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Yamareco

記録ID: 751564
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

山急山 幻の鬼の金棒を探しに!

2015年10月25日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
2.3km
登り
346m
下り
343m

コースタイム

日帰り
山行
5:10
休憩
0:00
合計
5:10
6:20
310
スタート地点
11:30
ゴール地点
入山〜1:30五輪岩と山急山の分岐路コル(稜線)〜休憩20分〜五輪岩〜分岐路コル往路10分〜山急山稜線直下分岐〜祠〜分岐〜山急山・山頂〜休憩30分〜1時間弱下山
※おおよそのかかった時間と休憩時間
天候 快晴、関東のまわりすべて低気圧で強風、北海道は大荒れの日
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
松井田妙義降りて18号を軽井沢方面へ。
上信越の陸橋をくぐる直前で進行方向右の林道に入る。
民家を一件超えて山道1キロくらい登る。細かい落石、落ち葉いっぱい。
コース状況/
危険箇所等
登山口 林道カーブする箇所にある。ピンクテープあり。
読図必須。トレースが薄い。
道中ピンクテープがあるのでたいへん助かる。
フリークライマーのルートに入り込んでしまいがち。入ってもリカバリー効く。
地形図の崖マーク以外にもいっぱい崖があって、参考にならない箇所が多い。
特に五輪岩と山急山との鞍部に詰め上げるルートが地図からではわからない。藪漕ぎはなし。
水はないが沢登、沢の詰め、沢下降の要素がある。
詰めの傾斜はきつい。
ロープは出さなかったが、迷った時のためにあると安心だと思う。
山急山からの下り、ハーネス装着。トラバース箇所の残置フィックスロープにセルフを取ったが青紫ロープが終了点で今にもちぎれそうだった。危険。写真参照。
その他周辺情報 名物 横川の釜めし
どっちがほんとの入り口だぁ?
どっちがほんとの入り口だぁ?
コレやこれぇ〜
ここだなぁ
絞め殺しの木?いっぱいいた。
絞め殺しの木?いっぱいいた。
ブッシュ・潅木・背の高い木も多い
ブッシュ・潅木・背の高い木も多い
上部は紅葉していたよ
上部は紅葉していたよ
読図は必須
こんなにいい天気
こんなにいい天気
斜面はずる滑りの急斜面
斜面はずる滑りの急斜面
このへん気持ちよかったなぁ
下りの景色を振り返って撮る
このへん気持ちよかったなぁ
下りの景色を振り返って撮る
りっばな絞め殺し
1
りっばな絞め殺し
景色もよい
頭ばかり
あたま近づく
影入っちゃった
目の前が山急山
影入っちゃった
目の前が山急山
秋の西上州(最北)
秋っていつもいるようなぁ…
1
秋の西上州(最北)
秋っていつもいるようなぁ…
澄み切った空
うへぇ
つい声が漏れるCS
1
うへぇ
つい声が漏れるCS
こののぼり
って
沢みたいだねー
こののぼり
って
沢みたいだねー
文政八年酉年
っていつー?
江戸時代かー?
1
文政八年酉年
っていつー?
江戸時代かー?
絵みたいだなぁ
このルンゼ
下降の際は
懸垂だ
1
このルンゼ
下降の際は
懸垂だ
このように
苔むすおむすび
ぼるだらぁSがいっぱい。
このように
苔むすおむすび
ぼるだらぁSがいっぱい。
どのくらいのでかさか
人間モデルいれようとしたら
動かれた
どのくらいのでかさか
人間モデルいれようとしたら
動かれた
振り返るとだいたい読図してる
振り返るとだいたい読図してる
お約束の舞茸てんぷら
安い!¥300
お約束の舞茸てんぷら
安い!¥300
6:22雑木林
2015年10月25日 06:22撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 6:22
6:22雑木林
2015年10月25日 06:25撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 6:25
左に谷を見ながら右岸を行く 650m付近
2015年10月25日 06:32撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 6:32
左に谷を見ながら右岸を行く 650m付近
2015年10月25日 06:35撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 6:35
680m付近 沢にケルンが積んである
隣の尾根に移る
2015年10月25日 06:36撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 6:36
680m付近 沢にケルンが積んである
隣の尾根に移る
沢を渡って隣の尾根へ
2015年10月25日 06:36撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 6:36
沢を渡って隣の尾根へ
しばらく行って
2015年10月25日 06:46撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 6:46
しばらく行って
710m付近で東に向きを変えコルへ詰め上げる
2015年10月25日 06:57撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 6:57
710m付近で東に向きを変えコルへ詰め上げる
コルから沢を見下ろす
2015年10月25日 06:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 6:58
コルから沢を見下ろす
743ピーク方面
2015年10月25日 06:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 6:58
743ピーク方面
五輪岩方面
2015年10月25日 06:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 6:58
五輪岩方面
2015年10月25日 06:59撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 6:59
五輪岩方面への尾根
2015年10月25日 07:04撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:04
五輪岩方面への尾根
登る〜
2015年10月25日 07:04撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:04
