記録ID: 7388074
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雪山ハイキング
大台ケ原・大杉谷・高見山
残念だった無氷の薊岳
2020年01月22日(水) [日帰り]
三重県
奈良県
yamaaruki108
- GPS
- 06:55
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,073m
- 下り
- 1,076m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
午前6時に登山口の駐車場に到着。先行車が2台止まっていて出発の準備をされていました。まだ暗いので少し休憩してから支度を始めて、先行者が発った後、薄明るくなってきた6時40分に山歩きを開始しました。
拍手1/22 6:37
午前6時に登山口の駐車場に到着。先行車が2台止まっていて出発の準備をされていました。まだ暗いので少し休憩してから支度を始めて、先行者が発った後、薄明るくなってきた6時40分に山歩きを開始しました。
駐車場から数分で直登ルートの入口にある階段に着く。 この階段は私の過去の山行記録を見ると2016年ごろに設置されたもののようです。
1/22 6:44
駐車場から数分で直登ルートの入口にある階段に着く。 この階段は私の過去の山行記録を見ると2016年ごろに設置されたもののようです。
少し行くとつづら折りの道になります。先日登った主稜線への直登ルートと同じようにいきなりの急登で息が切れます。
序盤はこのような尾根の急登が続きます。寝不足と運動不足なため、体が慣れるまではしんどいです。
登ってきたところを振り返って見たところです。踏み跡はしっかりあり、赤い印も多いので迷うことはないが、うっかりして一度だけ間違って尾根から外れてしまいました。
1/22 7:16
登ってきたところを振り返って見たところです。踏み跡はしっかりあり、赤い印も多いので迷うことはないが、うっかりして一度だけ間違って尾根から外れてしまいました。
急登を続けること40分ほどで傾斜は緩やかになりホッと一息つきます。標高は900mを超えて一面雪になってきました。
緩い勾配の道を30分ほど行くと前面に雪の急斜面が見えてきて再び急登が始まります。しかし初めは直登ではなく大きなつづら折りで登って行きます。
1/22 8:01
緩い勾配の道を30分ほど行くと前面に雪の急斜面が見えてきて再び急登が始まります。しかし初めは直登ではなく大きなつづら折りで登って行きます。
標高が1100mを超えるあたりから雪の斜面の直登になります。これからの200mほどの登りがこのルートの胸突き八丁といったところのようです。
1/22 8:20
標高が1100mを超えるあたりから雪の斜面の直登になります。これからの200mほどの登りがこのルートの胸突き八丁といったところのようです。
背後には樹林を透かして金剛山方面の山が見えます。また、予想通り今日は霧氷はなしのようです。
雪の斜面を登り続けてようやく先が見えてきました。今日は気温も高めで凍結もなくアイゼンなしで登ることができましたが、気温が低く凍っているとアイゼンなしでは厳しいかもしれない。
1/22 8:41
雪の斜面を登り続けてようやく先が見えてきました。今日は気温も高めで凍結もなくアイゼンなしで登ることができましたが、気温が低く凍っているとアイゼンなしでは厳しいかもしれない。
午前8時55分にP1334に到着しました。薊岳と木ノ実矢塚が見えます。主稜線直登ルートの終点は鞍部でしたが、こちらはピークが終点なので終盤が少しきつかった。
1/22 8:55
午前8時55分にP1334に到着しました。薊岳と木ノ実矢塚が見えます。主稜線直登ルートの終点は鞍部でしたが、こちらはピークが終点なので終盤が少しきつかった。
休む間もなく薊岳に向かいます。霧氷がないのは残念だが、適度な積雪があることで良しとします。
その左には大台ヶ原へと続く主稜線。左から笹ヶ峰や千石山、赤倉山、千里峰など。
主要部を拡大。左に千石山、一旦下って赤倉山、千里峰へと登り返す。千里峰の左に僅かに見えるのが池木屋山か？
薊岳の頂上は東西に細長く狭い稜線上にある。ここはその一角です。左の枯れ木は16年前の時にもありました。頑張っています。
午前9時25分に薊岳に着きました。左の細い枯れ木も16年前の写真に写っています。
