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ハイキング
箱根・湯河原
祝・登山道再開!箱根駒ヶ岳 湖尻→防ヶ沢→山頂
2024年07月20日(土) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 03:46
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 638m
- 下り
- 24m
コースタイム
天候 | 下界は猛烈に蒸し暑い晴れ。そのあおりで山上は常にガスと突風。稀にガスが切れて夏空が! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
なお一般的に言って防ヶ沢登山口に行くには、小田原から伊豆箱根鉄道バスの(早雲山経由)湖尻・箱根園行きに乗り、湖尻三叉路で下車するのがベストです。今回はヤマレコ赤線つなぎの都合上、湖尻から歩き始めました。 GOAL……駒ヶ岳山頂からロープウェーに乗り箱根園へ。箱根園から伊豆箱根鉄道バスで小田原駅へ戻りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
2015年の噴火以来閉鎖されていた登山道は、7月19日からの再開にあたり、箱根町によって整備が加えられており、総じて安全に歩けるはずです。 しかし道が基本的に細く、かなり急なところも多々あります。しかも濡れると泥気味で滑りやすく、重大な事故につながる可能性も高いです。下りが得意ではない方は登りのみ歩き、帰りはロープウェーにすると良いかと思います。 箱根町公式HPでは、「崖を歩く時には危険につきロープを使うように」とありますが、その崖とは駒ヶ岳頂上直下の2箇所のえぐれで、それなりに足場がっしっかりと補修されていますので、ヤマレコユーザーの方でしたら落ち着いて行けば問題ないレベルでしょう。 |
写真
01. 1日2本だけある箱根登山バスの湖尻行きに乗り、伊豆箱根鉄道箱根遊覧船の富士急譲渡→箱根園から北の運航休止ですっかり寂れてしまった湖尻のターミナルから出発します。
なお、駒ヶ岳の登山口にあたる防ヶ沢へは、伊豆箱根鉄道バスの「湖尻三叉路」で降りるのがベストです。画面右のターミナルの建物に沿ってヤマレコ赤線が通っていますので……(^^;
なお、駒ヶ岳の登山口にあたる防ヶ沢へは、伊豆箱根鉄道バスの「湖尻三叉路」で降りるのがベストです。画面右のターミナルの建物に沿ってヤマレコ赤線が通っていますので……(^^;
02. 一部デコボコ道や階段もある湖尻三叉路への細道を進んだのち、元箱根方面へ抜ける県道に入ります。
会員制ホテル入口の前から見下ろす芦ノ湖の眺めはドヨーン……。今日は天気良いって言ったじゃないか!天気予報! orz
会員制ホテル入口の前から見下ろす芦ノ湖の眺めはドヨーン……。今日は天気良いって言ったじゃないか!天気予報! orz
05. 防ヶ沢登山口へ通じる県道、歩道がある区間も草に埋もれがちで、結局細い路側帯を歩くことになります。場所柄、車やバスが結構来ますので注意! (この車の多さを考えても、帰りはロープウェーというのがベターだと愚考)
13. 登山道は今回の再開にあたり整備が入っていますが、結構細く、しかも慎重に足場を選びながら一気に登る場所が多々あります (画面中央はかなり細い溝状の区間を通過後に上から見下ろしたもの)
17. 神山と駒ヶ岳を結ぶメインルートとの交差点に着きました。
左へ行くと箱根主峰の神山ですが、現在はまだ整備中とかで立ち入り禁止扱いとなっており、ロープが張られています。
直進すると早雲山方面ですが、廃道となって久しく、笹に覆われ自然に還りつつあるようです。
左へ行くと箱根主峰の神山ですが、現在はまだ整備中とかで立ち入り禁止扱いとなっており、ロープが張られています。
直進すると早雲山方面ですが、廃道となって久しく、笹に覆われ自然に還りつつあるようです。
25. 駒ヶ岳ロープウェーの山頂駅……ガスに包まれ風も強く、今日は運休かな?と思いきや、パンピー観光客が三々午後駅から出てきてびっくり。風が強いのは山頂部の吹きっさらしだけなのかも。
37. 高山植物の花は思ったほど咲いてないな……と思いつつもぼちぼち撮っているうちに11時近くとなり、次第に外国人観光客が押し寄せて辺りが大喧騒に包まれ始めましたので、午前9〜10時台は人が少なく静かだったことに感謝しつつ、早々にロープウェーで下山!
