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ハイキング
甲信越
西蒲三山縦走は今年も手ごわかった(国上山→弥彦山→角田山)(新潟県 燕市 長岡市 弥彦村 新潟市西蒲区)
2023年03月06日(月) [日帰り]


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 10:17
- 距離
- 35.5km
- 登り
- 2,177m
- 下り
- 2,200m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:43
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 10:24
距離 35.5km
登り 2,186m
下り 2,203m
17:47
巻駅
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
燕市観光協会 https://tsubame-kankou.jp/activity/kugamiyama_trekking/ 角田山五りん石コースの登山口は巻駅から約5km、徒歩1時間10分。角田山の灯台コースへは巻駅から新潟交通の路線バス、福井ほたるの里登山口へはウエスト観光バスの路線バスが利用できます。詳しいことはすみませんがググってみてください。 角田山登山の駐車場についてはこちらをどうぞ 新潟市西蒲区のページ https://www.city.niigata.lg.jp/nishikan/about/kankou/kakudayama/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
国上山〜弥彦山の間にある剣ヶ峰付近には一部踏み跡が不明瞭な箇所がありました。また分岐や舗装道路を横断する所も多く、進むべき道がわかりづらいです。アプリでしっかり確認しながら進んでください。 アップダウンが激しく、最後まで縦走するとかなり体力を消耗します。健脚者向けです。里が近い低山なのでエスケープルートは豊富。 弥彦山の9合目売店で物資の補給やレストランでの食事も可能です。ですが営業していない場合もあるので、そうなると利用できるのは飲料とセブンティーンアイスの自販機のみとなります。事前に要確認。 弥彦山ロープウェイ https://www.hotel-juraku.co.jp/yahiko/ |
その他周辺情報 | この周辺は日帰り温泉施設が豊富です。宿泊の場合も岩室温泉や弥彦温泉など、宿泊施設はたくさんあります。 |
写真
今日は毎年恒例となってしまった西蒲三山(国上、弥彦、角田)の縦走に挑みます。弥彦駅からのスタート。めっきり春めいてきたのでそろそろ脚を作らないといけませんからねえ。冬は登山やらなかったのでだいぶなまってますw
今回は例年よりだいぶ早い時期の西蒲三山挑戦ですが、雪がどうかな?雪装備持ってこなかったからなあ
今回は例年よりだいぶ早い時期の西蒲三山挑戦ですが、雪がどうかな?雪装備持ってこなかったからなあ
本来なら真っ直ぐ国上寺へ向かうのですが、今回は東側からぐるっと回るルートを選択。しかしこれが大失敗。いったん100mくらい高度を下げての上り返しがあり、時間と体力をムダに消耗。うーん……。
弥彦山と20cmしか違わない新潟市最高峰の多宝山(633.8m)です。何かの工事しているようで、足場と物資を送るモノレールみたいなものが組まれておりました。ここには気象庁の弥彦山レーダーがあります
多宝山からの下りは雪がたくさん。これは軽アイゼンとストックがあった方がいいかも。私はそんなものは持ってないので、足跡から外れたところをグリセードでズザザッと一気に下ったのですが、尻餅ついて尻セードになることもしばしば。昼下がりで雪はだいぶザクザクになっていたので進みやすかったです。健脚者なら問題ないかな
また再び上って途中の小ピーク樋曽山です。この付近は疲れているところに細かいアップダウンが連続し、かなりきついです。国上から角田へ向かうルートのとき、最大の難関といえるかもしれません(個人的感想)
樋曽山から五ヶ峠へ向かう途中に十字路があります。ここは直進が正解。アプリを見ると左へ進みたくなっちゃいますが、左は途中で道が消え、谷底へ下ってしまいます。右はどこへ行くのかわからん!
