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Yamareco

記録ID: 7022630
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

岩手山【網張温泉第3リフト→鬼ヶ城→岩手山→焼走りの湯】

2024年07月13日(土) 〜 2024年07月14日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:45
距離
19.9km
登り
1,232m
下り
1,991m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:06
休憩
0:46
合計
5:52
距離 9.1km 登り 852m 下り 419m
7:23
13
7:36
7:40
15
7:55
45
8:40
17
8:57
9:03
11
9:14
9:19
19
9:38
9:40
38
10:18
10:27
26
10:53
11:02
92
12:34
12:41
1
12:42
12:45
3
12:54
12:55
9
2日目
山行
4:56
休憩
0:55
合計
5:51
距離 10.8km 登り 380m 下り 1,572m
6:28
5
6:33
6:38
44
7:22
7:25
28
7:53
7:56
43
8:39
8:44
46
9:30
9:33
8
9:41
10:03
23
10:26
10:30
47
天候 7/13→晴れ時々ガス
7/14→晴れ一時曇り
過去天気図(気象庁) 2024年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
■写真1 - 第1リフト
お早うございます。1日目の朝です。
最近流行りの天空シリーズですね。
2024年07月13日 06:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 6:38
■写真1 - 第1リフト
お早うございます。1日目の朝です。
最近流行りの天空シリーズですね。
■写真2 - 第3リフト
ゲレンデ歩きは楽しくないので、リフトで横着。
今年は営業時間を早めてくれたようです。
2024年07月13日 07:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 7:12
■写真2 - 第3リフト
ゲレンデ歩きは楽しくないので、リフトで横着。
今年は営業時間を早めてくれたようです。
■写真3 - 犬倉山
もっと高い場所がある気がしますが、ここに山頂標識。
2024年07月13日 07:34撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 7:34
■写真3 - 犬倉山
もっと高い場所がある気がしますが、ここに山頂標識。
■写真4 - 犬倉山
八幡平方面。
早くも霞んでいます。
2024年07月13日 07:34撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 7:34
■写真4 - 犬倉山
八幡平方面。
早くも霞んでいます。
■写真5 - 犬倉山
回り込んで岩手山方面。
まだまだ遠いですね。
2024年07月13日 07:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 7:39
■写真5 - 犬倉山
回り込んで岩手山方面。
まだまだ遠いですね。
■写真6
洗掘ゾーンの洗礼を抜けて、やっと稜線。
2024年07月13日 08:40撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 8:40
■写真6
洗掘ゾーンの洗礼を抜けて、やっと稜線。
■写真7
樹林帯から荒廃した雰囲気に一変します。
2024年07月13日 08:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 8:43
■写真7
樹林帯から荒廃した雰囲気に一変します。
■写真8
何かのアザミ。
2024年07月13日 08:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 8:45
■写真8
何かのアザミ。
■写真9
オオバギボウシ。
2024年07月13日 08:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 8:47
■写真9
オオバギボウシ。
■写真10
ヨツバシオガマ。
2024年07月13日 08:53撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 8:53
■写真10
ヨツバシオガマ。
■写真11
ヒヨドリバナ。
2024年07月13日 08:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 8:59
■写真11
ヒヨドリバナ。
■写真12 - 黒倉山
眺望が良いとのことで寄り道。
2024年07月13日 09:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 9:14
■写真12 - 黒倉山
眺望が良いとのことで寄り道。
■写真13 - 黒倉山
確かに岩手山方面は迫力がありました。
2024年07月13日 09:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 9:15
■写真13 - 黒倉山
確かに岩手山方面は迫力がありました。
■写真14
アカモノ。
2024年07月13日 09:40撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 9:40
■写真14
アカモノ。
■写真15
ギンリョウソウ。
2024年07月13日 10:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 10:14
■写真15
ギンリョウソウ。
■写真16
ガスに飲み込まれる時間帯が増えてきました。
2024年07月13日 10:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 10:18
■写真16
ガスに飲み込まれる時間帯が増えてきました。
■写真17
マルバシモツケ?
2024年07月13日 10:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 10:21
■写真17
マルバシモツケ?
■写真18
ウラジロヨウラク。
2024年07月13日 10:27撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 10:27
■写真18
ウラジロヨウラク。
■写真19
気付いたら標高を稼いでいました。
お花畑が、あんな眼下に。
2024年07月13日 10:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 10:43
■写真19
気付いたら標高を稼いでいました。
お花畑が、あんな眼下に。
