記録ID: 5996388
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ハイキング
奥多摩・高尾
秋山散歩★峰山〜ヤマビルとの闘い
2023年09月30日(土) [日帰り]

体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 08:06
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 931m
- 下り
- 837m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 8:03
距離 13.1km
登り 936m
下り 844m
道草ばかり食うので、コースタイムは参考にならない。
| 天候 | 曇り〜小雨〜曇り〜晴れ 一日を通して湿度が高く日陰や藪は濡れていて、山中は30℃には届かないぐらいの気温で、ヤマビルが活動するには最適な日だった。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り やまなみ温泉入口バス停乗車(神奈中西バス)〜藤野駅バス停降車・藤野駅から上り電車に乗車 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
今回はヤマレコを活用していなかった頃に時々歩いていた山を久しぶりに歩くので、バリエーションルートはほぼない筈だったのだが、実際に歩いてみると一般的な登山道ではなくなっている道もあったのであまり勧められない。通行する場合は自己責任でという事になる。 熊出没注意の警告が所々あったので、要所要所で爆竹と電子ホイッスルを鳴らしてから山中に分け入った。いつも通りのお約束のように全行程の山中では誰一人として会わなかった。藤野の里を過ぎてからは、舗装路ですら人影を見なかった。 ◆藤野駅〜名倉金剛山 案内板に従えば迷う事は少ない。一本松山山頂への分岐は案内がないので通り過ぎてしまいそうになるので注意。名倉金剛山への登山口は鬱蒼としていて踏み跡も薄いが、少し登ると波板のフェンスや階段が現れるので迷う事はない。 ◆名倉金剛山〜奥牧野バス停(神奈中西バス) 名倉金剛山から十字の分岐に戻って左折し波板フェンス沿いに下る。踏み跡は少ないが道型はある。フェンスが切れた所から墓の裏に出て舗装路に降りる。しばらく行くと県道35号線に合流するので、またひたすら舗装歩き。 ◆奥牧野バス停(神奈中西バス)〜峰山 以前渡れた前川橋が「通行止め」になっていたが、近くに迂回できる道もなく、他のルートを捜し迂回する気力もないので渡った。フェンスには人一人通れるぐらいの隙間がある。渡っている時には吊橋の損傷等は確認できなかったが、事故が起きた場合に保証はされないだろうから、よい子は真似をしないように(笑) その先の林道分岐にはゲートがあって「進入禁止」となっていたが、ヤマレコのアプリ地図は登山道になっていて、少し行ったら「峰山登山口」とあるので、ゲートをくぐって進んだ。これも同じくよい子は真似しないこと(笑) この辺りの詳細については写真を参照のこと。ゲートをくぐるとヤマビルが生息しているので要注意。その先、林道終点から登山道に入る所は藪になっていたのでよく分からず、藪の道を直進して道がなくなった所からジグザグに尾根近くの登山道まで上った。あとは道も道標もしっかりしているので迷う事はほぼない。 ◆峰山〜藤野やまなみ温泉 とにかく歩いていても靴にヤマビルがへばりついていて、這い上がってくるので要注意。藤野やまなみ温泉側への分岐を過ぎるとザレた急斜面になるので転滑落に注意。登山道から舗装路に下りたらヤマビルが付いていないか確認して、見つけたら登山口に備え付けてある塩のボトルに入れる。 |
| その他周辺情報 | 藤野やまなみ温泉 https://yamanami-onsen.jp/ 2022年6月から2023年7月まで改修工事の為休業していた。世界的な資材の高騰で工期がかなり遅れたとの事だが、2023年8月1日から営業を再開している。 7年前の夏に初めて訪れてから今回で2回目だったのだが、大浴場の内部が改修のレベルではなく全く違っていたので調べて見ると、男女の大浴場を定期的に交代させているとの事で納得した。2回しか訪れていないのに、たまたま両方の大浴場に運良く入った事になる。 基本的な休業曜日は水曜日で、無料送迎バスはないが、すぐ近くにバス停があり運行本数もそこそこあるので、隣町の山梨県上野原市秋山に比べればかなり便利に感じる。 |