五ヶ峠コースは傾斜も緩く広くて歩きやすいコース。ただ時々急登もあります。足が吊りはじめてきたので特製マグネシウムスプレー(にがりスプレー)乱射でごまかしながら進みました。トボトボとしか歩けません
そしてこちらは非公式コースの桜尾根コース分岐。花の最盛期、角田山に登山のツアーバスが来てたのにはぶったまげましたよ。しかも関東、中京、関西から。まあ楽な山でたくさん咲いてるからな〜
ラストの角田山(481.7m)で西蒲三山縦走達成です。足の吊りが大したことなかったので去年に比べたらだいぶ楽でしたが、それでも累積上りが2000m超えたのでかなり消耗しました。やはり累積2000m超えると歯ごたえが違います。
さあ、長居する理由もないので下ってしまいましょう
さあ、長居する理由もないので下ってしまいましょう
人っこ一人いない角田山山頂。今回は巻駅へ向かうので、巻駅に近くて「角田山で最も不人気なコース」として名高い(?)五りん石コースで下山します。とりあえず途中で分岐する福井ほたるの里コースへ。
五りん石コースも福井ほたるの里コースも初めてなんですよ。どうして不人気なのか、確認するのが楽しみ(笑)
五りん石コースも福井ほたるの里コースも初めてなんですよ。どうして不人気なのか、確認するのが楽しみ(笑)
五りん石コースは杉林の中を進むことが多く、しかも急傾斜。暗くて展望がなくて急で花もない。うーむ、これは地味で人気出づらいよなあ。しっかり手は入っているし、そんな悪いコースでもないと思うが
明るいところから暗い杉林に入ると見えづらい……。
見えづらいといえば、夜で雨降りに運転するときだけ見えづらく感じるようになったので、こないだ人生で初めて4000円の安っすい眼鏡を作って夜に運転するときだけかけるようになりました。ですがこれが邪魔に感じてどうにも慣れない。もし常時視力の矯正が必要になることがあったら「絶対にコンタクトだわ……」と心に誓ったのでありました
見えづらいといえば、夜で雨降りに運転するときだけ見えづらく感じるようになったので、こないだ人生で初めて4000円の安っすい眼鏡を作って夜に運転するときだけかけるようになりました。ですがこれが邪魔に感じてどうにも慣れない。もし常時視力の矯正が必要になることがあったら「絶対にコンタクトだわ……」と心に誓ったのでありました
登山口に下山っ!!あとは巻駅へのロードを残すのみ。「家に帰るまでが登山」とはいうものの、一応ここで一区切り。
五りん石コースの由来となった「ごりん石」。何ということのない大きな石ですが、松尾芭蕉がここに腰をかけて休憩したという言い伝えがあるそうですよ
五りん石コースの由来となった「ごりん石」。何ということのない大きな石ですが、松尾芭蕉がここに腰をかけて休憩したという言い伝えがあるそうですよ
登山口ちかくにある「弘法清水」。弘法大師(空海)が水不足の折に錫杖で地面をひと突きしたら水が湧いてきたという伝説があるそうです。
弘法大師といえば、あの剱岳(2999m)は「弘法大師が草鞋三千足を使っても登れなかった」という言い伝えがありますが、私は剱岳に登ったとき「ふっふっふ、これでオレは弘法大師を超えたなwww」と思ったものです(笑)真言宗のお坊さんに怒られちゃいそうですが
弘法大師といえば、あの剱岳(2999m)は「弘法大師が草鞋三千足を使っても登れなかった」という言い伝えがありますが、私は剱岳に登ったとき「ふっふっふ、これでオレは弘法大師を超えたなwww」と思ったものです(笑)真言宗のお坊さんに怒られちゃいそうですが
道中田んぼの真ん中から沈む夕日と弥彦山のシルエットを眺めます。いやー、陽が落ちると寒いねえ。まだ早春だもんなあ。
昨年は角田岬から越後赤塚駅までの約10kmのロードでしたが、今回はその半分で済みます。それでもかなりヘトヘト。なまった体のシーズン頭に距離35.5km、累積標高2177mはタフなコースでした
昨年は角田岬から越後赤塚駅までの約10kmのロードでしたが、今回はその半分で済みます。それでもかなりヘトヘト。なまった体のシーズン頭に距離35.5km、累積標高2177mはタフなコースでした
五りん石登山口から5km歩いてようやく巻駅に到着しました。駅前のファミマで飲み物買ってたら、ギリギリ新潟行きに乗り遅れた……。不覚。まあ朝夕の巻駅は比較的電車の本数多いので(それでも30分に1本ですが)、まだ何とかなります。これが弥彦とか分水あたりだと2時間待ちは当たり前。そこを考えて下山口を巻に設定しました。
このまままっすぐ帰っても、帰宅ラッシュ中だしなあ……。寄り道して帰るかな
このまままっすぐ帰っても、帰宅ラッシュ中だしなあ……。寄り道して帰るかな
感想
ここ何年か、春先の体力づくりとして恒例になってきた西蒲三山縦走。3月上旬で「まだちょっと早いかな?」と残雪の具合が心配でしたが、あまりに天気がよいので敢行してみました。
今年は弥彦駅から道の駅国上へロードを歩き入山。そして角田山からは五りん石コースで下山し巻駅へというルートをチョイス。昨年使うかどうか迷った末に使わなかった五りん石コースはまだ歩いたことがないので、ちょっと楽しみにしていました。
感想をまとめますと
・分岐は難解なところもあるが、ようやくコース全体が手の内に入ってきた
・国上→角田の場合、核心部は疲れたところに襲いかかる樋曽山付近の細かいアップダウン。角田→国上なら石瀬峠から多宝山への長い長い急登
・花の季節には半月早い
・雪は弥彦山と多宝山の付近に残るが、西蒲三山縦走できるレベルの登山者なら雪装備なしで問題ない。ある程度の思い切りが大事
・五りん石コースは急傾斜で暗くて展望なくて花もなく、人気ないのも頷ける。しかし手入れはされていて、個人的には悪くないコースと感じた
・累積標高2000mを超えてくると手ごわさが違う。飯豊本山日帰り級の消耗度。エスケープルートは多く、弥彦山9合目で補給可能なのでその分は気が楽
・このコースを歩き通せたので、それなりに脚が残っているのは確認できた
・筋肉痛がすごい
・最高の登山日和に歩けてよかった
といったところしょうか。
これからは他の低山でも雪が消えて歩けるところが増えてくるので楽しみです。まだ地元にも登ったことのない山は残ってますから、今年はそれらにアタックしてみたいですね。
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