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Yamareco

記録ID: 7280533
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

【北アルプス】双六岳・三俣蓮華岳・黒部五郎岳(新穂高より折立へ・二泊)

2024年09月23日(月) 〜 2024年09月25日(水)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県 岐阜県
 - 拍手
powruipote その他6人
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
26:11
距離
38.6km
登り
3,028m
下り
2,768m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:58
休憩
0:28
合計
5:26
距離 9.4km 登り 1,210m 下り 24m
9:54
7
10:30
18
10:48
14
11:02
33
11:35
11:36
21
11:57
11:58
59
12:57
12:58
16
13:14
13:15
19
13:34
13:35
33
14:08
14:21
54
15:15
15:18
2
15:20
2日目
山行
6:37
休憩
1:17
合計
7:54
距離 10.1km 登り 879m 下り 816m
5:29
59
6:28
6:52
13
7:05
18
7:55
4
7:59
8:16
21
8:37
8:40
5
8:45
8:51
41
9:32
9:51
18
10:09
48
10:57
29
11:26
11:34
41
3日目
山行
11:10
休憩
1:35
合計
12:45
距離 19.0km 登り 939m 下り 1,928m
2:53
165
5:38
5:40
15
5:55
6:15
10
6:25
6:28
91
7:59
8:00
63
9:03
9:08
12
9:20
43
10:03
10:08
10
10:18
74
11:32
11:33
8
11:41
12:24
21
12:45
23
13:08
13:11
26
13:37
24
14:54
42
15:38
天候 9/23…晴れのち曇り、9/24…晴れ、9/25…晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
車両担当スタッフによる送迎
下車:新穂高ロープウェイ(下)駅前
乗車:折立登山口前
コース状況/
危険箇所等
■新穂高→黒部五郎小舎
・中道分岐〜双六台地間の岩場(落石)
・双六岳山頂直後の岩場(転滑落)
・チングルマ平から黒部五郎小舎への急斜面(転倒)
危険箇所を"強いて"挙げてもこれくらい。あとは北アの中でもトップレベルに整備された小池新道を含む本当に歩きやすい道
■黒部五郎小舎→太郎平小屋
1. 小屋から黒部五郎の肩までは、夜明け前ヘッデン頼りの歩きだった今回、かつて明るい時間帯に通行した時とはコースの印象がだいぶ異なった
・樹林帯歩行時に何本か横切る沢の中に、その上流方向が道の続きのように見えるものあり
・カール底のゴーロ帯の中ではどこが登山道か分かりづらく、コースアウト未遂を数回
・カール底から肩への急斜面の登高時に1回コースアウト
いずれも「おや?」と感じたと同時に立ち止まってヘッデンの光量を上げ周囲を確認し、その結果マーキングを発見する等して通過およびコース復帰できた。
…今回は多人数パーティのCLだったので慎重に行動したし、また視界自体はクリアだったためルーファイも容易だったが、ガスガスの中を単独で時間に追われながら歩いていたりしたら危険度は高いように思える。なお、同じことはその先の
・赤木岳山頂周辺(岩稜帯)
・北ノ俣岳山頂周辺(平坦な尾根筋)
にも当てはまりそう
2. 北ノ俣岳〜太郎平小屋間には木道が随所に出てくるものの、コンディションが良くない箇所もあるのであまり漫然と歩かない方がよい。あと、北ノ俣の山頂からは小屋までもうすぐのように見えてしまうがコースタイムは1:30あり、ここで気を抜いてしまうとこの区間の歩きが余計に辛くなってしまうかも
■太郎平小屋→折立
石畳やゴロタ石の路面が疲れた足にとどめを刺しに来る、全く持って楽ではない長い下り区間。青淵三角点を過ぎると滑りやすい木の根と段差に富む湿っぽい土の路面となり、地元でこんな斜面に慣れている東北の登山者はようやくホッとする(個人の感想です)。
その他周辺情報 下山後入浴:グリーンパーク吉峰 湯〜ランド(700円→JAF会員割引で630円)
https://www.yoshimine.or.jp/?page_id=37
祝・好天
左俣林道ゲートを通過。この案内板に行程が収まりきらない今回の長旅!
左俣林道ゲートを通過。この案内板に行程が収まりきらない今回の長旅!
わさび平小屋前にて昼食休憩。ここに宿泊するようなノンビリ山行をまたしてみたいです
わさび平小屋前にて昼食休憩。ここに宿泊するようなノンビリ山行をまたしてみたいです
いよいよ小池新道にIN
いよいよ小池新道にIN
秩父沢徒渉点。前日までの雨でここの様子が気がかりだったけど、全く心配無用でした
秩父沢徒渉点。前日までの雨でここの様子が気がかりだったけど、全く心配無用でした
上涸れ沢では岩の間をセメント?で固める作業を実施中でした。小池新道以外でここまでするところはあるのかな?。ありがたいことです
上涸れ沢では岩の間をセメント?で固める作業を実施中でした。小池新道以外でここまでするところはあるのかな?。ありがたいことです
シシウドヶ原で最後の休憩。ガスって来ました
シシウドヶ原で最後の休憩。ガスって来ました
木道が現れれば鏡平まであと少し
木道が現れれば鏡平まであと少し
鏡池に着きました。正面の槍穂はガスの中ですが、何となく晴れてきそうな気配
鏡池に着きました。正面の槍穂はガスの中ですが、何となく晴れてきそうな気配
池から1分くらいで鏡平山荘。一日目が無事終わりました
池から1分くらいで鏡平山荘。一日目が無事終わりました
で、身支度を整えてから生ビール(1,000円)♪。外はちょっと寒いけどたまらん