長引く登山道閉鎖で山頂駅は切符の販売をやめていますので、山頂から乗る場合には申し出て、箱根園に到着後添乗員氏に連れられて切符売り場に出向き、片道切符 (1,000円) を購入することになります。
ロープウェーがガスの下に来ると、芦ノ湖のブルーが眼下に。あ〜あ、山頂駅の脇の展望台からも見えればなぁ〜
長引く登山道閉鎖で山頂駅は切符の販売をやめていますので、山頂から乗る場合には申し出て、箱根園に到着後添乗員氏に連れられて切符売り場に出向き、片道切符 (1,000円) を購入することになります。
ロープウェーがガスの下に来ると、芦ノ湖のブルーが眼下に。あ〜あ、山頂駅の脇の展望台からも見えればなぁ〜
39. 何と!ヲタ大喜びの富士重工ボディの車両が出てきました (^o^)。こりゃついてます☆
一番前のヲタシートをゲットし、小田原まで1時間20分の間、全面展望を満喫しました w
一番前のヲタシートをゲットし、小田原まで1時間20分の間、全面展望を満喫しました w
40. 途中大涌谷に寄る際には、大涌谷に入るマイカーの渋滞に巻き込まれトホホ……(10分少々で抜け出しましたが)。
長引く火山ガスの影響で、立ち枯れが進みつつあることが分かります。大涌谷から姥子へ抜けるハイキングコースも、火山ガスの濃度が高すぎて再開は到底見込めないようです。
長引く火山ガスの影響で、立ち枯れが進みつつあることが分かります。大涌谷から姥子へ抜けるハイキングコースも、火山ガスの濃度が高すぎて再開は到底見込めないようです。
41. もっと凄かったのは、早雲山の北面をトラバースする県道からの眺め……火山ガスの濃度が高すぎて、森が完全に枯れ果てていました (-_-;)。バスの中もかなり濃く臭います (汗)。立ち枯れは別荘・保養地街の端の一部にも及んでおり、大丈夫なのか?と。
42. 小田原に着き、海産の土産をゲットすると、13時32分 (熱海始発) と13時35分 (小田原始発) と2本の電車が続行するとのことですので、迷わず後者を選んで悠々とボックスシート独占☆
藤沢で下車後は、遅い昼食で「古久屋」に入りました。
まさにThe昭和な雰囲気の藤沢ダイヤモンドビルも、2027年夏までに営業を終え再開発されることが決まり、あと何回ここでメシを食えるだろうか・・・。同じことは、昔から藤沢で食事といえばここ!と決めている多くの藤沢市民・藤沢周辺民も思っているに違いありません。
藤沢で下車後は、遅い昼食で「古久屋」に入りました。
まさにThe昭和な雰囲気の藤沢ダイヤモンドビルも、2027年夏までに営業を終え再開発されることが決まり、あと何回ここでメシを食えるだろうか・・・。同じことは、昔から藤沢で食事といえばここ!と決めている多くの藤沢市民・藤沢周辺民も思っているに違いありません。
撮影機器:
感想
最近は全世界的観光地となってしまっている箱根ですが、やっぱりその本質はカルデラ地形の火山であり、その奥深い大自然はじっくりとハイキングしてこそ味わえるというものでしょう。
しかし周知の通り、2015年の初夏に大涌谷が噴火し、神山・駒ヶ岳周辺の登山道が全て閉鎖されたことにより、箱根の中でも一番素晴らしい自然の中を歩くことは叶わない状態となっていました。
それがようやく火山活動の落ち着きと、登山道の修復により、この7月19日から駒ヶ岳への登山ルートが再開! もちろん駒ヶ岳へはロープウェーで行くのが圧倒的にお手軽ではありますが、やはり歩いて登れば山頂の大展望の感慨もひとしおというものです。
そこで早速登ってきた一部始終はレコの通りです。展望が一瞬しか効かなかったのは残念と言えば残念ですが、この暑すぎて水蒸気モクモクな天候の中では、一瞬見えただけでも御の字と割り切るしかないでしょう。
それよりも圧倒的に感動したのは、国有林だからこそ完全な形で残っている原生林の登り! 今後、分岐点から神山へのコースも復活すれば、新緑・紅葉の頃を中心にお手頃で素晴らしい山旅が楽しめるものと期待せずにはいられません。
というわけで、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
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箱根火山ルート再開かと思ったら、神山・大涌谷方面は見込みなしですね。
箱根核心部は赤線が中途半端になっているので是非歩きたいところです。
道路で無理やり繋ごうとしても、大涌谷から姥子付近は交通量も多く歩く気にはならないんですよね。
冬のシーズンオフとか検討はしているのですが。
