ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 745063
全員に公開
アルパインクライミング
大峰山脈

大峰 鉄山ルンゼ

2015年10月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
Rila その他4人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:03
距離
3.9km
登り
859m
下り
990m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:55
休憩
1:08
合計
6:03
距離 3.9km 登り 859m 下り 990m
7:30
214
スタート地点
11:04
12:11
36
12:47
12:48
45
13:33
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
バリエーションルートです。
ここは一番の危険は落石です。
今にも落ちそうな大小の岩がゴロゴロあります。

登り始めから山頂まで落石のリスクがかなり高い。
パーティで登るなら相当の注意が必要と思いました。
とてもとても危険と感じました。

ハーネス、ロープ等の登攀道具は必要と思いました。
今日は(も?)晴れ♪
登山口から青空と鉄山!
2015年10月18日 07:01撮影 by  301F , FUJITSU
3
10/18 7:01
今日は(も?)晴れ♪
登山口から青空と鉄山!
今日は5人パーティ。
若干2日酔いが私含め2名(笑)
装備を抜けなくチェックします。
2015年10月18日 07:01撮影 by  301F , FUJITSU
3
10/18 7:01
今日は5人パーティ。
若干2日酔いが私含め2名(笑)
装備を抜けなくチェックします。
鉄山ルンゼの取り付きは直ぐです。
戦闘態勢に構えます。
2015年10月18日 07:42撮影 by  301F , FUJITSU
3
10/18 7:42
鉄山ルンゼの取り付きは直ぐです。
戦闘態勢に構えます。
始まりました!
いきなり岩壁のトラバース強いられます。
2015年10月18日 08:03撮影 by  301F , FUJITSU
6
10/18 8:03
始まりました!
いきなり岩壁のトラバース強いられます。
ここをクリアーすることで、度胸と諦めの免疫を得る。
3
ここをクリアーすることで、度胸と諦めの免疫を得る。
まだ序盤。
体力的にも余裕あるので、まだ面白いと感じる。
2015年10月18日 08:07撮影 by  301F , FUJITSU
2
10/18 8:07
まだ序盤。
体力的にも余裕あるので、まだ面白いと感じる。
どんどんこのような岩だらけのルンゼを詰めて行きます。
2015年10月18日 08:13撮影 by  301F , FUJITSU
3
10/18 8:13
どんどんこのような岩だらけのルンゼを詰めて行きます。
まだまだ登ります。
岩だらけの斜面。
どこまでも続きます。
2015年10月18日 08:18撮影 by  301F , FUJITSU
4
10/18 8:18
まだまだ登ります。
岩だらけの斜面。
どこまでも続きます。
時折、謎のワイヤー出てきました。
きっとお助けワイヤーの役目でしょうか。
細い針が出ていたため、あいにくお世話になることはありませんでした。
鉄線?鉄山ですね(笑)
2015年10月18日 08:34撮影 by  301F , FUJITSU
1
10/18 8:34
時折、謎のワイヤー出てきました。
きっとお助けワイヤーの役目でしょうか。
細い針が出ていたため、あいにくお世話になることはありませんでした。
鉄線?鉄山ですね(笑)
このような景色がいつまでも続きます。
2015年10月18日 08:54撮影 by  301F , FUJITSU
1
10/18 8:54
このような景色がいつまでも続きます。
ある意味奇跡の地形です。
秘境感溢れる地形ゆえに、圧倒されないように!
支配されないように強気を保つ。
5
ある意味奇跡の地形です。
秘境感溢れる地形ゆえに、圧倒されないように!
支配されないように強気を保つ。
岩場のアルパインを望む我らパーティ。
勇ましいメンバーと自負します。
2015年10月18日 09:11撮影 by  301F , FUJITSU
6
10/18 9:11
岩場のアルパインを望む我らパーティ。
勇ましいメンバーと自負します。
上から撮ってもらう。
落差は伝わりますか。
こんな斜面を登り続けたことが今では信じられません。
3
上から撮ってもらう。
落差は伝わりますか。
こんな斜面を登り続けたことが今では信じられません。
ここは沢になりますので、小規模な滝が流れてます。
濡れた岩を登らないように注意が必要です。
2
ここは沢になりますので、小規模な滝が流れてます。
濡れた岩を登らないように注意が必要です。
ひとつひとつの写真がどの場面なのか、もはや憶えていない<(_ _)>
2
ひとつひとつの写真がどの場面なのか、もはや憶えていない<(_ _)>
ここは危なかったので憶えています。
トップロープで登りました。
3
ここは危なかったので憶えています。
トップロープで登りました。
慎重に。
慎重に。
慎重に。
慎重に。
墜ちたら大ケガやろな・・・
墜ちたら大ケガやろな・・・
ぎょえ~!!(−−〆)
3
ぎょえ~!!(−−〆)
怖いよー(>_<)
皆が見守る中、何とか難所をクリアー(^_^)v
1
皆が見守る中、何とか難所をクリアー(^_^)v
奇跡の岩の支点がありました。
直ぐに皆の命を守るためにビレイを取る。
4
奇跡の岩の支点がありました。
直ぐに皆の命を守るためにビレイを取る。
むむ!?
この岩も予習で見た岩!!
むむ!?
この岩も予習で見た岩!!
中をくぐり抜けると・・・
1
中をくぐり抜けると・・・
うわっ!
真上??
よじ登りました!
まさにクライミング要素満載の鉄山ルンゼです!
4
うわっ!
真上??
よじ登りました!
まさにクライミング要素満載の鉄山ルンゼです!
この辺りは写真ありません。
7m?の大岩は巻いて、懸垂下降で降りルンゼに復帰!
岩を登ると石が山積み(−−〆)
2015年10月18日 10:06撮影 by  301F , FUJITSU
4
10/18 10:06
この辺りは写真ありません。
7m?の大岩は巻いて、懸垂下降で降りルンゼに復帰!
岩を登ると石が山積み(−−〆)
そしてヤマレコで情報を得た沢の分岐。
迷わずルートを選べました!
ひとさし指の方向に進みます。
2015年10月18日 10:07撮影 by  301F , FUJITSU
3
10/18 10:07
そしてヤマレコで情報を得た沢の分岐。
迷わずルートを選べました!
ひとさし指の方向に進みます。
ふと気がついて振り返れば紅葉がきれいな標高まで登っていました。
本当にきれいと感じ感動していたが・・・
2015年10月18日 10:36撮影 by  301F , FUJITSU
5
10/18 10:36
ふと気がついて振り返れば紅葉がきれいな標高まで登っていました。
本当にきれいと感じ感動していたが・・・
前を向くと今にも降りかかってきそうな落石の恐怖(>_<)
これだけ岩を落とさないように慎重に登るルートは初めてです!

