記録ID: 7592169
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ハイキング
箱根・湯河原
芦ノ湖西岸歩道から箱根湯本へ！
2024年12月14日(土) [日帰り]
神奈川県
alchemy
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 07:36
- 距離
- 32.6km
- 登り
- 1,078m
- 下り
- 1,710m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:36
距離 32.6km
登り 1,078m
下り 1,710m
7:40
13分
桃源台
15:16
箱根湯本駅
| 天候 | 時折雲がかかる時間もありましたが、ほぼ終日快晴でした。風はほぼ無風で時折微風。気温は現着時2℃でしたが、日中は10℃くらいまで上がりました。なお、当日の日の出（横浜）は0642、日没（同）は1630でした。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
箱根登山バス 小田原駅 0645発 桃源台 0740着 （定刻 0749 ／ICカード料金 1440円） 復路：箱根登山鉄道 箱根湯本駅 1519発 小田原行 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆桃源台〜湖尻水門〜深良水門〜亀ヶ崎〜真田浜〜白浜（芦ノ湖西岸歩道） 桃源台から湖尻水門までは遊歩道と車道歩きです。湖尻水門手前からトレイルに入りますが、最初は主に林道（一般車通行止め）歩きでアップダウンも少ないです。その後、深良水門を過ぎたあたりから段々と路面が荒れ出します。亀ヶ崎の先で落石のため車両通行止めの表示（その先に小崩落現場あり）がでて更に進むと、車が通れないほど洗掘された場所があり、すぐ林道は終点となります。 終点から先は山道ですが、基本的には整備されています。ただしコースの一部に急斜面につけられたトラバース道や、大規模洗掘でトレイルが大きく寸断されて迂回や深い溝へ下りて登り返す必要のある場所などがチラホラ出てくるので、最低限の足ごしらえは必要です（一般観光の人が歩道と云う言葉のイメージでそのまま入ってくると少々危なかしいレベル）。ただ、湖岸歩道だけあってアップダウンは少なく、要所には標識や道標もあり、ロストの心配は少ないです。 真田浜の標識はササ藪の中にあるトレイル上にありますが、標識のすぐ近くに湖岸へ出る踏み跡の入口があります。真田浜から先のトレイルも基本的にはあまり変わりませんが、体感として白浜に近づくにつれて整備状況が良くなっていく気がしました。白浜手前ではダート林道と合流、更に少し先でゲートとなり県道737号線（長尾芦川線）となります。 ◆白浜〜道の駅箱根峠〜箱根町港〜元箱根港 ゲート先に箱根町立箱根やすらぎの森公園へ入る登り口（白浜入口）があり、公衆トイレも設置されています（トイレは他にも公園内に数ヵ所）。公園内はよく整備されています。公園内の斜面につけられた遊歩道を上り、園内を通り抜けて国道1号線に合流し、上り坂を500mほど進むと道の駅箱根峠となります（公衆トイレ、売店、食堂あり）。 道の駅から更に100mほど進むと旧東海道（箱根旧街道）の挟石坂への入口があるのでこちらにシフトします。石畳で急坂かつ滑りやすいところがあるので、スリップには注意が必要ですが、距離的には500mほどです。旧東海道の歩道をでると住宅地の車道となり、200mほどで国道1号線に再度合流するので、国道沿いに元箱根港へ向かいます。途中は観光地なので、飲食店や売店、コンビニなどが所々にあり、トイレは施設内のものも含めると利用可能なものが各所にあります。また、芦ノ湖遊覧船や箱根関所跡などの観光も可能です。 なお、元箱根港バス停からは小田原方面、熱海方面、三島方面へバスが出ているので、途中撤退や行き先変更も可能です。 ◆元箱根港〜旧東海道最高地点〜県道732号線との交点〜甘酒茶屋 元箱根港の鳥居前から国道1号線と分かれ、旧東海道へ入ると最初は車道ですが、途中から石畳の歩道に変わり、やや歩きにくいところも出てきます。なお、要所に道標があります。 トレイルは最初は登り坂ですが、旧東海道最高地点（特に表示等は見当たらず）を通過すると下り坂になり、県道732号線を横切ってから更に下っていきます。