記録ID: 721137
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
大天井岳・燕岳
2015年09月19日(土) 〜
2015年09月20日(日)


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 32:13
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,327m
- 下り
- 2,320m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 2:13
- 合計
- 9:05
距離 10.2km
登り 1,818m
下り 329m
4:12
22分
スタート地点
13:17
2日目
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:34
距離 12.4km
登り 512m
下り 1,998m
12:26
ゴール地点
・0日目
世間様はシルバーウイークで5連休とか言ってる中、ウチの会社は祝日関係無し。
それどころか、土曜出勤まで命ぜられましたが却下して何とかもぎ取った土日休み。
正確には夜勤明けなので金曜日の朝には仕事が終わり、家に立ち寄ってそのまま安曇野に向かう。
昼間のうちに登山口に着いてひと眠り、朝早く出発して登山渋滞を避けようという作戦である。
先日13時、1杯飲んで、そのままここで寝ようと思ったら河川の工事中でガンゴンガンゴン...小雨の降りしきる中、工事現場の皆様お疲れ様です。
とても眠れるような状況では無かったので、少し散策しながら取り付きの確認をしたり、温泉入ったりと、まったりした時間を過ごしました。
・1日目
<市営第1駐車場〜登山口>
3時起床。
車の中でサンドイッチとおにぎりを食べ、まったり準備して4時過ぎに出発。
およそ10分で中房温泉の燕岳登山口に到着。
ロータリー左奥が燕岳登山口、ここに綺麗なトイレと登山ポストがあります。
<登山口〜合戦小屋>
北アルプス三大急登と聞いてたので、ちょっとドキドキしながら足を進めるが、どの辺りが急登だったのか分からないまま合戦小屋に着いてしまいまいた(笑)
ま、急登と言えば否定はしないけど、山に登ってればこんな上り坂は普通だろ?って感じの道なので、山歩きにある程度慣れてる方は安心して下さい。
登山口から、第1ベンチ、第2ベンチ、第2ベンチ、富士見ベンチ、そして合戦小屋。
コースタイムでおよそ30分毎に休憩場所があるので、自分のペースに合わせて休憩しましょう。
<合戦小屋>
合戦小屋名物のスイカ(^u^)
販売単位は1玉を1/8にしたもの。
とても大きくて、一人では食べきれそうにも無かったので交渉するも無理との事で断念…
諦めて、しょぼ〜んとしてたらスイカの神降臨!
近くでそれを聞いてたソロの方が「私もこれ、食べきれそうに無いので、良かったら一切れ食べて頂けませんか?」と…あらかじめ3等分に切り分けてもらっていたスイカの一切れを分けてくれました。
本当に嬉しかったです。
<合戦小屋〜燕山荘>
まさに紅葉最盛期、晴天と雲海と紅葉。
およそ一年前、9月27日の御嶽山と重なって、勝手に涙が溢れてきました。
徐々に木々は低くなり森林限界が近くなり、右手に富士山が見え始めます。
<燕山荘>
とてもオシャレな山小屋…というよりも、山のリゾートホテルと言うべきか?
見た目もオシャレで清潔、驚くことにトイレは水洗でトイレットペーパーだってそのまま流せちゃうんです。
それなのに、立ち寄り客に対しても使用料無用という便利さ!
