記録ID: 6692958
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無雪期ピークハント／縦走
大峰山脈
大峯奥駈道�ぁ＿崟淞諭礎和�岳
2023年05月11日(木) [日帰り]
奈良県
yamaaruki108
- GPS
- 10:35
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,522m
- 下り
- 1,506m
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標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:52
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 10:35
距離 18.4km
登り 1,524m
下り 1,523m
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
午前4時半ごろ十津川の宿を出て花折塚近くの出発点に向かう。途中、玉置山展望台から夜明け前の大峰の山々を眺めました。中央に東屋岳と地蔵岳。右に笠捨山。左奥に中八人山。その後ろに釈迦ヶ岳と孔雀岳。
拍手5/11 4:55
午前4時半ごろ十津川の宿を出て花折塚近くの出発点に向かう。
途中、玉置山展望台から夜明け前の大峰の山々を眺めました。中央に東屋岳と地蔵岳。右に笠捨山。左奥に中八人山。その後ろに釈迦ヶ岳と孔雀岳。
途中、玉置山展望台から夜明け前の大峰の山々を眺めました。中央に東屋岳と地蔵岳。右に笠捨山。左奥に中八人山。その後ろに釈迦ヶ岳と孔雀岳。
出発は花折塚近くの南奥駈道取り付き点から。展望台を経て午前5時前に到着。簡単な朝食をとって午前5時半にスタートです。
南奥駈道を北上して10分ほどで花折塚に着きました。言い伝えは吉野にも沢山ある大塔の宮に関することのようです。
花折塚から少し下って行くと林道に出ました。ただし、これは奥駈道に並行する車道ではなく途中で分岐した支線です。
林道を横断した後は再び下りが続き車道に出ました。今日の行程は、花折塚から岩ノ口までが基本的に下り（標高差約300m）、古屋辻から地蔵岳までが登り（標高差約600m）となります（復路はその逆）。
5/11 5:46
林道を横断した後は再び下りが続き車道に出ました。
今日の行程は、花折塚から岩ノ口までが基本的に下り（標高差約300m）、古屋辻から地蔵岳までが登り（標高差約600m）となります（復路はその逆）。
今日の行程は、花折塚から岩ノ口までが基本的に下り（標高差約300m）、古屋辻から地蔵岳までが登り（標高差約600m）となります（復路はその逆）。
稚児ノ森あたりまで車道に入ったり出たりして行きます。午前6時ごろ水呑金剛を通過。
水呑金剛から10分ほど行くと左手の木々が疎らになり明るくなりました。
稚児ノ森近くで車道に出ました。ここが最後の奥駈道取り付き点となります。
稚児ノ森から進んで行くと、何か急に雰囲気が変わった気がした。虫が飛びまわって鬱陶しいし、付近の樹相もここまでと違う。少し開けた先にある大岩に石柱が置かれていたので見てみると蜘蛛ノ口と彫られていた（岩ノ口とも呼ばれるところ）。早々に立ち去りました。
5/11 6:36
稚児ノ森から進んで行くと、何か急に雰囲気が変わった気がした。虫が飛びまわって鬱陶しいし、付近の樹相もここまでと違う。少し開けた先にある大岩に石柱が置かれていたので見てみると蜘蛛ノ口と彫られていた（岩ノ口とも呼ばれるところ）。早々に立ち去りました。
登ること10分ほどで午前6時50分に”第11靡 如意珠岳”に到着。地理院地図ではP736です。傍らの石柱には千眺之森と刻まれている。山頂は今は木々に囲まれているが、果たして以前は眺めがよかったのだろうか。
5/11 6:52
登ること10分ほどで午前6時50分に”第11靡 如意珠岳”に到着。地理院地図ではP736です。
