友と歩く初秋の山伏



- GPS
- --:--
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,514m
- 下り
- 1,508m
コースタイム
天候 | 朝のうち晴れ稜線はガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
5〜6台+路肩に数台。無料、ポストあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山口〜蓬峠> 登山口から沢沿いの登山道を歩く。 きちんと整備されている。 大岩の手前のところで以前は橋を渡った後の渡渉は少し下った場所だったが大岩の方に直接行くような道が付いていた。 どちらも問題なく歩けるが、この日は台風後で沢の水量が少し多めだったので旧ルートの方が水の少ないところを歩ける分安心。 大岩の先は崩落もありジグザグトラバースして歩くところが直線的に登るようになっている。道ははっきりわかるしロープも張ってある。 水が無くなり少し登ればこのルートの中間地点蓬峠に着く。 <蓬峠〜山頂> 蓬峠からトラバース気味のルートで標高を上げ、笹が増えてきたら尾根に乗り、少し登れば小屋や牛首方面のの分岐に着く。 この先はなだらかな道になり、木道、鹿の防護柵が現れれば広い山頂に着く。 天気が良ければ大沢崩れが正面に見える大きな富士山や、南アルプスの南部のジャイアンツの眺めが素晴らしい。 ヤナギランの咲き誇る山頂付近だがここ数年鹿の食害で数はだいぶ減ってしまってこの1〜2年はあまり多くの花は咲かなくなってしまった。 今回は時期が終わりだったが、数株まだ咲いているものに出会えた。 <山頂〜新窪乗越> 静かな森の中を歩く。 立ち枯れや倒木、苔生した森、明るい森だがどこか南アルプスの原生林を思わせるような静かなルート。独特な雰囲気が良い。 前半の広い尾根は踏み後は若干薄いところもあるがマークもしっかりあるし道はわかりやすい。徐々に尾根が細くなり小さなアップダウンを繰り返し両側の切れた痩せた尾根を通過すれば新窪乗越に到着。 木々の隙間から北側の眺めがあるので近くに見える笊ヶ岳、布引山から、南アルプス南部の山々、痩せ尾根の辺りでは他ではあまり見られない尖った北岳の姿も目にすることが出来る。 <新窪乗越〜行田山> 距離はそれ程無いがアップダウンが割とキツイ。 大谷崩れの縁を歩くので南側斜面は崩れている。 歩くのは北側斜面。 道はハッキリしているし歩きにくいところや急なところにはロープや梯子などがあるので問題無い。 木の根や岩の上は苔や湿気で滑るところもあるので注意。 アップダウンを繰り返し明るく開けたところが大谷嶺(行田山) <新窪乗越し〜扇ノ要> 日本三大崩れの一つ大谷崩れを下る。 足元は終始ガレていて傾斜も割と強めなので上りでも下りでも歩くのは楽では無い。両脇には大きな岩がゴロゴロしている。 今も小さく崩落は進んでいるので落石などもある。 周辺には気をつけて歩きたい。 道を間違えるような感じではないが、踏み跡が薄いところなどは先にあるマーキングやケルンを目印に歩けば良い。 沢の流れが聞こえてくれば扇の要、そして大谷嶺の登山口に着く。 |
その他周辺情報 | コンヤ温泉、金山温泉、黄金の湯、梅ヶ島温泉等付近には多くの温泉がある。 つるつるの温泉で気持ちよい。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(1)
エマージェンシーセット
行動食
非常食
水
ヘッドランプ
雨具
シャツと靴下の替え
手袋
地図とコンパス
雑記帳
軽アイゼン
地図
コンパス
カメラ
携帯
スリング
カラビナ
トイレットペーパー
ゴミ袋
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子
予備靴ひも
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
予備電池
常備薬
日焼け止め
保険証
時計
サングラス
ツェルト
ナイフ
|
---|---|
備考 | 急いで支度した為かガス、コッヘル持ってきたのにコンロを忘れた。 |
感想
連休があったのですが、買い物したり、役所や銀行なんかに用事があって一日はそういう事に費やしました。翌日当初は北アルプスに日帰りで行こうと思っていたのですが、準備ができずだったので深南部寸又峡から朝日岳か前黒法師に計画変更。
目が覚めたら朝です。
ヤバイ何も支度して無いじゃん・・・・。
急いで荷物をまとめている時にフト携帯見るとなんと知り合いがすぐ近くの山に登りに来ているらしい。
予定変更。
会いに行こう!