生ビールがとっても魅力的だったが、この先のトイレも行程もそして人生も長いので、とりあえずそのまま大天井方面へ先を進みます。
<燕山荘〜大下りの頭>
燕山荘より30分程進んだ辺りでライチョウに出会いました。
今年、小河内、赤石に続いて3度目の遭遇。
カメラを出して構えてると、紅葉をバックにポーズ取ったり、わざわざ岩に登ってポーズを取ってくれたりと、撮影慣れしてました(笑)
<大下りの頭〜大天荘・大天ヒュッテ分岐>
大下りと言うだけあって、斜度も距離もかなり下ります。
これだけ下ると、帰りの事を考えてしまい、少し憂鬱になります。
<大天荘・大天井ヒュッテ分岐〜大天荘>
大天荘まで500m。
100m毎に看板がありますが、そのおかげでとても長く感じます(笑)
<大天荘>
昼の1時過ぎに到着。
シルバーウイークの混雑を危惧して早出早着だが、早く着きすぎてまだ2張り目。
まさに、銀座の一等地を確保しました(笑)
しかしこの後、2時過ぎ辺りから皆さん続々と到着。
午後3時30分頃には一応定員の50張。
その後も続々とテントが張られ、ざっと数えた所、完全キャパオーバーの80張まで確認しました。
日没後の6時以降、結構薄暗い中到着される方もいました。
計画に無理があったのか?バスや駐車場の想像以上の混雑で行程が遅れたのかは分かりませんが、特に混雑期は余裕を持って早出早着を心がけましょう。
<大天荘〜大天井岳>
大天井岳山頂までは目と鼻の先、チャッチャと行けば登り10分、下り5分。
時間を見計らって、夕焼けや朝焼けを大天井岳から眺めるのもいいでしょう。
<大天荘〜大天井ヒュッテ>
大天井岳の西斜面、下りのトラバース。
ちょうど日の出時刻だった為、大天井岳に隠れてしまい、日の出が見れなかったのが残念でした。
<大天井ヒュッテ〜燕岳・大天荘分岐>
片側が切れ落ちた、結構スリリングな岩場が続きます。
クサリもしっかり付いているのでよっぽど問題は無いですが、危険個所が連続しますので集中力だけは切らさないように渡りましょう。
<燕岳・大天荘分岐〜大下りの頭>
やはり、けっこう登り手があります。
<大下りの頭〜燕山荘>
この辺りから、何度もすれ違い渋滞にハマってしまい、思うようにペースが上がらない。
イライラ感MAXな頃燕山荘に到着。
とりあえず生中1杯飲んで、喉の渇きと気持ちを取り戻す事が出来ました。
<燕山荘〜燕岳>
燕山荘に大荷物をデポして、カメラとファーストエイドキット、それに一応ストックを片手に束ねて持ち燕岳に向かった。
間もなくイルカ岩のお出迎えを受け、槍ヶ岳もとても美しく見えた。
そしてその先、足を進めると燕岳の全貌が目の前に見えた。
そこで目にした燕岳は、多くの人の足跡やストックによって浸食が進んだ岩山であった。
そっとストックを折りたたみ、一歩づつゆっくり足を進める。
このまま浸食が進めば、立山のように石畳を敷くか、道をコンクリートで固めるか…
そんな事にみなりかねない状況である。
そんな状況を目の当たりにしながら、自分も燕岳山頂に立ったからには他の登山者に対して非難を言える立場でもないが、この山にストックは要りません。
中には、石付きプロテクターも無しで往来する人々の姿も多く見受けられました。
可能な限り、ローインパクトを心がけて美しい自然を守りたいですね。
<燕山荘>
燕山荘に戻ったのが9時30分、時間としては早いが早朝3時起きだったのでそれなりに体内のカロリーが少なくなってきている。
しかし多くの人で賑わい、ベンチもいっぱいだった為、手っ取り早くもう一杯生中でカロリーと水分補給を済ませ、合戦小屋まで下る事にした。
<合戦小屋〜中房温泉>
あわよくば合戦小屋か、その下の富士見ベンチ、第3・第2ベンチ辺りの落ち着いた所で食事と思っていたが、完全に甘かった。
どこの休憩所もいっぱいで落ち着ける場所などどこにも無く、途中何度もすれ違い渋滞に合い、とにかく早く降りたかった。
そして12時30分頃、中房温泉に着いたので駐車場でゆっくり落ち着いて昼ごはんを頂きました。
世間様はシルバーウイークで5連休とか言ってる中、ウチの会社は祝日関係無し。
それどころか、土曜出勤まで命ぜられましたが却下して何とかもぎ取った土日休み。
正確には夜勤明けなので金曜日の朝には仕事が終わり、家に立ち寄ってそのまま安曇野に向かう。
昼間のうちに登山口に着いてひと眠り、朝早く出発して登山渋滞を避けようという作戦である。
先日13時、1杯飲んで、そのままここで寝ようと思ったら河川の工事中でガンゴンガンゴン...小雨の降りしきる中、工事現場の皆様お疲れ様です。
とても眠れるような状況では無かったので、少し散策しながら取り付きの確認をしたり、温泉入ったりと、まったりした時間を過ごしました。
・1日目
<市営第1駐車場〜登山口>
3時起床。
車の中でサンドイッチとおにぎりを食べ、まったり準備して4時過ぎに出発。
およそ10分で中房温泉の燕岳登山口に到着。
ロータリー左奥が燕岳登山口、ここに綺麗なトイレと登山ポストがあります。
<登山口〜合戦小屋>
北アルプス三大急登と聞いてたので、ちょっとドキドキしながら足を進めるが、どの辺りが急登だったのか分からないまま合戦小屋に着いてしまいまいた(笑)
ま、急登と言えば否定はしないけど、山に登ってればこんな上り坂は普通だろ?って感じの道なので、山歩きにある程度慣れてる方は安心して下さい。
登山口から、第1ベンチ、第2ベンチ、第2ベンチ、富士見ベンチ、そして合戦小屋。
コースタイムでおよそ30分毎に休憩場所があるので、自分のペースに合わせて休憩しましょう。
<合戦小屋>
合戦小屋名物のスイカ(^u^)
販売単位は1玉を1/8にしたもの。
とても大きくて、一人では食べきれそうにも無かったので交渉するも無理との事で断念…
諦めて、しょぼ〜んとしてたらスイカの神降臨!