飲んでいるうちに先刻感じた気配どおりガスが切れてきて…
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で、身支度を整えてから生ビール(1,000円)♪。外はちょっと寒いけどたまらん

飲んでいるうちに先刻感じた気配どおりガスが切れてきて…
再び池を訪れれば逆さ槍が出現!。穂高は最後まで隠れたままでしたが十分でしょう
2
再び池を訪れれば逆さ槍が出現!。穂高は最後まで隠れたままでしたが十分でしょう
ボリューミーな夕食でした
ボリューミーな夕食でした
二日目も良い朝になりました。強い冷え込みも風もなく快適なスタート
二日目も良い朝になりました。強い冷え込みも風もなく快適なスタート
槍の上に影槍(初めて見た)
1
槍の上に影槍(初めて見た)
弓折乗越で朝めしタイム
弓折乗越で朝めしタイム
鏡平山荘の朝弁当(のり弁)です。器は小ぶりだけどコメがミッチミチに詰めてあって満腹
鏡平山荘の朝弁当(のり弁)です。器は小ぶりだけどコメがミッチミチに詰めてあって満腹
何度歩いても気持ち良すぎ(晴れてれば)の稜線です
何度歩いても気持ち良すぎ(晴れてれば)の稜線です
双六小屋に到着して長めの休息。今日は時間に余裕があるため行程管理が楽だなあ
双六小屋に到着して長めの休息。今日は時間に余裕があるため行程管理が楽だなあ
行動再開。悪天候なら中道へGOだったけど、今日は勿論山頂一択!
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行動再開。悪天候なら中道へGOだったけど、今日は勿論山頂一択!
双六台地からの山頂は別世界の眺め
2
双六台地からの山頂は別世界の眺め
左手には笠ヶ岳
本山行の最高標高点、双六岳に登頂しました
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本山行の最高標高点、双六岳に登頂しました
お隣には本山行の最大目標地、黒部五郎岳。薬師岳はちょっと雲がかり
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お隣には本山行の最大目標地、黒部五郎岳。薬師岳はちょっと雲がかり
お次は三俣蓮華岳を目指します。鷲羽と水晶と雲がとれた薬師と
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お次は三俣蓮華岳を目指します。鷲羽と水晶と雲がとれた薬師と
来し方ををルックバック
来し方ををルックバック
晴れていますが雷鳥くん

本山行では他に2か所で会えました
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晴れていますが雷鳥くん

