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Yamareco

記録ID: 5355704
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海

山伏〜大谷嶺。キバナハナネコと大迫力大谷崩れ

2023年04月09日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:20
距離
11.7km
登り
1,571m
下り
1,202m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:12
休憩
1:07
合計
8:19
距離 11.7km 登り 1,573m 下り 1,203m
6:43
14
スタート地点
7:03
62
8:05
8:09
31
8:40
8:44
71
9:55
9:56
13
10:09
10:28
69
11:37
35
12:12
12:18
41
12:59
13:25
38
14:03
14:08
36
14:44
14
14:58
14:59
3
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
川沿いの広い駐車スペース。
ここより出発。うれしいことに朝の光が眩しい
2023年04月09日 06:48撮影 by  Canon EOS M6, Canon
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4/9 6:48
川沿いの広い駐車スペース。
ここより出発。うれしいことに朝の光が眩しい
最初林道を進んでいく。
上空には青空。正面にときおり見えるあの山がどうやら山伏のようです
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最初林道を進んでいく。
上空には青空。正面にときおり見えるあの山がどうやら山伏のようです
途中ミツマタがたくさん咲いていた
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途中ミツマタがたくさん咲いていた
ここが登山口で、山道となる
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ここが登山口で、山道となる
清流沿いを進んでいく
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清流沿いを進んでいく
とてもきれいな流れです
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とてもきれいな流れです
川には急遽作りの木の橋があったり、
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川には急遽作りの木の橋があったり、
ときどき鉄板がかけられていた。
光のあたる水面。
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ときどき鉄板がかけられていた。
光のあたる水面。
するとキバナハナネコノメがたくさん咲いていた
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するとキバナハナネコノメがたくさん咲いていた
光があたり輝いて
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光があたり輝いて
肉眼では小さい花ですが、たくさん咲いているとすばらしいものがあります
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肉眼では小さい花ですが、たくさん咲いているとすばらしいものがあります
水っ気のあるところで
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水っ気のあるところで
ということで先へ進むと苔のきれいな樹林帯に入り
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ということで先へ進むと苔のきれいな樹林帯に入り
何やらゴーゴーと音が聞こえ、向こうに滝もありました
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何やらゴーゴーと音が聞こえ、向こうに滝もありました
岩一面についた苔がすばらしく、目を奪われます
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岩一面についた苔がすばらしく、目を奪われます
するとかつてのわさび田跡に到着
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するとかつてのわさび田跡に到着
こんなに広いとは。またとても整備されていた名残もうかがえた。ちょっと勿体ないと、でも致し方ないのだろう
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こんなに広いとは。またとても整備されていた名残もうかがえた。ちょっと勿体ないと、でも致し方ないのだろう
そこにはキブシが簾になっていた
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そこにはキブシが簾になっていた
さらに進んでいきます。
岩間を駆け抜ける水流
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さらに進んでいきます。
岩間を駆け抜ける水流
何度も沢を行ったり来たりする。
こんなにも川を渡るとは
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何度も沢を行ったり来たりする。
こんなにも川を渡るとは
透明度の高い流れ
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透明度の高い流れ
すると大岩に到着。
細い棒が岩を支えている、そんな風でしょうか。ちょっと洒落ている
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すると大岩に到着。
細い棒が岩を支えている、そんな風でしょうか。ちょっと洒落ている
岩の胎内には小屋。
昔は使われていたのでしょうか
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岩の胎内には小屋。
昔は使われていたのでしょうか
岩の上に目をやると眩しいほどの新緑
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岩の上に目をやると眩しいほどの新緑
そうしてこのあたりには別種が咲いていた
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そうしてこのあたりには別種が咲いていた
ヨゴレネコノメ
こちらは少しだけ大きい。
アップを
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こちらは少しだけ大きい。
アップを
こんな風にたくさん
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こんな風にたくさん
ヨゴレネコノメとキバナハナネコ
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ヨゴレネコノメとキバナハナネコ
キバナハナネコも
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キバナハナネコも
水場がありました。
ここでがぶ飲み
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水場がありました。
ここでがぶ飲み
するとキバナハナネコの群生が
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するとキバナハナネコの群生が
密集度が高くなかなかいい感じ
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密集度が高くなかなかいい感じ
苔の緑も鮮やかで
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苔の緑も鮮やかで
これは苔の芽吹きでしょうか。
苔はどうにも難しい、ハイゴケあたりでしょうか
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これは苔の芽吹きでしょうか。
苔はどうにも難しい、ハイゴケあたりでしょうか
やっとヨモギ峠に到着
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やっとヨモギ峠に到着
ここから先もしばらくは道脇にキバナハナネコが咲いていた
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ここから先もしばらくは道脇にキバナハナネコが咲いていた
山頂に近づくとこれでもかと言う具合にシモナバシラがたくさん。ということで一枚
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山頂に近づくとこれでもかと言う具合にシモナバシラがたくさん。ということで一枚
やっと広々とした空間に出た
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やっと広々とした空間に出た
すると富士山が見えた
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すると富士山が見えた
山頂はけっこう広く、木道が敷かれていた
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山頂はけっこう広く、木道が敷かれていた
