霧島、韓国岳・高千穂峰(大浪池登山口→韓国岳→えびの高原、高千穂河原→高千穂峰→霧島東神社)


- GPS
- 09:11
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 2,089m
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 9:56
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
日豊本線国分駅からいわさきバス、いわさきホテル行きに乗車し丸尾で下車(7:25→8:19) このバスは途中霧島神宮駅を経由するので、そこから乗車することも可能です。途中の丸尾にて乗り換え、えびの高原、高千穂河原などを周回する霧島連山周遊バスに乗り換え、大浪池登山口で下車しました(8:30→8:50) また、「霧島のったりおりたりマイプラン」というフリー乗車券を利用すれば霧島周辺のバスが1,000円程度で乗り放題なので便利です。国分駅のみどりの窓口で購入できました。 帰り 霧島東神社より吉都線高原駅まで徒歩の予定でした。平日ならば霧島東神社を降りた所にある祓川バス停より16:40発の高原駅経由小林行きのバスを利用することも可能です。今回は下山したのが遅かったので利用できませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大浪池登山口→韓国岳→えびの高原 非常によく整備された道です。大浪池登山口からしばらく整備された石段を登っていきます。大浪池の周回コースは至って普通の登山道。韓国岳避難小屋から韓国岳までは急登ですが、その9割方は階段なので問題ないでしょう。韓国岳避難小屋からえびの高原までの道は現在の韓国岳登山のメインルートであるため、こちらも整備された道でした。 高千穂河原→高千穂峰→霧島東神社 高千穂河原からしばらく階段を登ると樹林帯を抜け砂礫の斜面を登っていきます。この砂礫の斜面が大荷物だとズブズブと足が沈み込み、3歩進んで2歩下がるような状況で非常に疲れました。所々で階段もありますが、崩壊気味で殆ど意味を成していません。この砂礫地帯は高千穂峰手前にも現れます。下りならば富士の大砂走りのように気分よく下れるのでしょうが。 高千穂峰より東側は西側と比べて砂礫は少なく、比較的歩きやすい道でした。二子石以降は樹林帯に潜ってしまうため、それほど通行量も多くない地味な道という雰囲気ですが、高千穂峰東側のメインルートという事で道標なども頻繁に見かけるなど、よく整備された道でした。 |
写真
感想
九州登山旅行
3/22(日)〜3/24(火) 屋久島、宮之浦岳
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3/26(木) 霧島、韓国岳・高千穂峰
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3/27(金)〜3/28(土) 大崩山・鹿納山※遭難、救助
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3/31(火)〜4/2(木) 九重連山・涌蓋山
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この日から屋久島登山に同行した母親と別れ、単独登山となります。
屋久島から鹿児島に戻った翌日、その余韻も冷めやらぬ間に次の登山へ進みます。鹿児島中央からは日豊本線に乗り国分で下車しバスに乗り換えます。国分の駅前にバスの窓口が見当たらなかったのでフリーパスをどこで買えばいいのか少し探しましたが、結局駅の窓口で発券でき安堵しました。
しばらくバスに乗ってどんどん霧島に近づきます。途中霧島神宮駅で一人、霧島神宮の前でもう一人、いずれも韓国岳への登山者でした。結局自分を含めたこの三人で丸尾で乗り換え、その先の霧島連山周遊バスでもう一人乗車。しかし皆えびの高原から登り始めるようで、大浪池登山口で下車したのは自分一人でした。
さて、第一の登山として大浪池を経由して韓国岳へ向かうのですが、道が完全に石畳で舗装されていて少々驚きます。お手軽なハイキングコースなのでしょう。そんな緩い坂を登り大浪池の湖畔に出た所で樹林帯を抜け、目の前には大浪池越しに韓国岳が堂々と聳え立っているのを確認できました。
湖畔歩きは意外にも木に覆われた所が多いですが、所々で露岩帯となるため眼下に大浪池を見下ろす事ができるポイントも多くあります。そんな快適な道を歩いていると、えびの高原からのコースと合流し、しばらくして韓国岳避難小屋に到着します。
ここから韓国岳を往復するつもりなので、大荷物をわざわざ背負っていく必要はなく、避難小屋にザックを置いて最低限の装備で韓国岳へと向かいます。殆ど階段が続きますが、身軽だったので楽に登頂することだ出来ました。
韓国岳の360度の展望を満喫した後は、えびの高原で食事をしたりゆっくりしたいため、足早に避難小屋まで戻ります。
えびの高原ではバスを待つ間、飲んだり食ったりの食事休憩。むしろ次の高千穂峰への登山の方が長丁場であるため、しっかりと体力を回復させておく必要がありました。そして、バスに乗って高千穂河原へ向かい、本日二度目の登山を開始します。
新燃岳噴火の影響なのか、御鉢の砂礫の斜面は歩いていると一歩一歩足が沈み込み、想像以上に進みが遅くなり、そして疲労も蓄積されます。もう少し身軽ならさっさと登ることも出来るのでしょうが。実際にこんな大荷物で登っているのが珍しいのか、すれ違う人という人から「山頂でテントでも張るのですか」などと突っ込まれたりもしました。確かに登り始めるには少々遅い時間なので、そう思われても仕方ないでしょう。
御鉢の火口淵は砂礫の崩れやすい地面が火口まで急激に落ちているため、バランスを崩して滑り落ちることがないように、なるべく未知の中央部の歩くようにして先へ進みます。そこから再び砂礫の歩きにくい道を登りきって山頂に到着。
高千穂峰の山頂は広々としており、先ほど登った韓国岳や霧島連山の山並みを足を伸ばして堪能しました。が、時折竜巻が出来て砂や小石が飛んでくるため、ゆっくりと休んでは居られませんでした。
もうこの時午後3時を回っていて、自分以外の登山者の姿はなく、その後霧島東神社へ下山する際に一人とすれ違ったのみでした。
下山コースである霧島東神社からのルートはあまり記録に無い所なので少々不安でしたが、道筋は明瞭で特に問題はありませんでした。とはいえ、麓までの1000m近い標高差の所を一気に下るので、階段などが続き足がガクガクになります。
ただ一箇所、霧島東神社へ降りた時、そこから麓の祓川バス停へ下る登山道は殆ど歩かれている形跡はありませんでした。殆どの登山者はそのまま霧島東神社の駐車場に車を止めるので、わざわざ下から歩く人も居ないのでしょう。一度登山道を見つけられず車道を歩いてしまった箇所もあります。
とは言え、なんとか暗くなる前に麓に降り、そのまま吉都線の高原駅まで歩き始めます。少し時間に余裕が無いので途中から走っていましたが、途中で親切な方に駅まで乗せて行ってもらい、無事に予定の列車に乗ることが出来ました。
【感想】
前回の屋久島と比べれば楽そうな今回の登山。韓国岳までは余裕も残しつつという状況でしたが、その後の高千穂峰登山は本当に疲れました。さすが霧島連山で最も登り応えのある山というだけあり、そこを二回目の登山として大荷物を担いで行くのは少々無理があったのではないかと思います。
しかし前回に引き続いて天気もよく、展望はどちらの山も優れており、贅沢にも二つの異なったポイントから眺める霧島連山の姿を楽しむことが出来たので非常に満足できました。
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