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記録ID: 62549
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ハイキング
中央アルプス

大島山・本高森山、実距離よりも山深い

2010年05月02日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
13.0km
登り
1,418m
下り
1,418m

コースタイム

日帰り
山行
5:45
休憩
1:20
合計
7:05
8:05
75
スタート地点
9:20
45
前高森山分岐
10:05
10:25
20
本高森山山頂
10:45
45
里見平
11:30
15
大ザレ
11:45
10
テント場
11:55
12:55
60
大島山山頂
13:55
75
本高森山山頂
15:10
ゴール地点
08:05本高森山登山口-09:05展望台-09:20前高森山分岐-10:05本高森山山頂10:25-(上澤新道)-10:45里見平-11:05大木の多い痩せ尾根-11:30大ザレ-11:45テント場-11:55大島山山頂12:55-13:55本高森山-15:10登山口
天候
過去天気図(気象庁) 2010年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
(アプローチ)
・中央道/松川ICから5分の高森ゴルフ場を目指し、クラブハウスを左に見て林道を奥へ。未舗装となった先間もなく右側に登山口。駐車スペースは登山口すぐ奥に2~3台、その他ゴルフ場から登山口までの間の所々にあり。
(コース状況)
・本高森山までは概ね開放的な稜線歩き。合目表示や標識も多く危険個所もない。
・その先、大島山への上澤新道はシーズン初のせいか笹が伸びたり倒れたりしてルートを完全に覆っている箇所が多数。笹に隠れた踏み跡は概ね明瞭かつ方向も素直で道迷いの心配はないが、足元が見えないので下りではスリップ・躓き・踏み外しに注意。
登山口、奥に駐車スペース(ピンボケです)
2010年05月02日 08:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 8:04
登山口、奥に駐車スペース(ピンボケです)
コメツガの大木
2010年05月02日 08:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 8:51
コメツガの大木
5合目あたりの展望台から南アルプス。(帰路に撮影)
2010年05月02日 14:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 14:32
5合目あたりの展望台から南アルプス。(帰路に撮影)
本高森山山頂
2010年05月02日 10:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 10:06
本高森山山頂
前の写真の左方向に上澤新道入り口
2010年05月02日 13:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 13:53
前の写真の左方向に上澤新道入り口
最初はこんな下り
2010年05月02日 10:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 10:26
最初はこんな下り
里見平
2010年05月02日 10:49撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 10:49
里見平
里見平から本高森山を振り返る
2010年05月02日 10:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 10:51
里見平から本高森山を振り返る
ルートはどこ?(画面中央をまっすぐ)
2010年05月02日 10:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 10:53
ルートはどこ?(画面中央をまっすぐ)
結構太い木が多いヤセ尾根、この先は山頂まで急登が続く
2010年05月02日 11:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 11:06
結構太い木が多いヤセ尾根、この先は山頂まで急登が続く
大ザレ
2010年05月02日 11:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 11:27
大ザレ
本高森山に至る尾根、ここを歩いてきた
2010年05月02日 11:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 11:30
本高森山に至る尾根、ここを歩いてきた
ようやく大島山頂が近づく、あと少し
2010年05月02日 11:37撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 11:37
ようやく大島山頂が近づく、あと少し
雪に覆われたテント場、少し通り過ぎたところから
2010年05月02日 12:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 12:58
雪に覆われたテント場、少し通り過ぎたところから
最後の登り、大川入山みたい
2010年05月02日 11:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 11:45
最後の登り、大川入山みたい
大島山頂、解放感たっぷり(達人は昼寝中)
2010年05月02日 12:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 12:16
大島山頂、解放感たっぷり(達人は昼寝中)
山頂から中央アルプス(仙涯嶺、かな?)
2010年05月02日 11:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 11:57
山頂から中央アルプス(仙涯嶺、かな?)
同じく南アルプス
2010年05月02日 12:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 12:51
同じく南アルプス
安平路山と抹茶ラテ(美味かった)
2010年05月02日 12:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
1
5/2 12:28
安平路山と抹茶ラテ(美味かった)
帰路、大島山が見える最後のポイントから
2010年05月02日 13:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 810 IS, Canon
5/2 13:29
帰路、大島山が見える最後のポイントから