県道沿いに走っているトレイルを400mほど下ると、右手に甘酒茶屋が見えてきます。トレイル沿いにフェンスがあるのですぐには入れませんが、茶屋の裏手までくると茶屋への下り口があるのでこちらから茶屋前に出られます。 甘酒茶屋では甘味中心（甘酒や餅、おでんなど）に休憩を取ることが出来ますが、昔からの藁葺き土壁の建物なので中はかなり暗いです。なお、県道はバス道で茶屋前にもバス停があるため、バスで元箱根港または箱根湯本方面へ出ることも可能です。また隣の建物に無料休憩所と公衆トイレが設置されています。 ◆甘酒茶屋〜お玉ヶ池〜精進池〜芦之湯〜湯坂路（鎌倉古道）入口 下りて来たトレイルを県道732号線との交点まで戻り、ここから県道にシフトしてお玉ヶ池方面へ向かい、国道1号線に再合流します。県道・国道とも基本的に歩道がありますが、片側にしかないところも多く、また一部ですが歩道がない区間もあります。 国道に沿って上り坂を進み、精進池周辺の広々とした風景から少し先まで往くと、国道1号線最高地点標識があり、ここからは少しずつ高度を下げていきます。芦之湯を通り過ぎて1�劼曚匹播鮑簣�入口バス停があり、湯坂路入口はバス停から30mほど進んだ国道のヘアピンカーブ先端部にあります（道標あり）。 なお、芦之湯バス停（下りの元箱根港方面側）の待合室裏手に公衆トイレが設置されているようです（利用しなかったので状態は不明）。 ◆湯坂路入口〜飛龍の滝 湯坂路入口から30mほど進むと、畑宿および飛龍の滝へ下る分岐があるのでこちらに向かいます（道標あり）。 最初は緩やかに下っていきますが、そのうち少しずつ斜度を上げていきます。ただしトレイル自体は比較的整備されています。滝の流れ落ちる音が聞こえてくると、最後は九十九折りの急斜面を下り、飛龍の滝への入口が現われます（道標あり）。 飛龍の滝は立入禁止ですが観瀑台があり、畑宿へのトレイルから分かれて100mほど進むと到着します。入口で小さな流れを徒渉してすぐ橋を渡ると、更に徒渉しながら通過しなければならないクサリ場があります。難易度は高くないですが、足許が不安定で滑りやすく、万一滑落するとかなり下まで落ちかねないので、水量の多いときなどは注意が必要です。クサリ場を越えて少し進んで一回折り返すと観瀑台となり、飛龍の滝を下から眺めることができます。復路は来たトレイルを湯坂路入口まで登り返します（高度差は約200m）。 ◆湯坂路入口〜鷹巣山〜浅間山〜三等三角点第二城山（湯坂山）〜箱根湯本駅 この区間はよく整備され、道標も豊富です。鷹巣山まではアップダウンが少なく歩きやすいトレイルで、すぐ山頂となります。山頂には案内板はありますが、それ以外は特に何もありません。山頂のすぐ先から急斜面となり70〜80mほど標高を落とすと、小涌谷分岐となり林道と交差します。そこから緩やかに登り返すと、小涌谷・宮ノ下方面への分岐がでますが、浅間山の山頂はそこから更に50mほど東にあります。山頂周辺は少し開けていて、早雲山方面が木々の間から見え、いくつかテーブルもあるので休憩には最適です。 浅間山からは若干滑りやすいところもありますが、湯坂山までは比較的緩やかな斜度で高度を落とします。湯坂山を過ぎたあとは緩急がつくようになり、段々と木の根が錯綜して足の置き場に困るようになってきます。湯坂城址を過ぎて尾根筋を外れると、急斜面につけられた九十九折りのトレイルで一気に高度を落とします。最後は早川にかかる旭橋の手前で国道1号線に合流し、国道沿いに温泉街のあいだを500mほど進むと箱根湯本駅となります（なお、この日は観光客が多く、温泉街は歩道を真っ直ぐ歩くことができないくらいでした）。 |
| その他周辺情報 | ◆芦ノ湖西岸歩道 ＜芦ノ湖西岸 コースマップ ／環境省箱根ビジターセンターHP＞ https://hakonevc.sunnyday.jp/map/ashinoko 20200303~.pdf ＜神奈川県HP＞ https://www.pref.kanagawa.jp/documents/76337/572024.pdf ◆箱根やすらぎの森（箱根町立森のふれあい館HP） https://www.hakone.or.jp/morifure/hakoneyasuraginomori.html ◆道の駅箱根峠 https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/19150 ◆甘酒茶屋 https://www.amasake-chaya.jp/ |
