トムラウシ山



- GPS
- 12:07
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,292m
- 下り
- 1,292m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
温泉はもちろん国民宿舎 東大雪荘。入浴料 500円 |
写真
感想
5月連休を挟んで1ヶ月半ひいた私の風邪で山行計画を潰し続けた女性メンバーがトムラウシ山に行くという。
これはお詫びも含めて是非同行しなければならない。
長いルートなので車の中で前泊し、午前3時に起床。
天気予報では曇りだったのだが雲一つ無い快晴である。
国民宿舎 東大雪荘のバスが登山口に登山客を運んでくる。30人はいただろうか?
前回は運び込まれてた資材を見ただけだったが、素晴らしく立派に登山道が整備されている。
初めて登る登山客の皆さんは気が付かないかもしれないが、石や木を使い水の流れなどをきめ細やかに計算して施工されており、前とは比較にならない歩きやすさではある。
新道は雪解けの水でぐっちょんぐっちょん。極めて歩きづらい。
河原へと降りる道はあいかわらず崩壊が止まらないようだ。
カムイサンケナイ川は雪渓に埋まっている。
非常にうざったかった蚊もここからは皆無となる。
コマドリ沢も同じく雪渓が詰まり雪渓のぼりとなる。(例年通りですね。)
前トム平へのロックガーデンは雪がないのでうるさいぐらいの誘導マーカーが目にうざい。(ガスの場合は助かるだろうが)
実は同行のメンバーはGPSの訓練を兼ねている。しかし、機械に極めて弱い私は色々相談されて困ってしまう。
アイコンでさえ20ぐらいはあるだろうか?いちいちなんのこっちゃでGPSに振り回され、全然、前に進めない。
そうこうしているうちに前トム平で雲が上がってくる。
彼女が楽しみにしていたトムラウシ公園はほとんどが雪の中でトムラウシ山の頂上もガスで姿を隠していた。
登山道で頭が赤くふとっちょな印象的な鳥が2羽こちらをじっと見つめて動かない。
これが、ギンザンマシコであることを後日のHYMLのやりとりで知った。
ここら辺は素晴らしいお花畑。
岩場を越えてトムラウシ頂上。
残念ながら十勝連峰・化雲岳方面はうっすらとしか見えないが、それなりに眺望はある。
頂上で1時間もゆっくりと滞在し、ガスが消えるのを待つが叶わなかった。
それにしても多くの登山客で賑わう山頂付近ではある。
大量遭難事故以降、なぜか逆に登山者が多くなっている気がする。
どう見てもトレイラン用シューズに18リッターぐらいのザックで登ってくるカップルを見て驚愕してしまった。思わず「走ってきたんですか?」と聞いてしまった。
後はひたすら来た道を引き返すだけである。あいかわらずGPSはさっぱり理解不能。
前トム平でなんとなく嫌な雲(雷雲風)がツリガネ山の向こうを流れていくのをびびりながら見ていた。
ここら辺から五色平あたりは雲が切れてしっかりと望めた。東大雪連峰はシルエットだけ。
あとはひたすら我慢比べ。それでも新道以外は美しい登山道だと思う。
12時間を山中で過ごして登山口についたご褒美は東大雪荘のとても温まる温泉であった。
トムラウシは私が今まで登った中でも最も美しい山の一つで、昨年のこの時期もお花畑が満開でした。
今度行くときには縦走するつもりです。
ところで、水流に工夫した登山道の整備も結構進んでいますね。
整備している方の話では、登山道を荒らすのは水流なので、水抜きが一番重要だと言っていました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=43783&pid=658f6cdcde9f2363d3535cceadd0b4b0
この工夫を是非全国の登山道の整備にも生かして欲しいと思っています。
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