さかせ古道 再挑戦



- GPS
- 06:02
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 709m
- 下り
- 695m
コースタイム
9:12 二本杉峠 9:25
(さかせ古道)
11:05 林道合流地点(お地蔵様の50m南)
11:08 地蔵平・セギノ沢(昼食) 12:03
(林道)
12:39 千鳥橋
13:29 二本杉峠 13:36
14:24 細川橋の上の神社
天候 | ぽかぽか快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース全般については前回のレポートを参照してください。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-54776.html ■細川橋〜二本杉峠 整備されている。一部崩落注意の区間もあるが、注意して歩けば問題ない。 ■二本杉峠〜さかせ古道〜地蔵平 前回の敗退ポイントは「蟹のヨコバイ」のようにして通行できた。だが、かなり怖かった。 その後も何度かザレ、ガレ、崩落気味の斜面を通り、涸れた沢を渡る箇所あり。要注意。 ■地蔵平 城ヶ尾峠へ登る取り付きは、地蔵平入口から未舗装の林道(林道というより、単に車のタイヤの跡が続いているだけのように見えた)を北へ150mくらい(かな?)進むと、左手に河原へ下りるルートがある。川は中州に隔てられて2本になっている。2本の川を渡った先の笹にテープが垂れ下がっている。それが取り付きの印。 その川の脇で昼食休憩をした。 ■千鳥橋〜二本杉 最初は杉林を抜けながら何度か沢をトラバースする。 登っていくと、やがて右手側(谷側)がすぱっと落ちている、ザレ気味で怖い区間に差し掛かる。そこを通過してしばらくいくと、涸れた沢の中を登るようなルートになり、上流を見ると、右手(左岸)に赤いテープがぐるぐる巻き付けられた小さな気が立っている。それを目印に左岸を上り、少し登ったところで右岸に移り、杉林の中を登れば二本杉峠。 雨の時は涸れ沢が増水して大きな流れとなると思うので要注意。 ■二本杉〜神社サブルート 二本杉峠から細川橋へ下山する途中、尾根から斜面へと下りる一般登山道から外れ、尾根を直進して神社の裏手に出るであろうルートを歩いてみた。鹿柵を梯子で一度越え、尾根伝いに杉林の中を進む。途中で鹿柵が行く手を妨げるように見えるが、柵が壊れていたり切られていたりするので、大丈夫。やがて神社の裏手に出てくる。 |
写真
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-54776.html
何度か鹿柵が出てくるが、柵の有刺鉄線が切られていたり、柵が崩壊していたりして、難なく越えることができた。
感想
二本杉峠と地蔵平を結ぶさかせ古道。前回は崩れそうな岩壁を前に恐れを抱いて退却しました。こんな人の少ない廃道を単独行で行くのですから、一歩間違えたら誰にも発見されずに数日…なんてことも有り得ます。あのときは退却して正解だったと思いますが、やはり悔しさと興味が残ったままでした。
そんなわけで、今回は2名のパーティで行ってきました。もう1名はかなり山行経験豊富な人なので心配いらず。前回の退却ポイントの岩壁も、石の出っ張りに慎重に足を乗せ、山側に体重を掛けて、一歩一歩蟹歩きして踏み越えました。その先に何度も出てくる涸れ沢も、よーく目を凝らして安全なルートを探し、文字通り手足を使って踏破!林道との合流地点にたどり着けたときは安心すると共にとても嬉しくなりました♪
