八淵から八雲ケ原

エスエス
その他2人 - GPS
- 07:06
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 654m
- 下り
- 1,001m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 6:50
| 過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
酷暑の中を八淵から広谷を経て八雲ケ原に行って来た。近江高島からの畑行バスは我々3名だけがガリバーまで乗っただけだ。ガリバーでも駐車場の車の台数がお盆にしては少ないような気がするのだが?
大スリバチ迄の道のりは昔の黒谷からの登路に比べると物凄く短いにも関わらず、シンドイ思いをして岩がゴロゴロの大スリバチ渡渉点に到着だ。単独の人が大スリバチから下流へ下降をしていったようだが、チョイ見の為不明だ。象形文字?の刻まれた岩前でゆっくり休憩をしたのだが、風が心地よく吹いていて酷暑の中の涼しいハイクの感覚だ。
大スリバチから傾斜の強い斜面を登って、釣瓶のナガオを越えて広谷への道はシンドイが、登り初めにヤマジノホトトギスが1輪だけコース上に咲いていた。そんな花に元気をもらってナガオを越えて、広谷への下降点までが長かった。やっと広谷の渡渉点からイブルキノコバまでの登りがシンドイのだと不満ばかりだ。更に八雲ケ原までの道は何十回となく歩いたにもかかわらず、小沢の乗越に何度こんなアップダウンがあるのだとシンドサにかまけて不満がキリが無い。やっと八雲ケ原に到着するも、誰もいない静かな広場には昔の儘の岩のテーブルと椅子でランチとした。
旧スキー場下の広場には復元された池は周遊できる木の橋があったが、今や朽ちてとても歩ける状態ではないのが残念だ。スキー場跡も木々が大きくなっていて面影も見い出だせない情況だ。八雲の旧池も何も花が咲いていない上に、湿原の歩道橋も朽ちていてとても散策出来る状況でないことが悲しい。今ならサギソウなどの花が咲いているだろうかと期待していたのだが。やむなく外縁道を歩いて奥の深谷道へ進んだ。流れは右往左往して道もそれに応じて紆余曲折する平流に近い散策路はとても心を和ませてくれるものだ。この辺の樹林帯には芦生杉のような大きな杉が多くあるのが更にその良さを倍増するのだ。
この深谷周辺には山小屋が彼方此方にあったはずであるが、殆ど見受けられなくなってしまった。これも比良山地の人気低迷の一つの結果なのであろうか?そういえば、積雪期には良くこういう小屋でお世話になったことが懐かしくさえ思えて来るのだった。そうこうするうちに、金糞峠下のキャンプ場を通過すると1張の天幕を張りながら、今日の宿泊準備中の人がいた。キット、ボッチキャンプであるのだろう。”こんにちは”の挨拶にも応じないで、必死に何かの準備をしていた。金糞峠も無人であったが、心地よい風が吹いて木陰で長い休憩をした。
金糞峠からの正面谷は浮石の多い急傾斜なので、恐々と下るしかないのが辛いものだ。長々と岩の斜面を降りると堰堤の滝がある青ガレ下である。流れ落ちる水で顔を洗いタオルを絞る。ここまでは急斜面の大岩だらけを降りて来たが、此処からは旧林道跡や堰堤越えで樹下の道なので陽ざしを匙けられるのが、継続していて嬉しい限りだ。大山口からはイン谷口はもうすぐで、比良駅まではバスと思いきや、県道は崩壊による通行不能でバスは運行休止中だ。昔はイン谷口からは良く歩いた道なれど、後期高齢者には駅までの道が辛いのだ。何も遮らない陽ざしの中を延々と歩いてやっとのことで比良駅に到着だ。酷暑の中のハイクであったが、思いの他暑いとは感じないくらい樹下の道や涼しい風に癒されながらのハイクが嬉しかった。
”八”、”竹”




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