写真
おはようございます現着時の気温は2℃ですが、氷点下を覚悟してきたので、予想よりちょっとだけ暖かい
でも寒い
これから往ってきます
8
12/14 7:42
おはようございます
現着時の気温は2℃ですが、氷点下を覚悟してきたので、予想よりちょっとだけ暖かい
でも寒い
これから往ってきます
現着時の気温は2℃ですが、氷点下を覚悟してきたので、予想よりちょっとだけ暖かい
でも寒い
これから往ってきます
湖尻水門から南方向（元箱根港方面）を望む
・・・対岸が遠い（汗）
ここからはしばらくダートの林道歩きです
・・・対岸が遠い（汗）
ここからはしばらくダートの林道歩きです
深良水門へ到着水門から取水された水は、外輪山をぶち抜いた箱根用水で駿東地域へ農業・生活・発電・工業用水として供給されていますが、箱根用水が開削されたのはなんと1670年（江戸時代前期！）
ちなみに芦ノ湖からの流出河川は箱根用水の他に湖尻水門からの早川がありますが、湖尻水門は通常閉鎖されているため、実質的に箱根用水が唯一の流出河川になります
10
12/14 8:11
深良水門へ到着
水門から取水された水は、外輪山をぶち抜いた箱根用水で駿東地域へ農業・生活・発電・工業用水として供給されていますが、箱根用水が開削されたのはなんと1670年（江戸時代前期！）
ちなみに芦ノ湖からの流出河川は箱根用水の他に湖尻水門からの早川がありますが、湖尻水門は通常閉鎖されているため、実質的に箱根用水が唯一の流出河川になります
水門から取水された水は、外輪山をぶち抜いた箱根用水で駿東地域へ農業・生活・発電・工業用水として供給されていますが、箱根用水が開削されたのはなんと1670年（江戸時代前期！）
ちなみに芦ノ湖からの流出河川は箱根用水の他に湖尻水門からの早川がありますが、湖尻水門は通常閉鎖されているため、実質的に箱根用水が唯一の流出河川になります
亀ヶ崎の先あたりで遂に林道は車が通行不能となる形で終点になり、その先は山道となります
小杉の鼻手前にある湖岸斜面につけられたトラバース道危険なわけではないですが、足場がイマイチ
芦ノ湖西岸歩道は現地案内板などには「とても歩きやすいウォーキングコース」と記載されていますが、このあたりは足ごしらえしていない一般観光客が散歩ついでに歩くには少々ハードすぎると思います
5
12/14 8:34
小杉の鼻手前にある湖岸斜面につけられたトラバース道
危険なわけではないですが、足場がイマイチ
芦ノ湖西岸歩道は現地案内板などには「とても歩きやすいウォーキングコース」と記載されていますが、このあたりは足ごしらえしていない一般観光客が散歩ついでに歩くには少々ハードすぎると思います
危険なわけではないですが、足場がイマイチ
芦ノ湖西岸歩道は現地案内板などには「とても歩きやすいウォーキングコース」と記載されていますが、このあたりは足ごしらえしていない一般観光客が散歩ついでに歩くには少々ハードすぎると思います
真田浜に到着
標識は樹林の中ですが、このすぐ脇に湖岸に出られる踏み跡への入口があります
標識は樹林の中ですが、このすぐ脇に湖岸に出られる踏み跡への入口があります
元箱根港方面を望む
この時間、ちょっと雲が広がってしまいました
この時間、ちょっと雲が広がってしまいました
白浜の先まで出てきましたここからは車道歩きでつまらないので、赤線つなぎを兼ねてやすらぎの森公園を抜けて道の駅箱根峠へ向かいます
右手画面外すぐのところに公衆トイレがあります
5
12/14 9:59
白浜の先まで出てきました
ここからは車道歩きでつまらないので、赤線つなぎを兼ねてやすらぎの森公園を抜けて道の駅箱根峠へ向かいます
右手画面外すぐのところに公衆トイレがあります
ここからは車道歩きでつまらないので、赤線つなぎを兼ねてやすらぎの森公園を抜けて道の駅箱根峠へ向かいます
右手画面外すぐのところに公衆トイレがあります
道の駅へ向かう途中、国道1号線の展望ポイントから芦ノ湖を望む
画面中央に海賊船が写っています
画面中央に海賊船が写っています
海賊船アップ！海賊船は3隻ありますが、そのうちの「ロワイヤル�供弭罎任靴�
造船大手のジャパンマリンユナイテッドが桃源台港のドッグでブロック工法（工場でつくったパーツを現地で組み立て）で建造したそうです
22
12/14 10:14
海賊船アップ！
海賊船は3隻ありますが、そのうちの「ロワイヤル�供弭罎任靴�
造船大手のジャパンマリンユナイテッドが桃源台港のドッグでブロック工法（工場でつくったパーツを現地で組み立て）で建造したそうです
