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Yamareco

記録ID: 5134125
全員に公開
山滑走
東北

白鷹山 中山口〜山頂西斜面〜レーダー観測所北東尾根

2023年01月29日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:12
距離
8.8km
登り
783m
下り
774m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:16
休憩
0:57
合計
4:13
距離 8.8km 登り 783m 下り 784m
10:35
86
白鷹町営スキー場
12:01
12:25
7
12:32
12:37
46
西斜面H750m出合
13:23
13:51
57
14:48
白鷹町営スキー場
天候 曇り、上の方は時々雪
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白鷹町営スキー場の駐車場を利用。
駐車料金は無料。
スキー場は営業中で積雪充分あり。
一日券:2200円、4時間券:1500円、ナイター1200円、1回券:150円
コース状況/
危険箇所等
●白鷹町営スキー場(中山口)〜白鷹山<登行>
スキー場から林道を歩いてアプローチ。
この日は踵程度のラッセルで雪は浅め。
林道後半は九十九折れに続いているが、適当な場所でショートカット可能。
林道の終盤で登山道に入り、あとは夏道通りでOK。
山頂手前で少し傾斜が立つので、スキーであれば西側を巻くように進むと登りやすい。
全体を通して、特に危険な個所無し。

●白鷹山西斜面<滑走>
山頂神社の西へ続く沢状の斜面。
エントリー直後は藪が煩いが、少し高度を下げるとオープンバーンとなり、滑走ルートとしては悪くない。
オープンバーンを過ぎると杉林の沢型になるが、樹間は広く、傾斜も緩いので滑りやすい。
今回は標高750mの出合まで滑走し、滑走した沢とは別の沢(左俣)を登って脱渓。
レーダー観測所の手前に登り詰めている。
尚、出合の先にも沢型は続いており、このまま滑り進むと荻野口の登山道へ出られそう。
もし、荻野口から入山したのならば、下山滑走のルートとして利用できると思う。