近くでそれを聞いてたソロの方が「私もこれ、食べきれそうに無いので、良かったら一切れ食べて頂けませんか?」と…あらかじめ3等分に切り分けてもらっていたスイカの一切れを分けてくれました。
本当に嬉しかったです。
<合戦小屋〜燕山荘>
まさに紅葉最盛期、晴天と雲海と紅葉。
およそ一年前、9月27日の御嶽山と重なって、勝手に涙が溢れてきました。
徐々に木々は低くなり森林限界が近くなり、右手に富士山が見え始めます。
<燕山荘>
とてもオシャレな山小屋…というよりも、山のリゾートホテルと言うべきか?
見た目もオシャレで清潔、驚くことにトイレは水洗でトイレットペーパーだってそのまま流せちゃうんです。
それなのに、立ち寄り客に対しても使用料無用という便利さ!
生ビールがとっても魅力的だったが、この先のトイレも行程もそして人生も長いので、とりあえずそのまま大天井方面へ先を進みます。
<燕山荘〜大下りの頭>
燕山荘より30分程進んだ辺りでライチョウに出会いました。
今年、小河内、赤石に続いて3度目の遭遇。
カメラを出して構えてると、紅葉をバックにポーズ取ったり、わざわざ岩に登ってポーズを取ってくれたりと、撮影慣れしてました(笑)
<大下りの頭〜大天荘・大天ヒュッテ分岐>
大下りと言うだけあって、斜度も距離もかなり下ります。
これだけ下ると、帰りの事を考えてしまい、少し憂鬱になります。
<大天荘・大天井ヒュッテ分岐〜大天荘>
大天荘まで500m。
100m毎に看板がありますが、そのおかげでとても長く感じます(笑)
<大天荘>
昼の1時過ぎに到着。
シルバーウイークの混雑を危惧して早出早着だが、早く着きすぎてまだ2張り目。
まさに、銀座の一等地を確保しました(笑)
しかしこの後、2時過ぎ辺りから皆さん続々と到着。
午後3時30分頃には一応定員の50張。
その後も続々とテントが張られ、ざっと数えた所、完全キャパオーバーの80張まで確認しました。
日没後の6時以降、結構薄暗い中到着される方もいました。
計画に無理があったのか?バスや駐車場の想像以上の混雑で行程が遅れたのかは分かりませんが、特に混雑期は余裕を持って早出早着を心がけましょう。
<大天荘〜大天井岳>
大天井岳山頂までは目と鼻の先、チャッチャと行けば登り10分、下り5分。
時間を見計らって、夕焼けや朝焼けを大天井岳から眺めるのもいいでしょう。
<大天荘〜大天井ヒュッテ>
大天井岳の西斜面、下りのトラバース。
ちょうど日の出時刻だった為、大天井岳に隠れてしまい、日の出が見れなかったのが残念でした。
<大天井ヒュッテ〜燕岳・大天荘分岐>
片側が切れ落ちた、結構スリリングな岩場が続きます。
クサリもしっかり付いているのでよっぽど問題は無いですが、危険個所が連続しますので集中力だけは切らさないように渡りましょう。
<燕岳・大天荘分岐〜大下りの頭>
やはり、けっこう登り手があります。
<大下りの頭〜燕山荘>
この辺りから、何度もすれ違い渋滞にハマってしまい、思うようにペースが上がらない。
イライラ感MAXな頃燕山荘に到着。
とりあえず生中1杯飲んで、喉の渇きと気持ちを取り戻す事が出来ました。
<燕山荘〜燕岳>
燕山荘に大荷物をデポして、カメラとファーストエイドキット、それに一応ストックを片手に束ねて持ち燕岳に向かった。
間もなくイルカ岩のお出迎えを受け、槍ヶ岳もとても美しく見えた。
そしてその先、足を進めると燕岳の全貌が目の前に見えた。
そこで目にした燕岳は、多くの人の足跡やストックによって浸食が進んだ岩山であった。
そっとストックを折りたたみ、一歩づつゆっくり足を進める。
このまま浸食が進めば、立山のように石畳を敷くか、道をコンクリートで固めるか…
そんな事にみなりかねない状況である。
そんな状況を目の当たりにしながら、自分も燕岳山頂に立ったからには他の登山者に対して非難を言える立場でもないが、この山にストックは要りません。
中には、石付きプロテクターも無しで往来する人々の姿も多く見受けられました。
可能な限り、ローインパクトを心がけて美しい自然を守りたいですね。
<燕山荘>
燕山荘に戻ったのが9時30分、時間としては早いが早朝3時起きだったのでそれなりに体内のカロリーが少なくなってきている。
