山伏〜大谷嶺。キバナハナネコと大迫力大谷崩れ


- GPS
- 08:20
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,571m
- 下り
- 1,202m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 8:19
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ザック(G/R)
シューズ(S)
パンツDO(NF)
登山タイツ(冬)
長袖シャツ(W)
半袖Tシャツ(M)
防風パーカー
夏帽子
フェイスマスク夏
手袋
|
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感想
山伏に登り、尾根を歩いて大谷嶺へ、そのあと大谷崩れそのものの斜面を降りてくるコースを歩くことにした。山伏が輝く季節はいつなのだろうと長いことときおり脳裏に浮かべていたが、なかなかその時が決められずいたが、ネットに上がる数多くの情報からキバナハナネコノメがどうやらたくさん咲いているらしいと知った。この日曜日、雨後の天気は上々のようで、まだ見たことのない大谷崩れも間違いなくその全貌が見られるだろと。
透明度の高いきれいな清流、岩間をほとばしる沢水、趣の残るワサビ田跡、樹林に差し込む深い陰影、苔むす瀟洒な緑の世界。登山口から歩いていくと情報外の楽しさが迎えてくれた。加えて、登山道脇に咲くキバナハナネコノメ。小さくも可憐な花が暗い樹林に彩りを添える。中腹あたりまでと長い距離に渡って見られた。またヨゴレネコノメもたくさん咲いていた、こちらはちょっと控えめな感じ。山頂に近づくにつれ、朝に冷え込んだからだろうか霜柱が断続的に続き、アイスの花が開いていた。なかなか遠望のなかった道がようやく開放的となると、そこが山頂で、小広い台地状になっていた。山頂標識のある場所からは南アルプス南部の山々が正面に見渡せた。なかなかにいい眺め。
その後は稜線歩きだが、ほぼ樹林内で開放的な展望はなし。山深い印象濃い登山道も悪くはないだろう。天気良く樹間から降る光が心地よかった。
乗越に到着すると、突如眼下に展望が開けた。重畳たる山並みのパノラマはとてもすばらしい。急峻な山々を縫っている谷の姿が鮮明で、これぞ安倍奥という文字通りの場所に立っていたようだ。
最後に斜面の崩れ激しい大谷嶺へ。さてどこを登るのだろうと進んだら、道は裏の樹林内。この最後の登りが予想以上にしんどく、時間ばかりが過ぎて行った。あたりにはバイカオウレンがたくさん。咲初めの花はしべがピンクで愛らしい感じが強かった。
下山は、大谷崩れの斜面上に作られた登山道を。砂礫だらけで歩きにくい。見上げれば砂利と岩の崩れが描く急峻な山並みが、大迫力だ。ただ何やらスマートな感じも。そうしてなんとか砂利の地帯を抜け出した。
帰路、大谷嶺を登ってこられた方と駐車場で会い、歩けば1時間以上もかかるところを好意的にも車で送ってもらった。登山に来て親切があると、殊のほか身に染むが今日もそうだった。このおかげで帰りの温泉にも間に合った。ただ塩素臭にはやはりなかなか馴染めない。
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