八幡平 葛根田川支流 南白沢〜田代沢〜乳頭山


- GPS
- 10:22
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,042m
- 下り
- 1,040m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
本来は安寿会と山岳部の合同で南白沢を遡行する予定だったが、山岳部のメンバーが減り、学務の規定の3名に満たなくなった。これにより、山岳部としての山行ではなく安寿会単独での計画に切り替わった。ところが、もう一人のメンバーが諸事情により不参加となり、私とhaniyuの2人での山行となってしまった。
さて、南白沢は前々から目をつけていた沢だった。他の記録の写真をみると難しそうな滝がいくつもあったので、気になっていた。昨年も計画していたが、トラブルによって未遂に終わってしまったので、1年越しの計画となったのだ。
前日に滝ノ上温泉の駐車場に入って前泊し、25日の早朝から登り始めた。最初はいくつもの堰堤を越えなければならず、テンションが上がらない。入渓して1時間半ほどでようやくF1に到達した。この滝は見た目は難しそうだが、実際に登ってみるとそれほど難しくはなかった。最初のトラバースが少し厄介かな。F2は十分に登れそうだったが、シャワークライミングになりそうだった。気温が低かったため今回は左岸高巻きで割愛した。F3をフリーソロで越えた先に核心であるF4が鎮座していた。出だしのトラバースと最後の乗越がなかなか難しく、手応えがあった。残置はいくつかあったが、最後のもの以外はすべて腐りきっており、使い物にならない。田代沢に入っても大きな滝が2つある。F1は私がフリーソロした。難しくはないが高度感と傾斜がそれなりにあり、ビレイしてもらえばよかったと後悔した。後続はしっかりビレイした。F2は高さこそあるもののまったく難しくはなく、2人ともフリーソロで突破した。
詰めは湿原を外して登山道に出るつもりだったが、湿原に出てしまった。一部だけ激しい藪漕ぎがあったが、そんなに長くはない。基本的にゴーロ帯で歩き心地の良い詰めだった。時間も天気もよかったので、乳頭山の山頂を踏んで帰ることにした。この山は地形図では烏帽子岳(乳頭山)と書いてあったが、山頂の看板には堂々と乳頭山と書いてあった。なぜ地形図では(乳頭山)なのだろうか。乳頭山の山頂からは登山道をひたすら下り、滝ノ上温泉に下山した。
南白沢はなかなか手応えを感じた沢だった。今回山行を共にしたhaniyuは経験値でいえば決して初心者ではない。そのhaniyuと私で全行程で10時間を超えたので、初心者を連れてくるにはもう少し余裕をもった日程を組み、十分に登攀の訓練をさせる必要がある沢だと感じた。
去年から週1目標に取り組んだクライミングと、今季変態的な沢にたくさん連れてってもらった経験があったからこそ楽しめた沢でした。へつってドボンすることもなかったし、F4をスリング使って工夫して登れたし。
どんな山でも楽しいけど、少しずつできることが増え楽しめる視点も増えている今が最高に楽しいです。
山頂でお会いした者です
平日だし誰にも会わないだろうと
思っていたのですが
山頂で爽やかなお二人に会え
滝ノ上温泉までのアクセス疲れも
吹っ飛びました
ありがとうございました!
山頂では写真を撮っていただきありがとうございました!またどこかで。
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