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Yamareco

記録ID: 7530938
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

晩秋の上信山旅(2024):(4) 御座山 〜新雪の頂きで大展望を味わう〜

2024年11月25日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:14
距離
6.3km
登り
1,025m
下り
1,050m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:25
休憩
1:05
合計
5:30
距離 6.3km 登り 1,025m 下り 1,050m
9:30
75
スタート地点(栗生登山口)
10:45
11:00
70
12:10
12:15
25
12:40
13:20
15
13:35
13:40
30
14:10
50
15:00
ゴール地点(栗生登山口)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
佐久平の南部にある小海町より東へと向かう。さらに分岐で南相木村方面へ向かう。最後の集落(栗生集落)を過ぎたあたりで、「御座山登山口」の道標に従って林道へ入る。林道は途中から未舗装のガタガタ道になるが、数km走ると終点が、栗生登山口。小海町から登山口までクルマで約30分。駐車場は約10台停められる感じ。
コース状況/
危険箇所等
・登山道自体はよく整備されており、ふみ跡もしっかりしていた。また、道標、赤テープも多い。
・ただし、前山(前御座山)の手前、前御座山を越えた後のコルまでの下り、及び山頂部は、岩場(鎖場)となっており、要注意。
・特に今回は、前御座山の手前、標高 約1900m付近から上の登山道は薄く新雪が積もっていて滑りやすくなってました。チェーンスパイクや軽アイゼンは必要でしょう(自分はクルマに置き忘れたけど)
御座山の南側、栗生登山口より、ちょっと寒いが、さて出発
2024年11月25日 09:41撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 9:41
御座山の南側、栗生登山口より、ちょっと寒いが、さて出発
最初はカラマツの明るい林が続く。空は青い
2024年11月25日 09:49撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 9:49
最初はカラマツの明るい林が続く。空は青い
冬枯れの林が続くが、明るい雰囲気でイイ感じ
2024年11月25日 10:41撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 10:41
冬枯れの林が続くが、明るい雰囲気でイイ感じ
登山道沿い、ゴツゴツした岩が多いが、すべてチャートと思われた
2024年11月25日 09:57撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 9:57
登山道沿い、ゴツゴツした岩が多いが、すべてチャートと思われた
1時間ほどで、「不動の滝」に着いた。晩秋ということもあり、水の流れはチョロチョロと弱々しい
2024年11月25日 10:51撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 10:51
1時間ほどで、「不動の滝」に着いた。晩秋ということもあり、水の流れはチョロチョロと弱々しい
この日は平日ということもあり、登山者は少なかった(合計で4〜5人)。でも皆さん、健脚な感じだった
2024年11月25日 11:18撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
11/25 11:18
この日は平日ということもあり、登山者は少なかった(合計で4〜5人)。でも皆さん、健脚な感じだった
標高が1800mを越えると、樹相が針葉樹林となった。冬なのに新緑の時期のような緑色で、目に鮮やかだ
2024年11月25日 11:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 11:53
標高が1800mを越えると、樹相が針葉樹林となった。冬なのに新緑の時期のような緑色で、目に鮮やかだ
少し進むと、あれま。。。雪が出てきた(うーん)
2024年11月25日 11:54撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 11:54
少し進むと、あれま。。。雪が出てきた(うーん)
ちょっとした岩場(鎖場)を登り切り、前山の「前御座山」についた。標高は2000mを越えたが、雪もでてきたのでマダマダ安心できない
2024年11月25日 12:19撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 12:19
ちょっとした岩場(鎖場)を登り切り、前山の「前御座山」についた。標高は2000mを越えたが、雪もでてきたのでマダマダ安心できない
前御座山付近は、北風が吹きつけたのだろう、樹々には霧氷がびっしりと着いていた
2024年11月25日 12:17撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 12:17
前御座山付近は、北風が吹きつけたのだろう、樹々には霧氷がびっしりと着いていた
前御座山付近は、樹氷と積雪で、まるで厳冬期のような様相だった
2024年11月25日 12:17撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:17
前御座山付近は、樹氷と積雪で、まるで厳冬期のような様相だった
いったん、コルへと下るが、雪が着いた鎖場で、ヒヤヒヤしながら慎重に下る
2024年11月25日 12:34撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 12:34
いったん、コルへと下るが、雪が着いた鎖場で、ヒヤヒヤしながら慎重に下る
コルから少し登ると、以外と立派な感じの、山頂避難小屋
2024年11月25日 12:42撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 12:42
コルから少し登ると、以外と立派な感じの、山頂避難小屋
避難小屋の裏手を数分で、岩峰状の御座山の山頂部に出た
2024年11月25日 12:44撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:44
避難小屋の裏手を数分で、岩峰状の御座山の山頂部に出た
山頂部は両側が切れ落ちた岩稜になっていて、雪もついているが、その分、展望を遮るものはなく、素晴らしいの一言
2024年11月25日 12:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:53
山頂部は両側が切れ落ちた岩稜になっていて、雪もついているが、その分、展望を遮るものはなく、素晴らしいの一言
西側は切れ落ちており、1000mほど下の、まだ紅葉の残る麓がまじかに見える
2024年11月25日 12:55撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:55
西側は切れ落ちており、1000mほど下の、まだ紅葉の残る麓がまじかに見える
山頂部北端には大きな標識が立っており、そこからの高度感はなかなか
2024年11月25日 13:10撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 13:10
山頂部北端には大きな標識が立っており、そこからの高度感はなかなか
さて、食事もそこそこに大展望を堪能する。まず南側は奥秩父連峰の中核部が以外なほど近い。目視では金峰山の五丈岩も見えた
2024年11月25日 12:52撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:52
さて、食事もそこそこに大展望を堪能する。まず南側は奥秩父連峰の中核部が以外なほど近い。目視では金峰山の五丈岩も見えた
南西方向には、逆光に沈む南アルプスの山々が並んでいる。
2024年11月25日 12:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:53
南西方向には、逆光に沈む南アルプスの山々が並んでいる。
北岳(右手)、間ノ岳(左手)のズームアップ
