記録ID: 709790
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍
西穂高岳(1日目:西穂高口駅〜西穂山荘,2日目:西穂山荘〜西穂高岳〜西穂山荘〜西穂高口駅)
2015年09月04日(金) 〜
2015年09月05日(土)


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 21:46
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 896m
- 下り
- 901m
コースタイム
2日目
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 5:45
距離 6.4km
登り 635m
下り 859m
9/4(金)
14:00 西穂高口駅(ロープウェイ終点)
14:55 西穂山荘
9/5(土)
6:00 西穂山荘
6:15 丸山
6:55 独標
7:20 ピラミッドピーク
8:00 西穂高山頂 8:25
9:20 ピラミッドピーク
9:35 独標
10:10 丸山
10:30 西穂山荘 10:55
11:45 西穂高口駅
14:00 西穂高口駅(ロープウェイ終点)
14:55 西穂山荘
9/5(土)
6:00 西穂山荘
6:15 丸山
6:55 独標
7:20 ピラミッドピーク
8:00 西穂高山頂 8:25
9:20 ピラミッドピーク
9:35 独標
10:10 丸山
10:30 西穂山荘 10:55
11:45 西穂高口駅
天候 | 9/4(金)は曇り 9/5(土)はピンポイントで晴れました! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駐車場はロープウェイから少しだけ下にある登山者無料駐車場を利用しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天候にもよるかと思いますが、全体を通して迷う様な所はないと思います。 西穂高口駅〜西穂山荘間は特に危険箇所はないと思います。山荘前はやや急登です。 山荘から独標までは多くの人が歩く道で、独標の登りがちょっとした岩登りになります。手掛かり足掛かりは豊富なので、気をつけて登れば特に問題はないかと思います。 独標〜西穂高山頂までは岩場が続きます。雨等で岩が濡れていたら嫌だなと思う箇所、手足の運びを少し迷う様な箇所が何ヶ所かありました。 また、今回は復路の7峰付近で仲間の一人が誤って道を踏み外し滑落しました(幸い色々な幸運が重なって大事には至りませんでした)。 油断をしていたわけではないと思うのですが、何かあった際はとても高い危険ポテンシャルを持っているコースだと思います(どんな山でも同じかもしれませんが)。 GPSログですが、帰りの西穂山荘から西穂高口までのログが飛んでしまっています。実際はピストンなので、往路と同じ道を通っています。 |
その他周辺情報 | ロープウェイ駅すぐ下の中崎山荘 奥飛騨の湯で汗を流しました。 山荘に割引券(100円引き?)があったのですが、あいにく取らなかったので800円でした。 |
写真
第1ロープウェイ。
春頃に支柱と接触する事故があった様で、9月に入ってようやく2台体制に戻ったとのことです。
第1ロープウェイ:「安全運転で参ります」
我々:「よろしくお願いします」
春頃に支柱と接触する事故があった様で、9月に入ってようやく2台体制に戻ったとのことです。
第1ロープウェイ:「安全運転で参ります」
我々:「よろしくお願いします」
受付を済ませ、ビールタイムに。
東京からツアーで来たと言うおばさま(お姉さま?)と暫し談笑、hiro4さんとワタシは結構な本数飲んでしまいました。
ワタシは後で気付いたのですが、隣に山登り大好きでおなじみの井坂ガイド(ホンモノ!)がいらっしゃった様です。
東京からツアーで来たと言うおばさま(お姉さま?)と暫し談笑、hiro4さんとワタシは結構な本数飲んでしまいました。
ワタシは後で気付いたのですが、隣に山登り大好きでおなじみの井坂ガイド(ホンモノ!)がいらっしゃった様です。
食事中に山荘の方から明日のお天気等の解説がありました。
山荘の方:「本日お越しの皆さんは6対4で日頃の行いが良いかたの方が多かったので、明日は晴れです」
客:「ウォーッ!」
客:「ジーザスッ!」
(そんなええかげんな説明ではありませんでした)
山荘の方:「本日お越しの皆さんは6対4で日頃の行いが良いかたの方が多かったので、明日は晴れです」
客:「ウォーッ!」
客:「ジーザスッ!」
(そんなええかげんな説明ではありませんでした)
明けて翌日。
晴れました!
月曜から降りっぱなしだったのでどうなることかと思ってましたが、晴れ男、hiro4さんの晴れパワーのおかげ?で晴れました。
奥穂に向かう人達なのか、まだ暗いうちから結構な数の方達が出発して行かれました。
晴れました!
