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Yamareco

記録ID: 7114828
全員に公開
ハイキング
白神山地・岩木山

白神岳&岩木山(青森遠征)

2024年08月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
05:45
距離
18.2km
登り
1,780m
下り
1,787m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:20
休憩
1:01
合計
9:21
距離 18.2km 登り 1,780m 下り 1,787m
4:56
4:57
16
5:13
20
5:56
51
6:47
13
7:00
7:01
1
7:02
7:21
2
7:32
35
8:07
8:14
0
8:14
15
8:51
12
9:03
9:04
218
12:42
12:43
16
13:07
7
13:22
13:40
3
13:49
6
13:55
13:56
14
14:10
14:11
1
14:12
ゴール地点
下りの一部と林道は走っています。
天候 AM 晴れ
PM 曇り 時々 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
○白神岳
蟶山(まてやま)コース登山口の大駐車場に駐車しました。
AM2時頃の到着で私以外には1台のみ。避難小屋泊だったようです。

○岩木山
8合目登山口の駐車場に駐車しました。
8合目駐車場までは普通車通行料1,830円を支払います。
【津軽岩木スカイライン】
https://www.iwaki-skyline.jp/
ちょうど午前午後の入れ替わり時間帯だったか、駐車場は結構空いていました。
 
コース状況/
危険箇所等
特別危険を感じるような箇所はありません。
全体に整備された登山道です。

○白神岳
所々木の根や浮石があり歩きにくい箇所があります。
上部の大峰分岐まではやや傾斜が急なため、注意注意です。
また、大峰分岐〜白神岳山頂間は下草が茂っており、対策必須。
1匹マダニに刺されてしまいました。
(長ズボンでしたが、対策及ばず…)

○岩木山
岩場の上り下りがあり、下りは転倒等注意です。
スニーカー等登山靴でない方は、歩きにくそうでした。
 
その他周辺情報 ○白神岳
下山後に、観光がてら全国的に有名な黄金崎温泉、不老ふ死温泉(日帰り1,000円)で入浴しました。
https://www.furofushi.com/
午前中の早い時間帯にもかかわらず駐車場は満車。少し待ってから入りました。

○岩木山
下山後にドライブウェイ麓の嶽(だけ)温泉、嶽ホテル(日帰り入浴600円)で入浴しました。
外観は普通の旅館でしたが、内観及び風呂はハイレベルな温泉施設でした。
http://www.dake-onsen.com/dakehotel/dakehotel.html
 
