泉ヶ岳 冬期ルートでの周回


- GPS
- 03:25
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 624m
- 下り
- 637m
コースタイム
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は除雪されており、5台位は駐車可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
表コース登山口から入山し、泉ヶ岳を周回するルート。 泉ヶ岳への登りと、最後の下りには冬期限定ルートを利用した。 冬期ルート上に夏道は無く、リボン等の目印も無し。 トレースがある事も殆ど無いので、ある程度の地図読みは必要。 ●表コース登山口〜泉ヶ岳(登り) 泉ヶ岳への登りには冬期ルートを利用。 表コース登山口看板の左に見える尾根に取り付き、その後は尾根を辿って登る。 尾根上に登山道は無いが、薮が雪で覆われた事で歩きやすい状態になっている。 冬季限定ルートとして面白い道だと思うが、序盤は急登が続きトレースが ある事は殆ど無いのでそれなりに大変。 標高780m付近で右方向へトラバースすると雪原に抜けられ、 その後は雪原の西北西に見える尾根を辿る。 この尾根はカモシカコースへと続いており、標高900m付近で一般道と合流する。 最後はカモシカコースを進んで、泉ヶ岳へ登頂。 ●泉ヶ岳〜水神コース〜表コース登山口(下り) 水神コース等の一般コースを利用し、泉ヶ岳スキー場リフト降り場まで下山。 リフト降り場からは廃道を辿って車道へ下山した。 この廃道は無雪期は薮道だが、登りルートと同じく雪で覆われており、 歩きやすい状態になっている。 下山に適した道で、明瞭な尾根型なのでルートファインディングは難しくない。 尾根上を辿って行けば、やがてスプリングバレースキー場へ続く車道が見えてくるが、 車道が見えてきた頃から傾斜が急になるので滑り落ちないように。 尾根を下り終えると泉ヶ岳キャンプ場の手前に出るので、 その後は車道を歩いて表コース登山口へ戻る。 車道歩きは700m程度で距離は短いが、道路は凍結してるのでスリップ注意。 スプリングバレースキー場方面からの対向車が多いので轢かれないように。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
ポール
ゴーグル
スノーシュー
|
---|
感想
昨日に引き続き、スノーシューの検証へ。
今日は某豪雪の山へ行ってみよう、と考えていた。
だが、天気を調べると、今日は大雪になりそうで風も強い。
行くのは危険だろうか?と弱気になってくる。
行くべきか、思い留まるべきか・・・悩ましい。
・・・あ、
そういえば、今日は選挙の投票日だよね。
日本国民ならば、山よりも選挙を優先すべきである。
(前日までは投票の事はすっかり忘れてたけど・・・)
都合の良い撤退理由が見つかったので、某豪雪の山は中止。
代わりに、午後の空いた時間を利用して泉ヶ岳へと行ってみた。
「困った時には泉ヶ岳」
これは宮城の登山者には良く知られた格言(?)である。
その言葉通り、悪天でも何とか登れる泉ヶ岳はこの時期の貴重な登山スポットだ。
一般的には泉ヶ岳スキー場からの水神コース往復が多いが、少し趣向を凝らし、
今回は冬期限定ルートを利用した周回をしてみた。
危険な尾根が少なく平坦な地形が多い泉ヶ岳は、山が雪で覆われると登山道に限らず
様々なエリアを歩く事が可能になる。
「冬季限定」という言葉に弱い私にとっては面白い山である。
今回は登りと下りの2つの冬期ルートを利用した。
これらの冬期ルートは、泉ヶ岳にしては傾斜が急でトレースがある事はまず無い。
また、地図読みも必要なので、一般コースに比べれば楽ではない。
だが、登山としては面白く、冬のみ歩けるエリアというものは冒険心を掻き立てる。
天気は悪く山頂からの眺望は得られなかったものの、久しぶりの泉ヶ岳を満喫し
周回を終えた。
今回の泉ヶ岳では、最初から最後までスノーシューで歩いてみた。
MSRのライトニング アッセント、やはりこれは優れ物だった。
20〜30センチ程の新雪が積もっていたので昨日の南蔵王よりラッセル負荷は大きかった。
しかし、
それでも尚、
スノーシューの優位性は揺るがぬ!!!