■写真20
遠目で見ると難しいルートに見えます。
2024年07月13日 10:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 10:47
■写真20
遠目で見ると難しいルートに見えます。
■写真21
実際に行ってみると、大した事ないのは良くある話。
2024年07月13日 10:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 10:48
■写真21
実際に行ってみると、大した事ないのは良くある話。
■写真22
意外と名付けられていなかった、仮称の割れ岩。
2024年07月13日 10:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 10:59
■写真22
意外と名付けられていなかった、仮称の割れ岩。
■写真23
下ってすぐにニッコウキスゲの群生地。
2024年07月13日 11:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 11:00
■写真23
下ってすぐにニッコウキスゲの群生地。
■写真24
ここで出会えるとは思ってもいませんでした。
2024年07月13日 11:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 11:01
■写真24
ここで出会えるとは思ってもいませんでした。
■写真25
エゾツツジ。
2024年07月13日 11:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 11:03
■写真25
エゾツツジ。
■写真26
ガスっているのが恨めしい。
2024年07月13日 11:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 11:04
■写真26
ガスっているのが恨めしい。
■写真27
群生地は谷の方まで続いているようでした。
2024年07月13日 11:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 11:04
■写真27
群生地は谷の方まで続いているようでした。
■写真28
チングルマは果穂に。
2024年07月13日 11:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 11:05
■写真28
チングルマは果穂に。
■写真29
トウケブキ。
2024年07月13日 11:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 11:08
■写真29
トウケブキ。
■写真30
ミヤマハンショウヅル。
2024年07月13日 11:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 11:10
■写真30
ミヤマハンショウヅル。
■写真31
やっと樹林帯に潜らなくなりました。
2024年07月13日 11:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 11:16
■写真31
やっと樹林帯に潜らなくなりました。
■写真32
ハクサンチドリ。
2024年07月13日 11:24撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 11:24
■写真32
ハクサンチドリ。
■写真33
ハクサンボウフウ?
2024年07月13日 11:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 11:51
■写真33
ハクサンボウフウ?
■写真34
岩稜を左手から回り込みます。
2024年07月13日 11:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 11:58
■写真34
岩稜を左手から回り込みます。
■写真35
最後の登り返し。
中央部に垂直の岩稜登りが待ち構えています。
2024年07月13日 11:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 11:59
■写真35
最後の登り返し。
中央部に垂直の岩稜登りが待ち構えています。
■写真36
縁の右手を伝って登れば呆気なかったです。
2024年07月13日 12:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 12:10
■写真36
縁の右手を伝って登れば呆気なかったです。
■写真37
ミネウスユキソウ。
2024年07月13日 12:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 12:14
■写真37
ミネウスユキソウ。
■写真38
最後のペンキ。
2024年07月13日 12:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 12:26
■写真38
最後のペンキ。
■写真39
鬼ヶ城を振り返って。
2024年07月13日 12:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 12:28
■写真39
鬼ヶ城を振り返って。
■写真40
ハクサンシャクナゲ。
2024年07月13日 12:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 12:31
■写真40
ハクサンシャクナゲ。
■写真41
エゾツツジの群生地。
2024年07月13日 12:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 12:39
■写真41
エゾツツジの群生地。
■写真42
マルバシモツケとミネウスユキソウ。
2024年07月13日 12:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 12:41
■写真42
マルバシモツケとミネウスユキソウ。
■写真43 - 八合目避難小屋
お鉢巡りは翌日に残しておき、1日目の行程を終えます。
2024年07月13日 13:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 13:04
■写真43 - 八合目避難小屋
お鉢巡りは翌日に残しておき、1日目の行程を終えます。
■写真44 - 八合目避難小屋
避難小屋の裏手に綺麗な扇状を描く岩手山。
2024年07月13日 15:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/13 15:59
■写真44 - 八合目避難小屋
避難小屋の裏手に綺麗な扇状を描く岩手山。
■写真45 - 八合目避難小屋
お早うございます。2日目の朝です。
ご来光は横着して避難小屋の寝床より。
2024年07月14日 04:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 4:37
■写真45 - 八合目避難小屋
お早うございます。2日目の朝です。