登る〜
ほんとはもっと左に行かないといけないんだが、クライマールートに入ったようだ。尾根伝いにいってしまった
2015年10月25日 07:06撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:06
ほんとはもっと左に行かないといけないんだが、クライマールートに入ったようだ。尾根伝いにいってしまった
尾根をつめる750m付近
2015年10月25日 07:06撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:06
尾根をつめる750m付近
2015年10月25日 07:09撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:09
800m付近五輪岩基部。基部を時計回りに北東へ
2015年10月25日 07:15撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:15
800m付近五輪岩基部。基部を時計回りに北東へ
基部のまわり
2015年10月25日 07:17撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:17
基部のまわり
大きな岩
2015年10月25日 07:17撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:17
大きな岩
2015年10月25日 07:19撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:19
右と
2015年10月25日 07:25撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:25
右と
左に沢がある
2015年10月25日 07:26撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:26
左に沢がある
左の沢を行く。ここが一番わかりにくかった
2015年10月25日 07:27撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:27
左の沢を行く。ここが一番わかりにくかった
記録にあったCS。道合ってる!
2015年10月25日 07:36撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:36
記録にあったCS。道合ってる!
2015年10月25日 07:38撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:38
詰め上げる
2015年10月25日 07:43撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:43
詰め上げる
鳥の岩。これも記録にあった
2015年10月25日 07:46撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:46
鳥の岩。これも記録にあった
2015年10月25日 07:46撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:46
2015年10月25日 07:50撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:50
鳥の岩の上部は傾斜がきつい
2015年10月25日 07:53撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:53
鳥の岩の上部は傾斜がきつい
ひー
2015年10月25日 07:57撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:57
ひー
2015年10月25日 07:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:58
あの稜線が五輪岩と山急山との鞍部
2015年10月25日 07:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:58
あの稜線が五輪岩と山急山との鞍部
トラロープあり。ありがたい〜
2015年10月25日 07:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 7:58
トラロープあり。ありがたい〜
鞍部にでた
2015年10月25日 08:00撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:00
鞍部にでた
おつかれ〜
2015年10月25日 08:00撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:00
おつかれ〜
やったね!!沢を詰め上げました!
2015年10月25日 08:19撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/25 8:19
やったね!!沢を詰め上げました!
五輪岩方面を見る
2015年10月25日 08:19撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:19
五輪岩方面を見る
2015年10月25日 08:20撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:20
あ!!
2015年10月25日 08:21撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:21
あ!!
金棒〜!!!
2015年10月25日 08:21撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/25 8:21
金棒〜!!!
金棒振り回してるように見える??
2015年10月25日 08:22撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
10/25 8:22
金棒振り回してるように見える??
奇岩だわ〜
2015年10月25日 08:23撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:23
奇岩だわ〜
崖です
2015年10月25日 08:25撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:25
崖です
五輪岩目指す
