大浪池〜韓国岳ピストン +個人的調査


- GPS
- 05:51
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,415m
- 下り
- 1,407m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 5:48
韓国岳〜獅子戸岳 標準CT1:30 実際CT1:18 短縮率86.7%
獅子戸岳〜韓国岳 標準CT1:50 実際CT1:14 短縮率67.2%
韓国岳〜登山口 標準CT2:20 実際CT1:11 短縮率50.7%
Total 標準CT8:30 実際CT5:48 実際CT68.2%
獅子戸岳から帰路の方が時間が早いのは、自分のトレースを辿りルーファイ時間がほとんど無かったためと思われます。
天候 | 晴れ のち 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
詰めれば20台くらい。無料。トイレあり。 9時時点で4台、15時時点で10台ほど。 現在、韓国岳登山のメインルートになるため、週末、連休は混雑すると思います。 県道一号の林田温泉以降で凍結跡あり。 早朝は走行注意。 道端の融雪剤を活用しましょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜韓国岳 日向以外、全面に雪があります。 午前中、日陰は凍結している箇所もあるのでアイゼン必須。 午後になるとシャーベットや泥濘になっていました。 韓国岳〜獅子戸岳(登山道立入禁止中:新燃岳1km圏外) 立入禁止になって時間が経つのでかなり荒廃しています。 琵琶池までの区間が粘土質+雪の斜面のためかなり滑ります。 琵琶池以降は傾斜が緩くなりますが、背の低い木が登山道を覆い尽くしており、道が分かりづらい上に藪こぎのようになりスムーズに通行はできません。 ルート不鮮明箇所あり、崩落でルート消失箇所あり。 GPSや地図・コンパスでルート確認出来ることが入山の最低条件です。 立入禁止とありますが、登山道未整備が理由ですので、バリエーションルートだと思って立ち入っています。 当然それなりの準備と装備を整えています。 ※新燃岳1km圏内入山禁止中です。 霧島縦走ルートの場合、獅子戸岳山頂が最も1km圏に近づくことになります。 入山禁止エリアでは遭難時の捜索も行われることがないため、 今後も1km範囲は死守するつもりです。 |
写真
感想
連休を取ることが出来て遠征を考えていたが、火曜の天気が悪かったため近場の霧島へ行くことにした。
向かったのは前回行けなかった霧島連山最高峰の韓国岳。
また、霧島縦走の新たな可能性を探るべく、登山道の状況確認のために獅子戸岳まで行くことにした。
入山にあたっての個人的見解は後述。
大浪登山口からスタート。
硫黄山の火山活動活性化で韓国岳登山口が使えなくなって以降、ここがメイン登山口になっているようで、平日だというのにそこそこの車が停まっていた。
霧島に行くときはトレーニングを兼ねて重装備で行くことにしたので、今回のザック重量は水を入れて10kg+重登山靴。出来る限りストックは使わないという方針。
出だしから登山道脇に雪がチラホラ。
標高を上げていくと石段に付着する氷が出てきたので、足場に注意しながら登る。
大浪池からは更に凍結が増えてきて、数カ所、氷の上に足を置かざるをえない場所があった。
避難小屋を過ぎて本格的な登り開始。
徐々に急になってくる木段。
それに伴い、疲労の蓄積するハムストリングス。
以前はなかった疲労蓄積で筋肉が硬直(バンプアップ?)しているのを感じながら、2ヶ月のブランクと長い距離を歩いていないことへの衰えを感じた。
それでも、目標としていた韓国岳まで1時間30分を切ることが出来たので、まぁ、今回は満足することにしよう。
高曇りと低空にモヤがかかった状態だったが、韓国岳からの展望は非常によかった。
10数年ぶりに韓国岳から見る霧島連山を眺めることができた。
まさかここに自分の意志で来ることになろうとは当時思ってもみなかったことだ。
ここから火口縁を少し歩き獅子戸岳への登山道入り。
のっけから登山道は崩壊しており怯んだが、少し探せば発見できそうだ。
少々ピンクリボンが見えるが、過信はせずに自力で登山道を探してみる。
粘土質の地面に雪が付き、更に下りという条件だったので、ここの下りはかなり難儀した。
せっかく発見した登山道も大部分が崩落しており、粘土質の斜面をどうにか下ったりして迂回、ルーファイして戻っての繰り返しで神経を使う。
なんとか下りきってからも吹き溜まりの雪にハマったり、藪こぎをしたり。
ルートが分かりづらいため、GPSを頻繁に取り出してはルート確認しての繰り返し。
思うように進まない。
それでも、樹林帯を抜けると目の前に獅子戸岳が見えて、片道2時間の制限には間に合いそうだと感じた。
獅子戸岳には無事到着。
山頂から至近距離に見える新燃岳は噴石で覆われ草木も生えぬ状態になっており、もはや登山対象では無くなったんだなぁと実感した。
それと同時に、1kmちょっとの獅子戸岳で思ったほど噴石が無かったのが以外だった。
噴火当時の風向きなどが関係しているのか。
今後、あちこち歩きながら調べてみることにしよう。
帰路はまたあの藪こぎと粘土質の斜面だと思うとゲンナリしたが、自分のトレースとピンクリボンが信用出来ることがわかったのでスムーズに韓国岳へ戻れた。
韓国岳はインターナショナル化が進んでいるようで、頂上で年配の韓国人一行、下山途中でイギリス人一家と出会った。
どちらも片言ながら日本語を勉強していたようで、こちらも日本語+片言英語でなんとかコミュニケーションが取れた。
子供の頃はこんなふうになるとは考えもしなかったけど、地元の山で笑顔になる外国人を見るとこっちまで嬉しくなるね。
久々のガッツリ山行で疲れてはいたが、下山の後半に少し走ってみた。
身体は重く、息もすぐに切れる。
はやり体力は落ちているようだ。
下山後の疲労感もかなりのものなので、今後、要トレーニングですな。
〜以下、個人的見解〜
現在、霧島の火山周辺立入規制は2種類あります。
一つは火口付近入山禁止。もう一つは登山道立入禁止です。
今回の山行で対象となるのは新燃岳が対象の規制です。
爆発的な噴火があった直後に発生した規制は2km入山禁止でした。
それに伴い、2km圏内であった韓国岳〜獅子戸岳区間も登山道立入禁止となりました。
それから火山活動沈静化に伴い、入山禁止エリアは2km→1kmと狭まり、獅子戸岳は入山禁止エリアから解除になりました。
しかし、その間未整備であった韓国岳〜獅子戸岳区間の登山道荒廃を理由に立入禁止規制は解除されていません。
ですので、入山自体は禁止されていないという自己判断の元、今回入山しました。
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