山行記録: 神威岳《日本三百名山》

記録ID: 7562419

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無雪期ピークハント／縦走

日高山脈

神威岳《日本三百名山》

2009年09月20日(日) [日帰り]

北海道

山キチどん

GPS: 05:46
距離: 11.0km
登り: 1,257m
下り: 1,254m

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コースタイム

日帰り

山行: 4:55
休憩: 0:51
合計: 5:46

4:50

23分

神威山荘

5:13

5:22

20分

第1二股

5:42

36分

第2二股

6:18

6:23

83分

神威岳尾根取付き

7:46

8:02

52分

神威岳

8:54

9:06

30分

神威岳尾根取付き

9:36

30分

第2二股

10:06

10:15

21分

第1二股

10:36

神威山荘

天候	晴れ
過去天気図（気象庁）	2009年09月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車浦河町元浦川林道奥の神威山荘前に駐車アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	前半はニシュオマナイ川の遡行

写真

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元浦川林道から神威岳(1,600m)が顔を出す

2009年09月19日 14:50撮影 by DSLR-A100, SONY

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9/19 14:50

元浦川林道から神威岳(1,600m)が顔を出す

今日の神威山荘宿泊者は9名

2009年09月19日 15:03撮影 by DSLR-A100, SONY

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9/19 15:03

今日の神威山荘宿泊者は9名

神威山荘から夕焼けのニシュオマナイ岳(1,493m)を望む

2009年09月19日 17:15撮影 by DSLR-A100, SONY

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9/19 17:15

神威山荘から夕焼けのニシュオマナイ岳(1,493m)を望む

神威岳(1,600m)山頂

2009年09月20日 07:55撮影 by DSLR-A100, SONY

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9/20 7:55

神威岳(1,600m)山頂

ニシュオマナイ川440m二股
ここから入渓

2009年09月20日 10:08撮影 by DSLR-A100, SONY

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9/20 10:08

ニシュオマナイ川440m二股
ここから入渓

ニシュオマナイ岳(1,493m)
神威山荘より

2009年09月20日 10:48撮影 by DSLR-A100, SONY

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9/20 10:48

ニシュオマナイ岳(1,493m)
神威山荘より

神威岳(1,600m)
神威山荘より

2009年09月20日 11:38撮影 by DSLR-A100, SONY

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9/20 11:38

神威岳(1,600m)
神威山荘より

日高の牧場とルベツネ岳、ペテガリ岳(1,736m)、中ノ岳
元浦川林道より

2009年09月20日 11:55撮影 by DSLR-A100, SONY

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9/20 11:55

日高の牧場とルベツネ岳、ペテガリ岳(1,736m)、中ノ岳
元浦川林道より

日高の牧場で遊ぶ馬

2009年09月20日 11:56撮影 by DSLR-A100, SONY

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9/20 11:56

日高の牧場で遊ぶ馬

撮影機器：

DSLR-A100 SONY

感想

山キチどん

　昨年神威山荘へは元浦川林道を13㎞歩かされた。今年は日高南森林組合に事前に許可を求めるとゲートの鍵を貸してくれるようになった。新ひだか町静内にある組合事務所玄関に設置されたBOXから用意された封筒入りの鍵を取り出し、浦川町荻伏へと向かった。国道から道道348号線に左折し、牧場の中を走り山間部へと入って行くと、いつの間にか元浦川林道となっていた。神威橋を越えゲートの位置まで来ると封筒の鍵でゲートを開け進入した。ゲート手前の去年止めた駐車スペースには1台も車はなかった。歩いて3時間の林道も車なら30分弱、ありがたいことだ。
　神威山荘には8人の先客があり、皆地元十勝のグループで一寸肩身が狭い。しかしすぐに仲良くなりとうきびを頂いたりして楽しく過ごすことができた。シュオマナイ沢の向うに見える優美な山、きっと神威岳だと思っていたがコンパスを合わせてみると一つ北のニシュオマナイ岳（1,493m）だった。夕刻最後の登山者が下山してきて車で帰って行った。もう来る人もなく今日の宿泊者は9名で確定した。日ごろの疲れから17時半にシュラフに潜り込み寝についた。

　この時期の日の出は5:35、白みだすと共に行動を開始した。山荘の奥に続く林道を進んだ。林道もここまで来ると車が走ることもなく林道というより林道跡と言った方が適切かもしれない。やがて完全に登山道となり、中ノ岳から発するシュオマナイ川支流を渡渉し、高巻いて440m二股の上流20mほどのところに達した。
　沢靴に履き替えシュオマナイ川本流に入渓した。ゴルジュや滝もあるがいずれも小規模で躱すことは十分可能で登山靴のままでも行けなくはないが濡れずに登り切るのは難しい。沢靴があれば楽しく歩けるので、久しぶりに北海道の沢を味わい524m二股、710m二股と半ば固有名詞化されたポイントを通過して行く。標高770m位で二つの大岩に「←」と赤ペンキで描かれている。ここが尾根の取付き地点で沢靴を脱ぎ登山靴に履き替えた。沢歩きの間は余り高度も稼げなかったがここからは急な尾根を這い上がる。笹が繁茂し、たっぷりと夜露を含んだ葉が体を濡らした。沢歩きでは濡れなかったのに尾根に取付いてからぐっしょり濡れてしまった。
　取付いた尾根は等高線が詰まり傾斜はかなり急で標高差830mを登らなければならない。樹林帯で展望もなく濃い藪が煩わしい。抉れた道が大きな段差となりなかなかの難路だ。基本的に晴れているのだが山頂部にだけガスが掛り、樹林の背が低くなりだす頃、雲の中に突入した。
　辿り着いた神威岳山頂には“標高1,601m”の山頂標識があるが、2等三角点「神居奴振」は1,600.21m。四捨五入で1,600mとするのが正しいはずだが・・・。ガスに取り巻かれた山頂は上空が薄れ青空が覗きだした。一瞬ガスが飛びペテガリ岳の姿を拝むことができた。
　9月の北海道しかも1,600mの標高で日差しが無いとあっては、じっとしていると寒い。山頂滞在16分で震えながら下山に掛り同じ道を引き返した。小屋にいた8人組は6時に出発した筈、どこで出会うか楽しみだ。ところが予想に反していつまでも登って来ず、尾根道を2/3ほど下ったところでようやくすれ違った。その後も早朝に林道を入ってきた2パーティーと出合った。尾根取付点には皆の沢靴が袋に入れてデポされていた。
　沢タビに履き替えシュオマナイ川を下り440m二股で登山靴に履き替え神威山荘に戻ると一人の女性が登山準備をしていた。神威岳に登り、今日は小屋泊まりだという。帯広の女性で許可を得ずペテガリに行く人の後についてゲートを入ってきたとのこと。こういう違反者が出るのも困ったものだ。
　借りた鍵は返さなければならない。静内の森林管理組合まで戻りポストに返却し静内温泉に立ち寄った。町の施設で入浴料は400円と安い。入浴後は160㎞走りカムイエクウチカウシ山の麓へと向かった。

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