横手山と芳ヶ平


- GPS
- 03:39
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 501m
- 下り
- 499m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。 |
写真
感想
渋峠の駐車場には7:50に到着。気温18度と下界と比べると涼しくて快適。天気良く晴れているが目指す横手山方面はガスに巻かれている。支度の後8:04に行動開始。スキー場のゲレンデを登って横手山山頂を目指す。ゲレンデの入口にはニッコウキスゲが植えられていて賑やかだった。ゲレンデ登りなので斜度はきつめだが、渋峠で既に標高2100メートルを超えているので山頂までの登りはそれほど時間はかからない。リフトを横目に登ると次第に傾斜が緩くなる。標識の誘導に従い進み8:25に横手山山頂の展望所に到着。先客数名。眺望はガスが多くて効かず、ほとんど何も見えなかった。また来る時の楽しみにしよう。山頂の展望がないので長居はせず先に進む。山頂ヒュッテ方向に進むがここもガス。周囲に高山植物がちらほら見られた。横手山からの帰りは林道を下る。舗装路とダートが半々くらい。緩い坂なので歩きも楽だが風がなく暑い。8:57に一旦駐車場に戻る。気温が上がり暑くなりそうなので、クルマにデポしていたお茶のボトルを回収し、今度は芳ヶ平へ向けて出発。渋峠からは下りになるので楽なはずだが、日差しが強くて暑く、全然楽ではなかった。樹林帯ではあるのだが、樹木があまり密ではないので日差しが届いて暑い。標高2000メートルを超える高原からの歩き出しなので、涼しい陽気をイメージしていたが実際はその反対だった。ほぼ無風だったのも要因の一つだろう。暑くてペースは上がらないのでゆっくり歩く。芳ヶ平と渋峠の間は、スキーで往復したことはあったが、無雪期は初めて。どんなところかと思ったが案外岩がちな登山道が続く。標高差は300メートル程度なので楽だとは思うが、今日のように気温が高くて日差しが強いとやはり大変。登山道は明瞭で間違える恐れはなかった。また木道や木の階段が多く、乾燥している状態なら歩き易いが、湿っていると滑り易いので要注意と思う。標高は一気に落ちることなく緩い坂で稼いで行く。標高差の割に時間がかかるのは、距離が長いのが原因だろう。芳ヶ平へ近付くと樹木越しに草津白根山が見えるようになってきた。山頂付近は火山ガスのため規制がかかっているが、遠くから眺める分にはやはり立派な山だ。更に下がると徐々に芳ヶ平の湿原へ近付く。湿原ではあるが周囲には草原があり、今の季節は特に草が青い。9月に来たときも同じようであったが、今は7月後半なのでまだ高山植物が多少あった。ワタスゲはもうほぼ終わりだったが辛うじて見られた。湿原に到着したら木道を歩いて周回する。木道の周囲の草丈が高く、大人の腰程度まで伸びているところが多かった。木道は湿原を周回できるように作られていて途中にはベンチもあった。途中適当なベンチに座って大休止。ここまで下り基調の歩きだったが気温が高く暑くバテ気味だった。しかし座って休んで居る分には割と涼しくて快適だった。風は弱くてそよ風程度だったが、もう少し強ければ更に快適だったろう。休憩の後に湿原の周回再開。人の姿は我々以外になく貸し切りの木道だった。所々に池塘もあり、季節がもう少し早ければ様々な花々が見られ賑やかだったと思う。6月下旬くらいが良いのかもしれない。湿原をぐるりと一周した後は芳ヶ平ヒュッテへ向かう。ヒュッテは準備中だったが、外にいても大型犬の鳴き声が聞こえた。ヒュッテには特に入らず来た道を戻る。帰りは登りだし蒸し暑いので、下りの時よりも更にペースを落として進む。というか暑過ぎてペースの上げようがなかった。暑くて判断能力も落ちている気がして、滑ったり転んだりを防止するにはゆっくりと歩くしかなかった。通常の登りであれば比較的さっさと登ってしまうが、今日はとにかく安全第一。登り出すと下りのハイカーとすれ違うようになる。我々と同様渋峠から下って芳ヶ平を目指すパーティが多いようだ。登りの時間になっても晴れていて暑く、樹林が切れて日差しが直接当たるようになると暑くて仕方なかった。普段日帰りでどこかに出掛ける場合は大体日の出の時間に歩き始めることが多いし、日の出後であっても日が高くなってから登り始めることは滅多にないので、暑い時間の登りはことさらに大変に感じた。熱中症にならないよう水分補給はしたつもりだったが、少し不足気味だったかもしれない。スローペースではあるがあまり立ち止まらず確実に進む。樹林帯で眺望が全然なのは想定内だが、暑さは想定外だった。渋峠に近付くと道路を走るクルマやバイクのエンジン音が聞こえるようになってきた。蒸し暑い樹林帯歩きを終えて駐車場に11:32に到着。予想外の暑さに苦戦したが、2人とも無事に戻ってきた。駐車場でクルマのドアや窓を開けて後片付けしていると、風が抜けて大変心地よかった。歩いていると暑くて仕方なかったが、止まってじっとしていると涼しく快適だった。涼しいのはありがたいが、標高2000メートルを超えた駐車場なので当然なのかもしれない。快適なので酷暑の下界へ戻る気が失せたのは言うまでもない。
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