2015年10月25日 08:26撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:26
五輪岩目指す
山急山の向こうに浅間山
2015年10月25日 08:27撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:27
山急山の向こうに浅間山
2015年10月25日 08:27撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:27
2015年10月25日 08:28撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:28
2015年10月25日 08:28撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:28
2015年10月25日 08:29撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:29
2015年10月25日 08:32撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:32
2015年10月25日 08:33撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:33
五輪岩
2015年10月25日 08:33撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/25 8:33
五輪岩
金棒に戻ってきました。裏面はこんな感じ
2015年10月25日 08:35撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:35
金棒に戻ってきました。裏面はこんな感じ
山急山を目指す
2015年10月25日 08:44撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:44
山急山を目指す
2015年10月25日 08:44撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:44
2015年10月25日 08:45撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:45
ルンゼを上がる
2015年10月25日 08:47撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:47
ルンゼを上がる
間違えて山急山山頂迂回ルートに入っちゃった
2015年10月25日 08:59撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:59
間違えて山急山山頂迂回ルートに入っちゃった
祠あります
2015年10月25日 08:59撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 8:59
祠あります
戻って山頂をめざすルートに入りなおす
2015年10月25日 09:06撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 9:06
戻って山頂をめざすルートに入りなおす
ちょっと悪いけどね!
2015年10月25日 09:11撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 9:11
ちょっと悪いけどね!
2015年10月25日 09:14撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 9:14
山頂の三角点
2015年10月25日 09:15撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
10/25 9:15
山頂の三角点
下山路
2015年10月25日 09:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 9:58
下山路
2015年10月25日 09:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 9:58
岩場トラバースのフィックスロープ終了点。今にも引きちぎれそう。
2015年10月25日 10:08撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 10:08
岩場トラバースのフィックスロープ終了点。今にも引きちぎれそう。
2015年10月25日 10:15撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 10:15
2015年10月25日 10:18撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 10:18
2015年10月25日 10:26撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 10:26
2015年10月25日 10:29撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 10:29
2015年10月25日 10:36撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 10:36
2015年10月25日 10:39撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 10:39
2015年10月25日 10:45撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 10:45
植林地帯を抜けて
2015年10月25日 10:45撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 10:45
植林地帯を抜けて
2015年10月25日 10:46撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 10:46
沢下り
2015年10月25日 10:54撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 10:54
沢下り
2015年10月25日 11:05撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10/25 11:05