他は晴れでも箱根はガスとか、天気微妙な山域ですが、所変われば天気も変わるもんですね。
天気予報は不安定ということでしたが、奥多摩は良く晴れてましたよ。
富士山も東京や山梨方面からはソコソコ見えていたようです。
今の時期、「涼しければ良い」というのもありますね。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
神山と大涌谷を結ぶ区間は、元々ガラガラの噴気地帯を歩く距離が結構長く、噴火後のヘリからの画像だか調査隊だかの画像を見ていたところ、登山道があった一帯は木っ端微塵に吹っ飛んで痕跡もないような感じでしたので、多分もう復活することはないと思います……。もし復活しても、大涌谷側のゲートを開けておけば、いくら「十分な装備を!」と呼びかける看板を掲げたところで、物好きな外国人観光客が軽装でワンサカ入ってきて、もしもの事態となった時に管理者である箱根町は負担に耐え切れないと思います・・・
その一方、防ヶ沢分岐から神山までは鋭意整備中みたいな感じですので、今から大いに期待しています☆
なお、湖尻三叉路と防ヶ沢の間も結構車が来ますので、ご覚悟を……
また、外国人観光客は季節に関係なく押し寄せてきますので、箱根からシーズンオフという言葉は消えました・・・(滝汗
それはさておき、昨日は奥多摩は好天でしたか・・・
奥多摩とか秩父のあたりほど昼過ぎから雷雲が発生してヤバいと言っていたのは何だったのでしょうか?(実際に夕方以降はドッシャーン!と降ったようですが)
近場の箱根からは全然富士山見えずということで、山はギャンブルだということを改めて痛感します。凄まじい湿度でも、若干涼しかったのだけが救いです・・・
朝早くは車が少なめですので、日中は山頂からロープウェーで下り箱根園からバスで帰るというチョイスがやはりオススメです
駒ヶ岳や神山へ通じる道は当面通行止めのままだと思っていたので、登山道が再び開放されたことに驚きました!
まだ防ヶ沢から駒ヶ岳までしか行けないとのことですが、いずれは神山や冠ヶ岳の方にも行けるようになって欲しいですね。
→私が以前に駒ヶ岳や神山に登ったレコを探してみたところ、なんと10年前の2014年だったので、そろそろ再訪してみる良い機会かもしれないと思いました。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
防ヶ沢から駒ヶ岳への道は再開が近いらしい・・・という話が今年に入ってからちらほらネットを見ていてもあったような気がしておりまして、そこで神奈川県や箱根町の公式発表を注意深く見守っていたところ、7/19からということが分かりましたので、下から歩いて登るという宿題を片付けて参りました。
冠ヶ岳までは再開されるかどうか分かりませんが、少なくとも神山までは確実なようですので、今から箱根町の正式発表が楽しみですね
駒ヶ岳、これまでもロープウェーであっという間に往復できましたが、やはり下から登ってこそ味わえる風景がある、ということを痛感しました
写真 42 / 44に反応してしまいました。
昼前に買い物で地下に入るといつも「古久屋」さんは大行列ができています。
もしかしてbobandouさんは並ばれているかなと思って行列の人の顔をマジマジと見たりします。
まだ数年は今のまま存続だと思いますが再開発まではあっという間でしょうね。
移転したりなど再開発後にまた戻ってこられる店舗は少ないかもという話も聞いたことがあります。
残念ですが止むを得ないですね。
下山後の話(ダイヤモンドビル)に気がいってしまい失礼しましたm(_ _)m
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
藤沢駅界隈を利用する人間にとっては、古久屋さんがどうなるかは最重要 (?) 問題ですよね……
少なくとも、2027年夏までに営業終了ということですので、間違いなくあっという間!今のうち!という段階に入っていると思います
問題は、再開発後の出店料がメッチャ高く、地元資本には手も足も出ないレベルになる可能性があることですね・・・都内に拠点がある主要なチェーン店ばかりが入るビルになったら寂しすぎますので、今まで入っていた店舗は優先・優遇で新ビルに入れると良いですが・・・
ちなみに、お昼時はだいたい大変な行列になりますので、ぼっちの私は10時50分頃に並ぶのでなければ午後2時以後ですね
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