面の眺め。落葉松峠に向かう尾根から一旦右に下って神社に向かいます。
巳待供養塔(安永七天,1778)、前回来た時は倒れていましたが、立て直されお供えも一杯です。
紀年銘や施主から判断すると二十三夜塔「安政二乙卯年十一月二十三日(1855)」、主尊は勢至菩薩でしょうか。
こちらから山道に入り、先程の落葉松峠に向かう尾根筋に合流しました。
切通し箇所を左に下ると、旧道に下ります。付近は不法投棄されたゴミが散乱しています。
落葉松峠、湖畔公園方面に下るとトンネルのある新道に出ます。左折して建物のフェンス脇から尾根筋に取り付きます。
途中に石造物の散乱した峰があります。祠の屋根は重くて動きませんでした。
この後急登で次郎坊の一画に着いてから北尾根を下ります。途中の分岐(案内はありませんが踏み跡はあります)を右へ、
そして赤岩大日尊はここを右へ行きます。尾根を直進すると突き当りの峰に石祠があり、そこから琴平神社へ下ることができあます。
そして安心感のあるお背中です。武甲山の眺めは伸びた松の枝で遮られています。
さてお次は赤岩観音へ、岩場に枯葉が積もっているので慎重に下ります。
最早建っていると言えるのかどうか、部材がまた減ったような気がします。
赤岩観音堂。享保期、お犬様の御札を始めて三峯山を中興した日光法印(女部田出身)が隠居した日光庵。秩父札所の番外寺として参詣された時期もあったとか。
10
1/3 13:21
赤岩観音堂。享保期、お犬様の御札を始めて三峯山を中興した日光法印(女部田出身)が隠居した日光庵。秩父札所の番外寺として参詣された時期もあったとか。
彩色が残る梁と石龕(せきがん)にある金色の観音様、こちらは近年置かれたものみたい。
現在パワースポットとして大人気の三峯山の興隆と比すると感慨深いものがあります。
日光法印は宝暦三年(1753)入寂し、その遺体は神輿に乗せられ三峯山へ運ばれたそうです。
この時季はルートも明瞭なのでスムーズにこちらの御地蔵さんの所へ降りることができました。
神社コースは此処に降りてきます。すぐそこの岩場の上に琴平神社などの木祠があります。
勝手に“ヤメテケレ地蔵”と呼んでいます。♬ズビズバーパパパヤーと余計な事はこれくらいに。実は“女形の産まれ”さんのレコでこちらに銘があることを知ってそれを確認したかったのです！
7
1/3 13:49
勝手に“ヤメテケレ地蔵”と呼んでいます。♬ズビズバーパパパヤーと余計な事はこれくらいに。実は“女形の産まれ”さんのレコでこちらに銘があることを知ってそれを確認したかったのです！
「願主 日光 延享元年甲子六月廿四日(1744)」まちがいなく日光法印でしょう！ちなみに24日は地蔵尊の縁日です。
以前江戸期のお墓の向きに違和感を覚えましたが、やはりその前方が旧道のようです。
虚空蔵堂、“女形の産まれ”さんの情報によると福引は廃止されたようです。ブリキのバケツ当てたかったな！
虚空蔵菩薩像(伝行基作)はご健在です。川で溺れた子供を鰻になって助けたというお話があります。
「絹笠大明神/當村講中」の石宮(天明六丙午十月吉日,1766)、もちろん蚕神です。
氣樂流柔術 勅使河原仁兵衛珍輝の頌徳碑(大正六年九月十六日(1917)」
さらに立派な宝篋印塔(享和三癸亥歳,1803)、他に芭蕉句碑、石経供養塔などもありました。
旧増上寺の石燈籠が二基ありました。てっきりこちらが中島不動尊だと勘違いしていました！なかじま
中島不動尊はこちらでしたが、芭蕉句碑の案内の他はありませんでした。この鳥居を下って行くと、
こちらが中島不動尊でした。石段は文政六年(1823)、下の石燈籠一基は紀年銘剥落、上の二基は昭和十七年、戦勝祈願のもの。
お堂の左手の山肌の際に「蠶󠄀影山 衣襲大神/明治二十年三月吉日（1887)」
何とも穏やかな笑顔の行者様ですね！状態が良いのでてっきり近年の物かと思ったら、
江戸物でした！「文政十二年乙丑十月吉日(1829) 願主 滝本院 講中」
感想
・初詣を兼ねて定点観測している大日様と赤岩観音(未確認だった地蔵尊の銘も確認できました）、それから新規の所を数カ所歩いてみました。
・中でも今回の一番のメインは中島不動尊、『地図で歩く秩父路』や『秩父廃寺録』でその存在は知っていましたが実際に訪ねたのは今回が初めてでした。滝場を含めなかなか雰囲気のある所で、特に江戸期の役行者像は感動モノでした。現地には芭蕉句碑の案内しかなくまさに知る人ぞ知るって感じでした。ここも定点観測コースに入ることは間違いないでしょう。
・年末年始、役に立たない個人的趣味のレコばかりで申し訳ありませんでした！「毎回そうだろ！」と自分でツッコミを入れておきましょう(笑)
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あけましておめでとうございます。
年末から年始にかけて連日の怒涛のような山行レコアップ、御見それしました
個人の趣味・趣向は人それぞれ、気にせず（していないと思いますが
いつも石分にお付き合いいただきありがとうございます！
なかなか遠征や雪のある所には気持ちが向かず、ご近所のお散歩になってしまいました（笑）
春からは秩父との二拠点生活になります。里山中心にウロウロすると思いますが、奥秩父方面はちょっと不案内なので機会が合えば是非お供させてくださいませ。
それでは今年もよろしくお願いいたします。 godohan
こちらこそいつも御教示いただきありがとうございます。
土曜日に神成山の未踏尾根を歩いてきたのですが、里の道祖神が新たに真っ赤っかに光っていました(笑)、何時ぞやこの周辺を歩いた時に同じように赤く塗られた道祖神をを見て「悪戯？」と思ってしまいましたが、yamaonseさんから「こちらにはベンガラを塗る風習がある」と教えていただきましたね。秩父ではあまり見かけないので、やはりその土地柄の特徴があって面白いですね。
そうなんですよ。４月からは完全フリーで秩父との二拠点生活になる予定なので、鐘撞堂山、桜山周辺は頻繁に足を運ぶことになると思います。今度こそバッタリする可能性が高くなると思いますので、その時はよろしくお願いいたします。それでは。 godohan
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