北横岳〜亀甲池〜蓼科山荘で撤退、ピラタススキー場から周回


- GPS
- 13:34
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,324m
- 下り
- 1,334m
コースタイム
- 山行
- 1:38
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 1:48
- 山行
- 11:56
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:56
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:28
ピラタススキー場 5:01 - 7:14 ロープウェイ山頂駅 7:26 - 9:00 北横岳北峰 9:30 - 10:20 亀甲池 10:54 - 11:54 天祥寺原 11:56 - 12:09 天祥寺原・将軍平分岐 12:18 - 14:40 蓼科山荘 14:48 - 15:41 天祥寺原・将軍平分岐 15:57 - 17:12 竜源橋 17:13 - 18:31 ピラタススキー場
天候 | 夜の初めから雪。早朝には止んでいたが北横岳山頂に到着時の9時頃でも曇り。10時頃から晴れ間が出てきて午後は晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道と道路のみで特に迷う所は有りませんでしたが、雪の状況と装備に関して以下に記します。あくまでも1月8日時点での状況なので参考程度にして下さい。 <ピラタススキー場駐車場〜ロープウェイ山頂駅> そんなに雪は深くなく、アイゼン無しで登りましたが、軽アイゼン位は着けても良いかと思います。クワットリストの終点より少し上で登山道はスキー場のゲレンデを横切りますが、早朝の営業時間外だったのでそのままゲレンデを登ってみました。しかし上の方でスノーマシンが稼働していて雪を大量に降らしていたので、そこから登山道に無理やり戻りました。登山道に戻るまでが少し大変なので、登山道をずっとキープするか、スノーマシンにめげずにゲレンデをキープするかの方が時間的には早い気がします。 <ロープウェイ山頂駅〜北横岳山頂> アイゼン無しで登りましたが、歩く人が多いので雪が踏み固められており、傾斜のきつい所では滑って登り難かったので、アイゼンは着けた方が良いでしょう。 <北横岳山頂〜亀甲池> 出だしは吹きっさらしで雪の少ない尾根で足元は岩や石です。10分も下れば尾根からそれて樹林帯のトラバースになります。その出だしが踏み跡の無い深い雪でしたが、その区間は短くて赤テープ等に注意して進めば明瞭な登山道になりました。それから先は亀甲池まで登山道は、基本的には雪はまだ少なく、その上に昨夜の新雪が被さっている感じです。北横岳山頂で12本爪アイゼンを装着したのですが、新雪でアイゼンは効かず、逆に雪に隠れた下の岩や石に爪が引っかかって邪魔でした。この時の状態なら、アイゼン無しかチェーンスパイクか軽アイゼンの方が良かったと思います。亀甲池から登って来る、二組の大人数のパーティーとすれ違いましたので、道はより明瞭になっただろうと思います。 <亀甲池〜天祥寺原〜蓼科山荘〜天祥寺原〜竜源橋> この区間はこの日に歩いた人はいない様で、亀甲池〜天祥寺原の区間はスノーシューを着けてちょうど良い位でした。蓼科山荘に登る途中でスノーシューをアイゼンに変えましたが、新雪でアイゼンが効かず、ノーアイゼンの方が歩き易かったと思います。天祥寺原〜竜源橋の区間はノーアイゼンでしたが、履くとしてもチェーンスパイクか軽アイゼンが良いと思います。 全般的にはこの日の状況なら、12本爪のアイゼンは装着するとかえってじゃまになり、着けるとしてもチェーンスパイクか軽アイゼンが良いと思います。スノーシューも役立ったと思う区間は短く、荷物の重さを考えるとワカンの方が良かったでしょう。 |
写真
装備
個人装備 |
山専ボトル900ml
惣菜パン7
ヘッドランプ
帽子
サングラス
スパッツ
ストック
12本爪アイゼン
ピッケル
スノーシュー
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感想
