【阿武隈】鎌倉岳(常葉)〜萩平コースをピストン


- GPS
- 03:54
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 632m
- 下り
- 697m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
萩平コースはよく整備されています。石切場より上はゴツゴツした岩の道になるので、ロープのお世話になるところも出てきます。登山口周辺は日陰の土の上にうっすらと雪が残っている程度でしたが、標高を上げるに従い雪が深くなります。往路はツボ足で山頂まで行けましたが、帰路ではチェーンスパイクを仕様。特に山頂から階段道を回り込むように下り、分岐に出るまで急斜面は雪の時期は滑落注意です |
写真
感想
【青春18きっぷ3日券の旅・後編】
前回の山行から中1日を挟んだ12/24、青春18きっぷ3日券を使った2回目の山行で、阿武隈高地の鎌倉岳(※常葉の方。竹貫にも同名の山がある)に行ってきました。この山には既に2〜3回登ったことがあり、そのいずれも18きっぷ利用での登山です。アクセスには駅からバスに乗る必要があるのですが、昨今の情勢下では、いつバス路線が廃止されてもおかしくないので、行けるうちにヤマレコでログを取っておこうと思い今回の目的地に選びました。
【登山口まで】
東北本線を黒磯、新白河、郡山と乗り継いで行き、磐越東線へ乗り替えて船引駅で下車。そこから福島交通のバスに乗り込みという行程で登山口までアクセスするのですが、この日はスマホのアラームの時刻を間違えるという凡ミスで1時間遅れの出発になってしまいました。とはいえ行動時間の短い山(ピストンで2時間半程度)だからと、とりあえず登山口まで行ってみることに。当初の予定では船引駅を10:30に出るバスに乗って、登山口の最寄りバス停である山根に到着するのは10:59、実際に乗れそうなのは11:55のバスで、到着は12:24頃となりそうです。この時点で午後から入山は確定なので、カップ麺や行動食は用意していましたが、登山前に腹ごしらえすることにします。郡山駅で駅弁を買い求め、磐越東線の車内で食べることにしました。売店に並ぶ駅弁はどれも美味しそうでしたが、今回はあぶくま山菜栗飯(900円)を選択。平日ということもあってか、乗り込んだ車内は混雑なし。例の仕様改定で18きっぱー自体も減っているのかもしれません。ゆっくりと昼食を取ることができました。やがて定刻通りに船引駅に到着。バスに乗り込んで鎌倉岳に向かいます。なお、乗車した船引駅から下車した山根停留所までの間で、バスの乗客は自分ひとりでした。路線廃止が心配な由縁です。
【萩平登山口〜石切場〜鎌倉岳山頂】
山根バス停から鎌倉岳に向かって歩きはじめ、案内に従って分岐を左へ。少し進んだところで右に入ると、やがて登山口に至ります。登山口の駐車場にはトイレも設置されていますが、現在は冬季閉鎖中でした。舗装路の道をしばらく進むと、林道を離れて斜め左にある登山道へ入っていきます。歩きやすい道ですか、傾斜は結構急です。ゆっくり登りたいところですが、時間が押しているので足早に行きます。はじめのうちは日陰の土の上にしかなかった雪が、高度を上げるに従って増えてきます。コースの中腹、石切場と呼ばれる広場から先は岩場の道となり、設置されたロープの助けを借りる場面も増えてきます。山頂が視界に入って来た頃に、雪がチラついてきました。粒の大きな渇いた雪で、身体には積もるとしばらく形をとどめていました。さらに風も出てきて、ちょっとした吹雪です。1時間半スタートが遅れたことを少し後悔しました。やがて小塚コースや強梨コースとの合流点で、回り込むように階段道を登っていくと鎌倉岳の山頂です。
【長すぎた休憩〜往路を下山】
山頂はあまり広くありませんが、クリスマスイブに阿武隈の低山に登る酔狂な人間もいないらしく貸し切りでした。ちょっと雲が出てきましたがまずまずの展望です。山頂の石祠にお参りをしてから、ダウンジャケットを着込み、お湯を沸かしてカップ麺を作って食べました。食後のお茶までしっかり楽しんで、14:20頃から下山開始。登りはツボ足でしたが、山頂直下の階段道が雪に埋もれて滑落の恐れがあったので、下山はチェーンスパイクを履いていきました。1時間強で登ってこられたので、駆け下りるように下山できると思い、ゆっくりと休憩したのですが、中途半端な量の雪のせいで湿った土の上に堆積した落葉が滑ること滑ること。それでもなんとかバスの時刻には間に合うだろうと登山口まで戻り、国道のバス停が視界に入ってきたところで、目にしたのはバスが通り過ぎていくという信じられない光景。どうやら帰りのバスの時刻を10分ほど間違って記憶していたようです。
【バスに乗り遅れ〜国道288を1時間半歩く】
我に返ってひとまず時刻表を確認します。次のバスは約1時間半後、これが正真正銘の最終バスです。日も傾いてくる頃合いで風も出てきました。バス停には待合所どころかベンチひとつなく、国道沿いとはいえ周囲には時間を潰したり暖を取るようなところもありません。汗冷えもあるので、ジッとしていると登山中よりも寒いくらいです。しばしの思案のあと、船引駅に向かって歩きはじめました。寒空の下つったっているよりは、こちらの方が幾分かはマシです。小一時間ほど歩いたところで、ようやくコンビニやスーパーがあるエリアにまでたどりつきました。セブンイレブンで購入した500ml紙パックの酪王カフェオレの美味いこと美味いこと。その後、バス停の位置に自信が持てず、行ったり来たりもしましたが、無事に船引駅行きの最終のバスに乗車。無事に帰宅することができました。最初の躓きが最後まで尾を引く形になった1日でした。
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