傍らの石柱には千眺之森と刻まれている。山頂は今は木々に囲まれているが、果たして以前は眺めがよかったのだろうか。
傍らの石柱には千眺之森と刻まれている。山頂は今は木々に囲まれているが、果たして以前は眺めがよかったのだろうか。
午前7時5分に古屋辻。21世紀の森や上葛川へ下る道が交差しています。岩ノ口からこの古屋辻あたりは大峰の中でも最も標高の低いところです。ここから地蔵岳まで標高差約600mの登りが始まる。
5/11 7:06
午前7時5分に古屋辻。21世紀の森や上葛川へ下る道が交差しています。
岩ノ口からこの古屋辻あたりは大峰の中でも最も標高の低いところです。ここから地蔵岳まで標高差約600mの登りが始まる。
岩ノ口からこの古屋辻あたりは大峰の中でも最も標高の低いところです。ここから地蔵岳まで標高差約600mの登りが始まる。
とは言うものの、始めのうちは起伏の少ない道です。新緑がきれいで雰囲気の良いところ。
いよいよ登りが始まります。まずは塔ノ谷峠を経てP1023までの約350mの登りです。今日の行程の中で一番長い登り。
古屋辻から1時間弱で、午前8時5分にようやく塔ノ谷峠に着きました。ここからも上葛川への道が分かれています。ここまでほとんど休憩なしで来ましたので10分ほど休んでエネルギーを補給します。
5/11 8:06
古屋辻から1時間弱で、午前8時5分にようやく塔ノ谷峠に着きました。ここからも上葛川への道が分かれています。
ここまでほとんど休憩なしで来ましたので10分ほど休んでエネルギーを補給します。
ここまでほとんど休憩なしで来ましたので10分ほど休んでエネルギーを補給します。
峠からは今日一の斜度の急登です。しかし短いので焦らずゆっくり行きます。
P1023までの途中に大岩がありました。貝吹之野と刻まれています。
午前8時35分にP1023に到着。特に何もないところですが、これで地蔵岳まではあと250mの登りとなりました。
まずは香精山までの120mの登り。始めは苔むしかかった岩の道を行きます。
やがて登りはきつくなるが、まわりは自然林に変わって新緑が綺麗です。前方に青空が見えてきたので香精山まであと少しと期待を寄せるが・・・。
5/11 8:56
やがて登りはきつくなるが、まわりは自然林に変わって新緑が綺麗です。前方に青空が見えてきたので香精山まであと少しと期待を寄せるが・・・。
偽ピークを超えて午前9時ちょうどに香精山に着きました。第13靡です。あまり山頂という感じがしないところで、特に何もないので先に進みます。
5/11 9:03
偽ピークを超えて午前9時ちょうどに香精山に着きました。第13靡です。あまり山頂という感じがしないところで、特に何もないので先に進みます。
香精山から少し下って進んで行くと前方が明るくなって送電塔が見えてきました。その後ろには八人山。
切り開かれた台地に立つと目の前に今日一の大観が開けた。左から東屋岳、地蔵岳、笠捨山と続く大峰南部の絶景です。
絶景に気を良くして最後の登りに取り付きます。少し行くと上葛川への道が分岐します。東屋岳や地蔵岳の巻き道にもなっている逓信道にも続いているが、この逓信道の状態はあまり良くないようです。
5/11 9:18
絶景に気を良くして最後の登りに取り付きます。少し行くと上葛川への道が分岐します。東屋岳や地蔵岳の巻き道にもなっている逓信道にも続いているが、この逓信道の状態はあまり良くないようです。
分岐からP1115を越えて下ったところに檜之宿の石碑がありました。
檜之宿から15分ほど登ると第14靡の拝み返し。順峯の修験者がここで熊野を振り返って拝み返したとのことだが、今は木々に囲まれて展望はありません。
5/11 9:41
檜之宿から15分ほど登ると第14靡の拝み返し。順峯の修験者がここで熊野を振り返って拝み返したとのことだが、今は木々に囲まれて展望はありません。
拝み返しから目と鼻の先に第15靡の菊ヶ池。菊ヶ池は奥駈道から離れた、ちょっとしたピークの上にあったが、近くには池らしきものは見られなかった。
5/11 9:44
