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Yamareco

記録ID: 5888096
全員に公開
ハイキング
八ヶ岳・蓼科

【鉄道】編笠山/権現岳/西岳(観音平〜富士見高原)

2023年08月31日(木) 〜 2023年09月01日(金)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
10:21
距離
13.7km
登り
1,453m
下り
1,761m

コースタイム

1日目
山行
3:06
休憩
1:18
合計
4:24
9:31
46
10:17
40
10:57
11:10
70
12:20
13:25
30
13:55
2日目
山行
4:57
休憩
1:00
合計
5:57
5:29
30
5:59
16
6:15
5
6:20
4
6:24
6
6:30
6:51
4
6:55
4
6:59
6
7:05
12
7:17
18
7:35
7:47
4
7:51
47
8:38
8:55
100
10:35
10:45
20
11:25
1
11:26
ゴール地点
天候 8/31日(木) :晴れ ☀ 気温24℃
9/1日(金) :晴れ ☀ 気温13℃〜23℃
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
【往路】※平日ダイヤ
■町田駅
↓ 06:43〜07:08
↓ JR横浜線・八王子行
■八王子駅
↓ 07:29〜08:53
↓ JR特急あずさ1号・松本行
↓(JR乗車券2,640円 特急券1,580円)
■小淵沢駅
↓ 09:00〜09:18
↓MOUNTAIN TAXI・観音平行
↓(片道1,500円)
■観音平

【復路】
■八峯苑 鹿の湯
↓ 12:35〜12:48
↓小淵沢タクシー
↓(片道3,300円)
■小淵沢駅
↓ 13:53〜15:10
↓JR特急あずさ30号・新宿行
↓(特急券1,580円)
■八王子駅
↓ 15:21〜15:49
↓JR横浜線・桜木町行
↓(JR乗車券2,640円)
■町田駅


■MOUNTAIN TAXI
JR小淵沢駅と登山口を結ぶシェア型登山タクシー
​​八ヶ岳観音平線は、行き便9:00 帰り便16:00
平日片道 1,500円 ※事前のクレジット決済。
予約は乗車日前日の17時まで。
https://www.mountaintaxi.jp/
コース状況/
危険箇所等
■ルートは概ね明瞭、全体的に歩きやすいと思います。

観音平〜編笠山
序盤は緩やかな登坂を進む。
押手川から編笠山は、かなりの急坂なので注意。

編笠山〜青年小屋〜権現岳
青年小屋直前は岩場の下り。雨天時は滑りやすい。
権現岳へは、ザレ場の急登や鎖場などがあり注意が必要。
トラバースの部分が多いが、岩と鎖の連続する厳しい道です。

青年小屋〜西岳〜富士見高原
西岳への源治新道は、樹林帯で単調だが苔が美しい。
富士見高原までの下りは、緩やかで歩きやすい。

■トイレ 3か所
観音平/青年小屋/不動の清水
青年小屋は利用料100円
その他周辺情報 ■青年小屋
素泊まり6,500円 二食付10,000円
「遠い飲み屋」で有名な赤ちょうちんの小屋
小屋では飲料水の販売無し。徒歩5分の場所に水場あり
https://yatsugatake-seinengoya-tooinomiya.net/

■八峯苑 鹿の湯
富士見高原リゾート内にある日帰入浴可能なホテル
泉質:Na.Mg-Ca硫酸塩・塩化物温泉
大人900円 営業時間:10:00〜20:00(閉館20:45)
0266-66-2131  定休日:第二火曜日
https://happoen.jp/
※モンベルカード提示で100円引き
電車に揺られて小淵沢駅へ
山梨県の駅としては最西端になります。
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電車に揺られて小淵沢駅へ
山梨県の駅としては最西端になります。
小淵沢駅から乗合のMOUNTAIN TAXIに乗車 。
20分ほど揺られて登山口の観音平に到着。
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小淵沢駅から乗合のMOUNTAIN TAXIに乗車 。
20分ほど揺られて登山口の観音平に到着。
駐車場には仮設トイレが設置されていました。
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駐車場には仮設トイレが設置されていました。
観音平から歩き出します。
久々の高山の空気感にテンションも上がる。
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観音平から歩き出します。
久々の高山の空気感にテンションも上がる。
樹上から垂れ下がるサルオガセ。
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樹上から垂れ下がるサルオガセ。
雲海展望台。しばらくは爽やかな森の中を進みます。
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雲海展望台。しばらくは爽やかな森の中を進みます。
押手川は八ヶ岳特有の苔が美しい。
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押手川は八ヶ岳特有の苔が美しい。
足元にはキノコもたくさん。
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足元にはキノコもたくさん。
季節の変わり目ですね。あちこちに生えてます。
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季節の変わり目ですね。あちこちに生えてます。
苔が美しい八ヶ岳の森って感じです。
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苔が美しい八ヶ岳の森って感じです。
押手川を過ぎると急坂。
樹林帯の岩ゴロの道を登って行きます。
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押手川を過ぎると急坂。
樹林帯の岩ゴロの道を登って行きます。
山頂が近くなると、傾斜はかなりキツい、喘ぎながら登る。
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山頂が近くなると、傾斜はかなりキツい、喘ぎながら登る。
振り返ると木々の間から富士山
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振り返ると木々の間から富士山
編笠山(2524m)に到着。
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編笠山(2524m)に到着。
阿弥陀岳、赤岳、ギボシ、権現岳と南八ヶ岳の峰々
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阿弥陀岳、赤岳、ギボシ、権現岳と南八ヶ岳の峰々
山裾を長く引いた優美な富士山
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山裾を長く引いた優美な富士山
諏訪湖の湖面が輝いている。
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諏訪湖の湖面が輝いている。
存在感のある蓼科山。女神の山です。
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存在感のある蓼科山。女神の山です。
編笠山は3回目だけど、
晴れているのは初めて。
眺望は想像以上のものでしたよ!
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編笠山は3回目だけど、
晴れているのは初めて。
眺望は想像以上のものでしたよ!
残っていたミネウスユキソウ
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残っていたミネウスユキソウ
赤い実のコケモモ
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赤い実のコケモモ
青年小屋を見下ろしながらゴーロ帯を降っていく。
ペンキマークを追って進む。
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青年小屋を見下ろしながらゴーロ帯を降っていく。
ペンキマークを追って進む。
宿泊する青年小屋に到着。外装工事中でした。
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宿泊する青年小屋に到着。外装工事中でした。
泊まる部屋はこんな感じ。
外見は古いですが、きれいな和室です。
この日は個室で一人でした。
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泊まる部屋はこんな感じ。
外見は古いですが、きれいな和室です。
この日は個室で一人でした。
乙女の清水。水は柔らかで、とても冷たくおいしい。
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乙女の清水。水は柔らかで、とても冷たくおいしい。
夜、青年小屋は、もう一つの顔「遠い飲み屋」となります。
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夜、青年小屋は、もう一つの顔「遠い飲み屋」となります。
青年小屋はお酒の種類が豊富で素晴らしい。
田酒(青森)、わしが國(宮城)が絶品でした。
小屋ではボトルキープすることも出来るそう。
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青年小屋はお酒の種類が豊富で素晴らしい。
田酒(青森)、わしが國(宮城)が絶品でした。
小屋ではボトルキープすることも出来るそう。
2日目:
早朝、青年小屋の岩場より富士山が見えました。
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2日目:
早朝、青年小屋の岩場より富士山が見えました。
朝焼けの富士山。雲海に浮いてるようです。
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朝焼けの富士山。雲海に浮いてるようです。
小屋に荷物をデポして権現岳へ向かいます。
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小屋に荷物をデポして権現岳へ向かいます。
のろし場から振り返ると、
編笠山と南アルプスの峰々。
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のろし場から振り返ると、
編笠山と南アルプスの峰々。
富士の裾野に広がる雲
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富士の裾野に広がる雲
北アルプスの穂高、槍ヶ岳も
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北アルプスの穂高、槍ヶ岳も
紫色のトリカブト
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紫色のトリカブト
ハクサンイチゲがまだ咲いていました。
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ハクサンイチゲがまだ咲いていました。
鎖場のトラバース。足場を選びながら登る。
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鎖場のトラバース。足場を選びながら登る。
岩場の影にトウヤクリンドウ
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岩場の影にトウヤクリンドウ
チシマギキョウの花
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チシマギキョウの花
権現小屋は今シーズンも休業中。いつか泊まってみたいですね。
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権現小屋は今シーズンも休業中。いつか泊まってみたいですね。
権現岳手前で赤岳への縦走路を望む。
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権現岳手前で赤岳への縦走路を望む。
権現岳と富士山。
圧巻の眺めに思わず息を呑む。
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権現岳と富士山。
圧巻の眺めに思わず息を呑む。
権現岳(2715m)に到着。
狭い山頂には鉄鉾が置かれています。
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権現岳(2715m)に到着。
狭い山頂には鉄鉾が置かれています。
荒々しい八ヶ岳の峰が間近に迫る。
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荒々しい八ヶ岳の峰が間近に迫る。
気持ちの良い晴れの日だった。
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気持ちの良い晴れの日だった。
さて、青年小屋に戻りましょう。下りこそ慎重に…
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さて、青年小屋に戻りましょう。下りこそ慎重に…
青年小屋に戻ってきました。
荷物を回収して西岳へ向かいます。
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青年小屋に戻ってきました。
荷物を回収して西岳へ向かいます。
源治新道を歩いて行きます。
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源治新道を歩いて行きます。
西岳へは苔の森で穏やかな道です。
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西岳へは苔の森で穏やかな道です。
足元は美しい苔の緑色、癒されます。
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足元は美しい苔の緑色、癒されます。
西岳(2398m)に到着。
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西岳(2398m)に到着。
マツムシソウがたくさん咲いています。
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マツムシソウがたくさん咲いています。
西岳は南アルプスの展望がいい山です。
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西岳は南アルプスの展望がいい山です。
振り返ると、歩いてきた権現岳、編笠山
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振り返ると、歩いてきた権現岳、編笠山
編笠山の肩には富士山
心地好い風が気持ちよかった。
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編笠山の肩には富士山
心地好い風が気持ちよかった。
富士見高原へと下ります。
道は長いけれど、なだらかで歩きやすい。
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富士見高原へと下ります。
道は長いけれど、なだらかで歩きやすい。
不動清水に到着。
湧水を飲みながら少々休憩。
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不動清水に到着。
湧水を飲みながら少々休憩。
富士見高原ゴルフ場まで下ってきました。
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富士見高原ゴルフ場まで下ってきました。
さらに20分ほど歩いて「八峯苑 鹿の湯」へ無事に下山。
褐色のぬるめのお湯で汗を流して…
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さらに20分ほど歩いて「八峯苑 鹿の湯」へ無事に下山。
褐色のぬるめのお湯で汗を流して…
タクシーで小淵沢駅に戻り、
駅そばで山賊そばを注文。
ボリューム満点で美味しかったです。
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タクシーで小淵沢駅に戻り、
駅そばで山賊そばを注文。
ボリューム満点で美味しかったです。
特急あずさ30号(E353系)
にゆらゆら揺られて帰路に着きました。
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特急あずさ30号(E353系)
にゆらゆら揺られて帰路に着きました。

