双門の滝
奈良県
たけちよ
体力度について
- GPS
- 16:58
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,754m
- 下り
- 1,764m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 2:50
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:00
- 山行
- 12:18
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 14:23
| 天候 | 6/1 晴れ 6/2 曇り後雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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左ルートは、自力で進まないとならないので、お助け紐を出して、乗越ことにしました。
この辺りから、新設されてました。
こんなに重いものをこんな所まで、感謝しかないですね。
双門の滝が見えます。
門がそそり立つような風景でした。
両足が攣ってリカバータイムにあてました。
その後も終始ピクピクしてたけど。
幸いにも、避難小屋は空っぽ
感想
全員が初めての双門の滝。色々とハプニングはありながらも、運にも助けられ無事に下山。それぞれにとって様々な学びがあった。
水量が多く難儀個所はあったが、道迷いポイントでは全員の協力のもとで、1か所（巌の双門への進入路）迷うだけ、また道間違いはあったが早期にバックアップして、迷走することも無く無事に下山出来た。
5/31
みたらい休憩上で仮眠。予定では、23時には到着予定であったが、30分延着。早々に就寝。
6/1
熊渡での駐車場確保のため、AM3時に起床して、準備する。（ハイキング部長3:15に合流）。4時到着時点で、3台が駐車済み。計画では、10時間のところ13時間かかる。このメンバーであれば、計画を短縮できると考えていたので大誤算。課題は、別記する。
6/2
降雨予想のため早々に下山する。下山直後から降雨で正解。下山路は、尾根筋を下るが、分岐ポイントで間違えたが、早々にバックアップして、無事に下山。
【課題】（→対策）
1. 行程と装備の重さ
避難小屋泊+ビバーク準備のため、宿営+就寝+食事2食で重かった。9～16㎏。鉄はしごや渡渉が多いため、軽さは正義を実感（→弥山小屋泊 or 日帰り装備）
2. ルート選定
濡れたくない為、巻けるところは極力巻道を選んだ。また、渡渉箇所も随分と選んだ。（→入念な防水対策と沢靴装備で進行）
3. 水量
釜滝からの水量で進行を判断するそうだが、失念しており突き進んだ。普段よりは増水していたが、進行中で水量に危険を感じることはなかった。（→一般的な判断基準を十分事前調査が必要だった。反省。）
4. 基礎体力
弥山小屋泊 or 日帰り、どちらにせよ負荷の強い山行にはなる。仙人嵓のテラスまでの鉄梯子、それ以降の渡渉、は体力勝負となる。六甲山全縦を余裕をもって走破できる体力必要。
5. 岩場技術
高度感がある箇所などで緊張する場面もあるが、特別な登攀技術は必要ない。リーダーは、ロープでの確保技術習得が良い。
【総括】
1. 仙人嵓のテラスからみる双門の滝は壮大であった。まさに2つの門といえる滝であった。滝つぼへのルートもあるそうなので、チャレンジしたい。
2. 巌の双門は、先輩おすすめポイント。撮った写真で見ると大したことないけど、とても良かった。本ルートでは欠かせないポイント。との事です。（ちなみに、泉は、両足痙攣のため休養していたのでザックのとお留守番をしていました）
3. ルートファインディングの要素が強く、とにかく楽しかった。単に、テープ（間違いテープも多数のため）を追うだけでなく、地形と方角を総合して判断することが必要。先頭を歩かせてもらった事に、感謝いたします。
以下、備忘録として。
【催行判断】
週中での大雨。先日の降雨予想。メンバーで話し合い、大雨の降水量は阪神地域よりも少ない。先日の降水量は少雨。迷うが、ひとまず決行するが、最終的には、当日現地判断とする。但し、2日目は午後天候が崩れる可能性があるため、寄り道せず狼平避難小屋を早出して帰阪することとする。
【装備について】（→）は振り返り
1. 宿営装備は、狼平避難小屋が一杯の場合、途中ビバークを想定して、避難小屋泊+ビバーク装備とする（→極力軽装）
2. 就寝時・気温3度程度の防寒対策を十分にする（→ビバーク用のツェルトを防寒用具として使用して装備を減らす工夫が必要）
3. 夕食と朝食は個食+行動食（→1.と同様）
4. 飲料水は、狼平避難小屋迄分を持参。その後は沢水を煮沸か浄水器で（→飲料水の持参は最小限として、随時、浄水器を利用する）
5. 沢靴を持っていくか迷うが、登山靴とする。水濡れ靴が気になる人は、替え靴を装備（→替え靴は不要、そんなに水濡れは気にならない。それか、ラバーソールの沢靴。替え靴下は必要。）
6. 防水対策は落水を考えて入念に（→落水・入水を考慮して入念にして良かった）
7. 20ⅿロープ［リーダー］、ハーネス・カラビナ・シュリンゲ［全員］を用意（→装備が軽ければ不要かもしれないが、あった方が良い）
8. 就寝装備は、シュラフカバー・マットでいけるか微妙（→避難小屋内であれば問題なし。ツェルト泊であれば厳しかった。）
【ルートファインディング】
1.沢から離れすぎない <地形と方位で判断>
2.テープを確実に発見して追う <常に注意深く>
3.テープに頼りすぎない <理由は分からないが誤誘導も多い>
4.渡渉/登攀時は、メンバー全員が通過できるルートを選択する <厳しい場合はギア使用してサポート>
5.踏み跡が無い場所に着たら間違いなので引き返す <間違っている踏み跡も多いが、踏み跡がない箇所で無暗に近道を探すと無駄で危険も多い>
6. 5か所程度の間違いポイントは覚えていた方が良い<個人的にはカンニングみたいで好きではないがパーティー山行の場合は必要>
最後に
ルートファインディングを楽しめる、健脚な方におすすめ。加えて、岩の登攀、沢での渡渉など様々な技術が求められるルート。宿泊・日帰り、それぞれの楽しみ方がある。計画的ビバークも楽しいかも。またチャレンジしたい。
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