2024年11月25日 12:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:53
北岳(右手)、間ノ岳(左手)のズームアップ
甲斐駒ヶ岳(左手)から鋸岳(右手)へと続くあたりのズームアップ
2024年11月25日 12:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:53
甲斐駒ヶ岳(左手)から鋸岳(右手)へと続くあたりのズームアップ
西側には八ヶ岳連峰が、これまた勢ぞろい
2024年11月25日 12:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:53
西側には八ヶ岳連峰が、これまた勢ぞろい
赤岳(左手)、横岳(中央)、硫黄岳(右手)といった、南八ツ 中核部のズームアップ
2024年11月25日 12:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:53
赤岳(左手)、横岳(中央)、硫黄岳(右手)といった、南八ツ 中核部のズームアップ
北八つ、蓼科山あたりの穏やかな山並みも良く見える
2024年11月25日 12:53撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 12:53
北八つ、蓼科山あたりの穏やかな山並みも良く見える
蓼科山の右肩には、ちらっと、槍穂高連峰も見えた(キレットが目立つので良く解る)
2024年11月25日 12:54撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 12:54
蓼科山の右肩には、ちらっと、槍穂高連峰も見えた(キレットが目立つので良く解る)
北西方向には遥かに、後立山連峰の白い峰々が見える
2024年11月25日 12:54撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:54
北西方向には遥かに、後立山連峰の白い峰々が見える
(たぶん) 鹿島槍ヶ岳、五竜岳あたりのズームアップ
2024年11月25日 12:54撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:54
(たぶん) 鹿島槍ヶ岳、五竜岳あたりのズームアップ
唐松岳(左端)から白馬三山あたりのズームアップ。さすがにこの辺りは雪山の装い
2024年11月25日 12:54撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:54
唐松岳(左端)から白馬三山あたりのズームアップ。さすがにこの辺りは雪山の装い
北側には、どーんと鎮座する、東信の盟主「浅間山」
2024年11月25日 12:54撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 12:54
北側には、どーんと鎮座する、東信の盟主「浅間山」
北東方向も視界が開けており、関東平野を隔てて、白い山並みが見えた。同定は難しいが、日光、尾瀬あたりだろうか
2024年11月25日 13:12撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 13:12
北東方向も視界が開けており、関東平野を隔てて、白い山並みが見えた。同定は難しいが、日光、尾瀬あたりだろうか
東側には、西上州の山々が広がっている
2024年11月25日 13:12撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 13:12
東側には、西上州の山々が広がっている
東には両神山も、目立つギザギザした稜線を見せている(あの山も、この山と同じく、チャートの岩稜)。ずいぶんと前に登った懐かしい山だ
2024年11月25日 13:12撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 13:12
東には両神山も、目立つギザギザした稜線を見せている(あの山も、この山と同じく、チャートの岩稜)。ずいぶんと前に登った懐かしい山だ
さて、下りにかかるが、前御座山の雪が凍り付いた鎖場はヒヤヒヤもの
2024年11月25日 13:32撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 13:32
さて、下りにかかるが、前御座山の雪が凍り付いた鎖場はヒヤヒヤもの
前御座山に戻ってきた。木陰より、御座山の西側の絶壁を望む
2024年11月25日 13:44撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 13:44
前御座山に戻ってきた。木陰より、御座山の西側の絶壁を望む
前御座山の南側の鎖場は、午後になって、だいぶ雪も溶けていたが、ここも慎重に下る
2024年11月25日 13:49撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 13:49
前御座山の南側の鎖場は、午後になって、だいぶ雪も溶けていたが、ここも慎重に下る
雪のついた岩場、鎖場を越えてようやく、落ち葉を踏みしめる穏やかな道になってきた
2024年11月25日 14:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 14:03
雪のついた岩場、鎖場を越えてようやく、落ち葉を踏みしめる穏やかな道になってきた
陽も傾きつつある午後3時頃、ようやく登山口に着いた。
2024年11月25日 15:04撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 15:04
陽も傾きつつある午後3時頃、ようやく登山口に着いた。
クルマで帰る途中、里山の紅葉が夕陽で赤く染まっていた
2024年11月25日 15:24撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
11/25 15:24
クルマで帰る途中、里山の紅葉が夕陽で赤く染まっていた
これも、麓の小海町付近にて、残照に輝く、晩秋の里山
2024年11月25日 15:58撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 15:58
これも、麓の小海町付近にて、残照に輝く、晩秋の里山
(おまけ1) 戻って来た佐久市のホテルにて、西を見ると遥かに、夕暮れの槍ヶ岳のシルエットが望めた
2024年11月25日 16:46撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 16:46
(おまけ1) 戻って来た佐久市のホテルにて、西を見ると遥かに、夕暮れの槍ヶ岳のシルエットが望めた
(おまけ2) (同じくホテルの窓より) 穂高連峰のシルエットも望めた (左より順に、北穂高、涸沢岳、奥穂高、前穂高で、北穂の右手が大キレット)
2024年11月25日 16:46撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 16:46
(おまけ2) (同じくホテルの窓より) 穂高連峰のシルエットも望めた (左より順に、北穂高、涸沢岳、奥穂高、前穂高で、北穂の右手が大キレット)
【以下 趣味の石ころかんさつ】
この御座山は、ほぼ全山がチャート(秩父帯のジュラ紀付加体)でできているようだった。
登山道沿いで出会った転石の集合写真。白いもの、グレーのもの、赤っぽいもの、カラフルなチャートが「全員集合!」
2024年11月25日 10:42撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
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11/25 10:42
【以下 趣味の石ころかんさつ】
この御座山は、ほぼ全山がチャート(秩父帯のジュラ紀付加体)でできているようだった。
登山道沿いで出会った転石の集合写真。白いもの、グレーのもの、赤っぽいもの、カラフルなチャートが「全員集合!」
石畳状の岩。おそらく層状チャートの層構造がこのような形になっているのだろう
2024年11月25日 10:42撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
4
11/25 10:42
石畳状の岩。おそらく層状チャートの層構造がこのような形になっているのだろう
ご参考;産総研「シームレス地質図v2」による、御座山付近の地質図
・赤い▲印は御座山山頂
・青い線;登山道