とにかく上と下で声を掛け合い注意しながら落石地帯を登りました。
2015年10月18日 10:38撮影 by  301F , FUJITSU
10/18 10:38
前を向くと今にも降りかかってきそうな落石の恐怖(>_<)
これだけ岩を落とさないように慎重に登るルートは初めてです!

とにかく上と下で声を掛け合い注意しながら落石地帯を登りました。
倒木やかなりヤバい浮き石が連続した斜面が続く。
1
倒木やかなりヤバい浮き石が連続した斜面が続く。
ようやくコルが見え始める!
鉄山ルンゼの終盤を意味します。
2015年10月18日 11:04撮影 by  301F , FUJITSU
5
10/18 11:04
ようやくコルが見え始める!
鉄山ルンゼの終盤を意味します。
コル手前に何故か赤テープ。
これが妙に安心感を得ました。
2015年10月18日 11:17撮影 by  301F , FUJITSU
1
10/18 11:17
コル手前に何故か赤テープ。
これが妙に安心感を得ました。
後続のパーティも続々と上がってきます。
2015年10月18日 11:20撮影 by  301F , FUJITSU
2
10/18 11:20
後続のパーティも続々と上がってきます。
そしてコルから稜線を登り、鉄山のピークを踏む!
この看板は過酷なルンゼを登って来ただけに、輝かしく見えました!
2015年10月18日 12:09撮影 by  301F , FUJITSU
5
10/18 12:09
そしてコルから稜線を登り、鉄山のピークを踏む!
この看板は過酷なルンゼを登って来ただけに、輝かしく見えました!
ピラミダルな山頂は狭いですが、そこから見える景色は・・・

昨日に登ったバリゴヤの頭、強力の頭。昨日はあの尾根を登ったんや。。登った山を違う角度から見て感動。
奥には稲村ヶ岳も!
2015年10月18日 11:26撮影 by  301F , FUJITSU
8
10/18 11:26
ピラミダルな山頂は狭いですが、そこから見える景色は・・・