枯れ笹も色合いを添えて
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枯れ笹も色合いを添えて
木道を歩いていくと
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木道を歩いていくと
富士山を正面に見る場に到着。
遮るものは何もない。ちょっと逆光気味だが
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富士山を正面に見る場に到着。
遮るものは何もない。ちょっと逆光気味だが
そうして山伏山頂に到着です
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そうして山伏山頂に到着です
目前にはすばらしい風景が広がっていた。
悪沢から上河内まで
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目前にはすばらしい風景が広がっていた。
悪沢から上河内まで
聖から上河内
上河内から茶臼
茶臼と稜線
さらに光岳
こちらは笊ヶ岳
富士山をアップで。
そろそろ先へ進もう
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富士山をアップで。
そろそろ先へ進もう
ここからは稜線歩きのはず。
雪の残る樹林帯を進む。
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ここからは稜線歩きのはず。
雪の残る樹林帯を進む。
苔と雪。
南アルプスっぽい雰囲気
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苔と雪。
南アルプスっぽい雰囲気
どうやらあれが大谷嶺のようです
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どうやらあれが大谷嶺のようです
大谷嶺の向こうには富士山もどーんと正面に
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大谷嶺の向こうには富士山もどーんと正面に
枯れた木の雰囲気
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枯れた木の雰囲気
冬枯れの樹林の様相が続く
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冬枯れの樹林の様相が続く
立ち枯れの風景
振り返れば山伏
残骸物。昔の繁栄の名残でしょうかね
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残骸物。昔の繁栄の名残でしょうかね
倒れている枯れ木が多い。
この道、残念ながらなかなか展望がひらけない、こんな風に明るくはあるが
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倒れている枯れ木が多い。
この道、残念ながらなかなか展望がひらけない、こんな風に明るくはあるが
直立するダケカンバがいい雰囲気だった
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直立するダケカンバがいい雰囲気だった
やっと悪沢岳がよく見えた
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やっと悪沢岳がよく見えた
あの尖っているのは北岳では……
雪をかぶっているので鮮明でした
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あの尖っているのは北岳では……
雪をかぶっているので鮮明でした
バイカオウレンがお出迎え
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バイカオウレンがお出迎え
なかなか密度もいい感じ。
珍しい花ではないが、ここのものはピンクが濃く愛らしい
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なかなか密度もいい感じ。
珍しい花ではないが、ここのものはピンクが濃く愛らしい
咲初めのしべはピンクで愛らしい。ここまではつぼみもたくさんあった
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咲初めのしべはピンクで愛らしい。ここまではつぼみもたくさんあった
そうして新窪乗越に到着
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そうして新窪乗越に到着
眼下を見やれば、山岳頂上たるすばらしい眺めが
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眼下を見やれば、山岳頂上たるすばらしい眺めが
このあたり、どの斜面も崩れている感じ
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このあたり、どの斜面も崩れている感じ
ではあそこに向かって登っていきます
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ではあそこに向かって登っていきます
真下は急降下のすり鉢状
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真下は急降下のすり鉢状
またバイカオウレン。けっこたくさん咲いていた
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またバイカオウレン。けっこたくさん咲いていた
愛らしい立ち姿を
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愛らしい立ち姿を
乗越からの登りはけっこうしんどく、時間ばかりが過ぎていく感じだった。そうしてやっと到着。
山頂広場の様子
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乗越からの登りはけっこうしんどく、時間ばかりが過ぎていく感じだった。そうしてやっと到着。
山頂広場の様子
安倍奥と言うに相応しいような、延々と続く谷。
眺めに圧倒されそう。奥は太平洋でしょう
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安倍奥と言うに相応しいような、延々と続く谷。
眺めに圧倒されそう。奥は太平洋でしょう
正面の山が山伏。あそこから歩いてきた
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正面の山が山伏。あそこから歩いてきた
どうやら早川町では行田山と言うようです。
道々目にする看板に、静岡県と早川町の二つがありました。
というこでそろそろ下山へ
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どうやら早川町では行田山と言うようです。
道々目にする看板に、静岡県と早川町の二つがありました。
というこでそろそろ下山へ
すり鉢状の山崩れの中に登山道が見える
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すり鉢状の山崩れの中に登山道が見える
向こうの山肌も崩れているようです。なにやらすばらし
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向こうの山肌も崩れているようです。なにやらすばらし
乗越からさらに下ります
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乗越からさらに下ります
ガラガラ、ゴロゴロって、そんな感じ
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ガラガラ、ゴロゴロって、そんな感じ
光が差すとモノクロームのような雰囲気
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光が差すとモノクロームのような雰囲気
こんなにもいい眺め中を降りていく。
足場はとっても悪いが
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こんなにもいい眺め中を降りていく。
足場はとっても悪いが
大谷嶺、その姿は大迫力でした
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大谷嶺、その姿は大迫力でした
下っていく登山道
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下っていく登山道
下り終わったあとに大谷嶺を遠望。
近くで見るのとは随分違うなーと
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下り終わったあとに大谷嶺を遠望。
近くで見るのとは随分違うなーと
足場の悪さから解放される舗装道に出た。
このあと、大谷嶺駐車場で、出会った方の車に同乗させていただき、1時間以上を短縮
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足場の悪さから解放される舗装道に出た。
このあと、大谷嶺駐車場で、出会った方の車に同乗させていただき、1時間以上を短縮
わざわざ駐車スペースにまで送っていただきありがとうございます。浜松の方に感謝です。新緑は朝より濃くなったよう
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わざわざ駐車スペースにまで送っていただきありがとうございます。浜松の方に感謝です。新緑は朝より濃くなったよう
川州のツインの新緑は、とってもきれいに輝いていた
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川州のツインの新緑は、とってもきれいに輝いていた
撮影機器:

装備

個人装備
ザック(G/R) シューズ(S) パンツDO(NF) 登山タイツ(冬) 長袖シャツ(W) 半袖Tシャツ(M) 防風パーカー 夏帽子 フェイスマスク夏 手袋

感想

 山伏に登り、尾根を歩いて大谷嶺へ、そのあと大谷崩れそのものの斜面を降りてくるコースを歩くことにした。山伏が輝く季節はいつなのだろうと長いことときおり脳裏に浮かべていたが、なかなかその時が決められずいたが、ネットに上がる数多くの情報からキバナハナネコノメがどうやらたくさん咲いているらしいと知った。この日曜日、雨後の天気は上々のようで、まだ見たことのない大谷崩れも間違いなくその全貌が見られるだろと。
 透明度の高いきれいな清流、岩間をほとばしる沢水、趣の残るワサビ田跡、樹林に差し込む深い陰影、苔むす瀟洒な緑の世界。登山口から歩いていくと情報外の楽しさが迎えてくれた。加えて、登山道脇に咲くキバナハナネコノメ。小さくも可憐な花が暗い樹林に彩りを添える。中腹あたりまでと長い距離に渡って見られた。またヨゴレネコノメもたくさん咲いていた、こちらはちょっと控えめな感じ。山頂に近づくにつれ、朝に冷え込んだからだろうか霜柱が断続的に続き、アイスの花が開いていた。なかなか遠望のなかった道がようやく開放的となると、そこが山頂で、小広い台地状になっていた。山頂標識のある場所からは南アルプス南部の山々が正面に見渡せた。なかなかにいい眺め。
 その後は稜線歩きだが、ほぼ樹林内で開放的な展望はなし。山深い印象濃い登山道も悪くはないだろう。天気良く樹間から降る光が心地よかった。
 乗越に到着すると、突如眼下に展望が開けた。重畳たる山並みのパノラマはとてもすばらしい。急峻な山々を縫っている谷の姿が鮮明で、これぞ安倍奥という文字通りの場所に立っていたようだ。
 最後に斜面の崩れ激しい大谷嶺へ。さてどこを登るのだろうと進んだら、道は裏の樹林内。この最後の登りが予想以上にしんどく、時間ばかりが過ぎて行った。あたりにはバイカオウレンがたくさん。咲初めの花はしべがピンクで愛らしい感じが強かった。
 下山は、大谷崩れの斜面上に作られた登山道を。砂礫だらけで歩きにくい。見上げれば砂利と岩の崩れが描く急峻な山並みが、大迫力だ。ただ何やらスマートな感じも。そうしてなんとか砂利の地帯を抜け出した。
 帰路、大谷嶺を登ってこられた方と駐車場で会い、歩けば1時間以上もかかるところを好意的にも車で送ってもらった。登山に来て親切があると、殊のほか身に染むが今日もそうだった。このおかげで帰りの温泉にも間に合った。ただ塩素臭にはやはりなかなか馴染めない。

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