野反湖〜エビ山周回・ノゾリキスゲの群生🌻榛名の夏花散策


- GPS
- 05:21
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 563m
- 下り
- 553m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・榛名:各駐車場。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・野反湖周辺に咲くニッコウキスゲ(ゼンテイカ)をノゾリキスゲと地元では言う。固有種ではなく名称だけ。 ・野反湖南端周辺:ノゾリキスゲほぼ満開。今年は裏年で少ない。物置小屋先から泥濘の急坂で滑りやすい。ロープを掴んで歩かない事。倒れていた。 ・野反峠〜弁天山:ノゾリキスゲ、イブキトラノオ、ハクサンフウロ、シモツケ満開。草や笹で早朝や雨後は濡れるので、ゲーターかレインパンツ装着。弁天山からは浅間山と草津白根山の眺望。 ・弁天山〜エビ平:木の根と泥濘の急坂。一気に薄暗くなる。下りきるとエビ平。笹原が広がる。ハクサンフウロ、イブキトラノオ。 ・エビ平〜エビ山:足場の悪い泥濘の急坂。洗堀がひどい。ジョウシュウオニアザミが連なって咲く。葉のトゲに注意。エビ山山頂から見たカモシカ平は、今年も黄色はは見えなかった。 ・エビ山〜野反湖キャンプ場:エビの展望台からは、野反湖と八間山の眺望。ノゾリキスゲ、クルマユリ。泥濘と湿地の箇所あり。キャンプ場のノゾリキスゲは満開。アサギマダラとは会えず。 ・野反湖キャンプ場〜休憩舎:野反湖西岸の散策路。約4km。湖畔を少し歩いてノゾリキスゲ群生地へ。ダケカンバの森の美しい。 |
写真
感想
梅雨前線が北上し本格的な梅雨が訪れた7月上旬の関東。前線が100km前後するだけで降雨範囲が異なるので、直前の天気予報が重要。天気図が読めればさらに良いとは思うが、前線の真下に雨が降るのではないので、更なる知識が必要だと思う。
月曜火曜二連休のなので、鹿島槍ヶ岳テント泊を予定していたが、行っても降雨で下山出来ないかもしれないので中止。第二プランの浅草岳も豪雨で延期。第三プランの野反湖へ。午前中なら快晴、午後は榛名山経由で帰れればさらに楽しめる。
前橋を5時に出発。私としては遅い出発だが、野反湖の雨雲が去るのが7時過ぎに合わせる。寝坊ではない。上部道路は空いていたが、上信道と日陰道はコンビニ配達便とヤマザキ便でのろのろ。八ッ場まで仕方なく追随した。事故は起こしたくない。
405号に入ると対向車すらいない。野反湖第一駐車場には7時に到着。5台ほど停まっていた。気温17℃と爽やかな空気。前橋は25℃と熱帯夜だったから、さらに清々しく感じた。アブがいきなり来たので森林香を付けた。虫対策は必須。
休憩舎へと向かう道にノゾリキスゲとイブキトラノオがたくさん咲いていた。早朝の快晴を逃すまいと野反湖へ下る。美しいノゾリキスゲの群生に出迎えられる。物置小屋のイブキトラノオとノゾリキスゲの群生から凄い。でも今年は裏年かな、株が少ない。昨年の強烈な群生から比べると一目瞭然。
それでも野反湖南端のノゾリキスゲの群生は素晴らしい。ノゾリキスゲ咲く斜面と青空は無風の快晴で湖面にリフレクションしていた。湖畔まで下りて観賞して登り返す。青空とノゾリキスゲの景色を眺めながら歩く。美しく爽快な景色。
休憩舎から弁天山へ。やはり裏年で少なく感じるのは、イブキトラノオとハクサンフウロやノハナショウブが普通に咲いているからだと思う。黄色が少ないが良く分かる。朝露で足元を濡らすが、レインパンツを履いているので汗だく。脱いで朝露に濡れることにした。
弁天山からは草津白根山と草津御温泉街、霞む浅間山などが見えていた。オオバギボウシもこれから咲き始める。その先は下りで花も無く淡々とエビ平まで歩く。笹原のエビ平から登り返す。ジョウシュウオニアザミの葉のトゲが痛い。チョウやハチがたくさん飛んでいた。
エビ山山頂から見るカモシカ平は、昨年同様黄色が目視できずノゾリキスゲは無いと思われる。湖畔であれだけ見られるから、わざわざ足元濡らして行く必要もない。対策しているようには見えず、今後5年同じだったら、もう復活はない。尾瀬の大江湿原を見ればわかるはず。野生動物に教育は出来るはずはなく、拒否以外ない。
エビの展望台からの景色と花々を観賞してキャンプ場へ。アサギマダラに逢うことはできなかった。湖畔の西側散策路を歩いて野反峠まで戻った。そのままスルーしてコマクサ咲く砂礫地へ。やはり速く咲いたので少ないかな。花も異常気象に戸惑う。
一度駐車場に戻って昼食を持ち、休憩舎のベンチへ。暑いと思ったので白馬岳と同じく冷たいパスタ、ピザとビール。曇り始めた野反湖だが美味しく頂いた。
前橋へ戻りながら榛名湖へ。沼の原でミズチドリとトキソウを観賞。さすがにサギソウは無かった。咲き始めたユウスゲを観賞。ゴロゴロと雷鳴がしたので急いで帰路へ。この時期は本当にあぶないので気を付けないと。
二ヶ月毎に変則で月曜火曜と今年から二連休になったが、まみむさんとは休みは合わず、梅雨時期でもあり晴れ間を探して行く山行になる。次ぐ日火曜は、今南信でニッコウキスゲ満開の人気の山へ。
コメント
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こんばんは
同じ日に同じトキソウとミズチドリを見ることが出来てうれしいです。
私も野反湖のキスゲが気になってましたが近くの榛名山だけにしました。
おかげさまで野反湖周辺の様子をうかがうことが出来てよかったです。
暑い中一日中動かれて本当にお疲れさまでした。
野反湖の帰りに寄りました。ちょうど雨雲から逃げるように東へと移動です。トキソウが一輪残ってましたね。ミズチドリはちょうど良く白く可憐でした。ミズチドリが無くなるころにサギソウとアケボノソウが開花すると思います。時間的にユウスゲも咲いているだろうと木道を往復しました。黒い雲と雷鳴が近づいてきたのでそのまま戻りました。
ニアミスでした!お会いしたかったです
当日はノゾリキスゲがいっぱい咲いてましたね
お花とランチと楽しみ方が素晴らし過ぎます👍
テンクラAを信じていたら14:30~15:00の30分間、土砂降りに遭いましたよ💧
天気の読みもほんと流石です!
白砂山反時計回り周回でしたか。この時期は暑くてお勧めしません。5月下旬から6月中と紅葉時期が良いです。白砂山の先、三県境周辺はシラネアオイの群生があります。同岩山から金沢レリーフまではシャクナゲが素晴らしいですよ。
野反湖周辺とカモシカ平の様子を見に行きました。食害がひどくて再生は厳しいかもしれませんね。柵で囲うにしては辺鄙なところなので手間がかかります。尾瀬とは違いますからね。
テンクラは根拠があいまいなので見ません。天気図、雨雲レーダーとSCWで独自に予想しています。あとは空の様子を見た観天望気ですね。いままで失敗して来た経験がものを言います。
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