ご来光は横着して避難小屋の寝床より。
■写真46
予定より早いのですが、叩き起こされたので出発します。
2024年07月14日 05:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 5:48
■写真46
予定より早いのですが、叩き起こされたので出発します。
■写真47
山頂付近はザレていて登りにくいです。
2024年07月14日 06:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 6:06
■写真47
山頂付近はザレていて登りにくいです。
■写真48
昨日、歩いた鬼ヶ城を見下ろす高さに。
2024年07月14日 06:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 6:08
■写真48
昨日、歩いた鬼ヶ城を見下ろす高さに。
■写真49
お鉢巡りは石仏の道。
2024年07月14日 06:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 6:20
■写真49
お鉢巡りは石仏の道。
■写真50
大きな口を開ける火口跡。
2024年07月14日 06:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 6:28
■写真50
大きな口を開ける火口跡。
■写真51 - 岩手山
ご来光組が去った後の静かな山頂。
たくさんの剣が奉納されていますね。
2024年07月14日 06:34撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 6:34
■写真51 - 岩手山
ご来光組が去った後の静かな山頂。
たくさんの剣が奉納されていますね。
■写真52
コマクサは見頃も終盤。
2024年07月14日 06:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 6:44
■写真52
コマクサは見頃も終盤。
■写真53
花期は長いと聞きますが、それでも7月中旬までか。
2024年07月14日 06:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 6:45
■写真53
花期は長いと聞きますが、それでも7月中旬までか。
■写真54
イワブクロ。
コマクサに入れ替わって主導権を握り始めています。
2024年07月14日 06:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 6:57
■写真54
イワブクロ。
コマクサに入れ替わって主導権を握り始めています。
■写真55
岩手山神社奥宮はお鉢の中にありました。
2024年07月14日 06:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 6:59
■写真55
岩手山神社奥宮はお鉢の中にありました。
■写真56
お鉢を一周してきました。
さて、下山しましょう。
2024年07月14日 07:22撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 7:22
■写真56
お鉢を一周してきました。
さて、下山しましょう。
■写真57 - 平笠不動避難小屋
すぐ裏手には岩稜が聳え立っています。
2024年07月14日 07:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 7:56
■写真57 - 平笠不動避難小屋
すぐ裏手には岩稜が聳え立っています。
■写真58 - 平笠不動避難小屋
こちら側から見ると綺麗な傘型に見えます。
2024年07月14日 07:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 7:56
■写真58 - 平笠不動避難小屋
こちら側から見ると綺麗な傘型に見えます。
■写真59
樹林帯を抜けて焼走りコースへ。
2024年07月14日 08:53撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 8:53
■写真59
樹林帯を抜けて焼走りコースへ。
■写真60
コマクサ…は見頃終盤でした。
2024年07月14日 09:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 9:00
■写真60
コマクサ…は見頃終盤でした。
■写真61
全長1kmとも言われるコマクサロードです。
2024年07月14日 09:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 9:04
■写真61
全長1kmとも言われるコマクサロードです。
■写真62
何とか花期に間に合いました。
2024年07月14日 09:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 9:05
■写真62
何とか花期に間に合いました。
■写真63
立入禁止ゾーンに、たくさん咲いています。
2024年07月14日 09:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 9:14
■写真63
立入禁止ゾーンに、たくさん咲いています。
■写真64
山頂に比べて花付きが格段に良いですね。
2024年07月14日 09:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 9:18
■写真64
山頂に比べて花付きが格段に良いですね。
■写真65 - 第1噴出口跡
コマクサゾーンを過ぎると、程なくして現れます。
2024年07月14日 09:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 9:30
■写真65 - 第1噴出口跡
コマクサゾーンを過ぎると、程なくして現れます。
■写真66 - 第2噴出口跡
あまり噴出口の感じはしないですね。
一部分しか見えていないだけでしょうか。
2024年07月14日 09:54撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 9:54
■写真66 - 第2噴出口跡
あまり噴出口の感じはしないですね。
一部分しか見えていないだけでしょうか。
■写真67 - 第2噴出口跡
岩手山を振り返って。
少し休んで再び樹林帯へと潜ります。
2024年07月14日 09:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 9:56
■写真67 - 第2噴出口跡
岩手山を振り返って。
少し休んで再び樹林帯へと潜ります。
■写真68 - 焼走りの湯
タクシーを予約して、汗を流します。
また盛岡駅で酩酊してから帰路に就きました。
2024年07月14日 11:21撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
7/14 11:21
■写真68 - 焼走りの湯
タクシーを予約して、汗を流します。
また盛岡駅で酩酊してから帰路に就きました。
撮影機器:

