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記録ID: 5562351
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ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

高室山の花達

2023年05月31日(水) [日帰り]
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エスエス その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:43
距離
8.9km
登り
751m
下り
742m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:49
休憩
0:54
合計
5:43
距離 8.9km 登り 753m 下り 755m
9:50
82
11:12
11:13
25
11:38
12:11
67
13:18
12
13:30
13:32
65
14:37
14:53
24
15:17
5
15:22
15:24
9
15:33
佐目高室登山口駐車場
天候 曇り後晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
十二相神社裏の登山口の標識
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十二相神社裏の登山口の標識
紅ヤマシャク白花
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紅ヤマシャク白花
フタリシズカであるが、一人だ
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フタリシズカであるが、一人だ
エンレイソウは花が終わっている
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エンレイソウは花が終わっている
此方は二人いるフタリシズカ
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此方は二人いるフタリシズカ
マムシグサ
マムシグサ近景
マムシグサ
ヤマゴボウの花
アキノキリンソウがもう咲いている?
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アキノキリンソウがもう咲いている?
タニウツギの赤が鮮やかだ
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タニウツギの赤が鮮やかだ
ヤマゴボウ
ホウヅキの花だそうだ
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ホウヅキの花だそうだ
林道の分岐表示
ヤマゴボウの蕾
植林の苗をシカの食害から守る為の保護袋
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植林の苗をシカの食害から守る為の保護袋
陣屋の地蔵さん
地蔵さんの祠
陣屋台地は鉄塔の為に切り開きが出来ている
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陣屋台地は鉄塔の為に切り開きが出来ている
陣屋台地西方
陣屋台地西方でピークはミツマタの咲く高畑山
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陣屋台地西方でピークはミツマタの咲く高畑山
陣屋の鉄塔
タツナミソウ
つかって舎(休憩所)
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つかって舎(休憩所)
ガッタリ
鹿威しの水の受け口
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鹿威しの水の受け口
南後谷の公園
十二相神社入口
十二相神社の大杉
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十二相神社の大杉

感想

梅雨に入りかけたような空模様の中を高室山に行って来た。結果的には昼から快晴になり、快適な花探索の旅となった。佐目のトンネル前の駐車場には9:40過ぎに到着したら、平日なのに10台ほどの車であった。我々のようにサンデーマイニチの人が多いのだろうか?
12相神社裏の登山口から一直線に登る尾根はシンドイものだ。杉の植林地は周りも見えず、新緑もないので退屈するが、いつの間にか自然林となっていて新緑が綺麗に見えるようになった。すると対岸から石灰の採掘場のトラックへの積み込み音?が聞こえたと思ったら、サイレンが鳴るので何だろうと皆で言っていると、ズドーンという音に発破の予告サイレンであることを知ったのだった。今朝北朝鮮の偵察衛星?打ち上げに伴うJアラートがTVやラジオで騒いでいたので、何か異常事態でも?とチョット勘ぐってしまった。
左の谷が迫って来て、谷底がすぐそこになる頃には林道がすぐ上に見えて来て、斜面の登りが終わりを示している。谷の源流域状の所に紅ヤマシャクの蕾ともうすぐに咲きだすのではないかと思われる広いポッコリを見つけた。その直前に二人静の花を見つけたので、これらは何時もセットで咲いていることを確認するのだった。エンレイソウの葉があるが花は終わり枯れているようで実になるのだろうか?
林道から高室山への最後の斜面を登りだすと、紅ヤマシャクの葉が彼方此方に目につきだした。白いポコがアッチもコッチもだ。高室山にこんなに紅ヤマシャクが咲くとは驚いた。花の咲く時期に来ないと見られないのは当然なので来た人だけの特権だ。
山頂からは360°の見渡せる高室山はやはり最高だ。先ほど発破音で驚いた対岸の石灰採掘場は下に見えるが何もなかったようにトラックや重機が動いている。発破された場所などは判りようもない感じで段々畑のような断崖の斜面が続いているだけだ。
ランチ後周辺をウロウロしていると、マムシグサ(テンナンショウ)、ヤマゴボウ、タニウツギ、ホウズキなども負けじと咲いているのだ。
高室山から林道登山口へ出て、丸山に登るべく林道を西に進んで標高差50m程の丸山へ向かう。踏み跡もなく倒木や下草が密集している斜面は歩きにくく方向をGPSで確認しながらやっと到着すると、その周辺にも紅シャクが何か所かに咲いている。この高室山周辺は何処でも咲く条件が整っているのだろうか?
丸山からは南後谷へ下るべく鉄塔を目掛けて歩きにくい道なき道を進むと登山道にやっと合流すると、そこは陣屋と呼ばれるお地蔵さんのある平坦な場所だった。1本の木の根元の祠に収められた地蔵さんは補強と地面にロックされて暴風雨にも耐えられそうな頑丈そうに見えた。それというのも、昨年3月に来た時には祠は横倒しで数メートル離れてた場所に転がっていたので、何方かが丁寧に修理をされてお地蔵さんを収めたものと思われる。陣屋の台地端に鉄塔があって、西方向が見事に見えるので大休止として景色を楽しんだ。
この陣屋の台地から南後谷の集落へは300m以上の高度差を一気に下る激斜面なのだ。九十九折りの道は幅が狭く、滑落に注意しながらゆっくり一歩一歩と歩いて水音が聞こえてきたら堰堤があって、癒しの森と書かれた看板まである。癒しの森・散歩コースの設定までされているのには驚いた。南後谷集落としての観光コース設定なのだろう。集落の中に休憩所があって、『つかって舎』という名称が付いた囲炉裏風の場所で休憩をした。すぐ下には『ガッタリ』という鹿威しの大型の機構で麦や米などを撞く小屋がある。ギッタン、バッタンするので、『ガッタリ』というのであろうか?今は使うことは少なそうな雰囲気であるが。
集落内には八幡宮やお寺もあって、車も登ってきているので、現役の集落だ。ここ南後谷の北にはカルスト台地の中に廃村が沢山ある。何か所かの廃村を訪ねたが、ここ南後谷集落がそのようにならないといいな!と思いながら佐目の駐車地に戻った。朝あった10台ほどの車は3台だけ残っていて、陣屋地蔵さんの所で逢ったペアと12相神社奥で尾根から下山してきた2名の女性パーテイーと我々の車だけだった。今回は紅ヤマシャクヤク白花をたくさん見て、「これ以上見たら見すぎだよ」と言わんばかりだった。ヤマシャクヤクという花もあるが、紅ヤマシャクヤクと比較すると、咲く時期が1ケ月早く、背が高く、花も大きいのが特徴だ。また紅ヤマシャクヤクには赤花と白花があって、ヤマシャクヤクにも白花と赤花があるので、ややっこしい関係もある。しかし、この花の持つ雰囲気は実にいいのである。こういう比較的珍しい花を盗掘するヤカラがいるらしいので、注意が必要のようだ。
”八”、”竹”

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