本山行では他に2か所で会えました
三俣蓮華岳に到着。自分は3回目で初めて晴天下での登頂となり、個人的には本山行で一番うれしい瞬間だったかも^^
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三俣蓮華岳に到着。自分は3回目で初めて晴天下での登頂となり、個人的には本山行で一番うれしい瞬間だったかも^^
広い山頂部で昼食休憩を取った後、まったりと五郎平へ向け出発
広い山頂部で昼食休憩を取った後、まったりと五郎平へ向け出発
三俣分岐の道標は相変わらずボロボロ…
三俣分岐の道標は相変わらずボロボロ…
黒部五郎を正面に快適な稜線を進みます
黒部五郎を正面に快適な稜線を進みます
チングルマ平を横断して…
チングルマ平を横断して…
本日ラストは五郎平へ怒涛の下り。小屋が見えてきましたが見えてからが遠いのはどこも同じ
本日ラストは五郎平へ怒涛の下り。小屋が見えてきましたが見えてからが遠いのはどこも同じ
黒部五郎小舎に到着。二日目も素晴らしい行程でした
黒部五郎小舎に到着。二日目も素晴らしい行程でした
待ってましたの生ビールタイムスタート。1,100円と鏡平より高いものの、こちらはジョッキで供されます。プラカップよりやっぱり美味い(気がする)
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待ってましたの生ビールタイムスタート。1,100円と鏡平より高いものの、こちらはジョッキで供されます。プラカップよりやっぱり美味い(気がする)
夕食のメインおかずはトンカツでした
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夕食のメインおかずはトンカツでした
行動時間11H超予定の最終日は星空の下出発。カールのゴーロ帯に出たところで腹ごしらえ
行動時間11H超予定の最終日は星空の下出発。カールのゴーロ帯に出たところで腹ごしらえ
カール壁を攻略中
カール壁を攻略中
もうすぐ日の出。槍穂のシルエットが滝雲と一緒に浮かび上がって来ました
もうすぐ日の出。槍穂のシルエットが滝雲と一緒に浮かび上がって来ました
好条件が約束されたような黒部五郎山頂
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好条件が約束されたような黒部五郎山頂
北方の奥には立山と剱が
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北方の奥には立山と剱が
壁をクリアして五郎の肩へ
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壁をクリアして五郎の肩へ
荷物をデポって山頂アタックにGO
荷物をデポって山頂アタックにGO
本山行のハイライトは、狙いどおり日の出の時間帯と重なって文句なし!。オコジョもいました
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本山行のハイライトは、狙いどおり日の出の時間帯と重なって文句なし!。オコジョもいました
薬師とか立山・剱とか白馬とか
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薬師とか立山・剱とか白馬とか
水晶〜鷲羽
笠〜乗鞍〜御嶽。中央アルプスや南アルプスも
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笠〜乗鞍〜御嶽。中央アルプスや南アルプスも
ほぼ貸し切りの山頂で至福の時間が続きます
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ほぼ貸し切りの山頂で至福の時間が続きます
昨日の双六・三俣蓮華と合わせて、案内人冥利に尽きる山頂三連発。これほど会心な山行はめったにないな
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昨日の双六・三俣蓮華と合わせて、案内人冥利に尽きる山頂三連発。これほど会心な山行はめったにないな
では、名残惜しいですが下ります
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では、名残惜しいですが下ります
"五郎の大下り"をクリア。こちらから登るのは嫌だなあ^^;
"五郎の大下り"をクリア。こちらから登るのは嫌だなあ^^;
この日は薬師の眺めがとにかく見事で、何度も写真を撮ってしまう
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この日は薬師の眺めがとにかく見事で、何度も写真を撮ってしまう
中俣乗越からの赤木岳
中俣乗越からの赤木岳
道標を通過。足元と進行方向(視界不良時)に注意の岩稜帯はこの先です
道標を通過。足元と進行方向(視界不良時)に注意の岩稜帯はこの先です
北ノ俣岳
平坦で広大な山頂部。奥には笠とか乗鞍とか御嶽とか
平坦で広大な山頂部。奥には笠とか乗鞍とか御嶽とか
本山行ラストのピークに到着
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本山行ラストのピークに到着
太郎山と太郎平小屋を俯瞰
太郎山と太郎平小屋を俯瞰
太郎山周辺。太郎平小屋を基点にこの辺を散策するためだけに訪れても十分楽しそう
太郎山周辺。太郎平小屋を基点にこの辺を散策するためだけに訪れても十分楽しそう
ふー、やっと着いたよ
2
ふー、やっと着いたよ
最後のヤマメシに名物・太郎ラーメン(並盛1,400円)を奮発

むむ、初食なのに麺もスープもこれまで何度となく味わったことある感が半端ないけれど…まあこれ以上言うのは野暮ってもんでしょう
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最後のヤマメシに名物・太郎ラーメン(並盛1,400円)を奮発

むむ、初食なのに麺もスープもこれまで何度となく味わったことある感が半端ないけれど…まあこれ以上言うのは野暮ってもんでしょう
弓折乗越からここまで素晴らしい稜線歩きができました。幸運に感謝しつつ折立へ下ります
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弓折乗越からここまで素晴らしい稜線歩きができました。幸運に感謝しつつ折立へ下ります
太郎平での大休止効果か、サクサクと青淵三角点に到着
太郎平での大休止効果か、サクサクと青淵三角点に到着
全員無事に下山完了!。皆さんお疲れさまでした
全員無事に下山完了!。皆さんお疲れさまでした

装備

共同装備
エマージェンシーシェルター ツェルト

感想

【案内人山行】

秋雨前線+台風14号の影響による大雨が去った直後のタイミングに運良くハマり、3日間とも晴天に恵まれた素晴らしい山行になりました。

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訪問者数:201人

コメント

powruipoteさん、こんにちは。
長丁場の案内人山行、お疲れさまでした。
3日間とも天気に恵まれた会心の山行、おめでとうございます。
このところの天候不良な週末の巡り合わせからようやく脱した感じでしょうか。
(おっと、今回は平日でしたね!

私も三俣蓮華とは相性が悪く二度とも視界不良でしたが(双六・鷲羽・水晶も同様)、「三度目の正直」を信じていずれ再訪しようと思います。

また、現時点でまだ天候が読めませんが、今週末のコラボ、よろしくお願いします。
行き先は天候に応じて越後、日光、奥多摩などから選択しても良いと思っています。
2024/9/29 9:42
こんにちは、jasper00さん。コメントありがとうございます。

鏡池にてギリのタイミングで逆さ槍を望めたことを含め、案内人山行時の天候は相変わらず「持っている」ようです。週末の個人山行時に少しはあやかりたいものですが…。jasper00さんの朝日連峰縦走は100%中止だと思っていましたけど、北アルプスに二の手を準備されていたとはさすがです。お互いによい山旅ができてよかったですね!

てことで、今週末も案の定^^;微妙な気圧配置予想となっている今のところですけど、どこかしらご一緒できれば幸いです。よろしくお願いいたします。
2024/9/30 8:26
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