新潟の黒崎ICあたりで夕陽。
片道9時間の行程を休みながら移動します。
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新潟の黒崎ICあたりで夕陽。
片道9時間の行程を休みながら移動します。
【1座目:白神岳】
AM2時前、白神岳登山口に到着です。
【1座目:白神岳】
AM2時前、白神岳登山口に到着です。
登山口駐車場で仮眠。朝は5時前に出発します。
公衆トイレの脇から入り、少し林道歩きです。
登山口駐車場で仮眠。朝は5時前に出発します。
公衆トイレの脇から入り、少し林道歩きです。
登山道へ。
マテ山ルートと二股ルートとの分岐。
マテ山ルートと二股ルートとの分岐。
最後の水場。
ここまで巻き道でしたが、この先は急登です。
最後の水場。
ここまで巻き道でしたが、この先は急登です。
見た目スベスベのタマゴタケ。
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見た目スベスベのタマゴタケ。
白神山地と言えば、ブナですね。
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白神山地と言えば、ブナですね。
どらやきみたいなキノコ。
どらやきみたいなキノコ。
激萎え〜。どうしてこうなった!?
激萎え〜。どうしてこうなった!?
登り途中にアケボノシュスランがちらほら。
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登り途中にアケボノシュスランがちらほら。
倒木にはきのこきのこきのこ。
倒木にはきのこきのこきのこ。
明け方で濡れていたのでヒキガエルがのんびり。
明け方で濡れていたのでヒキガエルがのんびり。
マテ山との分岐点。
ここから緩やかな尾根上歩きになります。
マテ山との分岐点。
ここから緩やかな尾根上歩きになります。
笠開いたタマゴタケ。
笠開いたタマゴタケ。
鮮やかな赤のグラデーションです。
ニオイ強いのかコバエが群がってました。
鮮やかな赤のグラデーションです。
ニオイ強いのかコバエが群がってました。
暫く進むと次第に低木林に。
景色が開けてきます。
暫く進むと次第に低木林に。
景色が開けてきます。
日本海の海岸線を一望。
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日本海の海岸線を一望。
満開のツリガネニンジン。
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満開のツリガネニンジン。
黄色鮮やかなキオン。
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黄色鮮やかなキオン。
東北ならでは。トウゲブキ。
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東北ならでは。トウゲブキ。
大峰分岐。朝露濡れた下草生える登山道を進みます。
大峰分岐。朝露濡れた下草生える登山道を進みます。
青空広がる稜線。
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青空広がる稜線。
純白のノリウツギ。
純白のノリウツギ。
青空と雲海を望みます。
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青空と雲海を望みます。
コバギボウシの方かな。
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コバギボウシの方かな。
山頂手前には避難小屋と公衆トイレ小屋。
その手前の草原はお花畑が広がっています。
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山頂手前には避難小屋と公衆トイレ小屋。
その手前の草原はお花畑が広がっています。
奥には雲海!
登り切って白神岳山頂!
休憩がてら濡れたズボンを乾かします。
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登り切って白神岳山頂!
休憩がてら濡れたズボンを乾かします。
ここは一等三角点。
標高1,200m台ながら360度の大展望です。
ここは一等三角点。
標高1,200m台ながら360度の大展望です。
山頂から避難小屋方面の歩いてきた稜線。
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山頂から避難小屋方面の歩いてきた稜線。
奥には午後に歩く岩木山が姿を見せていました。
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奥には午後に歩く岩木山が姿を見せていました。
しばらく展望を楽しみ復路へ。
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しばらく展望を楽しみ復路へ。
白神岳大周満天避難小屋。
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白神岳大周満天避難小屋。
中は3層に分かれています。
綺麗な避難小屋でした。
中は3層に分かれています。
綺麗な避難小屋でした。
日本海を望みながらお花畑の草原を進みます。
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日本海を望みながらお花畑の草原を進みます。
快晴の空と海!
再び樹林帯へ。
ドクツルタケかな。
再び樹林帯へ。
ドクツルタケかな。
せっかくなので帰りに蟶山へ
せっかくなので帰りに蟶山へ
再びアケボノシュスラン。
アザミウマが大量に集まっていました。
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再びアケボノシュスラン。
アザミウマが大量に集まっていました。
こちらは小さなコイチヨウラン。
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こちらは小さなコイチヨウラン。
ミャクミャク似のトチバニンジン実。
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ミャクミャク似のトチバニンジン実。
最後の水場に咲くオクモミジハグマ。
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最後の水場に咲くオクモミジハグマ。
最後にオトコエシ。
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最後にオトコエシ。
登山口へ戻ってきました。
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登山口へ戻ってきました。
最寄りの温泉、黄金崎不老ふ死温泉へ。
露天風呂から見る海の絶景!
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最寄りの温泉、黄金崎不老ふ死温泉へ。
露天風呂から見る海の絶景!
【2座目:岩木山】
天気は雲多めの晴れ。
下り坂になる可能性も想定していたので急ぎめで。
【2座目:岩木山】
天気は雲多めの晴れ。
下り坂になる可能性も想定していたので急ぎめで。
岩木山登山口。
時間についてあれこれ書いてあります。
岩木山登山口。
時間についてあれこれ書いてあります。
ミヤマアキノキリンソウ。
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ミヤマアキノキリンソウ。
鮮やかな赤とトゲトゲの茎葉。
一際存在感のあるハリブキ。
鮮やかな赤とトゲトゲの茎葉。
一際存在感のあるハリブキ。
リフト側との合流点。
リフト降り場と鳥海山を振り返ります。
リフト側との合流点。
リフト降り場と鳥海山を振り返ります。
山頂は晴れたり雲掛かったり。
そんなに悪い天気ではなさそうでした。
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山頂は晴れたり雲掛かったり。
そんなに悪い天気ではなさそうでした。
展望を励みに登ります。
展望を励みに登ります。
歩いてきた斜面を振り返る。
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歩いてきた斜面を振り返る。
登り切って山頂。
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登り切って山頂。
山頂は広い岩場と避難小屋。
山頂は広い岩場と避難小屋。
少し待っているとくっきり青空と夏雲をバックに山頂写真を撮ることが出来ました。
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少し待っているとくっきり青空と夏雲をバックに山頂写真を撮ることが出来ました。
復路は来た道をひたすら下るのみ。
タチアザミかな。
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復路は来た道をひたすら下るのみ。
タチアザミかな。
ヤマカガシ、枝の上で休憩中。
ヤマカガシ、枝の上で休憩中。
登山口へ戻ってきました。
登山口へ戻ってきました。
再び8合目駐車場から見上げる。
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再び8合目駐車場から見上げる。
下山後は麓の嶽温泉、嶽ホテルへ。
見た目は普通の宿ですが、特に温泉は好みの内容でした。
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下山後は麓の嶽温泉、嶽ホテルへ。
見た目は普通の宿ですが、特に温泉は好みの内容でした。
青森に来た!って感じがしますね。
青森に来た!って感じがしますね。

感想

8/10土曜日、3連休初日は青森へ。
前日午後休み貰って、帰宅後天気予報サイト複数並べて行先に悩むこと数十分。
出発時点では台風5号は真っすぐ北上するとのことで、東北への影響は少なそう。
西へ向かうか北へ向かうかで迷いましたが、直近で南海トラフ注意情報が出たこともあり、最終的に北に決めたのでした。
自宅を15時に出発し、所々休憩を挟みながら翌AM2時過ぎに白神岳登山口へ。

