岩手山【網張温泉第3リフト→鬼ヶ城→岩手山→焼走りの湯】


- GPS
- 11:45
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,232m
- 下り
- 1,991m
コースタイム
- 山行
- 5:06
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:52
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:51
天候 | 7/13→晴れ時々ガス 7/14→晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
写真
感想
岩手山も長年にわたって計画倒れしていた山の1つ。
梅雨時の難しい天気予報の中、コマクサ目当てで出発します。
■第3リフト→鬼ヶ城→八合目避難小屋
初日は盛岡駅からの送迎を利用して網張温泉に前泊するだけの簡単なお仕事。
盛岡に来たらフェザンで日本酒を飲むのも楽しみの1つです。
2日目はリフトを始発から乗り継いで、一気に1,300mまでワープ。
リフトを使わず登ることも出来ますが、ゲレンデ歩きは単純に楽しくなさそう。
犬倉山に立ち寄り、地図には未記載の周遊コースで一回り。
眺望スポットもありますが、訪れる人は少ないようでした。
本線に戻り水場への分岐を過ぎると、樹林帯の洗掘ゾーンへと入ります。
稜線へと取り付く登りが始まるまでの区間は全般的に泥濘んで歩きにくく。
姥倉山分岐まで来ると、荒廃した雰囲気の稜線で様相が一転します。
目まぐるしく変化する光景が、網張ルートの特徴なのかも。
折角なので黒倉山に立ち寄ろうとするも、酷い洗掘に難儀します。
しかし山頂一帯は樹林帯が途切れて、大地獄谷越しの岩手山を楽しめました。
切通からのルートに悩むも、お花畑ルートは見頃過ぎとの情報で鬼ヶ城へ。
黒倉山からガスに飲まれる稜線を見ていたので、あまり気乗りしませんでしたが。
切通から30分ほどは樹林帯を登るも、なかなか稜線歩きが始まりません。
また稜線に出てもすぐに樹林帯に潜ってしまい、ちょっと期待外れか。
地図に記載の通りアップダウンが続きますが、いずれも数m程度なので難しくありません。
ホールドも潤沢で、しっかりしているので三点支持で楽勝でしょう。
やがて樹林帯に潜る事なく歩けるようになると、最難関の垂直の岩登り。
窪みに身体を入れてしまうと難易度が上がりそうなので、縁を辿るように登りました。
最後の岩登りを越えると、下り基調になり御神坂コースに合流します。
コマクサの姿も確認できましたが、ルート外のため近付けず。
下り続けて不動平避難小屋から八合目避難小屋へと移動します。
不動平は水場が無いからか不人気のようで、八合目に人気が集中します。
早めに着いたので天井の高い3階を確保して、外のベンチで寛ぎます。
宿泊目当てのハイカーが続々と到着して、最終的には満員になったようです。
それにしても思った以上の賑やかさに辟易としてしまいます。
水だけ汲んで不動平に移動した方が静かに過ごせたかも。
■八合目避難小屋→薬師岳→焼走りの湯
ご来光組が3時に起こしてくれるので、目覚ましなど要りません。
消灯時間中だというのに、なぜ静かに行動できないのでしょう。
そう言えば昨夜は消灯時間を過ぎても騒いでいたグループが叱られていました。
消す方にはシビアなのに、点ける方にはルーズなのが不思議でなりません。
ボーっとしていても仕方ないので、準備を整えて2日目の行程を歩き出します。
昨日は踏まなかった山頂一帯のお鉢巡りをし、焼走りへと下山していくルートです。
が、不動平で犬連れテント泊を見て朝から考えさせられます。
滝沢市は犬連れNGを公言している上に、不動平は野営指定地ではありません。
不動平を過ぎると歩きにくいザレた急勾配で、一歩一歩を確認するように登っていきます。
取り敢えず最高峰の薬師岳を先攻して、お鉢巡りで周回してからの下山としましょう。
ご来光組が過ぎ去った後の山頂は静かで、日本百名山とは思えない佇まい。
でも昼頃になれば登山口からのハイカーで賑わうでしょうから、一時の静けさですね。
お鉢巡りのコマクサは終わりかけ、代わりにイワブクロが咲いて主役を乗っ取り始めています。
コマクサは、なかなか登山道の近くに咲いていない上に傷みかけで撮るのは難しく。
お鉢巡りした感じでは、コマクサは北側の方に多く自生している印象でした。
周回したらプラスアルファして下山するべく平笠不動避難小屋へ。
岩手山の周辺は水場に乏しく、実質的に八合目避難小屋の御成清水のみです。
下山だけとは言え長丁場な上に時間経過とともに気温が上がるので、水分は余裕を持って。
避難小屋からツルハシ別れの区間で登山口から登ってきた人たちと離合が発生します。
4〜5時に出発したと思われますが、樹林帯で視界が悪く出会い頭に注意です。
ツルハシ別れから焼走りコースに入り、程なくして念願のコマクサロードが。
全長1kmとも言われる長大な群生地は、アルプスや八ヶ岳よりも遥かに規模が大きいです。
残念ながら規制ロープから離れて咲いているのが大半ですが、近くで咲いてくれるファンサービスも。
花期が長いと言われるコマクサも見頃は終盤で、6月下旬には訪れたいか。
樹林帯に潜りザレ場が落ち着くと勾配も緩やかになってきて、山の裾野を感じさせます。
ただ、いかんせん登山口までの距離が長く、途中で集中力が切れてしまいました。
ヘロヘロで登山口に着いたら、もう少し歩いて焼走りの湯でゴールとします。
焼走りを日帰りピストンするレコも多く見かけますが、どんな体力と集中力を持っているのやら。
焼走りの湯に入る前にタクシーを予約しておき、大更駅からの電車に間に合うようにしておきます。
内湯のみの質素なら温泉施設ですが、早い時間だからか空いていて快適でした。
早着したため1本早い電車に乗れ、余った時間は再び盛岡駅で飲んだくれる事にします。
トクだ値で手配できているので、定価で便変更なんて勿体無い事です。
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