感想

GW前半の上高地があれだけ空いていたら、好天予報の後半は有名な山域どこも大混雑だろうと、南ア遠征を中止してまた松川方面へ。
高速事故でタイムロス、登山口に立ったのは既に8時過ぎ。大島山まで足を延ばしてみたいのだが何やら足も重い…

序盤は「よく踏まれた」という表現がぴったりの道。階段等の人工物は無く木の根が露出する程荒れてもいない。ふかふかで緩やかな登りが足をほぐす。一汗かく頃、尾根上にコメツガの巨木がドーンと。ネットで見たどの山行記録にも写真がある通り現れ方も佇まいもなかなかの存在感。これを過ぎるとすぐに急登が待っている。15分ほどの苦しい登りに息を切らすと展望台着。南ア方面も天気は良さそう、ちょっと残念。

この後は急登・小ピーク越えと平坦歩きの繰り返し、ヤセ尾根やトラバース等のスパイスも効いている。ちょうど2時間で本高森山に到着。山頂は木々に囲まれ展望なし、羽虫も多く落ち着かない。

20分程休んでかえって重くなった足をさすりつつ上澤新道へ踏み出す。ここまでの径に比べ幅が狭く笹も濃い。最初は急斜面のトラバース、ついでヤセ尾根と急降下が続き、小さなザレ場脇を幾つか通過するとふいに視界が開けて笹原の登りに、里見平というらしい。左に安平路山、振り返ると本高森山がすっきり見えて気持ちはよいが、日当たりで笹の成長がよく、徐々に笹コギの雰囲気に…

里見平を抜けると暫く樹林帯への出入りを繰り返す平坦な径が続く。しかし笹はいよいよ勢いを増し、所々でルートを完全に覆い隠すようになった。掻き分ければ踏み跡は確認できるし、ルートは概ねまっすぐ伸びているので道迷いの心配はないが、足元が見えないので慎重に。山頂までこんな箇所がそこかしこに出てくるが、特にもう少し先の大きなザレ場の真上の急坂は、ここで万一転倒でもすれば…と僅かな距離ながら帰路の下りでは腰が引けた。

太い木々が連なるヤセ尾根を過ぎると、後は山頂まで急登に次ぐ急登。日差しを背中にまともに受ける暑苦しさが疲れを増幅し、進んでは休み進んでは休みのカメの歩みでのろのろと高度を稼いでいく(休むのはカメでなくウサギだったw)
幾つか坂を越えるとようやく大島山頂が近くに見えて元気回復。ほどなく未だ雪で覆われたテント場に差し掛かるとツェルトが一張り、主人は不在だが地味ぃ~な感じが相当な達人を思わせる(失礼)

最後の登りは大川入山に似た笹原と風衝木の間を進み、本高森山から1時間半で山頂に到着。いやとてもそれしきの時間とは思えない遠さ、山深さ。
先客1名はやはり先ほどのツェルトの主、早朝から烏帽子・念丈を回ってきたそう。登山歴50年で国内の名だたる山は殆ど登り尽くし、傍らにあるのはザックでなく背負子、本物でいらっしゃいました。
展望はやや霞がかっているがぐるり360°の贅沢。暖かい日差しと、少し冷たいが柔らかい風とのミックスが何とも心地よく、久しぶりに尻が重くなる。ふと見ると達人もお昼寝中w

彼が目を覚ましたのを頃合いに挨拶をして帰路につく。登山口まで2時間余り、いつもながら「こんな急坂、よく登ったよな」などとつぶやきつつ。
今日出会った登山者は、達人と登り始め間もなく道を譲ってくれたベテラン男性、二人きり。

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