鹿島槍ヶ岳



- GPS
- 16:44
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,436m
- 下り
- 2,419m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 6:48
- 山行
- 8:07
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 9:59
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
北アルプスの稜線に直接登れる登山道として歩きやすいルート。鹿島槍ヶ岳南峰までは危険個所も無く快適に歩ける。 |
その他周辺情報 | 大町温泉郷の薬師の湯に入る。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
|
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感想
9月5日(1日目)
扇沢の駐車場に車中前泊、朝4時過ぎに起床しチーズトーストとコーヒーの朝食を食べ、サーモスに沸かしたお湯を入れる。扇沢バスターミナルまで上がりトイレを済ませ5時40分に駐車場を出発、柏原新道入口に向かう。入口には登山相談所と登山届を入れる箱が設置されている。昨日登山届は投函済みだったので、そのまま素通りで登山を開始する。登り始めて30分ほどで体も温まりペースも安定してくる。柏原新道は終始安定した勾配が続く登りやすい道で順調に標高を上げる。登山道脇には秋の花リンドウが咲き始めている。ケルンの標識手前で扇沢と針ノ木方面の視界が開けた場所が出てくる。快晴の青空の下、蓮華岳から針ノ木岳、赤沢岳まで美しい稜線が視界に広がる。駅見岬を7時12分に通過、眼下の扇沢が徐々に小さく見える。一枚岩・石畳・包優岬・石ベンチと次から次へと標識が現れ、ペース維持に役立つ。8時25分にアザミ沢を通過、その名の通り紫色のアザミが沢山咲いている。8時56分に鉄砲坂の標識、種池山荘までの新道上最後の急登を一気に登る。最後に石段を登りきり、9時20分に種池山荘に到着。山荘の左手に立山の山並みが見え始め、右側には爺ヶ岳南峰が美しいピラミッドを見せている。種池山荘の名物:ピザをランチで食べる計画だったので、10時開店までゆっくり休憩。10時ちょうどにピザをオーダーし4番手で食べる。噂通りパリパリで美味しいピザだった。10時30分、長いランチ休憩から爺ヶ岳に向け行動再開。種池山荘近くにはまだ沢山のヤマハハコが咲いている。南峰の登り途中振り返るとオレンジ色・三角屋根の種池山荘の向こうに剣立山連峰が広がる素晴らしい景色。11時11分に南峰山頂到着、近づく鹿島槍はこの時間ですでに信州側から雲が湧き山頂部を覆うように広がる。一旦縦走路に戻り中峰最高点に向けて登り返す。11時30分に最高点中峰山頂到着。剣方面も雲が湧きだし、鹿島槍方面も布引山下まで白く覆われてしまう。中峰から北峰は黒部側を巻き山頂には行けないようだ。次は冷乗越に向けた下り、途中ミヤマコゴメグサを見つけ可憐な花を楽しむ。冷乗越でガスに覆われ視界は無くなってくる。代わりに雷鳥を発見、足元から徐々に白い羽に変わりつつある。信州側が崩れている冷乗越の道を下り12時30分に今日の宿:冷池山荘に到着。結構足が疲れていたので夕食後すぐに就寝する。
9月6日(2日目)
朝3時40分起床、昨夜鹿島槍ピストン用のサブザック・パッキングを済ませていたので、トイレを済ませ、お湯を沸かして弁当を食べ、4時42分に山荘を出発する。ガスが立ち込め風もやや強い中、ウィンドブレーカを着込んでヘッドライト点灯の登りを開始。まずは布引山、途中のテント場では強風+ガスで濡れた中、テント撤収を進める登山者を横目に見ながら足元に集中する。登るにつれてガスが薄れ上を向くと青空も覗く。5時36分、布引山山頂で東の空に朝日が現れる。ガス湧く天狗尾根と雲海の大町界隈が輝いている。しばらく平坦の道を進むと真っ白な黒部側のガスのスクリーンにブロッケンが現れる。ここからザレた斜面の最後の登りが始まる。ガスは相変わらず濃密で風も強くなりウィンドブレーカの上からレインジャケットを羽織り対応して登り続け、6時19分に鹿島槍ヶ岳南峰山頂に到着。周囲のガスは相変わらずだったが、風を避け、持参したサーモスでコーヒーを作り、菓子パンを食べながら天候の回復を待つ。しばらくすると突然ガスが切れ始め、6時55分に突然完全にガスが無くなり白馬岳山頂部が青空の下に顔を出す。反対側を見ると槍穂高のギザギザ山稜の輪郭が現れ、一気に視界が広がる。カメラを構えて白馬岳方面・槍穂高方面・剣立山方面と写真を撮りまくる。山頂で粘って良かった。残念ながら風がまだ強かったので、北峰へは足を延ばさなかったが、南峰山頂でのドラマティックな景色に満足して下山開始。登りでは気付かなかったが、結構秋の花が咲いていたようで、ホタルブクロ・ハクサンイチゲ(夏の名残?)・オヤマリンドウ・ハクサンフウロ・ヤマハハコと日差しに光り輝く。8時を過ぎると信州側から雲が湧き始め、テント場近くまで戻ると、すでに鹿島槍北峰は隠れてしまう。8時25分に冷池山荘に戻り、ザックを回収、パッキングを済ませてからブランチ休憩。9時まで休憩後、爺ヶ岳への登り返しに向かう。冷乗越⇒爺ヶ岳北峰トラバースと順調に進み、天候の安定している剣立山の絶景を見ながら、中峰も山頂を迂回して最後の南峰で景色を楽しむことにする。10時27分に爺ヶ岳南峰に到着、鹿島槍の雄姿を収め、剣立山連峰の豪快な稜線を見納め種池山荘に向け下り始める。10時56分に種池山荘に到着、ここでお昼の休憩、棒ラーメンを作り、菓子パンの残りと共に食べ、食後のデザートにシロップ漬けのフルーツを食べる。テーブル向かいの若いパーティは、ピザを注文していて、美味しそうに食べていた。11時50分に種池山荘を出発し、柏原新道をゆっくり下る。鹿島槍と爺ヶ岳のアップダウンで結構足に来ている中、穏やかな下りが続くのでとても助かる。頻繁に表れる標識にも助けられ、14時25分に登山口に戻る。ここで妻は休憩させ、自身は車を取りに駐車場に戻る。14時42分に駐車場に戻り今回の登山完了。妻をピックアップし、扇沢でトイレを済ませて下山。大町温泉の薬師の湯に入り、2日間の山行の疲れを癒す。標高差も距離も結構大きかったので足はかなり疲れていた。温泉入浴後、大町市内で夕食を食べ山行の打ち上げをする。
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