北信の里山 長者山-大姥山-高照山 (信州ふるさと120山)
長野県
jasper1226
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.6km
- 登り
- 419m
- 下り
- 416m
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［大姥山］ 8:55大姥神社駐車場→ 9:40大穴9:45→ 10:00大姥山10:25→ 10:55大姥神社駐車場
［高照山] 11:50高照山北峰駐車場→ 12:00高照山北峰→ 12:20高照山南峰→ 12:45高照山北峰駐車場
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年10月の天気図 |
| アクセス |
［長者山］ ・信州新町で19号線から川口大町線に入る。途中に長者山への案内があるのでそれに従う。阿弥陀堂の横に駐車場があり、3台ほど停められる。近くにあるお地蔵様の貯金箱に、駐車場の協力金として100円を入れる。 ［大姥山］ ・19号線の大姥神社前宮の金太郎参道469号線に入る。諏訪神社の手前に金太郎の標識があり、そこから右の細い道に入り、大姥神社駐車場まで行く。この車道はすれ違いができないほど、とても狭まかった。運転に自信がない人は他の駐車場に停めて歩いた方がいいかも。 ［高照山] ・19号線の山清路から大町麻績インター千曲線に入る。途中から274号線に入り、花めぐり桜街道の標識に沿って進む。この街道は舗装され整備された状態ですが、長い区間すれ違いすらできない細い区間があるので、要注意。また車を停めるところは事前に調べていったほうがいいかも。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
［長者山］ （往復4.7Km、標高差398m） ・山の家から少し下ったあたりに、急斜面にできたつづら折りの登山道があり、ここは気をつけた方がいい。トラロープはあるものの、古いものなので使わない方がいいかも。 ［大姥山］ （往復2.1Km、標高差370m） ・大穴は、この山の一番の見どころかもしれないが、大穴へ行くまでに、急斜面にできた細いトラバース道があり、ここは気をつけた方がいい。 ・岩登り箇所が9か所ほどあり、鎖が垂れている。数メートルほどのものばかりで、足場、手をかける場所もたくさんあり、鎖がなくても登れる。ただ、下りでは鎖を使いたくなる。 ［高照山］ （往復2.2Km、標高差95m） ・南峰辺りは、踏み跡も少なく、登山道がわかりづらいので注意。 |
写真
19号線から川口大町線に入って、長者山の登山口に到着。6:05 阿弥陀堂駐車場を出発。今日は、ちょっと曇りがち。
6:50 役行者(えんのぎょうじゃ)の木像。この岩陰にある役行者は、本名を役小角(えんのおづぬ)といい7世紀後半の山岳修行者で、山岳信仰である修験道の開祖とされているそうです。
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南側も紅葉の枠に入ってなかなかの展望。手前の山の右後ろの二つの角があるのが高照山、左が南峰、右が北峰だろう。中央のデコボコの山は、右が大城・京ヶ倉、左が岩殿山のようだ。
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金太郎の案内標識で右に入ると、とても細い道で、対応車が来ないかヒヤヒヤ。8:55 大姥神社駐車場を出発。
コース案内あり。山名の読みは「おおうばやま」と書かれている。書籍によっては「おおばやま」とかかれているものもある。帰りに「山姥の滝」に寄っていこう。
9:40 「大穴」に到着。「大姥神社奥社」の標識がある。大姥神社の壁の説明には、ここは有明山に住む八面大王の胤を宿した山姥が金太郎を生み育てた場所で、奥の岩の裂け目は遠く越後の青海町上路に通じていて、耳を当てると波の音が聞こえるとあった。
堆積岩造形美。おもしろい。ここは堆積岩（1000万年前以降にこの地にあった海に堆積した地層）からなる山のようです。岩の裂け目とは、左の縦筋かな？
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[高照山]細い車道をくねくね登ってきて、この碑の前で車を停める。この碑は雛沢様により「広津高照桜の里 桜の百人一首の歌碑竣工式」が盛大に実施された際に、第24代さくらの女王が招待され、それを記念するものだそうです。
細い車道をくねくね登ってきて、この碑の前で車を停める。この碑は雛沢様により「広津高照桜の里 桜の百人一首の歌碑竣工式」が盛大に実施された際に、第24代さくらの女王が招待され、それを記念するものだそうです。
「君ゆきて そよ吹く風に 色〜〜 咲にしはなよ 想いかなしき」
感想
・少し前に「信州ふるさと120山」の古本を手に入れました。今日登った3つのお山は、その「信州ふるさと120山」に載っているお山で、国道19号線沿いの近いところにあるので、日帰りで廻ってくる計画を立ててみました。それぞれ云われや歴史のあるお山なので、そのお山に一番いい時期に訪れるのがいいのですが、とりあえずまとめて廻ってきました。
［長者山］
・このお山の山名は、昔更級郡鹿谷（がや）に土豪松崎信高氏が戦火をのがれて逃げ込み、その子孫が繁栄し鹿谷長者と言われるようになったという言い伝えに由来しているそうです。山頂からの西側の展望はよく、すばらしい後立山の眺望が目前に広がっていました。山全体にカエデ系の樹木がたくさん見られました。一部は色づきが始まっていましたが、もうじき真っ赤に染まるのではないでしょうか。
［大姥山］
・お山は、山姥（やまんば）と金時（金太郎）伝説のお山だそうです。このお山は歩き始めると気がつくのですが、この辺りの山では見られない砂が固まったような岩石でできています。堆積岩らしいですが、たぶん昔は海の中だったところでしょう。頂上近くにある大姥神社奥宮のある大穴は、この堆積岩が侵食されてできた穴でしょうか。金太郎伝説では、この岩屋の中で山姥が金時を育てたところだそうです。もともと海にあったところなので、その岩の裂け目から波の音が聞こえてくるのは、何か関連がありそうでおもしろいですね。
［高照山]
・北峰には、桜の百人一首の碑がたくさん置かれていて、興味ある方はのんびり詠みながら廻るとおもしろいかと思います。そしてこのお山は、このお山に住まわれていた雛沢様が、ひとりでたくさんの桜やシラネアオイを植えて、美しい山にされたそうです。その花が咲くGW頃が、一番のいい時期ではないかと思います。すぐ来れますし、登るのもたいへんではないので、またその頃に訪れてみたいと思います。 ただ難点は、ここへ来るまでの車道がとても狭いことと、車を停める場所がほとんどないことでしょうか。
・この山行と直接関係はない話ですが、花や、実の形、葉の形などの写真から、その植物名を調べるのはなかなかたいへん。書籍などいくら集めても、全然足りないし、ページをめくっている時間は馬鹿にならない。Googleレンズが出てきて少しは楽になりましたが、まだまだいまいち。なにかすばらしいAIアプリがでてこないかな。
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