山行記録: 長万部岳《北海道百名山》

記録ID: 7108417

全員に公開

無雪期ピークハント／縦走

道南

長万部岳《北海道百名山》

2011年07月17日(日) [日帰り]

北海道

山キチどん

体力度

日帰りが可能

体力度について

GPS: 03:26
距離: 10.8km
登り: 747m
下り: 747m

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歩くペース

とても速い

0.2～0.3

ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り

山行: 3:01
休憩: 0:25
合計: 3:26

距離 10.8km 登り 747m 下り 747m

5:32

26分

林道ゲート

5:58

6:02

30分

林道跡終点5合目ベンチ

6:32

6:36

53分

鉱山跡

7:29

7:40

33分

長万部岳

8:13

8:17

19分

鉱山跡

8:36

8:38

20分

林道跡終点5合目ベンチ

8:58

林道ゲート

天候	曇りのち小雨
過去天気図（気象庁）	2011年07月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車長万部町大峯の二股林道ゲートに駐車アクセスを調べる my出発地登録

写真

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二俣林道ゲート前に駐車

2011年07月17日 05:29撮影 by DSLR-A350, SONY

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7/17 5:29

二俣林道ゲート前に駐車

うすゆき荘跡登山口

2011年07月17日 05:59撮影 by DSLR-A350, SONY

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7/17 5:59

うすゆき荘跡登山口

夏山と冬山の指導標
取付位置が違う

2011年07月17日 05:59撮影 by DSLR-A350, SONY

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7/17 5:59

夏山と冬山の指導標
取付位置が違う

クルマユリ

2011年07月17日 06:29撮影 by DSLR-A350, SONY

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7/17 6:29

クルマユリ

鉱山跡の標識と高い位置に冬山用の鐘

2011年07月17日 06:33撮影 by DSLR-A350, SONY

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7/17 6:33

鉱山跡の標識と高い位置に冬山用の鐘

黒松内岳(740m)
町界尾根より

2011年07月17日 07:11撮影 by DSLR-A350, SONY

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7/17 7:11

黒松内岳(740m)
町界尾根より

エゾキスゲ

2011年07月17日 07:12撮影 by DSLR-A350, SONY

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7/17 7:12

エゾキスゲ

マイヅルソウ

2011年07月17日 07:23撮影 by DSLR-A350, SONY

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7/17 7:23

マイヅルソウ

長万部岳(972m)山頂

2011年07月17日 07:28撮影 by DSLR-A350, SONY

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7/17 7:28

長万部岳(972m)山頂

鉱山跡を俯瞰

2011年07月17日 07:47撮影 by DSLR-A350, SONY

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7/17 7:47

鉱山跡を俯瞰

鉱山跡に戻り見上げると雲の中に長万部岳(972m)　

2011年07月17日 08:13撮影 by DSLR-A350, SONY

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7/17 8:13

鉱山跡に戻り見上げると雲の中に長万部岳(972m)　