海賊船は3隻ありますが、そのうちの「ロワイヤル�供弭罎任靴�
造船大手のジャパンマリンユナイテッドが桃源台港のドッグでブロック工法（工場でつくったパーツを現地で組み立て）で建造したそうです
道の駅箱根峠へ上がってから、旧東海道を箱根町港へ下りて来ました
観光地なので賑やかです
観光地なので賑やかです
箱根駅伝の往路ゴールの標柱
あと半月後には大手町からここまで走って来るのか・・・
あと半月後には大手町からここまで走って来るのか・・・
箱根町港の海賊船のりば
停泊している船は「クイーン芦ノ湖」号
この他に「ビクトリー」号がいますが、今日は逢えませんでした
停泊している船は「クイーン芦ノ湖」号
この他に「ビクトリー」号がいますが、今日は逢えませんでした
しばらく進んで旧東海道最高地点あたり
ここを登りきったところ（画面奥）あたりですが、特になにも表示などはありませんでした
ここを登りきったところ（画面奥）あたりですが、特になにも表示などはありませんでした
甘酒茶屋に到着
ここの甘酒を頂くため、わざわざ回り道してきました
ここの甘酒を頂くため、わざわざ回り道してきました
甘酒とうぐいす餅を頂きます凄く美味しかったですが、昔ながらの店構え（茅葺き土壁）で、店内がもの凄く暗いので、ちょっと何食べているか分からない（笑）
20
12/14 11:44
甘酒とうぐいす餅を頂きます
凄く美味しかったですが、昔ながらの店構え（茅葺き土壁）で、店内がもの凄く暗いので、ちょっと何食べているか分からない（笑）
凄く美味しかったですが、昔ながらの店構え（茅葺き土壁）で、店内がもの凄く暗いので、ちょっと何食べているか分からない（笑）
湯坂路入口へ到着
いったん飛龍の滝へ向かうため、縦走路を直進せず右折して下りていきます
いったん飛龍の滝へ向かうため、縦走路を直進せず右折して下りていきます
飛龍の滝への入口に到着
観瀑台に向かうには、足許の流れを徒渉して奥の橋を渡りますが・・・
観瀑台に向かうには、足許の流れを徒渉して奥の橋を渡りますが・・・
その先にはクサリ場のある徒渉があります難易度はそれほど高くないですが、足許が少し滑りやすく、万一滑落するとかなり下まで落ちる可能性があるので注意
流れの水量が多い日はキツいかも
3
12/14 13:20
その先にはクサリ場のある徒渉があります
難易度はそれほど高くないですが、足許が少し滑りやすく、万一滑落するとかなり下まで落ちる可能性があるので注意
流れの水量が多い日はキツいかも
難易度はそれほど高くないですが、足許が少し滑りやすく、万一滑落するとかなり下まで落ちる可能性があるので注意
流れの水量が多い日はキツいかも
浅間山からは一気に下ってきました
三等三角点第二城山（湯坂山）の頂上では色鮮やかな紅葉が出迎えてくれました
正に錦繍
三等三角点第二城山（湯坂山）の頂上では色鮮やかな紅葉が出迎えてくれました
正に錦繍
国道1号線の直上まで下りて来ました
早川にかかる旭橋を渡ると温泉街に入ります
早川にかかる旭橋を渡ると温泉街に入ります
装備
| 個人装備 |
Tシャツ（半袖）(1)
Tシャツ（長袖）(1)
ソフトシェル(1)
サポートタイツ(1)
シューズ(1)
ザック(1)
キャップ(1)
サコッシュ(1)
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
|---|
感想
この週末はちょっと遠出を考えていたのですが、天気予報は強い寒気が押し込んでくる冬型の気圧配置。当初の予定地の予報は降雪で強風！めっきり寒さに弱くなったalchemyはあっさり箱根に目標変更して、代案として用意していた桃源台から芦ノ湖西岸の討ち洩らしていた場所と赤線をつなぎながら、甘酒茶屋で甘酒を頂いて箱根湯本に下りてくる計画を実行。
この時期にしては暖かく、現着時点で既に零度以上とよい陽気（？）、さらに甘酒茶屋の甘酒で回復することもできたので、なんとか無事歩きとおすことができました。
しかも思わぬところで、最近お目にかかっていなかったセンパイ方に偶然お会いする奇遇もあり、長距離を歩いた甲斐もあったというもの。良い山行でした。
いよいよ年末、何だかだとバタバタしていますが、時間貧乏と金欠をなんとかいなしつつ、体力を維持しつつ頑張っていこうと思います。
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