(なぜか強調・・・)
序盤は急登が続き、いつものパターンであれば休み休み登っていたところである。
だが、高い浮力とヒールリフターのお陰で驚くほどに疲れない。
新雪なので下山ではよく滑ったが、側面のエッジを利かせて斜面に対して平行に下れば、
大抵の斜面は安定して下れる。
あくまでも傾斜が緩い泉ヶ岳での話なので、更に傾斜がきつい山について今後検証、
であるが、今回歩いた限りでは良い感じだ。
この2日間、MSRのライトニング アッセントを厳しい目で検証したつもりであるが、
ここまでの効果を実感させられると、これは雪山登山に極めて適した山道具だと
認めざるを得ない。
あんまり褒めるとMSRのステマみたいに思われるので、この辺にしておくが・・・
次回はもっと雪深い山で検証してみたくなる。
今回、中止した、あの豪雪の山、
あの山では、ライトニング アッセントはどこまでの効果を示してくれるだろうか。
その前に、登山口まで行けるかが心配であるが・・・次の山行が楽しみである。
コメント
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はじめまして。oton528と申します。表コースに3台止まってた車の一台でしたか。別尾根からならすれ違わないわけだ。あれ?と不思議に思ってました。そのうちどこぞの山でお会いできれば・・・。
表コースのトレースはoton528さんのものでしたか。
この雪降る中、登る人も居るんだなぁ、
と、自分の事は棚に上げて感心してしまいました(笑)
oton528さんのトレース辿って表コースを登ろうか、とも考えましたが、
この日はスノーシューでラッセルしてみたかったので別尾根から登ってみました。
前日は蔵王、翌日は泉ヶ岳、と私と同じ行動ですね。
山の選び方が私と似ておられるようですので、お会いする機会もありそうです。
その際は宜しくお願い致します。
スノーシューお気に入りですか(^-^)♬
雪山はスノーシューハイクから入ったので初めに手にいれたのはスノーシューでした。
しかもハイキング程度しかしないだろうと、着脱のかんたんなでかでかの(^_^;)
ライトニングアッセントも勧められたものの値段がどひゃーで…
でも今となっては持ち運びの悪さが気になり、結局ワカン購入してしまいました。
スノーシューの持ち運びで、小学生がランドセルの上から運動着袋を背負うみたいに何か手作りできないものかと一時考えましたが思っただけでした。
それでもライトニングアッセントはペタンコになるから持ち運びはしやすそうです。
某豪雪の山ってどこでしょう?(^-^)
スノーシュー、とても気に入りました。
これからはワカンの出番が減りそうです。
しかし、トレーシューの運び方は未だに悩んでおります。
kimberliteさんもお悩みのようで、色々と考えておられるようですね。
参考にさせて頂きたいので、ぜひ今度実践してお披露目して下さい
ライトニングアッセントは重ねると薄くなるので、
背負う時の厚みはそれ程気になりません。
でも、幅があるので嵩張りますね。
横にしてザックに付けると、背中でブレている感じがして、歩行時に気になります。
縦に括りつけられると良いのですが、今のザックの留め具では難しそうです。
快適に背負うには、一工夫必要みたいです
某山については、秘密にしておきます
除雪がどこまでされているか不明なので、登山前に撤退、
なんて事も考えられますので
Luskeさんがスノーシューデビューするとは思ってもいませんでした!
基本はワカンかと思っていましたので・・・
お悩みの通り、スノーシューって履いてるときはすばらしいですが、
アイゼンに変えたとたん、でかいし重いしザックにくくりつけるの面倒だし、
あー次はワカンにしよ! と思いたくなります。
ザックにくくり付けるなら、やっぱり縦固定の方がカッコ良いと思いますよ。
サイドコンプレッションベルトか、あとずけのゴムベルト(ICI\600)で、
左右から真ん中の穴を通して2箇所で固定です。
と、いろいろ考えて試してみるのも、楽しいですよね
ちなみに、スノーシュー、左右間違えたりしませんでした??
って、私だけか! 失礼しましたm(_ _)m
「日本人ならワカンだろ!」
・・・なんて強がってた時期もありましたが、一度スノーシューの快適さを知ってしまうと止められません^^;
状況によってはワカンにする事もあると思いますが、たぶん今後はスノーシューメインになるでしょう。
高い金を払ったのだから、元をとらねば><b
スノーシューマスターのsnafkinさんが仰るように、縦固定のやり方を検討してみます。
あとずけのベルト、それ良さそうですね。
次回、石井スポーツに行った時に探してみます
左右間違え?
フフフ、愚問ですな
長年使ったワカンですらしょっちゅう間違って付けてる私です。
間違えないワケないじゃないですか!
初めまして。s38と申します。
12/28、こちらの記録を参考にさせて頂き、兎平からの廃道を下りました。既に、スキー場のリフトが運行しており、リフトに沿って下り始めた途端、リフトが止まり、声をかけられてしまいました。シーズン中はスキー場には出ず、藪の中から「青年の家→」を目指した方が良さそうです。
残念ながらトレースは見つけられませんでしたが、コースに沿って手の平大の野生動物の足跡があり、これに沿って進みました。このサイズの動物って黒毛のプーさん位しか思い浮かばないのですが... まだ冬眠していないのですね。
次回は登りにもチャレンジして見たいと思っております。
誠に申し訳ありません。
この記録はスキー場営業前であり、その事について記載しておくべきでした。
御指摘ありがとうございます。
次回からは気をつけます。
それにしても、この時期にプーさんの足跡は珍しいですね。
泉ヶ岳は冬でも活気がある山ですので、プーさんはなかなか寝れないのかもしれません。
動物の足跡は冬山の風物詩のようなものですが、プーさんの足跡は出来れば見つけたくないものですね
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