この日は雲一つ無い晴天。風もないので暖かく、河原での昼食がとても美味しく感じられました。絶え間なく流れる川のせせらぎと、時折響く鳥の声。静かな山っていいですね。
帰り道の林道や千鳥橋〜二本杉峠は、前回歩いたこともあって、特に厳しさを感じることなく歩くことができました。といっても道幅が狭くてザレが崩落区間もありますので、ここを通るときはくれぐれも慎重に。一歩一歩を確かめて。
帰りの二本杉峠に着いたのは午後の1時半くらいでしたが、下から外国人らしき男女ペアが普段着で登ってきて、これからこの辺りを回って千鳥橋から帰るようなことを言っていました。時間的にちょっと遅いんじゃないの?全然山っぽくない服装だけど、大丈夫かな?と心配になりました。でも、つい1年ちょっと前は私も同じように気軽に(無防備に)登っていたんですよ。その頃を思い出しました。
帰りは往路と同じでは面白くないので、神社の裏へ出るはずの尾根を直進してみました。尾根伝いに進むだけで、目論見通りに神社にぶつかりました。この尾根は勾配がなだらかで歩きやすいので、登りに使うのも良いと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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melonpanさん、こんばんは。Araです。
この辺は色々なルートがあって、面白いですね。ただ、人がほとんど通らないマイナーで危険な個所も多々あるので、単独行の場合は注意が必要ですよね。
ストックの自作アタッチメントを作られたとのことですが満足にできて良かったですね。私も先日トレランザックにストックアタッチメントを作りました。コードロックとゴムロープで作ってみましたが、取り付け位置をもう少し工夫してみたいと思っています。
トレランをやっている方のブログにもmelonpanさんみたいに侍差風の付け方をしている方もいましたので、私もmelonpanさんの自作アタッチメントの写真を参考にさせていただきたいと思います。
リベンジしましたね。
それにしても崩落箇所は危なそう
同行者は嫌がりませんでしたか?
一般登山道である劔岳より危険かもしれませんね。
目指せ丹沢全廃道!!
でも、あまり無理をしないで下さいね。
melonpanさん、こんばんは。
自作ストックアタッチメント、匠の技ですね
これあると便利です。
私はこれがあるのでオスプレーのザックにしました。
前回敗退ポイントの岩場、見るからに危なそう。
すこし踏み外しただけでも・・・ただ事では無いですね。
ほんと、無理しないで下さいね。
melonpanさん、こんばんは。
やはり再挑戦、行きましたね。
近々だと思っていました。
まだ編集中のレポなのにフライングで
ごめんなさい。
満足感を味わえたでしょうか?
後ほど感想、拝見しますね!
丹沢って奥深いですね。
manabu
melonpanさん、こんばんは。
撤退を余儀なくされた時はもう帰りたい、
何でこんなとこ来たんだろうといつも思うのですが、
数日もせずにリベンジしたくなる
なんなんでしょうね。これ・・・
melonpanさんもしかしてフリークライマーめざしてるのかな・・・
melonpanさん
編集中だったので、しばらく待機しておりました。
撤退場所、写真より、実際にその場に立つとすごい
ところでしょうね。
怖そう、、、、。
私も少し自虐的なところがありますが、
お互い、気をつけたいですね、、、
自作アタッチメント、ちょっと考えてみよう。
Y-chan
melonpanさんこんにちは。
編集中の文字が消えたのでお邪魔しまーす
さかせ古道ふたたび!