昨日に登ったバリゴヤの頭、強力の頭。昨日はあの尾根を登ったんや。。登った山を違う角度から見て感動。
奥には稲村ヶ岳も!
こちらを眺めたら大普賢に行者還岳、奥には山上ヶ岳!
大峰を代表する山々が我々の奮闘に微笑んでくれているように見えました。
2015年10月18日 11:28撮影 by  301F , FUJITSU
4
10/18 11:28
こちらを眺めたら大普賢に行者還岳、奥には山上ヶ岳!
大峰を代表する山々が我々の奮闘に微笑んでくれているように見えました。
今回の山は今年一番に落石の恐怖に耐え、無事に登頂した記念の山、鉄山です。
意味が解かりませんが、看板プレートに唇を奪われるほど変なテンションになってしまいました(笑)
2015年10月18日 11:32撮影 by  301F , FUJITSU
5
10/18 11:32
今回の山は今年一番に落石の恐怖に耐え、無事に登頂した記念の山、鉄山です。
意味が解かりませんが、看板プレートに唇を奪われるほど変なテンションになってしまいました(笑)
下山は平和に・・・
草付きの展望台地です。
6
下山は平和に・・・
草付きの展望台地です。
弥山方向を見ると、思い入れ深い聖宝谷。
雪ある時期に太ももちぎれそうになるくらい、直登ラッセルで苦しみながら登った事を思い出しました。
2015年10月18日 12:33撮影 by  301F , FUJITSU
5
10/18 12:33
弥山方向を見ると、思い入れ深い聖宝谷。
雪ある時期に太ももちぎれそうになるくらい、直登ラッセルで苦しみながら登った事を思い出しました。
今日の英雄たちが横並び!
(勝手にスター気分になっていました笑)
2015年10月18日 12:36撮影 by  301F , FUJITSU
4
10/18 12:36
今日の英雄たちが横並び!
(勝手にスター気分になっていました笑)
みんな無事で良かったね!!
バンザイしてそれぞれの奮闘をたたえ合い記録に残す。
2015年10月18日 12:36撮影 by  301F , FUJITSU
9
10/18 12:36
みんな無事で良かったね!!
バンザイしてそれぞれの奮闘をたたえ合い記録に残す。
普通に鉄山の登山ルートは急坂です。
下山完了するまで気を抜けない。
2015年10月18日 13:25撮影 by  301F , FUJITSU
3
10/18 13:25
普通に鉄山の登山ルートは急坂です。
下山完了するまで気を抜けない。
下山。
それはそれは至福の時。
それぞれ靴を脱いで太陽と自然いっぱいの休憩時間を楽しんで帰路につく。
2015年10月18日 13:49撮影 by  301F , FUJITSU
8
10/18 13:49
下山。
それはそれは至福の時。
それぞれ靴を脱いで太陽と自然いっぱいの休憩時間を楽しんで帰路につく。
撮影機器:

感想

まずヤマレコの中で多数の情報をいただいた方に感謝申し上げます。
自分が仕入れた情報を遥かに上回る危険いっぱいの鉄山ルンゼをクリアーできたことは、誇りに思える山行のひとつとなりました。

クライミング要素満載の鉄山ルンゼは、楽しさ満載なのですが、、、
残置ハーケンやルートを示す表示は一切ありません。
それほど人が踏み入ることは許されない場所である雰囲気を強烈に感じました。
登り慣れた方々はフリーで上られるでしょうが、今回ハーネスやロープあっても支点なく安全を確保する場所がないのも、このルートの難しさと思いました。

また、これほど落石リスクの洗礼を受けたことがありません。
何度も何度も上下で声を掛け合い、危険を回避して登頂を目指す仲間意識は強まったと思います。

とてもとても危険と感じた鉄山ルンゼなので、次回からは大人数では行かないでしょう(笑)まだ落石の恐怖が頭に残っています。
無事に下山できたことに、情報くれた方々に感謝。仲間に感謝。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3682人

コメント

素晴らしい!
見ているだけで、ヒヤヒヤしましたよ(≧∇≦)
無事で良かった。
でも、絶景は素晴らしい!
お疲れ様でした( ´ ▽ ` )ノ
2015/10/21 13:12
Re: 素晴らしい!
写真でも臨場感わかるやろ?
実際はもっと激しかった(+_;)

登りきった後の絶景は格別やったわ\(^o^)/
2015/10/21 17:07
お疲れ様でした('◇')ゞ
コレだけのパーティーで上がると、本当に「落石」に気を使われたかと思います。残置ハーケンやボルト・マーキングに指標も何もない鉄山ルンゼ。
だからこそ 稜線に詰め上がった時に嬉しさが込み上げますね。
前日のバリゴヤの頭に鉄山ルンゼの連チャン。
本当に遣り甲斐のある山行でしたね。お疲れ様&おめでとうございます
2015/10/21 19:48
Re: お疲れ様でした('◇')ゞ
jyunntarou様

その節はいろいろありがとうございました。
岩の登りは頑張ればこなせましすが、やはりアドバイス通り一番危険は落石地獄は神経遣いました。
事前に情報いただいたから、仲間達にも危険を共有できて無事に登れたことと思っています。

今回の大峰遠征は両山共に登り甲斐あって意義ありました。
jyunntarou様のレコは正にいろんなレベルの高い登り方されていますので、今後も参考にさせて下さい!(^^)!
2015/10/22 6:47
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら