絶壁に沿い急坂を登った先は白砂と絶景! 尾白川渓谷から日向山



- GPS
- 07:12
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,273m
- 下り
- 1,267m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 7:12
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレ有。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
日向山へは、3つのルートがあります。 1つは、林道の矢立岩登山口を往復する楽々安心コース。 子供、犬連れなどファミリーハイク向き。 2つめは、同じ林道の奥にある、錦滝登山口から、山頂、矢立岩登山口と周回するコース。錦滝登山口からは急坂なので、逆回りでこの坂を下りるのは、リスクが大きい。急坂や不明なルートは上りにするのが、安全登山にはいいです。(急坂は、犬は苦手です) 3つ目は、今回のように、尾白川渓谷駐車場から渓谷を進み、不動の滝経由で林道に上がり、錦滝登山口から山頂、矢立岩登山口、尾白川渓谷駐車場に戻るコース。不動の滝と錦滝登山口の間は、侵入禁止の表示があるが、危険を感じずに通過できる状態でした。 尚、尾白川渓谷は、長いルートのほとんどで、谷側が絶壁でバランスをくずすと滑落しますので、注意して通過しましょう。(慣れた人向け) 初級の方は、敬遠したほうが無難でしょう。 |
その他周辺情報 | 道の駅はくしゅうは、登山口への入り口にあります。 ここの隅にテントを張らせてもらいました。 |
写真
感想
<尾白川渓谷から日向山周回>
滑落に気を付けながら、渓谷と滝を楽しんだあとは、白砂の天国と大絶景を独り占め。
錦滝登山口から急登の坂を上がると、樹間越に白の空間が垣間見えた。
砂に描いたような線が山頂へと続く。
足を踏み入れると後に線を描く。
ずるずる砂が崩れるなかを一歩一歩登ると山頂への稜線にでた。
白砂と丸い白玉の造形が目に飛び込む。
真珠を大きくしたような形もある。
「白砂は 美しきかな 君姿 追いつ登れば 足もと滑る」
こちらから登って良かった。感動の一瞬だ。
錦滝登山口からの若いグループが白砂を踏んで上がってくる。
山頂でカメラのシャッタを押してもらった。
日向山山頂では、大人気の場所だけに沢山の登山者が楽しんでいた。
白砂の上に腰を下ろして昼食のパンをほおばると、”がん”と八ヶ岳の眺望が飛び込んできた。蓼科山が左端に孤高の鋭鋒をみせ、我を主張している。この前、同じメンバーで蓼科山から双子池を周回したばかりだ。
蓼科山のごつごつした岩の山頂、双子山の眺望が蘇る。
右に目を転ずると赤岳が大将のようにそびえて、阿弥陀岳や編笠山を従えている。裾が富士山のように両側に引いて実に優美だ。八ヶ岳が富士山に負けない山だったことを思わせる。八ヶ岳の前には、富士見平が見える。そこは、自転車で高原道路を走ったときに通過した。
その前には北杜市の市街。見下ろすと天下を取ったような気分になる。夜まで待ったらきっと素晴らしい夜景が望めるだろうと思った。
市街から南に尾根が伸びている。隣の雨乞岳への尾根だ。
NKさんのいうには、雨乞岳もいいらしい。
確かに、尾根がいい感じで私を誘っている。
次の候補になりそうだ。
白砂から南には、鞍掛山が続く。ルートはgpsに入れてきたが、今回は行かなかった。なかなか手強そうなアップダウンを感じる。
鳳凰三山が見える。NNさんは行ってないので何時か行きたい。
2匹の犬を連れた二人が錦滝への下山を断念して戻ってきて、矢立岩登山口へ降りて行った。その後を追うように下山開始だ。
帰りは、気持はのんびり、でも足どりは軽く、矢立岩登山口への緩やかな坂を下りた。
明日は、甘利山・千頭星山を往復する。
今晩は、麓の道の駅はくしゅうでテント泊だ。
駐車した横は他の車が入れない端を選んでテントを二張りした。
NKさんとNNさんように3人用、g用に2人用のテントだ。
食事はコンビニで調達。gはとんかつ弁当だった。食事は二人のテントに進入して一緒にした。
NKさんがワインを持ってきてくれた。
お陰で美味しく食事ができた。
19時まえにはテントに戻り、明日の夢に付いた。
翌日曜日は気持ちよく目覚めた。
昨晩見えていた満天の星はどこに行ったのだろうか。
モンゴルのパオのような形のはくしゅうの施設の上に、甲斐駒ケ岳。その上には明けの明星がたった一つ見えていた。
「白砂や 山に隠るる 日向山 日陰入りなば 夜空に返る」
夜の日向山は、あんなにいた人もいないのだろう。
見る人もいない夜の白砂は夜空に帰って星になる。
明けの明星は、孤高の星だ! 想いを寄せる人のようだ!
これから歩く千頭星山もいい歩きができそうな気がしてきた。
千頭星、何やら、今朝までの夜空を想定させる気になる名前ではないか。
(g)
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19時まえにはテントに戻り、明日の夢に付いた。
翌日曜日は気持ちよく目覚めた。
昨晩見えていた満天の星はどこに行ったのだろうか。
モンゴルのパオのような形のはくしゅうの施設の上に、甲斐駒ケ岳。
その上には明けの明星がたった一つ見えていた。
「白砂や 山に隠るる 日向山 日陰入りなば 夜空に返る」
夜の日向山は、あんなにいた人もいないのだろう。
見る人もいない夜の白砂は夜空に帰って星になる。
明けの明星は、孤高の星だ! 想いを寄せる人のようだ!
これから歩く千頭星山もいい歩きができそうな気がしてきた。
千頭星、何やら、今朝までの夜空を想定させる気になる名前ではないか。
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最終パラグラフ、めちゃくちゃ素敵だと思います。
何度も読み返し、情景を想像して浪漫を感じました。
山や星空、自然の全ては、浪漫を感じるのにこれ以上のものはありませんね。
いいねを頂いており有難うございます。
また寄らせて頂きたいと思います。
宜しくお願いします。
こめんとありがとうございます。
生きてきた長い年の間に、涙をながしたり、喜んだりと段々敏感になってしまいました。
想ったり、ふと浮かんだことを文にして楽しみにしています。
山はいろんな楽しみの題材になれ、山が趣味にできて良かったなと思っています。いくらでもあって、尽きることがないですものね。
いいヤマ人生を!
折にふれ、レコを楽しみにしています。(g)
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