拝み返しから目と鼻の先に第15靡の菊ヶ池。菊ヶ池は奥駈道から離れた、ちょっとしたピークの上にあったが、近くには池らしきものは見られなかった。
午前9時55分に四阿宿。第16靡です。東屋岳はすぐ北にあるので行ってみます。
四阿宿から地蔵岳に向かって緩く下って行き、鞍部を過ぎると道は少し険しくなってきます。
不動明王の石像の前を通過。平成18年と刻まれておりまだ新しいようです。
まだ新しそうな石の道標がありました。ここからも上葛川に行けるようです。また水場へも10分ほどだそうです。
さらに少し行くと噂に聞く垂直の岩壁が出現。しかし、一見したところ思ったほどの高さがないように感じました。また鎖の左側には手掛かり、足掛かりとなりそうな岩の出っ張りも沢山。何はともあれ安全を期してポールやカメラをリュックに収めてから一気に登り詰め、あっさりとクリアーしました。
5/11 10:23
さらに少し行くと噂に聞く垂直の岩壁が出現。しかし、一見したところ思ったほどの高さがないように感じました。また鎖の左側には手掛かり、足掛かりとなりそうな岩の出っ張りも沢山。
何はともあれ安全を期してポールやカメラをリュックに収めてから一気に登り詰め、あっさりとクリアーしました。
何はともあれ安全を期してポールやカメラをリュックに収めてから一気に登り詰め、あっさりとクリアーしました。
そのあと最後（と思います・・・）の鎖場を通過し、眺めの良い痩せ尾根を慎重に辿って午前10時30分に地蔵岳の山頂に着きました。昨年の11月に笠捨山を越えて来て以来半年ぶりで、折角だから山頂で休憩しようと思ったが、小さい虫が飛び回っていて鬱陶しいので早々に下山することにしました。
5/11 10:35
そのあと最後（と思います・・・）の鎖場を通過し、眺めの良い痩せ尾根を慎重に辿って午前10時30分に地蔵岳の山頂に着きました。
昨年の11月に笠捨山を越えて来て以来半年ぶりで、折角だから山頂で休憩しようと思ったが、小さい虫が飛び回っていて鬱陶しいので早々に下山することにしました。
昨年の11月に笠捨山を越えて来て以来半年ぶりで、折角だから山頂で休憩しようと思ったが、小さい虫が飛び回っていて鬱陶しいので早々に下山することにしました。
八人山の右に、遠く孔雀岳、釈迦ヶ岳から手前の俱利伽羅岳、転法輪岳まで続く大峯の山々。
ここは下りてから道は左に直角に曲がるので、下手して落ちるとそのまま斜面へ墜落です。
午前11時30分に四阿宿に戻る。ここで宿で造ってもらったお弁当（実は朝食の代わり）を戴き、ゆっくりと休憩しました。
午後2時50分に稚児ノ森を通過。ここから花折塚まで標高差300mの登りが始まる。疲れた体には少々きついです。
午後4時5分に出発点に戻ってきました。往復10時間半でほぼ予定どおりでした。近くに止めてある車まで行き、汗で濡れた服を着替えてから今日の宿に向かいました。
5/11 16:06
午後4時5分に出発点に戻ってきました。往復10時間半でほぼ予定どおりでした。近くに止めてある車まで行き、汗で濡れた服を着替えてから今日の宿に向かいました。
感想
国道168号が連休前に片側交互通行ながらも現道復旧したので、奥駈道歩きを再開することとして、好天が予報される連休明けの11日と12日の2日間で地蔵岳と大森山の間を歩くことにしました。
今回の2日間は私にとっては少しハードな山歩きになると思われたので、体に過度な負担がかからないように少し贅沢をして玉置山の麓の十津川温泉に2泊することにしました。
1日目の地蔵岳の往復は、地蔵岳の手前を除いて危険個所はなく、ほぼ予定通りの時間で戻って来ることが出来ました。気になっていた地蔵岳の鎖場も思ったほど険しくなくてホッとしました。全行程をとおしてまわりの眺めは少なかったが、香精山を過ぎた送電塔が建つ広場や地蔵岳手前からの眺めは素晴らしかった。明日も長丁場なので早めに寝ました。
なお、タイトルの丸囲み数字は奥駈道を歩いた順番ではなく、”熊野本宮大社”を起点とし、”柳の渡し”を終点とする順番を示すものです。
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