【地質凡例】
・オレンジ色;チャート(秩父帯、ジュラ紀付加帯)
・グレー;メランジュ相付加体(秩父帯)
・くすんだ黄色;砂泥互層、ジュラ紀付加体(秩父帯)
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ご参考;産総研「シームレス地質図v2」による、御座山付近の地質図
・赤い▲印は御座山山頂
・青い線;登山道

【地質凡例】
・オレンジ色;チャート(秩父帯、ジュラ紀付加帯)
・グレー;メランジュ相付加体(秩父帯)
・くすんだ黄色;砂泥互層、ジュラ紀付加体(秩父帯)

感想

※ この日は、今回の「上信山旅」の実質的な最終日(翌日から雨予報なので)。今日は冬型も弱まり、天気予報は終日の上天気を告げているので、二百名山のひとつ、佐久平の南にある御座山(おぐらさん)へ行く。
 この山は実は、ガイドブックを見るまで知らなかった山で、山名の読み方も解らず、「ゴザサン」と読むのかな? と思っていた程度の認識。佐久平から望んでもどれが御座山かも良く解らないし。。 でもガイドブックや「ヤマレコ」でのレコを見ると、割と良さげな山だ。

・佐久平のホテルを出発し、南へとクルマを走らせる。進むに従い、盆地は狭まり、山里っぽい雰囲気が濃くなってきた。こういう旅をしている分には旅情も感じて良いのだけど、このあたりは長野県でも最も南東部に位置しているので、生活は不便かもな、などと思いながら山の中へと進む。