鉱山川の赤茶けた岩

2011年07月17日 08:40撮影 by DSLR-A350, SONY

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7/17 8:40

鉱山川の赤茶けた岩

帰りに立ち寄った二俣ラジウム温泉

2011年07月17日 11:03撮影 by DSLR-A350, SONY

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7/17 11:03

帰りに立ち寄った二俣ラジウム温泉

撮影機器：

DSLR-A350 SONY

感想

山キチどん

　今日の山行は、90%諦めていた。ところが夜半に雨は上がり、今日は回復傾向だというので登山を決行した。朝食を取りダート林道を走ると夏草が被さり車で掻き分けるようにして進んだ。林道が二手に分かれ長万部岳の表示のある方向へ200mも進むとゲートがあり其の手前の広場に車を置いた。登山ポストがありノートに記帳しゲートを越えて登りだした。暫く行くと水嵩を増した鉱山川を渡った。河原の石が赤茶けているのは鉱山の成分のせいなのだろうか。ゲートから2㎞ほどで“うすゆき荘”跡に達する。数年前までは建っていたようだが今は取り壊されて廃材にビニールシートが被せられていた。
　ここが登山口とされ標識が設置されているが、此の標識以外に随分高い位置に冬山標識もあった。冬山標識の方が立派で何箇所もあり“登山道”が始まるのかと思ったが林道は未だ続き、ジグザグに緩傾斜で高度を上げた。1合目表示から頻繁に2合目、3合目と続き、ズリのようなものが積まれた鉱山跡に達した。真正面に長万部岳が聳えているはずだが雲の中、冬山用の高い位置に鐘が設置されている。打ち鳴らしてみたいが紐が短く手が届かない。傍に脚立が寝かされていたので此れに昇って打てと云う意味なのだろうか。林道は此処で途切れ完全な登山道になった。歩き出すとすぐに5合目表示があった。長万部岳の北にあるP848の麓を巻くように進んで小川を渡った。通常は優しいせせらぎなのだろうが今日は奔流のようだ。
　P848と長万部岳の鞍部で稜線に乗り最後の登りは少々急。しかしお花畑でエゾキスゲの群落が目を楽しませてくれた。（見分けがつかないのでエゾカンゾウかもしれない）此の他エゾシオガマ、ハクサンチドリなども頑張っていた。
　長万部岳(972m)は、3等三角点「長万部岳」が設置され、大きな山頂標識のある展望の素晴らしい山だ。此の標高どっかで見たことが・・・そうだ京都最高峰の皆子山と同じ高さだ。山頂部のガスは濃く展望は得られなかったが、ニセコ連峰、狩場山、大平山など今回行く予定だった山全てが見える筈だ。そして噴火湾越しに羊蹄山も・・・
　歩き始めて2時間ほどしか経っていないのでお腹も空かず、ポカリを呑んだだけで下山に掛った。道は1本しかなく来た道を帰る。山頂を少し下ると雲の下に出て谷越しに鉱山跡の裸地が見えた。其の後方には黒松内岳が雲から顔を出している。鉱山跡に戻ると長万部岳が先ほどよりも輪郭を現し登山の最後に花を添えてくれた。ポツポツと雨が落ちてきた。今日も雨具の下だけ穿いていたが、上もザックの上から羽織り急ぎ足になり林道を下った。
　“うすゆき荘”跡に戻るとなんと登山者が二人、昨夜閉じられた麓の通行止めゲートの開くのを待ってやってきたと云う。6時に開けると言っていたのに、開いたのは7時だったそうだ。しかしこんな日によく登るものだ。自分も同類だが・・・。　さして強く降られることもなく林道ゲートに到着、一度も太陽を見ぬまま北海道山行は終わってしまった。
　二股ラジウム温泉に立寄って汗を流そう。ここは有名な温泉で施設は新しい。炭酸泉で温めになった浴槽は長時間の入浴に最適で湯治に訪れる人が多い。心地よい風呂では自然と会話が生まれ楽しい。石鹸・シャンプーは禁止で山帰りには辛いが1時間余りのんびりと会話を楽しんだ。此の湯に浸かると白い粉が吹いたようになるのでもう一度他の温泉で洗い流して帰るのだと常連の小父さんが言っていた。
小樽への帰り道、昆布駅裏にある昆布温泉龍泉閣に立ち寄り再入浴、ここではしっかり洗髪もした。小樽でレンタカーを返すのは15時、余裕で行ける心算だったが余市町内で思わぬ渋滞、給油後車を返したら5分オーバーした。幸い追加は請求されずOKだった。
　快速エアポート号で札幌に向かい高校以来の友人永山さんと再会、酒を酌み交わした後22時発の“はまなす”に乗車するのをホームで見送ってくれた。新青森からは昨年全通した東北新幹線“はやぶさ”のグランクラスに乗りこんだ。何んとも優雅で自尊心を満足させてくれる。東京からは東海道新幹線に乗り継ぎ13時京都に帰り着いた。昔は13時間余り乗り続けてやっと青森だったのが早くなったものだ。

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