装備

個人装備
地図(地形図) コンパス ヘルメット ハーネス 笛(使わなかったけどあったほうが良いと思う)
共同装備
ガスカートリッジ コンロ コッヘル ロープ(50×8mm)

感想

Pがおもしろい山を見つけてきた。
LINEで『さんきゅーさん』と入ってきたから何か感謝されてるのかと思ったら
『山急山』。
行程1.2キロ。標高差300m…、CT5時間。5時間!?
なんじゃこりゃ!
記録見ると初めて見る奇岩の写真。おもしろそう!!ということでのっかった。

Pがうちに来て前泊した。はるばるようこそ
一緒に台所で歯磨きして、思った事。
やっぱ家具と比べてPはでかい。
布団きちんとたたんでくれたし靴そろえてくれたし案外礼儀ただしい。
うちのお母さんが一回しか会ってないのに『入れ墨やまPかわいい』とお気に入り。

山急山はアプローチがよい。破線だがほぼバリエーションなので私の車で行けるか心配していたが、行けた。
朝6時、登山道入り口は見つけたが、日がさしていなくてくらーい。。。植林には絞め殺しの大木があちこちに絡みつき人が入っていないことがうかがえる。夏はうっそうとしているだろうな〜。Pは躊躇なく入っていく。
しょっぱなから読図。トレースうっす〜。
748ピークと五輪岩との鞍部(720m)には何とか出れたものの、その後五輪岩に伸びる尾根ルートに乗っかってしまいフリーのルートらしきところに入ってしまう。
しかし崖がなかったことと、全体の距離が短いからリカバリーがすぐ効いた。
なんだろうね〜。。。左だ左だってわかっているのに人間て歩きやすいところを選んでしまうんだね。五輪岩基部を時計回りに迂回すると3つの大岩とその間を登れそうな2つのV字沢に出た(800m付近)。どっちだろう。地形図では岩マークだけでそれらの沢は判別できない。こうなるとコンパスも意味がない。Pが左をチョイス。大正解。
その後また岩を捲いて北に向かい、記録にあった気に乗っかったCSの沢を登る。
その後すぐに鳥みたいな岩の沢を登りトラロープを左にトラバースしながら沢を詰上げ五輪岩と山急山との鞍部に到着。岩を捲きながら3段階の沢登だった。


五輪岩に向かってすぐ。出てきた〜!!!金棒!!!今までで一番の奇岩!!すごーい!!!Pが寝っ転がって根元を持ち、『金棒を振り回してる風』に撮ったが全くそんなふうには見えず。『変な岩とその下に寝っ転がってる変な人』という写真になった。
五輪岩からの景色は最高
その後鞍部に戻り山急山を目指す。
山急山を捲くルートに入ってしまい偶然『文政8年酉年』と彫ってある祠に出た。
Pが文政って江戸だよって教えてくれた。うそっ!!すごいな。わらじと着物で登ったんだろうか・・・昔の人はすごい
安全を祈願して元のルートに戻り岩の上を歩き続け、ルンゼを登り、出たー!!山頂!
木の中で『わーいわーい』と子供みたいに跳ねるP。36歳。ちょびっとだけブラック企業で測量経験のあるPは三角点に感動していた。

山頂で休憩。カップ麺の焼きそばに付属のマヨを入れたことないというPに入れてみなと言ったところソースをかき混ぜる前の白い麺にマヨを全部ふりかけやがった。
マヨがソースより先に麺にからんでいた。見るからにギトギトの気持ちわるい焼きそばが出来上がっていた。ゲフ。
下界に降りてからも胃に残っていたらしい。私がおいしくうどんを頂いている横で『焼きそばが出る』と消化不良を起こしていた。

山頂からは崖のよこにへばりつくようなトラバース下山路。
トラバースの岩場にフィックスロープが張ってあった。
ありがたや〜ハーネスにスリングでセルフをとりロープにかける
前を歩くPが青いロープは使わないで!と叫ぶ。
え〜?
青いロープが一番立派なんだけどな〜
終了点についてたまげた。ロープは1/10くらいの繊維でかろうじてつながっており、今にも引きちぎれそう。
岩の角で擦れたみたい。
鎖やロープに荷重をついかけてしまうが信用しちゃいけないなって思った。

930m付近で尾根が二つに分かれるので南南東へ。するとこの荒れた沢をくだるのか〜??というような沢に出る。倒木いっぱいトレースなし、人が通った気配しない・・・
でもよく見るとピンクテープあるのだ。コンパスもここを示している。
荒れた沢をくだり700m付近で登りの尾根道と合流。無事車についたのでした~♪

今回ずーっとPが前を歩いてくれたのでホールド、ピンクテープさがし、とても楽だった。
バリで前を歩くのはやっぱり負担。後ろの人間はふっと気が抜けるが。バリの先頭は一瞬でもうわの空で歩いたら道わからなくなる。ずっと先頭ありがとう
やっぱり5、6時間しか集中できないよね
ルートのチョイス最高でした!!