しかし多くの人で賑わい、ベンチもいっぱいだった為、手っ取り早くもう一杯生中でカロリーと水分補給を済ませ、合戦小屋まで下る事にした。
<合戦小屋〜中房温泉>
あわよくば合戦小屋か、その下の富士見ベンチ、第3・第2ベンチ辺りの落ち着いた所で食事と思っていたが、完全に甘かった。
どこの休憩所もいっぱいで落ち着ける場所などどこにも無く、途中何度もすれ違い渋滞に合い、とにかく早く降りたかった。
そして12時30分頃、中房温泉に着いたので駐車場でゆっくり落ち着いて昼ごはんを頂きました。
天候 | 1日目:晴れのち曇り 2日目:曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
仮設トイレ有。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは中房温泉の登山口にあり。 |
その他周辺情報 | 登山口にある中房温泉はとてもいいのですが、多くの団体様や登山者が利用するので時期や時間帯によってとても混み合います。 マイカーの方であれば、第1駐車場から500m程下った所にある有明荘もお勧め。 |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
合戦小屋名物のスイカ(^u^)
販売単位はとても大きくて、一人では食べきれそうにも無かったので断念…
諦めて、しょぼ〜んとしてたらスイカの神降臨!
近くでそれを聞いてたソロの方が「私もこれ、食べきれそうに無いので、良かったら一切れ食べて頂けませんか?」と…
本当に嬉しかったです。
販売単位はとても大きくて、一人では食べきれそうにも無かったので断念…
諦めて、しょぼ〜んとしてたらスイカの神降臨!
近くでそれを聞いてたソロの方が「私もこれ、食べきれそうに無いので、良かったら一切れ食べて頂けませんか?」と…
本当に嬉しかったです。
燕岳、確かに素晴らしい山です!
それが故に多くの人が訪れ、山の浸食度合も尋常ではありませんでした。
これ以上浸食が進めば、登山道に石畳を打つとか、センメントで固めるとか、そんな日も近いかもしれませんね。
それが故に多くの人が訪れ、山の浸食度合も尋常ではありませんでした。
これ以上浸食が進めば、登山道に石畳を打つとか、センメントで固めるとか、そんな日も近いかもしれませんね。
撮影機器:
装備
個人装備 |
テント(1)
張り綱・ペグ(1)
グランドシート(1)
シュラフ(1)
吸水シート(1)
サーマレスト(1)
ミニランタン(1)
ヘッドランプ(1)
単4予備電池(3)
筆記具(1)
保険証のコピー(1)
スポーツ飲料(2)
お茶(1)
帽子(1)
タオル(1)
携帯電話(1)
モバイルバッテリ(1)
計画書(2)
雨具上下(1)
レインスパッツ(1)
防寒着(1)
下着一式(1)
ストック(1)
朝飯(2)
昼飯(2)
夕食(2)
鈴(1)
非常食(2)
カメラ(1)
カメラのパッテリー(2)
水(1)
コーヒー(5)
スプーン・フォーク(1)
ライター(1)
敷物(1)
座布団(1)
ポカリ粉(1)
ゴミ袋(4)
時計(1)
ティッシュ(2)
キッチンペーパー(1)
100円玉(10)
手袋(1)
オカリナ(1)
サングラス(1)
サンダル(1)
地図(1)
コンパス(1)
ザイル・スリング・カラビナ(1)
ファーストエイドキット(1)
コンロ(1)
ガスカートリッジ(1)
虫よけ・虫さされ(1)
熊撃退スプレー(1)
|
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感想
シルバーウイークの北アルプスは想像以上の人でした。
中でも燕岳は表銀座の玄関口でもあり、手軽な感じの登山者とですごく賑わっていました。
特にテント利用の方は早めに着くようにしましょう。
大天荘でも3時頃には結構いっぱいな感じで皆さん苦労されてました。
燕山荘のテン場はもっと酷かったらしく、3時前にはいっぱいになり臨時のテン場が何と、1時間程降りた合戦小屋。
そこまで下りたら、僕ならそのまま帰るか、駐車場で車中泊して翌朝出直すな…
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