感想

日々の忙しさと諸々の事情が重なり…
気が付くと、5月以来の山で自分でも驚いてしまった。
コロナ前の日常が戻るのは嬉しいけれど、
忙しさが4倍返しなのは、正直、複雑……

久しぶりの山に選んだのは、編笠山、権現岳。
過去に2回訪れているが、どちらも天気に恵まれなかった。

特急あずさで定刻通りに小淵沢に降り立つ。
駅からは乗合のMOUNTAIN TAXIが、
標高1560mの観音平まで運んでくれた。
久々の高山の空気感にテンションも上がる。
軽く準備体操を済ませて、一歩を踏み出した。

雲海、押手川と標高2000mを超えると、
先ほどまでの優しい傾きとは、うって変わって、
岩ゴロの急登が現れる。正直キツい。。
前回もキツい記憶だったが、なかなかの急坂だった。
喘ぎながら登ると、ほどなくして編笠山に到達した。

編笠山からの眺望は、予想以上だった。
阿弥陀、赤岳、権現岳の南八ヶ岳の主脈。
諏訪湖越しには槍、穂高の稜線が輝き、
振り返ると雲の上に浮かぶ富士の峰が見えた。
お湯を沸かして、のんびりと昼食の支度をする。
山々は、何もかもが鮮やかさを増して映った。

大岩を越えて今夜泊まる青年小屋へ
この日の宿泊者は4名で静かな夜だった。
赤提灯の遠い飲み屋の別名で有名な小屋で、
厳選された日本酒を味わい、ホロ酔いで床に就いた。

翌朝は荷物をデポして権現岳を目指す。
のろし場、ギボシの岩壁を望みながら鎖場が迫る。
慎重に足元を確かめて行けば、時間を意識せずに通過できる。
が、1か所、幅狭く、高度を感じる場所があった。
稜線に至るまでは緊張感を維持する必要があった。

ほどなくして権現岳に到達する。
狭い山頂からは、見渡す限り名だたる山々。
赤石、木曽、飛騨山脈に、雲海に浮かぶ富士。
そして赤岳への縦走路が招いているように見える。
神々しさに言葉が出なかった。青空に映えたその姿を、
八ヶ岳の盟主をしっかりと目に焼き付けた。

荷物を回収して西岳を経て富士見高原へ
源治新道は苔の緑が美しい癒しの道で、
西岳は南アルプスの眺望が見事な頂だった。
しかし富士見高原は遠く、続く道は予想以上に長かった。
樹林帯の暑さの中、無心、無言で歩を進める。
不動清水の湧水で一息つき、富士見高原へ無事に下山。
八峯苑鹿の湯で汗を流して帰路に着いた。

上りの特急あずさのシートに身を委ね、
快晴の素晴らしい山行に感謝をしながら、
久しぶりの山で体力がすっかり落ちてしまった。
やはり最低でも、1ヶ月に1回は山を歩かないと、
と感動と反省を味わいながら、いつしか眠りの中にあった。

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利用交通機関: 車・バイク、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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編笠岳・権現岳(観音平駐車場から周回)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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西岳・編笠山周回/富士見高原起点
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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