道の駅妙義でたばこふかしながらPが西上州の案内板のパネルを見ていた。
そしたらニヤッて振り返って『きみちゃん、面白い山見つけた』と言った。
『見てきみちゃん、この山だけ絵が違う』とニヤニヤしている。鍬柄山って山だったかな〜。確かにこの山だけ周りの山の絵と違ってとんがってる。
こうやってPは面白い山見つけてんのか〜
変な山に対するアンテナがすごい。(笑)この山も四つん這いになりそうな予感。
良かったねP。また面白いの見つかって。
また次の西上州バリポイント一緒にいこうぜ!!!

※P、鍋の取っ手は祭りに参加する人に託してくれ。集会には行けないから
明日お誕生日だね!おめでとう!!今年も一緒に山いこうぜ!!

<さんきゅうさん いったついでに金棒担ぐ!!>
〜上から読んでも山急山・下から読んでも山急山〜

西上州のへんてこルート
山のあらゆる要素がギュっと濃縮された山が多数ある。

その中でも、距離・読図・登攀要素・危険度・装備 等々
を鑑みて、3つのルートの中から、今回のルートに決めた。

地図上の直線距離は約1キロ
標高差300m

一般登山路で考えるなら、どんなに遅くても1時間半しか、
掛からない距離。

エアリアには破線として載っているが、
CTおおよそ5時間。

一般登山道の3倍…。

3倍になっている要素は以下の通り。

・登りも下りも「急」だから…山急山
・ロープ必携ではないが、「下りで使うなら懸垂でしょう」箇所が数箇所
・はっきりいって、涸れてはいるが沢のぼり
・踏み後やピンクテープはあるが、明瞭な箇所と、まったくない箇所がある

<感想>

キミちゃんとは、よく会ってるイメージだったが、はっきりいって、
一緒に山にいくのは、この2年間で3回目。

お盆に一緒にいったが、どこにも登ってないし、
普通の登山道だったから、今までとかわったなぁって感じがなかった。

でも、

やはり、「継続は力なり」

道なき道で真価(進化)は発揮。

一緒に登ってて、安定感や安心感がまるで違う。
読図・ルーファイがすげーうまくなってる。

わしなんか、踏み後あれば、そっちにいっちゃうし、
ピンクテープに誘導されがち、
地図や地形・高度みて、こっちかなぁ?の不安感を、
実際の踏み後とピンクテープで確信にかえる感じ。

きみちゃんは、
常に、ほんとにこっちで大丈夫か?
地図・周りの地形・高度 等々を、きちんと確認し、
納得してから、はじめて進む。

特に、踏み後がない箇所でのルーファイがほんとに上手い。

沢沢沢って、会にはいってから、数え切れぬほど沢にいってたからなのか、
確実な箇所をすばやく登ってく。

「経験値ですげー差をつけられたなー」っておもったけど、
純粋に「こいつやっぱ、がんばってきたんだな」って
なぜだかすごく嬉しかった。

計画段階の装備には、
ロープも下降器もいれてなかったけど、
当日なにも言わずとも、二人して懸垂想定していた。

実際には使用しなかったけど、
ロープがあるってやっぱり安心。

読図が難しそうだったから、当初はCT+2時間位を想定していたけど、
何事もなく、のんびり登って休憩しても、ほぼCTどおりに下山できた。

<感じたこと>

・「だれもいない山」感はんぱない。
・最近はだれもきていない感もはんぱない。
・なんでかなぁ?いままで登った、どのピークより、大興奮。
・ずるすべり、どろまみれ、手袋破ける、よつんばい、登山で地面掘る。
 でも、
「これやー!これがやりたいんやー」と心の中で叫んだつもりがダダ漏れ。
・あーもうっ ほんとにほんとにだいすきだー

<これからいこっかなーって人へ>

・ネット情報は確かじゃない!
・残置ロープはあてにすべからず
 〜タイブロック・スリング等でのセルフは使えない〜
・地形図にのってなくても岩はある

<キミちゃんへ>

また一緒にハイグレードハイキングしよーや!!
今度は地形図でちゃんと読図すっからー











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