何回か計画して途中リタイヤした今回のルートですが、またしても蓼科山には登れずに途中リタイヤとなりました。雪山は5年ぶり位でしょうか。最後に買った雪山用の登山靴、多分履くのは今回が初めてか2度目でしょうか。スパッツと登山靴が一体化した物で、その上にゲイターを装着すると完璧でした。ただ随分と久しぶりなので、家でアイゼンとスノーシューを装着してみたのですが、前の登山靴より一回り大きい為、装着が大変でした。軽アイゼンは装着できませんでした。12本爪アイゼンも前の靴だと紐が長すぎて短くしたのが災いし、今回のだと素手で引っ張ってぎりぎりでした。
蓼科山までノーアイゼンで登ったのですが、ロープウェイの山頂駅の休憩後にアイゼンを装着すべきだったと後悔したので、下りではアイゼンを着けたのですが極寒の山頂で取り付けられず、グローブを外して素手でやっとでした。出発が予定より30分遅れ、このアイゼンの装着で1時間遅れになりました。結果的にはアイゼンは邪魔で、登りで着けなかったのなら、そのままノーアイゼンにすべきでしたが、まあ状況にもよるので軽アイゼンも必要か。。。
思ったほど雪が無くってスノーシューもお荷物で、雪山は装備の選択と事前の着脱練習の大切さを再認識させられる山行となりました。下山した後でも車のフロントガラスが凍って視界が悪く、それを取り除くのに苦労したり、左側のサイドミラーが閉じたままなのを途中で気づいたりと、積雪期の車中泊での参考になりました。
サイドミラーはいつもは駐車場では閉じていますが、開いた状態にしておく事。そうしないと凍って開かなくなる事が有る。
登山に出発前にフロントやリアガラスに雪が装着していた場合、ブラシ等で払っておくこと。そうしないと日中晴れると融けた雪が夕方凍ってしまい、その除去で出発時間が遅れる。また氷除去用にポットのお湯は少し残しておくこと。
モンベルの雪山用の一番暖かい寝袋でも早朝は寒かったので、寒さ対策にもう1つ薄めの寝袋も持って行く等。
まあ久しぶりの雪山山行、これに懲りずにまた雪山を再開したいと思います。
コメント
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珍しく泊まりかと思ったら、違っていました
モンベルの暖かい方でも寒いぐらいだと、ミラーもそうですが、サイドブレーキも凍って解除できなくなることがあります。成田あたりの平地キャンプですら、モンベルの上から2番目では、寒くて寝られなかったです。寝袋に書いてある温度より寒く感じるのは、高齢のせいでしょう。下からの冷えが堪えるので、エアマットを R 値の大きいのにするとだいぶ違います。
Futaro さんは、雪山に行く気になるだけ、まだまだお若いです。冬道具がないこともありますが、寒いところには全く行く気がなくなりました。
GPSの切れた部分を補間すると、時間が変わってこうなってしまうのです。手書きで時間を入れて、自動的にGPSデータを元に表示される時間は消したのですが、どういうわけか消してセーブした瞬間は消えているのですが、いつの間にかまた表示されるのです。バグだと思います。
座椅子のデカいのを車に入れているので、下からの冷えはそんなに無いと思います。窓ガラスからの冷えに対しては、ネットで暖房・防音・プライバシー保護に役立つという吸盤付きのカバーで車内から全て貼っています。多少は効果は有ると思いますが、ピラタススキー場駐車場は1,800m位だから寒いですね。
雪山は久しぶりで、11年前のこの付近の山行に比べるとかなり冬山力は落ちたと思います
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-274165.html
以前のレコも見させて頂いてますが、とっても興味ありです。北横岳って3回(たぶん)しか登ったことなく、しかもいつの事だか忘れちゃったぐらいです。蓼科山から北横岳の逆回りでどうかなぁ。
次回は逆周りを考えています。因みに今回反時計回りにしたのは、朝は北横岳から蓼科山がほぼ順光、午後は蓼科山から北横岳がほぼ順光だからです。逆周りだとどちらもほぼ逆光になります。まあ逆周りでも浅間山とか順光で見られますが。。。
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