写真
♪あ〜かい まあっか〜な〜 ハマナ〜ス〜が〜ああ♪という「網走番外地」の歌詞を聞いて、ハマナスは濃いピンクだからヒガンバナの方がイメージには合っているのだろうなと、網走に住んでいる頃から思っていた。
左上:尾根道に道路で使われているガードレールが設置されている山は見た事がない。右上:行き止まりとあったが、とりあえず行ってみた。左下:やはり行き止まりで何もなかった。しかし、なぜ行き止まりの道を造ったのかが謎だ。右下:道を塞ぐようにしてあるイバラをこのナイフで伐ろうとしたらセラミックの刃が折れた。ものすごく軽量だが、やはりこれだけでは心許ない。
左上:「不法投棄は犯罪です」のバリケードを設置した意味がよく分からない。橋の上から家庭ゴミや産業廃棄物を投げ捨てた不逞の輩がいたのだろうか?右上:このフェンスだと自転車どころか歩行者も通行禁止という事だろうか?フェンスに近づくと人が通れるだけの幅が空いていて足跡があるのでそこそこ歩く人がいるようだ。左下:ここまで来たら行くしかないので慎重に渡るが、特に劣化した箇所は見られない。右下:反対側にも同じようなフェンスがあるがやはり人が通れる隙間は空いている。左上には歩行者と自転車は通行可の青標識が設置されたままなので、なんだかグレーな感じだ。
舗装路の分岐にも「通り抜けできません」が立てられていたが、その手前の「自転車及び歩行者専用」の標識があるので、まさか歩行者も通行禁止とは当然思わない。橋の目前まで行って通れませんというのは詐欺みたいなものだ。ホントお役所のやる仕事は、片手落ちでダブルスタンダードでグレーな事が多いので、混乱させられる。
しばらく歩いたのち、昼食にしようとレジャーシートを敷いておにぎりを食べていると足元で何か動くものがある。注視すると、はじめはシャクトリムシに見えたが、すぐにヤマビルだと気付き立ち上がって払いのけた。払っても払ってもまた這い登って来る。踏んでも死なないので、トーチライターを取り出して片っ端から焼き殺した。とりあえず目に付く奴を十数匹やっつけてからザックを点検したが、生体反応のない物には付いていなかった。靴の中を点検すると、一匹へばりついていたので取り出して焼いた。トーチライターは下向きで使用を続けると着火しづらくなるので、時々上向きで着火させて調子を整えながら使った。
「峰山登山口」付近に着いたが、取り付きが分からなかったので林道の延長をそのまま進んだ。写真ではただの藪だが、重機で造られたであろう道で冬枯れなら問題なく歩ける。今日は雨上がりだったので靴が濡れる。藪が終わった所で足元を見るとまたまたヤマビルが這い登って来ていた。6匹ぐらい退治してから杉の植林地帯をジグザグに登った。
登山道に合流してから、また靴の周りと中を点検すると外と中に一匹づつヤマビルがいたので、トーチライターで焼き殺した。そのあと正規の登山道はどうなっているのか確認すると、やはり日の当たる場所は踏み跡はなく藪になっていて、どこが登山道だか分からない状況だった。ヤマビルが出る時期は誰も歩かないので踏み跡はできない。なので、冬枯れにならないと道は現れないという事だろう。
ヤマレコアプリの地図で言うと「大鐘分岐」にあたる場所の写真。林道方面への通行規制は何もない。林道関係者以外進入禁止と掲げても、その反対側には何の規制も警告もないのだから、登山者は普通に通行してしまうだろう。この件も相変わらず判断に戸惑うお役所仕事と思われる。
左上:登山道もあと少しで終わり。右上:やっと舗装路に出られた。左下:靴を脱いで確認したら一匹潜り込んでいた。すぐに引き剝がして焼殺処分した。右下:靴から剥がしたヤマビル。このあと焼き殺したが、ここだけで7匹も見つけた。人が歩いていてもくっつく事ができるというのは恐ろしい生き物だ。
装備
| 個人装備 |
ハイキング装備
ビバーク装備
十分な食糧
飲料2.25L
熊対策用具(爆竹 電子ホイッスル 熊鈴)
|
|---|
感想
久しぶりの名倉金剛山と峰山だったが、暑い時期に歩く山ではなかった。特に峰山のヤマビルの多さには閉口した。ほとんどホラー映画かというぐらいわらわらと群がって来る。隣の秋山では全然見かけないのに、なんで藤野(特に峰山周辺)はこんなにヤマビルが多いのか不思議だ。7年前にも藤野やまなみ温泉側の登山道を下りたが、ヤマビルは全然くっついていなかった。ヤマビルの生息域が拡大しているようだから、夏場には神奈川県の山には近づかないようにしようと思う。
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