安部奥に向かいます。
ルートは分らないけどこちらからの登山口だとあそこかあそこ。
とりあえず追いかけます。
山伏は年に1〜2回は登っているのである程度勝手が分っている為アクセスも登山もスムーズです。
ちょっとだけ崩れてたりするところもある為か細かな部分では以前とは少しだけルートが変わっているところもあるけど順調に進みます。
沢沿いの登山道は気持ちイイ♪
台風や雨が続いていた為か少し水量は多かったかな。
蓬峠の辺りで薄い雲の中に入りました。
朝天気良かったけどまたか・・・
土曜でいつもよりは人が多いかもしれないなと思ったけどいつもと変わらない静かな山の中を少し早めのペースで登ります。
ココまで1パーティーを追い抜いた以外は人に会ってないけど山頂付近でようやく1名発見。そして山頂に到着すると・・・
いましたいました(*・∀・)ノ゛
何とか追いつきました。
ちょっと驚いた顔ですぐに気付いてくれました。
ゆっくりお話して軽食を摂りのんびり過ごします。
富士山は雲の中だったけど時折南アルプスの山々は姿を見せてくれました。
ヤナギランも数株だけだけど残っていてくれたので良かった。
ここからは先程見かけた方、休憩している間に登頂された自分達よりも年配のご夫婦とお話したりワイワイと。
全員大谷崩れの方まで歩く事になりました。
今日は珍しくパーティーで歩く感じになります。
お友達2名は健脚なのでぐんぐん進んで行きます。
特に女性のYちゃん登りは強い。
独特な雰囲気の森を通り抜け痩せ尾根を通過して新窪乗越へ。
山伏から一緒に歩いた一名はココでお別れ。お気をつけて(^ー^)
ご年配の夫婦はかなりハイペースで歩いていた我々パーティーのペースに遅れる事無く、休んでいる間に追い抜いて行きました。
出発も登山口じゃなく途中の温泉のとこからだって言うしこの後八紘嶺まで歩くって言うしさらっと歩く感じがすごく強いなと思う。
ココから大谷嶺までは距離はそれほど長くないけどアップダウンが結構キツイです。
派手な山じゃないけど登り応えはあるね。
北側の斜面を登り明るく開けた場所に出るとそこが大谷嶺の山頂。
行田山っていう立派な山頂標識があるんだけど文字が削り取られています。
誰がどんな意図でやったのかは分らないけど、山に登る人がやることじゃないよなぁ・・・。
山伏でもイロイロとこんな感じの事があるんだけどちょっと残念です。
この山頂は木が刈られていて平らで少し広くなっているのでのんびりと休憩。
晴れてきてポカポカしてお昼寝なんかするには良いかも。
ここでものんびりお話したり写真撮ったり。
さて、この後は八紘嶺まで行くかどうか?ってトコだったんだけどすごく楽しく歩けたし、お二人は昨晩から少ない睡眠だったようなので少し引き返して大谷崩れを下る事にしました。
大谷崩れはその名の通り崩落地です。
足元はザレ、ガレで決して歩きやすいところでは無いです。
そこそこ急だし足元ズルズル。
ちょっとガスっちゃって全貌が見渡せなかったけど、晴れている時は結構迫力のあるところです。
沢の音が聞こえるようになってくるとガレた足元は落ち着いてきて、扇の要に。
扇形してる崩落地の先っぽですね。
そこから少し下ると大谷嶺の登山口(ここにもポストあります)
少し休んでちょっと長い舗装を歩いて、最後にダートの林道を歩けば車の置いてある山伏の登山口の手前に到着。
林道歩きなんかは一人だとうんざりだけど三人でおしゃべりしながら歩いた分ちょっと楽でした。
下山後は黄金の湯で汗と疲れを洗い流し、市内に戻って3人で食事をして解散。
今日もとっても楽しい山でした。
もう少しすると秋の紅葉が良い時期だし、真っ白な冬の時期もとても綺麗な山です。
ルートもピストンでも楽しめるし周回ルートも取れるし、泊まりでも楽しめる。
静かでとってもいい山です。
ラブリーなYちゃんシャイなHさんこの日はお二人と歩けて楽しかったです。
今度は是非厳冬期の晴れた日に!
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