覚園寺〜勝上献〜明月院〜北鎌倉☆春の鎌倉散歩


- GPS
- 02:12
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 225m
- 下り
- 221m
コースタイム
- 山行
- 1:40
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 2:12
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
この週は横浜に出張であるがが、夕方のアポの時間まで鎌倉を訪れることにする。コロナ禍を気にしなくなったせいだろうか、平日にも関わらず横須賀線の車内は明らかに鎌倉を訪れる観光客を乗っている。鎌倉のガイドブックを開いているか、あるいは銭洗弁財天といった名所が車内の会話から聞こえてくる。外国人の姿も多い。列車が北鎌倉に到着するとほとんどの外国人達はここで降りていった。建長寺と円覚寺は外国人にも人気なのだろう。
鎌倉を訪れる時は禁漁季節でない限り相模湾で水揚げされる生しらす丼にありつきたいものである。いつもは鶴岡八幡宮に通じる小町通りで店を探すのだが、この日は駅の上の瀟酒な和食レストランで目当てのものにありつくことが出来た。
食事を終えるとこの日は海蔵寺から源氏山、化粧坂を経て浄智寺に向かうか覚園寺から明月院に向かうコースを考えていたのだが、駅前のロータリーで大塔宮行きのバスが出発を待っていたので、反射的に乗ることにする。
この鎌倉宮は明治天皇によって後醍醐天皇の息子であり、楠木正成と共に鎌倉幕府と戦った護良親王を祀るために建てられたもので、大塔宮(おおとうのみや)とは護良親王のことを意味するらしい。
境内では結婚式が終わったところのようだ。趣のある社殿を前に新郎新婦とのそのご両親が記念撮影をされている他には人影は見当たらない。このような静かなところで式を挙げることが出来たらいいだろう。境内ではツツジの花がかなり咲き始めている。境内の前ではとりわけ大きなクスノキの大樹が風格ある佇まいを見せていた。
この鎌倉宮から二階堂と呼ばれる地区の最奥部にあるのが覚園寺だ。奥まった場所にあるのと、他の名所と離れていることもあり、鎌倉の名刹の中では穴場的な存在だろう。とはいえ天園ハイキング・コースの登山口でもあるので、鎌倉から北鎌倉に足を伸ばすのに格好のコースでもある。
覚園寺の境内に入ると青紅葉が綺麗だ。その下ではトキワマンサクが繊細な花を咲かせている。社務所の隣にあるお堂は愛染堂であり、薄暗い道内に六臂の紅い躯体に憤怒の形相を浮かべた愛染明王を拝むことが出来る。その愛染堂の前には変わった小さなラン科の花が咲いているのに家内が気が付く。近寄ってみるとその周囲には樹々の下で慎ましやかに海老根蘭の花がいくつも咲いているのだった。
拝観料を払って中に入ると中は撮影禁止である。薬師堂は丈六の薬師如来と脇侍の日光月光菩薩が圧倒的な迫力だ。また堂内に左右の壁に並ぶ十二神将も見事である。その傍らにはイヌマキの巨樹が目を惹く。薬師堂の説明をしてくださった僧侶の方によると薬師堂はかつて火災で焼失し、その後、足利尊氏によって再建されたらしい。火災の前から存在していたとは考えにくいらしいので、おそらくは現在の薬師堂とほぼ同じ樹齢ではないかとのことだった。調べてみると火災は建武四年(1337年)、尊氏が再建したのは文和三年(1357年)らしい。
覚園寺からハイキング・コースの登山口に向かうとその近くの住宅には驚いたことに何匹もの栗鼠がいる。昨年末に名越の切通しの近くでも栗鼠に遭遇したが、どうやら鎌倉の山には栗鼠が多いようだ。この日は西風が強い。そのおかげで汗をあまりかかないのはいいが、その西風が運んできたのだろう。黄砂のせいで近くの山の景色も霞んでいる。
天園ハイキング・コースに合流すると途端に人と出会うようになる。ヤマレコのマップの上に鷲峰山と記された山があるので、少し東に足を伸ばしてみるものの、明瞭なピークはわからなかった。
道を引き返して西に向かう。
勝上献(しょうじょうけん)と呼ばれる建長寺への分岐となるジャンクション・ピークからは南に鎌倉の市街の展望が広がる。市街の先に相模湾も目に入るが、空気が霞んでいるせいか海の蒼い色がみられない。空気が澄んでいれば富士山を望むことが出来るのであろうが、この日の霞んだ空気では富士山を望むべくもない。
明月谷向かう道に入ると背丈より高い笹の繁茂するようになる。登山口の近くでは射干(シャガ)の花が満開であった。明月谷の住宅地を進むと、ここでも住宅の樹から栗鼠がいる。人と近いところで生活しているせいか、人の気配を感じて身を隠す気配が感じられない。谷沿いでは多くの紫色の花も咲いている。紫花菜(ムラサキハナナ)のようだ。
明月院も訪れている人が多い。紫陽花で有名な寺ではあるが、両側に紫陽花の並ぶ本堂への参道は射干と紫花菜に彩られている。紫陽の花園では終盤を迎えつつある木蓮の花が目立つ。本堂の前では大手毬の花が見事であった。
明月院を後にすると線路を渡って西側の浄智寺を訪ねる。参道の両側には一面に咲く射干が見事であるが、参道の真ん中で三脚を立てて写真を撮っておられる人がいるので、折角の参道の写真を撮るスポットが限られることになる。この寺は拝観料は200円と安く、見どころも少ないように思えるが、境内の奥にある墓地は鎌倉らしい独特なパワースポットとなっている。
駅前の通りには巨福呂坂を歩いてこられた多くの観光客が歩いている。そのほとんどは円覚寺に向かうようだった。我々は賑わいの北鎌倉を後にすると、この日のアポのために山下公園の近くのカフェに向かうことにする。
後で鎌倉のリスはタイワンリスという外来種であり、もともとは江ノ島動物園から逃げ出したものが、天敵がいないために大繁殖しているということを知る。鎌倉市が駆除に乗り出してはいるものの、食害の被害は深刻化しているらしい。リスに罪がある訳ではなく、もとはといえば人間の所業のせいであろうが、あの愛くるしい動物が捕獲と殺処分の対象とはなんとも可哀想に思えてならない。
ようこそ神奈川県、でしたね(笑)
そして「THE鎌倉」な王道ハイキング&観光ですね😆
時々、里山あるあるな分かりにくい分岐もありますが、気張らずにサッと回れるのはこのエリアの強みだろうなー、と思っています。
リス、見ている分にはかわいいんですけどねー。
さすがに数が多すぎな感じもしています。
難しいところですね🐿️
鎌倉は四季折々の変化もあって昔からとても気に入っております。
今回は多くのリスに出遭い、鎌倉の山のなかで繁殖している・・・ということを知りました。
鎌倉に限らず、そのうちにあちこちの裏山でも増えるのかもしれませんね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する