感想

岩手山も長年にわたって計画倒れしていた山の1つ。
梅雨時の難しい天気予報の中、コマクサ目当てで出発します。


■第3リフト→鬼ヶ城→八合目避難小屋
初日は盛岡駅からの送迎を利用して網張温泉に前泊するだけの簡単なお仕事。
盛岡に来たらフェザンで日本酒を飲むのも楽しみの1つです。

2日目はリフトを始発から乗り継いで、一気に1,300mまでワープ。
リフトを使わず登ることも出来ますが、ゲレンデ歩きは単純に楽しくなさそう。


犬倉山に立ち寄り、地図には未記載の周遊コースで一回り。
眺望スポットもありますが、訪れる人は少ないようでした。

本線に戻り水場への分岐を過ぎると、樹林帯の洗掘ゾーンへと入ります。
稜線へと取り付く登りが始まるまでの区間は全般的に泥濘んで歩きにくく。


姥倉山分岐まで来ると、荒廃した雰囲気の稜線で様相が一転します。
目まぐるしく変化する光景が、網張ルートの特徴なのかも。

折角なので黒倉山に立ち寄ろうとするも、酷い洗掘に難儀します。
しかし山頂一帯は樹林帯が途切れて、大地獄谷越しの岩手山を楽しめました。


切通からのルートに悩むも、お花畑ルートは見頃過ぎとの情報で鬼ヶ城へ。
黒倉山からガスに飲まれる稜線を見ていたので、あまり気乗りしませんでしたが。

切通から30分ほどは樹林帯を登るも、なかなか稜線歩きが始まりません。
また稜線に出てもすぐに樹林帯に潜ってしまい、ちょっと期待外れか。


地図に記載の通りアップダウンが続きますが、いずれも数m程度なので難しくありません。
ホールドも潤沢で、しっかりしているので三点支持で楽勝でしょう。

やがて樹林帯に潜る事なく歩けるようになると、最難関の垂直の岩登り。
窪みに身体を入れてしまうと難易度が上がりそうなので、縁を辿るように登りました。


最後の岩登りを越えると、下り基調になり御神坂コースに合流します。
コマクサの姿も確認できましたが、ルート外のため近付けず。

下り続けて不動平避難小屋から八合目避難小屋へと移動します。
不動平は水場が無いからか不人気のようで、八合目に人気が集中します。


早めに着いたので天井の高い3階を確保して、外のベンチで寛ぎます。
宿泊目当てのハイカーが続々と到着して、最終的には満員になったようです。

それにしても思った以上の賑やかさに辟易としてしまいます。
水だけ汲んで不動平に移動した方が静かに過ごせたかも。


■八合目避難小屋→薬師岳→焼走りの湯
ご来光組が3時に起こしてくれるので、目覚ましなど要りません。
消灯時間中だというのに、なぜ静かに行動できないのでしょう。

そう言えば昨夜は消灯時間を過ぎても騒いでいたグループが叱られていました。
消す方にはシビアなのに、点ける方にはルーズなのが不思議でなりません。


ボーっとしていても仕方ないので、準備を整えて2日目の行程を歩き出します。
昨日は踏まなかった山頂一帯のお鉢巡りをし、焼走りへと下山していくルートです。

が、不動平で犬連れテント泊を見て朝から考えさせられます。
滝沢市は犬連れNGを公言している上に、不動平は野営指定地ではありません。


不動平を過ぎると歩きにくいザレた急勾配で、一歩一歩を確認するように登っていきます。
取り敢えず最高峰の薬師岳を先攻して、お鉢巡りで周回してからの下山としましょう。

ご来光組が過ぎ去った後の山頂は静かで、日本百名山とは思えない佇まい。
でも昼頃になれば登山口からのハイカーで賑わうでしょうから、一時の静けさですね。


お鉢巡りのコマクサは終わりかけ、代わりにイワブクロが咲いて主役を乗っ取り始めています。
コマクサは、なかなか登山道の近くに咲いていない上に傷みかけで撮るのは難しく。

お鉢巡りした感じでは、コマクサは北側の方に多く自生している印象でした。
周回したらプラスアルファして下山するべく平笠不動避難小屋へ。


岩手山の周辺は水場に乏しく、実質的に八合目避難小屋の御成清水のみです。
下山だけとは言え長丁場な上に時間経過とともに気温が上がるので、水分は余裕を持って。

避難小屋からツルハシ別れの区間で登山口から登ってきた人たちと離合が発生します。
4〜5時に出発したと思われますが、樹林帯で視界が悪く出会い頭に注意です。


ツルハシ別れから焼走りコースに入り、程なくして念願のコマクサロードが。
全長1kmとも言われる長大な群生地は、アルプスや八ヶ岳よりも遥かに規模が大きいです。

残念ながら規制ロープから離れて咲いているのが大半ですが、近くで咲いてくれるファンサービスも。
花期が長いと言われるコマクサも見頃は終盤で、6月下旬には訪れたいか。


樹林帯に潜りザレ場が落ち着くと勾配も緩やかになってきて、山の裾野を感じさせます。
ただ、いかんせん登山口までの距離が長く、途中で集中力が切れてしまいました。

ヘロヘロで登山口に着いたら、もう少し歩いて焼走りの湯でゴールとします。
焼走りを日帰りピストンするレコも多く見かけますが、どんな体力と集中力を持っているのやら。


焼走りの湯に入る前にタクシーを予約しておき、大更駅からの電車に間に合うようにしておきます。
内湯のみの質素なら温泉施設ですが、早い時間だからか空いていて快適でした。

早着したため1本早い電車に乗れ、余った時間は再び盛岡駅で飲んだくれる事にします。
トクだ値で手配できているので、定価で便変更なんて勿体無い事です。

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ハイキング 八幡平・岩手山・秋田駒 [日帰り]
岩手山(網張から馬返し)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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