月曜から降りっぱなしだったのでどうなることかと思ってましたが、晴れ男、hiro4さんの晴れパワーのおかげ?で晴れました。
奥穂に向かう人達なのか、まだ暗いうちから結構な数の方達が出発して行かれました。
美味しい朝食でエネルギー補充を済ませ,外へ。
昨日までとはうって変わって,すがすがしいいいお天気になりました。
青空に映える何とか山(その2)の稜線。
山:「ちゃんと名前で言うて!」
ワタシ:「また勉強しときます」
昨日までとはうって変わって,すがすがしいいいお天気になりました。
青空に映える何とか山(その2)の稜線。
山:「ちゃんと名前で言うて!」
ワタシ:「また勉強しときます」
山荘の外には荷物置きの棚があります。
ピストンになるので山荘にいくらか荷物をデポしていこうか悩みましたが、全部持っていくことに。
ツアーの方々と交錯すると大変そうなので、山荘前での記念撮影は帰りにしようと言うことで西穂山荘を出発。
ピストンになるので山荘にいくらか荷物をデポしていこうか悩みましたが、全部持っていくことに。
ツアーの方々と交錯すると大変そうなので、山荘前での記念撮影は帰りにしようと言うことで西穂山荘を出発。
西穂の岩場を歩くために新兵器を投入。
スマホ対応アーミーグローブ(軍手の人差し指先っちょをちょん切っただけどすが、何か?)。
アーミーグローブは濡れに非常に弱いです。岩が濡れていたらどうしようと思ってましたが、天候に恵まれその性能?を存分に発揮しました。
チープな高度計付時計は会社に忘れてきたために、今回は普通の安時計です。
スマホ対応アーミーグローブ(軍手の人差し指先っちょをちょん切っただけどすが、何か?)。
アーミーグローブは濡れに非常に弱いです。岩が濡れていたらどうしようと思ってましたが、天候に恵まれその性能?を存分に発揮しました。
チープな高度計付時計は会社に忘れてきたために、今回は普通の安時計です。
独標を目指して登りは続きます。
これから越えて行くピークが綺麗に見えています。
ちなみに独標が11峰,頂上が1峰(?)になりますので,独標から10個ほどピークを越えていきます。
H隊長:「あれが独標やから,11,10,9,8...」
これから越えて行くピークが綺麗に見えています。
ちなみに独標が11峰,頂上が1峰(?)になりますので,独標から10個ほどピークを越えていきます。
H隊長:「あれが独標やから,11,10,9,8...」
途中,遠くに富士山の姿も見えました。
富士山:「ちゃんと写ってる?」
ワタシ:「ちょっと写真では良くわからないかもしれません」
富士山:「ひょっとして下手くそ?」
ワタシ:「何だとーっ!!(怒)」
富士山:「ちゃんと写ってる?」
ワタシ:「ちょっと写真では良くわからないかもしれません」
富士山:「ひょっとして下手くそ?」
ワタシ:「何だとーっ!!(怒)」
そう,ピラミッドピークです。
目指す頂の西穂高岳(写ってますよね?)バックに交代で記念撮影。
H隊長の高級ヘルメット(グリベル サラマンダー)と対照的な低級ヘルメット(コーナン謹製,青)がワタシの頭上で光ります。
独標を過ぎて装着しました。
(ちなみに槍さまにもコレで登頂)
目指す頂の西穂高岳(写ってますよね?)バックに交代で記念撮影。
H隊長の高級ヘルメット(グリベル サラマンダー)と対照的な低級ヘルメット(コーナン謹製,青)がワタシの頭上で光ります。
独標を過ぎて装着しました。
(ちなみに槍さまにもコレで登頂)
西穂の峰々がクッキリ。
西穂の峰々:「かっちょええっしょ」
ワタシ:「男前です」
西穂の峰々:「いやぁ、それほどでも」
ワタシ:「リップサービスです」
西穂の峰々:「なんだとーっ!(怒)」
西穂の峰々:「かっちょええっしょ」
ワタシ:「男前です」
西穂の峰々:「いやぁ、それほどでも」
ワタシ:「リップサービスです」
西穂の峰々:「なんだとーっ!(怒)」
アルペン謹製の安ゼリーで小腹を満たすワタシ。
先の槍さま探訪で引退させようと思ったアディダスですが,岩場歩きとなると,やはり信頼関係を築いてきた彼(オトコ?)をチョイスしてしまいました。
シューグーでの修理痕もはがれてきてたりして満身創痍ですが頑張ってくれます。
先の槍さま探訪で引退させようと思ったアディダスですが,岩場歩きとなると,やはり信頼関係を築いてきた彼(オトコ?)をチョイスしてしまいました。
シューグーでの修理痕もはがれてきてたりして満身創痍ですが頑張ってくれます。
山頂を後にする際にもう一度撮った西穂高岳山頂の碑。
左に写っているおじさんとは往路も復路もだいたい同じペースで登ってきました。頂上でチョコをご馳走になりました。
そして、山頂の碑の手前に写っている方には後ほど大変お世話になることに。この時点では知る由もありませんでした。
左に写っているおじさんとは往路も復路もだいたい同じペースで登ってきました。頂上でチョコをご馳走になりました。
そして、山頂の碑の手前に写っている方には後ほど大変お世話になることに。この時点では知る由もありませんでした。
アクシデント発生!
