開聞岳(鹿児島遠征1日目)


- GPS
- 04:20
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 935m
- 下り
- 939m
コースタイム
- 山行
- 3:29
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 4:19
天候 | 晴れ。風強め。気温高め。最初ミッドレイヤーにフリースを着ていましたがじきに脱ぎました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
新神戸-鹿児島中央 6:13-9:46 JR新幹線みずほ 自由席特急券9,460円 鹿児島中央-開聞 10:02-12:03 JR指宿枕崎線 乗車券12,650円 帰り) 開聞-国分 16:47-19:30 JR指宿枕崎線 2,170円 後泊 |
コース状況/ 危険箇所等 |
6合目から上は次第に岩がちに。仙人洞など穴が開いている箇所もあり要注意。岩が濡れて滑りやすかった。道幅が狭いのですれ違いにも注意。梯子も1か所あり。 かいもん山麓ふれあい公園管理棟に売店と登山ポスト。駅から登山口の間に自販機あり。 |
その他周辺情報 | 指宿温泉が有名ですが、開聞温泉というのもあるそうです。山麓公園内に「そばの館 皆楽来(みらくる)」がありますが閉店早いです。14時は厳しい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
|
---|
感想
年末の休みを利用してどこかに出かけようと考え、遠くの山は有名どころしか知らないし雪深い高山は厳しいので、2泊3日で鹿児島の百名山2座、開聞岳と霧島山に登ってきました。実は鹿児島はおろか九州に足を踏み入れるのも初めてです。当日朝、新幹線と指宿枕崎線を乗り継いで開聞駅へ。前泊して前の日は鹿児島観光も考えたのですが、正午過ぎに開聞駅に着けるのでそのまま登れると気づいたら実践してみたくなり…本土最南端の百名山にも鉄道でその日のうちに登れる!
みずほは鹿児島中央駅に数分遅れて到着。指宿枕崎線の列車は2輌編成で意外と乗客が多く出入り口付近は立ち客が数人づつ。市街地の駅で数人づつ降りて徐々に空いてきます。指宿と西大山でかなり大勢が入れ替わり。開聞駅で下車したハイカーは私含めて3人。お一人はスペインから来た方で登山口への道を訊かれたのをきっかけに途中まで話しながらご一緒しました。この時間から不案内な山に登って大丈夫かな、とちょっと心配した (自分を棚に上げて) のですが、途中まで登って引き返すとのことで一安心。「私は頂上までピストンするので」と言って先行。
登り始めると続々と下山してくる人とすれ違います。頂上までで50人は確実、100人近かったのではなかろうか。追い抜きは2人。あと同じ列車に乗っていたもう1人とは抜きつ抜かれつのデッドヒート。別段抜かれまいと意地になったりということはなかった (と思う、お互い) のですが、服を1枚脱いだり、対向に道を譲ったりで足が止まるタイミングや得手不得手で間隔が詰まったときに何度か追い抜きが発生。結局私が第二登 (同じ列車から頂上を目指した2人のうちで) でした。第二登おめでとう!
頂上には先客が5,6人。うち1人はアマチュア無線?で交信中でしたが、この方は珍しく声量が抑え目で好印象でした。頂上は風が強く寒かったのですが、狭い割に人が多いので好みの位置から撮影できるまで粘って長居。パンを食べたり、ソロの人に頼まれて撮影してあげたりもしていました。どうせ早く下山して列車を待ってもすることがないので。
下りは案外難しく、濡れた岩が滑りやすかったので時間がかかりました。10人くらい追い抜き、まだ登って来る5,6人とすれ違い。足を置く場所に悩みます。岩と岩の間に足を入れたら次の一歩を出す時に曲げた膝頭を前の岩に打ちつけてしまったり。追い抜いた10人くらいの中に頂上で見覚えのある人は1人だけだったので残りはかなり前に頂上から下山を始めた人のはず。こういう下りが苦手な人は多いようです。
時間がまだ余りそうだったので麓のキャンプ場に寄り道したりして、列車まであと20分の頃合いに駅に到着。昼に会ったスペインの方も待っていました。他にハイカーではなさそうな人たち3人が待っていました。列車待ちの間にまた少し、私「大阪府のとなり兵庫県というところから来た」「明日は霧島山に登るつもり」スペイン人氏「富士山は登ったことあるか?」「山が好きならネパールは?」「僕はこの間ヒマラヤトレッキングに行ってきた」「スペイン最高峰もカナリー諸島にあるテイデ山 (3,718m) でだいたい同じ標高」「僕はそのカナリー諸島の出身」などとお話を。列車の中でもそのテイデ山の写真を見せてもらいましたが、富士山より少しなだらかで整った山容の美しい火山でした。てっきりピレネー山脈あたりにあるのかと思っていましたよ、スペインの最高峰。この方は指宿駅で下車されました。今日は指宿温泉で泊まりでしょうか。「日本の10月11月は人が多すぎるので12月に長期休みを取って来た」と言うだけあって通なチョイスですね。そういえばもう一人は見かけませんでしたが、地元の民宿にでも投宿されたのでしょうか。
私は翌日の霧島山に備えて国分駅まで。夕方日豊本線はダイヤ乱れが生じているということでしたが、鹿児島中央駅に着くころには復旧していたようで定刻に出発。待っていた電車は817系というそうで、見たことのない珍しい車輛でした。出入口付近にある円形配置の吊革といい、座席の感じといい。知らないこと見たことのないものというのはいくらでもあるんだなあと実感。こちらも鹿児島中央駅ではかなりの混雑でしたが徐々に下車してそのうち坐れるように。
さて開聞岳の感想ですが、ほぼ海抜0mの麓から見上げると存外高く見え、異名は薩摩富士、コースはピストンしかないということで、単調そう (○○富士の名を持つ山の登山上の特徴はひたすら登りが続くこと)、これを登るのかと思っていたのですが、標高を挙げるにつれ登山道に変化があり、螺旋状の登山道と360°拓けた頂上からは各方向の展望が楽しめました。鳥のさえずりも賑やかでしたね。いい山でした。行き帰りにJR最南の駅西大山を通過するという鉄的な余禄もありましたし。どうせなら最末端の枕崎駅まで行きたく、ダイヤ的には一度枕崎まで行って折り返すことは可能だったのですが、遅くなるので明日のことを考えて自重。18きっぷを使っていたら行っていたかもしれませんが。南国とはいえやはり12月、それも頂上となればそれなりに寒く、もう少し暖かい季節の方が爽快感はあったかもしれません。時季を見て開聞岳と枕崎駅併せて再訪もいいな、と思いました。
〇今日のヤマスタチェックポイント
●開聞岳(日本百名山)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する