登山口でヘッデンが要らない時間まで仮眠し出発。
着いた時は車1台のみでしたが、朝起きた時は3〜4台に増えていました。
ルートはメジャーなマテ山ルートで登ります。
登山口の標高は200m弱と、朝早くから蒸し暑く、歩き始め早々から汗が流れ落ちます。
前半は斜面を巻きながら東へ進み、「最後の水場」を過ぎるとマテ山分岐まで一気に高度を上げます。
登山道脇の多種多様なキノコが印象的でした(種類分からず…)
一変してマテ山分岐からは歩きやすい緩やかなトレイル。
距離をぐんぐん稼ぎ、大峰山分岐への登りに入ると視界が一気に開けます。
日本海の海岸線を一望しながら草原広がる斜面を登ります。
登山道の下草は朝露で濡れており、そこまで距離も無いし大したことは無さそうだとレインウェア下を着用せずにそのまま山頂へ。
ところがこれが痛恨の大失敗…。

所々草深い箇所もありましたが、気にせずいたらいつの間にかズボンはぐっしょり。
さらに、下山後に風呂で膝上を1か所マダニに刺されているのを発見!
写真やニュースで見てきたので、これまでで初めて見たものの意外と冷静でいられましたが、遠征中ずっと付けっぱなしは嫌だったので、引き剝がすことにしました。
しかし、情報どおりでデコピンしても払おうとしても全然抜けないんですね。
膝上の目立たない場所だったので、結局最後は諦めてブチっと。
多分綺麗に引き抜けてはいないと思いますが、腫れは無く傷口も小さく目立たなさそうだったので悪化しない限りはこのままかなと。
(他の岩や脇枝で出来たあざとか切り傷跡とかの方がよっぽど目立ちます・・・)
マダニは感染症が最も恐ろしい(致死率は最大3割とも)ですが、今のところ発熱も無し。東日本個体の発症は稀なようです。
これ以降レコが途切れたら、ああそういうことだなと納得頂ければ。
後から調べたら、白神岳はマダニ報告が結構あるようでした。
マダニのことなど全く考えに無かったのは事実。
下調べが不十分だったのもまた事実。
想像ですが、濡れたズボンに張り付き、ズボンの膝部の穴から侵入したのではないかと考えています。
面倒でも行程が短くても万全を期してレインウェアやスパッツ着用すべきでした。

脱線しましたが、白神岳山頂は雲海と360度の大展望。
ここは一等三角点の山で、日本海や白神山地の奥深い山々。さらに奥には午後に歩く雲上の岩木山を望みました。
下山路は急ぎ足で下り、途中の黄金崎不老ふ死の湯へ寄ります。
以前通った時はスルーだったので、一度寄ってみたい温泉でした。
連休初日の午前中ながら日帰り用駐車場は満車。
少し待って、まずは内湯から入ります。
ここで膝上にマダニが取り付いているのを発見。
下山後の早い段階で気づけたのは不幸中の幸いだったかもしれません。
暫く内湯に浸かり、一度服を着て屋外へ。
有名な露天風呂は天気快晴なこともあり、多くの観光客で賑わっていました。
茶褐色で温度ちょうど良く、時間が許せば長く浸かっていたい温泉でした。
ここから岩木山の8合目登山口までは海岸沿いを時計回り、下道で2時間以上を要します。
岩木山スカイラインのHPには、「13時以降の登山はご遠慮ください」とか「16時半以降に車が残っていた場合は捜索願として警察へ連絡します」とか結構物騒な文言が書いてあったこともあり、この日はこの8合目登山口13時出発をリミットに計画したのでした。

登山口からしばらくは風の抜けない緩やかな登り斜面。
リフト降り場からの登山道と合流すると、展望が開け、心地良い風が吹き抜けます。
天気は曇り空でしたが、時折雲が抜け山頂方面が望めるようになります。
山頂までは岩場とザレ場の連続。
半分観光スポット的な山だからか、軽装の方や家族連れの方も多く、難儀されていました。
ホームページ記載の厳しめな文言にも納得でした。
特に難しいところは無く登り切ると、広い岩場の山頂。
遠望はできませんでしたが、青空に白い夏雲が風に乗って流れ、気持ちの良い山頂でした。
復路も距離は短いのであっという間の下山。
下山後はこの日2回目の温泉♪
麓の嶽温泉で入浴し、ハイレベルな硫黄の強い温泉を楽しみました。
いつか泊まってみたい温泉宿でした。

下山後、懸念していた台風の進路がやっぱり懸念通りに西側へと変わり。
翌日歩く予定にしていた岩手県の山も、上陸前にもかかわらず朝から雨予報に変わっていました。
当初1泊2日で4座を歩く計画でいたのですが、色々考慮した結果ここで帰ることにしました。
最悪帰れなくなるのも困るし。。
弘前から能代まで下道で抜け、あとはひたすら日本海東北道(+下道)。
途中で仮眠しながら、翌連休中日の11日午前中に無事帰宅。
登山行程は6時間弱、運転時間は往復18時間強とトンデモ行程となりました。

そんなこんなで強行青森遠征は0泊3日に終わったのでした。
不完全燃焼気味だったこともあり、連休最終日は近場の餓鬼岳〜唐沢岳を歩きました。
 

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