大普賢岳と仏生嶽、釈迦ヶ岳方面を拡大。右に、弥山、八経ヶ岳も少し。
ぐるっと回って東に目をやると先日歩いた水無山から続く台高主稜線上の山々。右から水無山、国見山、馬駈ケ辻、赤ゾレ山、伊勢辻山。その後ろには高見山。
1/22 9:35
ぐるっと回って東に目をやると先日歩いた水無山から続く台高主稜線上の山々。右から水無山、国見山、馬駈ケ辻、赤ゾレ山、伊勢辻山。その後ろには高見山。
以下では望遠で遠くの山々を。
まずは、馬駈ケ辻の遥か彼方に白く見える山。これは御嶽山。
まずは、馬駈ケ辻の遥か彼方に白く見える山。これは御嶽山。
赤ゾレ山の彼方には鈴鹿山脈の山々。鎌ヶ岳や御在所岳、雨乞岳、御池岳など。
貸し切り状態の山頂で30分ほど過ごしてから前山に向かいます。手前の稜線を歩いて行きます。
薊岳を振り返る。次は新緑か紅葉の時期にでも。しかし霧氷も見てみたい。
P1334から前山までの間には小さなピークが3つあります。まず最初のピークに登って行きます。
このピークから下ると薊岳と前山間の稜線の最低鞍部になります。と言っても標高は1300m弱ありますが。
2番目の小ピークと次のP1321との間は二重山稜のような地形だった。
P1321に登り返します。先ほどの2番目のピーク付近で今日初めて人とすれ違いました。霧氷がないのを残念そうにされていました。私もそうですが、でも天気はいいし、適度な雪もあるし、景色もいいし、文句は言えない。
1/22 10:59
P1321に登り返します。先ほどの2番目のピーク付近で今日初めて人とすれ違いました。霧氷がないのを残念そうにされていました。私もそうですが、でも天気はいいし、適度な雪もあるし、景色もいいし、文句は言えない。
P1321から少し下って、前山に向かって最後の登りです。途中で露出した岩が続くところを通過。
午前11時30分に前山に到着。ここまで来ると明神平は近く、人の声が聞こえてくる。
楽しそうにヒップそりに興じる人々を見ながら前山を下って行きます。やはり霧氷がないことを残念そうにしておられました。
午前11時50分にあしび山荘着。今朝歩き始めてここまで座ることがなかったので、小屋の傍の雪のないところに座り込んで休憩します。
1/22 11:51
午前11時50分にあしび山荘着。今朝歩き始めてここまで座ることがなかったので、小屋の傍の雪のないところに座り込んで休憩します。
コーヒーを飲み、パンを食べながら景色を眺めます。今日は風もほとんどなく本当にいい天気でよかった。
キケン箇所上部の雪だるま。キケン箇所から下の道は雪が硬くなっており滑りやすい状態だった。何とかアイゼンなしで下ったが、今日の行程で一番気を使ったのはこの下りだった。
1/22 12:34
キケン箇所上部の雪だるま。キケン箇所から下の道は雪が硬くなっており滑りやすい状態だった。何とかアイゼンなしで下ったが、今日の行程で一番気を使ったのはこの下りだった。
感想
この正月の3日に今年の初山行として台高主稜線上の伊勢辻山から国見岳を経て明神平（あしび山荘）までを歩きました。目的は、これまで主稜線へのアプローチとしてずっと気になっていた大又登山口駐車場からの直登ルートを登ること、未踏の主稜線に足跡を印すこと、そして季節柄の霧氷を見ることでした。この3つの目的は無事達成することができたが、天気があいにくの状態だったため今一つ物足りない気分が残ったのでした。 大又登山口駐車場からの登山ルートとしてもう一つ気になっていたものがあります。それは明神平上の前山から薊岳にかけての稜線上にあるP1334に直登するもので、主稜線への直登ルートと同じようになかなか厳しい急登が続くということです。初山行の物足りなさを払拭するため、次はこのルートを登って薊岳に行く計画を立てて1月下旬の天候の様子を窺っていたところ、23日以降はこの季節としては珍しく雨や曇りの日が続くという予報でした。前日の22日は午前中は何とか晴れるらしいのでこの機会を捉えて決行することにしました。ただ、気温は平年よりも高い状態が続いているので霧氷は？でしたが・・・。
そして気になっていたルートは後半が結構厳しい登りだった。雪の状態がよかったのでアイゼンは必要なかったが、凍結している場合はそれなりの装備が必要と思われました。また、予期していたこととはいえ霧氷がないのは残念だったが、綺麗な景色を満喫して無事戻ってくることができたことで十分な山行でした。
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