記録ID: 7141417
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沢登り
塩見・赤石・聖
南アルプス赤石沢遡行
2024年08月03日(土) 〜
2024年08月04日(日)


体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 31:32
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,892m
- 下り
- 2,905m
コースタイム
天候 | 1日目:曇り時々晴れ 2日目:晴れ→ガス→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【赤石沢】 ・牛首峠~取水施設 水は穏やかで少なく、渡渉・ヘツリ・高巻きで通過。所々に淵があり、この時はまだ水も温かめだったので泳いで直登する方が気分が良さそう。この区間はまだ赤石が多くはない。文献にあるように、この区間の水量が多いとそれなりに苦労するだろうと想像のできる峡谷地形が各所にある。 ・取水施設~門ノ滝~大ゴルジュ 取水施設を過ぎてもあまり水量が変わらなかった。基本的に水線か岸か、あるいはボルダーかは自由に選択できる印象。門ノ滝は直登の範疇だと右岸の草が生えている箇所(バンドと称されている)が成功率高めと見たが、単独登攀ビレイシステムを持ち合わせていなかった(経験もない)ので左岸を高巻き。その他、岩の隙間をフィックススリングを使用して通過する箇所がある(唯一のルートではないが他は厳しめのクライミングを必要とする)。大ゴルジュ直前の赤い淵がとても美しかった。 ・大ゴルジュ~裏赤石沢出合~奥赤石沢/百間洞出合 大ゴルジュは右岸高巻き。高巻きの登りが悪く(しっかりしたホールドが乏しく)、滑落しても止めてくれるものは少ないので注意。トラバースが樹林帯に入ると良くなるが、一度懸垂下降した(10mジャスト)。それ以降は概ね穏やか。裏赤石沢出合の少し下で百間洞から下ってきたという釣り師に出会った。奥赤石沢/百間洞出合のビバークサイトはよく使われている様子で5、6張できそう。 【百間洞】 滝はあるが直登あるいは高巻きですべて大きな苦労なく通過できる。百間洞滝と称されている?ものが繊細な流れで本遡行中の滝では最も好きだった。苔生した赤い岩の経年に思いを馳せたり、奥聖から派生する北尾根を眺めるなどして概してゆったりした心境での詰め上げとなった。最後に現れる百間洞山の家が妙に「しっくり」きた。 |
その他周辺情報 | てしゃまんくの里(入山前、下山後のトイレ&歯磨き) |
写真
大ゴルジュ。最近、大西良治さんの『渓谷登攀』を読んで刺激を受けました。彼の遡行リストにこの赤石沢は入っていて、確か2泊されていたはず。きっとあそこを直登したのではないかと思います。僕も面白さをガイドしてレベルを上げていきたいですね。
装備
個人装備 |
沢靴(ラバーソール)
沢のネオプレングッズ(膝下と上半身)
20mスターティックロープ
ビレイデバイス
ゴーグル
ドライバッグ
ハーネス
ヘルメット
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---|
感想
2日間しか取れなかったので外付け品をドライバッグに出し入れするのを面倒がって泳ぎを巻けるところは全て巻いたが、結果的に泳ぎを強いられる事は一度もなかった。でもやっぱり気軽に泳げる装備だといいね。
また、「クライミングシューズがあればきっと行ける」、「クライミングシューズがありかつ空身なら(同)」と思う登攀ルートが多くあった(滝やボルダー)。その他、ナチュプロ技術(現状10aハンドクラックのリードトライ程度)や、ハーケンやエイドクライミングの技術(こちらは経験なし)などをもっと高めることができればもっともっと面白いことが出来そうに思えた。
複合的に、今自分が求めている楽しみ方を自覚させられた山行だった。
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