7峰の岩場を下りた鎖がかかる道でK隊長が道を踏み外して滑落。
奇跡的に10m程で止まりました(ホントにラッキーでした!)が、そのまま登り返すには危険な斜度と手掛かり足掛かり。
本当に幸運なことに、すぐ後ろを歩いておられた方が動揺する我々にすぐに声をかけてくださり、ザイルを投げて助けて下さいました。
写真どころではなかったのですが、ザイルを体に縛り、確保され登るK隊長を震える手で撮影。
7峰の岩場を下りた鎖がかかる道でK隊長が道を踏み外して滑落。
奇跡的に10m程で止まりました(ホントにラッキーでした!)が、そのまま登り返すには危険な斜度と手掛かり足掛かり。
本当に幸運なことに、すぐ後ろを歩いておられた方が動揺する我々にすぐに声をかけてくださり、ザイルを投げて助けて下さいました。
写真どころではなかったのですが、ザイルを体に縛り、確保され登るK隊長を震える手で撮影。
K隊長が滑落した際にすぐ後ろを歩いておられた方です。
何と言ってお礼を言えばよいのか。本当に助かりました。
西穂山荘でテント泊されていた方で、大荷物はテントにデポ、小荷物でこられてましたが、ザイルやシュリンゲ、カラビナなどがすぐに出てきて神様のように見えました。
何と言ってお礼を言えばよいのか。本当に助かりました。
西穂山荘でテント泊されていた方で、大荷物はテントにデポ、小荷物でこられてましたが、ザイルやシュリンゲ、カラビナなどがすぐに出てきて神様のように見えました。
九死に一生を得たK隊長。
落ちた時は緑(草)が目の前をサーッと流れるのが見えたが動揺はなかったそうで、後に自分のいた場を確認して足が震えたとの事です。落ちた時に下の状況とか目に入り動揺していたら、また結果は変わっていたかもしれません。それもまたラッキーでした。
慎重に下ります。
落ちた時は緑(草)が目の前をサーッと流れるのが見えたが動揺はなかったそうで、後に自分のいた場を確認して足が震えたとの事です。落ちた時に下の状況とか目に入り動揺していたら、また結果は変わっていたかもしれません。それもまたラッキーでした。
慎重に下ります。
我々:「おかげさまで無事に帰ってこれました。ありがとうございました」
播隆上人:「あっち危ないって言ってたの、わかってくれた?あんまりわかってなさそうやったから、使いのものを助けに出させたけど、間に合った?」
我々:「あのお方は神の使い!?」
(ホントに我々にとっては神の使いでした)
播隆上人:「あっち危ないって言ってたの、わかってくれた?あんまりわかってなさそうやったから、使いのものを助けに出させたけど、間に合った?」
我々:「あのお方は神の使い!?」
(ホントに我々にとっては神の使いでした)
<おまけ>
急げば45分のロープウェイに間に合いましたが、せっかくのお天気なので1本遅らせて展望台に立ち寄る事に。
階段にかけられてたコーヒーの宣伝ですが、ワタシにはもう、ビールにしか見えません。
急げば45分のロープウェイに間に合いましたが、せっかくのお天気なので1本遅らせて展望台に立ち寄る事に。
階段にかけられてたコーヒーの宣伝ですが、ワタシにはもう、ビールにしか見えません。
<おまけ>
山を下りて高山で1泊しました。
6日の日曜日は先日の槍ヶ岳山行の帰りに寄るはずだった神岡町のレールマウンテン、ガッタンGO!にリベンジ。
今回も天候が危ぶまれましたが、我々が乗った時は小雨程度ですみました。
山を下りて高山で1泊しました。
6日の日曜日は先日の槍ヶ岳山行の帰りに寄るはずだった神岡町のレールマウンテン、ガッタンGO!にリベンジ。
今回も天候が危ぶまれましたが、我々が乗った時は小雨程度ですみました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
---|
感想
春に独標まで訪れた西穂ですが、今回は山頂まで足を伸ばしました。
秋雨前線の影響で毎日雨が続く中、奇跡的に山頂に向かう日だけピンポイントで晴れ、山頂に至る稜線の岩場歩きを楽しむことができました。
なお今回、幸いにも大事には至らなかったのですが、少しアクシデントがありました。
復路の7峰付近で仲間の一人が誤って道を踏み外し滑落しました。
幸い10mほどで運良く止まり、また、すぐ後ろを歩いていた方がザイルでレスキュー下さったので擦り傷程度で済みました(止まらずに落ちていればおそらく死んでます)。
はっきりした原因はわからないのですが、ピラミッドピーク(8峰)の方に少しよそ見をしたのかもしれないという事でした。
いろいろなラッキーが重なって笑い話で済みましたが、一歩を踏み出す足元確認の重要さについての再認識や、仲間が窮地に陥った時にワタシのただただ重たいザックには何一つ必要となるものは入っていないなど、いろいろ勉強になりました。
一方通行のコメントになってしまいますが、助けてくださった方(お名前お聞きしたのですが「名乗るほどでも」と謙遜され、教えてもらえませんでした)や、現場で足を止めて作業を見守ってくださった方々に改めてお礼申し上げます。ホントにありがとうございました。
いろいろありましたが、岩場歩きはしんどくも楽しく、また機会を見て再訪したいと思いました。
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