・御座山の登山口には佐久平から1時間半ほどで着いた。ここはもう標高が1400mもあり、昨日登った西上州の烏帽子岳(1100m)よりも標高的には高い。風は弱いが、気温は+2℃と 冷え込んでいるなか、少し着込んで出発する。
 (・・ここで、ついうっかりと、チェーンスパイクをザックに入れ忘れたが、それを後々、後悔することになる)

・御座山のこのルートは、さほど登山者も多くないようで、登山口のクルマも2台しかなかったけど、道はよく整備されており、晩秋の枯れた風景と、スカッとした青空の下、ポクポクと歩いてゆく。落ち葉に混じって足元にゴロゴロと転がっている岩屑は、チャートと思われた。

・中間の「不動の滝」は、落差が15mほどで、水の流れも弱々しく、思ったほどの大滝ではなかった。その先、更に上がってゆくと、早くも下山してくる快足な登山者がいて、「頂上は素晴らしい展望ですよ!」とのこと・・・期待に胸が膨らむ。

・標高1800m付近から、樹相が落葉広葉樹林から常緑針葉樹林に変わった。種類はモミ、コメツガのように見えた。冬も近いのに緑が濃く、青空に映えるなぁ。
・その先、突然 岩場(鎖場)が出てきた。かつ 薄っすらと新雪も出てきて、この辺りから慎重に進む。
・岩場をクリアして少し行くと、前衛峰の「前御座山」(2050m)に着いた。樹々が茂っていて展望はないが、目指す御座山の山頂はまだまだ遠いみたいだし、雪が多くなってきた。特に、このピークからコルへ下る岩場は、新雪が乗っていて滑りやすく、「あー。。チェーンスパイクを持ってきてハズたのにザックに入れ忘れた、、失敗したなぁ。。」と後悔しても、もう遅い。ともかく滑落しないように、寒いのに冷や汗をかきつつ慎重に行く。

・コルから先は少し緩やかになり、避難小屋を過ぎると、ようやく、雪が付いた岩場となっている御座山の山頂に着いた。

・おお! これは!!。。 途中で出会った登山者から聞かされていた通り、素晴らしい大展望が待っていた。

 まず南には奥秩父連峰や南アルプス北部の甲斐駒、北岳などが以外と近い。西には八ヶ岳から蓼科山あたりが近く、新鮮な角度で望める。北西方向遥かには、北アルプスの槍穂連峰、冬化粧した後立山連峰の山々。北には浅間山がどーんと大きく、その奥の白い山々は、妙高火山群。北東には広い関東平野を隔てて、日光、尾瀬辺りが白い壁のように見える。東にはまじかに両神山や西上州の山々。
 正直、山としては地味な印象のこの山だけど、この展望は素晴らしいの一言に尽きる。
 軽く昼食を取りながら、この大展望を味わっていると、あっという間に1時間近くが過ぎた。名残惜しいが晩秋の日は短いので、さて下ろう。


・下りは最初っから緊張する。前御座山の前後の、新雪のついた岩場は、ここで滑落とかするとアウトなので、慎重に進んだ。難場をクリアすると緊張が解けて、ほっとした。後はやや急ぎ気味でサクサクと下る。
・不動の滝を過ぎて、あと20分くらいで登山口かな、という辺りで、転石に足を取られたようで転倒し、その際、少し足首を捻ってしまった。痛っ!! 。。結局、さほど大したことも無くクルマを置いてある登山口まで歩いて下れたが、やっぱり気の緩みは怖いな、と改めて思った次第。

・夕暮れの佐久平、名残の紅葉を眺めつつ、無事に佐久のホテルについて、ほっとした。ちょうどホテルの窓から、夕暮れの槍穂高連峰のシルエットも望め、ちょっとしたご褒美みたいな気もした。これで今回の山旅も終わりか。。。
 今回は天気に恵まれたこともあり、結局、4日連続で山歩きしたが、筋肉痛や身体の疲れもさほどなく、良い山旅だったナー

※ 翌日は、北陸周りのルートを選び、糸魚川のヒスイ海岸で石ころ観察してから、福井市のビジネスホテルで一泊(途中から雨)。その次の日は、福井県の三方五湖で、博物館(年稿博物館、縄文博物館)を見学してから、四国の自宅へと帰った。

※ ご参考1;「YAMAP」での同じ山行記録
  https://yamap.com/activities/36208842

※ ご参考2;翌日の糸魚川市「ヒスイ海岸」での石ころかんさつ日記
  (ヤマレコの「日記」コーナーへの投稿です)
  https://www.yamareco.com/modules/diary/15498-detail-346215

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