10歳児が駆け上る静かなかみさまのおやま・蜂城山【甲州・甲斐百山】



- GPS
- 02:21
- 距離
- 2.1km
- 登り
- 301m
- 下り
- 299m
コースタイム
天候 | 快晴(のち雪) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
やや落ち葉が多かったけれど整備は万全 ※登山道がなぜか点線になっていて、予定ルートとして入力すると難路扱いでコースタイムが異常な値になるけれど、なんということはないきれいな道のコンパクトな山。 |
その他周辺情報 | ももの里温泉 登山口すぐ。早い時間に行ったのでわりとすいていた |
写真
感想
このところ、週末の山登りはどんなところがいいか、ときくと妻からは「軽い山」という答えが返ってくることが増えた。
時期は冬、快晴の日が多いから、できるだけ眺望のいい山に行きたい。でもそういう山はそんなに軽くはない。
サクッと行って登れる眺望のよい、まだ登ったことのない山。かなり条件がきついぞ。もう山梨百名山で未踏の軽い山なぞないし、、、となると
・山梨百名山もういちど
・甲州百山or甲斐百山
・それ以外のところ
・奥多摩方面にする
と考える。うーんそれなら今回は槇寄山かな?
と思っていたけれど、どうやら夕方に雪がふるらしい。高速道路には積もらないとは思うけれど、レンタカーのノーマルタイヤでは心配だ。今回はサッと登れるところにしよう。
ということで、甲州百山であり甲斐百山でもある蜂城山に登ることに。勝沼インターからすぐで、高低差も控えめ。登り足りないなら奥の山(神嶺山、大久保山)に登ればいい。
さてこの蜂城山、なぜかヤマレコでは登山道がバリルート扱いになっていて、計画を組むとわずか600mで80分かかる難路と表示される。
でもここは山頂に蜂城天神社があるし、ハイカーさんたちのレポートでも特段問題があるような記述は見かけない。気にせずにいこう。
中央道を勝沼インターでおりて、ワイナリーやぶどう園の並ぶ県道白井甲州線に入る。蜂城山登山口の表示がある脇道に入ると登山口の近くに駐車できるスペースがあった。
登山口には「蜂城天神社参道」の標があった。少しの間舗装路をあがり、鉄骨で作られた武骨すぎる獣よけ柵をこえると登山道が始まる。ふもとのお宮とあずまやがある。
道はきれいに整備されているけれど、あまり登山者がいないのか落ち葉が厚めに積もっている。そこでいきなり状態のよいヤママユを発見。かみさまからの来店記念?初回プレゼントだ。ありがとうございます!
ほどなく道はつづら折りに。曲がり角には石灯籠があって、ここが参道だということを思い出させる。なかなかの斜度、きつめだと思うのだが息子さんはハイペースで登っていく。妻がおいてかれ気味になる。
陽の当たる明るい登山道、木々のあいだからは常に甲府盆地が望める。これはなかなか気持ちのいいハイキングだ。落ち葉のなかにアシナガバチの巣も落ちている。またしてもプレゼント、気前のいい神様だなあ。
蜂城山ヤマボウシ、という看板があった。いいシーズンにはヤマボウシがたくさん咲いて、いい香りを漂わせているんだろうか。
道がだんだんゆるやかに、まっすぐになってくる。盛り上がった土手のようなところを避けるように進む。きっとこれは……と思っていると、鳥居が見えた。蜂城天神社、つまり山頂に到着だ。蜂城山に登ったよ。
その名前が示すとおり、ここは神社が置かれる前は山城(甲斐蜂城)だったようだ。さっきの土手もその遺構と思われる。神社の裏手にはスペースがあり、それを囲むように土手のような盛り上がりがある。つまりこれが曲輪ということか。ただ残念ながら、何氏の城だったのかなど、はっきりしたことはわかっていないらしい。
この神社からは甲府盆地、塩山方面が見渡せる。盆地の向こう側に塩ノ山、その向こうに国師ヶ岳や金峰山。なかなかいい景色だ。
神社の裏手でごはんを食べるのはちょっと、ということでもう少し進んでお昼ご飯にする。コンビニおにぎりとカップスープ。陽当たりはよいとはいえ1月半ば、まだ寒いので温かいスープがうれしい。
ここからさらに奥の山に行くかな、と思ったけれど、ごはんを食べて景色を見たら満足してしまった。今日は帰ろう。奥のほうからおりる道があるようだけれど、まあピストンでいいかな。
神社でお参りし、景色を楽しむ。神社には地元小学生の書初めが貼ってあった。かわいい。
陽の当たる坂道をのんびりくだっていく。甲府盆地とその向こうの山がずっと見えていて、とても快適な道だ。アシナガバチの巣がもうひとつあったけれど、ひとついただいたので残していく。
わりとあっさり地上におりてきて、本日の山登りは終了。コースタイムはのぼり43分、くだり30分。バリルートどころかものすごく整備された、快適な山登りだった。
このあと上野原に移動、息子が愛してやまない駅前のマルハチレトロさんでたこ焼きを大量にいただいた。
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