今回はやり遂げた感がたくさん伝わってきて読んで
る私も嬉しいですね〜
自作アタッチメントと呼ぶには及ばないものを私も
以前作ったことがあります。
マジックテープを使ったのでウェアが触れるとケバ
ケバになり早々に却下
kankotoさん同様オスプレーにあっさり鞍替えです
melonpanさん
リベンジ果たしたんですね
自分も今月歩こうと思っています。
もう少し先の方まで行ってきます。
とにかくお疲れ様でした
無理して安易に挑戦なさらないで下さいね
自作アタッチメントの反響が良いので、ブログに作り方を書いておきました。
http://melonpan.fam.cx/item_592.html
テキトーに作っただけですが、参考になれば嬉しいです
>Araさん
地蔵平への林道は意外と人は通っているようです。
ハンターや工事の車も走っていますし。
さかせ古道は通行も少ないでしょうね
今後も注意してマニアックに進みたいと思います
>MATSUさん
単にザレているだけなら良いのですが、
その下がすぱっと切れていると怖いです。
でも、同行者は面白がってくれました。
ちゃんと廃道を歩くにはロープやスリングが必要です。
買って使い方を覚えないと…。
>kankotoさん
オスプレーのザックを買って便利さに気づきました。
これはアイディア賞ものです。
自作アタッチメントは匠でも何でもなくて、
適当に材料を買ってきてテキトーに作っただけです。
私は恐がりなので無理はしません。(多分 ^^;)
生きてこそ山も楽しめるってものです。
>manabuさん
丹沢は主要な登山道も楽しめますし、
このようなマイナールートも楽しめます。
また、昔の人々の生活の面影や
武田信玄などの歴史の面影も残っています。
本当に奥が深いです。
>yusuhiroさん
山登りは眠いのを我慢。辛いのも我慢。
時には暑さや寒さや喉の渇きも我慢。
何が楽しいのだろう?と思うこともあります。
が、やっぱり楽しいんですね。
帰ってくると「また行きたい」と思います。
フリークライマーは目指していませんよ〜
単なるお気軽ハイカーです
>Y-chanさん
いえいえ、Y-chanさんが出掛ける雪の世界の方が怖いですよ。
崩落しているルートですが、最新の注意を払えば…大丈夫なはず。
こういう危険なところを歩いていると、いつも地震が怖くなります。
足下や頭上が崩れるんじゃないかと心配になります。
基本的に臆病なのです。
>saichanさん
やりとげましたよ
次はその先の城ヶ尾峠や富士見峠へ足を延ばしてみたい。
そこはあまり危険じゃないはずなので。
オスプレー、いいですよね。軽いし。
>koshibaさん
はい、リベンジを果たしました。
遠くの景色を楽しみながらの山行(表尾根とか)もいいですが、
おぼつかない足下に集中しながらの山行もいいものですね。
これで調子に乗らないように、今後も慎重に山を歩きますよ
>何でこんなとこ来たんだろうといつも思うのですが、
>数日もせずにリベンジしたくなる
二日酔いみたいだ。
ここ行きたかったな。
i_wata18さん
> 二日酔いみたいだ。
二日酔いはリベンジしたくないですよ
かなり荒れていますので、行かれる際は十分にご注意を。
melonpanさん、こんばんは。
えっ!? もうリベンジ行ってきたんですね。
前回敗退したポイント、きっとあそこって、写真で見るよりも
はるかに怖い
確かにあれじゃ、カニのヨコバイって感じですね。
そんなところにリベンジ。
う〜ん、もしかしてmelonpanさんって、けっこうたくましい?
でも、おめでとうございます。リベンジ成功ですね。
これからも、さらにマニアック?なルートレポを、期待
しておりま〜す。
w-koboriさん
はい、行ってきました。
幸い一緒に行くという人が見つかりまして、
2人なら私が事故っても何とかなるだろうと
私は決してたくましくありませんよ。
背だけ高くて腰が据わっていない不安定タイプです
このままマニアック道を進みたいところでしたが、
いろいろ身の回りが忙しくなり、
ちょっと山行の機会が減りそうです (´・ω・`)
melonpanさん、こんばんは。
> いろいろ身の回りが忙しくなり、
> ちょっと山行の機会が減りそうです (´・ω・`)
おっ、おなじく・・・・
私もいろいろと身の回りが忙しくなって、山行けない日々が続き
そうです・・・・・
お互い、ちょっと時間に余裕が出来てきたら、一緒に丹沢行きませう♪
(なんとか、ヒル君が活動する前に行きたいっすね!
w-koboriさん
2月は下旬に泊まりで一回山に行けるだけかなと思っていましたが、
明日時間が出来そうな雲行きになってきました
急に行けそうになったので慌ててルート選定しているところです。
雪が残っているといいなぁ。
ヒルの季節になっても西丹沢なら大丈夫ですよん。
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