●レーダー観測所北東尾根<滑走>
白鷹山三角点(レーダー観測所)から北東方向へ続く尾根。
尾根上にはレーダー観測所からの電線が続いており、電線下はオープンバーンとなっている。
障害物となる樹木が無いので滑走に適しているが、傾斜はかなり急で斜面幅も狭いので難易度は高め。
急斜面に加えて、上部斜面上は凸凹しており天然のジャンプ台が出来ているので、先が見えない場所へ急滑降するのは危険。
尾根末端部の傾斜が最もきつく、約38°の急斜面。
尾根型と言えども雪崩の危険があり、今回の滑走では小規模ながらも表層雪崩の発生が確認された。
出発地の白鷹町営スキー場。
正面に見えるのがレーダー観測所のある山。
あの山の北東尾根が今回ターゲットの一つ。
2023年01月29日 10:40撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
1/29 10:40
出発地の白鷹町営スキー場。
正面に見えるのがレーダー観測所のある山。
あの山の北東尾根が今回ターゲットの一つ。
スキー場を出発し、林道を進む。
2023年01月29日 10:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
1/29 10:42
スキー場を出発し、林道を進む。
白鷹山中山口の看板。
引き続き林道を進む。
林道にはスキーのトレースが続いていた。
2023年01月29日 11:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
1/29 11:01
白鷹山中山口の看板。
引き続き林道を進む。
林道にはスキーのトレースが続いていた。
先行のスキーヤー御一行。
白鷹山でスキーとは珍しい、と思っていたけど、この後に林道で2名、山頂で1名のスキーヤーと出会う。
2023年01月29日 11:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
1/29 11:17
先行のスキーヤー御一行。
白鷹山でスキーとは珍しい、と思っていたけど、この後に林道で2名、山頂で1名のスキーヤーと出会う。
林道をショートカット。
このショートカットルートは良い滑走斜面になりそうだ。
2023年01月29日 11:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
1/29 11:28
林道をショートカット。
このショートカットルートは良い滑走斜面になりそうだ。
他にも良さそうな斜面がチラホラ見受けられる。
2023年01月29日 11:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 11:39
他にも良さそうな斜面がチラホラ見受けられる。
この斜面も良さそう。
滑ってみたいところだけど、今回は別ルートからの下山なので滑走するのは次回かな。
2023年01月29日 11:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
1/29 11:39
この斜面も良さそう。
滑ってみたいところだけど、今回は別ルートからの下山なので滑走するのは次回かな。
林道を抜け、登山道に入る。
この辺でスキー・ボードの二人組に合う。
見覚えあるな方だな、と思ってたら、今シーズン、月山でよくお会いした方だった。
2023年01月29日 11:46撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
1/29 11:46
林道を抜け、登山道に入る。
この辺でスキー・ボードの二人組に合う。
見覚えあるな方だな、と思ってたら、今シーズン、月山でよくお会いした方だった。
山頂へ続く尾根に上った。
2023年01月29日 11:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
1/29 11:49
山頂へ続く尾根に上った。
振り返ると尾根の先にレーダー観測所が見える。
2023年01月29日 11:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 11:58
振り返ると尾根の先にレーダー観測所が見える。
白鷹山、山頂に到着。
屋根の雪が落ちて、神社の周囲には囲いが出来ていた。
2023年01月29日 12:06撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 12:06
白鷹山、山頂に到着。
屋根の雪が落ちて、神社の周囲には囲いが出来ていた。
初詣は正月に済ませたけど、改めて御参りしていきましょ。
2023年01月29日 12:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 12:07
初詣は正月に済ませたけど、改めて御参りしていきましょ。
上杉鷹山の石碑。
雪はまだ首まで届いていない。
例年に比べると雪は少なめのようだ。
2023年01月29日 12:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 12:11
上杉鷹山の石碑。
雪はまだ首まで届いていない。
例年に比べると雪は少なめのようだ。
山頂の休憩場。
スノーシューの登山者2名が休憩中の御様子。
2023年01月29日 12:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 12:11
山頂の休憩場。
スノーシューの登山者2名が休憩中の御様子。
御参り済ませて、本日1本目の滑走。
山頂神社の裏手から、西斜面へドロップ。
2023年01月29日 12:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
1/29 12:24
御参り済ませて、本日1本目の滑走。
山頂神社の裏手から、西斜面へドロップ。
エントリー直後は藪が目立つ。
2023年01月29日 12:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 12:25
エントリー直後は藪が目立つ。
だが、少し高度を落とすとオープンバーンになり快適。
なかなか良い滑走ルートだ。
2023年01月29日 12:26撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 12:26
だが、少し高度を落とすとオープンバーンになり快適。
なかなか良い滑走ルートだ。
上から見ると藪っぽかったが、下は結構開けている。
今回滑ったライン以外にも良さそうな場所が幾つか見られた。
2023年01月29日 12:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 12:27
上から見ると藪っぽかったが、下は結構開けている。
今回滑ったライン以外にも良さそうな場所が幾つか見られた。
オープンバーンを抜けると杉林に。
ここから先は緩やかな沢型となる。
2023年01月29日 12:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 12:28
オープンバーンを抜けると杉林に。
ここから先は緩やかな沢型となる。
杉林のボトムを滑走。
樹間が広く滑りやすい。
ちょっと傾斜が緩いけど、雪が浅いのでこの辺も快走。
2023年01月29日 12:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 12:28
杉林のボトムを滑走。
樹間が広く滑りやすい。
ちょっと傾斜が緩いけど、雪が浅いのでこの辺も快走。
標高750m、左俣との出合まで滑り降りた。
正確に言えば三俣なのだが、沢の形が不明瞭なので判りにくい。
2023年01月29日 12:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 12:32
標高750m、左俣との出合まで滑り降りた。
正確に言えば三俣なのだが、沢の形が不明瞭なので判りにくい。
滑走はここまでとし、登り返す。
左俣を登るが、最初が急登で結構大変。
キックターンの連続で疲弊する。
2023年01月29日 12:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 12:34
滑走はここまでとし、登り返す。
左俣を登るが、最初が急登で結構大変。
キックターンの連続で疲弊する。
だが、最初の急登を登ると、後は楽。
緩やかな沢型が続き、順調に高度を上げる。
2023年01月29日 12:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
1/29 12:51
だが、最初の急登を登ると、後は楽。
緩やかな沢型が続き、順調に高度を上げる。
沢幅は広く、両岸も緩やか。
この辺りは雪崩危険は無く癒し系の沢型が続く。
2023年01月29日 12:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 12:53
沢幅は広く、両岸も緩やか。
この辺りは雪崩危険は無く癒し系の沢型が続く。
アニマルトレース発見。
2023年01月29日 13:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 13:03
アニマルトレース発見。
蹄痕のようなものが見える。
カモシカの足跡だろうか?
2023年01月29日 13:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 13:03
蹄痕のようなものが見える。
カモシカの足跡だろうか?
左俣上部は開けており開放感がある。
今回は登り利用だが、滑走にも良さそうだ。
2023年01月29日 13:12撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 13:12
左俣上部は開けており開放感がある。
今回は登り利用だが、滑走にも良さそうだ。
左俣を登り詰め、レーダー観測所に到着。
2023年01月29日 13:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 13:21
左俣を登り詰め、レーダー観測所に到着。
白鷹山レーダー観測所。
国土交通省の施設なだけあって、立派な観測所だ。
2023年01月29日 13:22撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 13:22
白鷹山レーダー観測所。
国土交通省の施設なだけあって、立派な観測所だ。
レーダー観測所の周辺。
夏はパラグライダーゲレンデとなっており、視界は開けている。
天気が良ければ朝日連峰の大展望が広がるはずだが…
2023年01月29日 13:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 13:23
レーダー観測所の周辺。
夏はパラグライダーゲレンデとなっており、視界は開けている。
天気が良ければ朝日連峰の大展望が広がるはずだが…
今日は何も見えませんね。
微かに荻野の集落が見えただけだった。
2023年01月29日 13:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 13:32
今日は何も見えませんね。
微かに荻野の集落が見えただけだった。
レーダー観測所を後にし、下山。
下山ルートは北東尾根滑走。
尾根伝いに電線が続いているので、その下のオープンバーンを滑る。
2023年01月29日 13:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 13:51
レーダー観測所を後にし、下山。
下山ルートは北東尾根滑走。
尾根伝いに電線が続いているので、その下のオープンバーンを滑る。
月山リフト下を連想するルートだけど、あれよりずっと急。
斜面幅も狭いので、なかなか難しい。
2023年01月29日 13:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 13:52
月山リフト下を連想するルートだけど、あれよりずっと急。
斜面幅も狭いので、なかなか難しい。
なんか凸凹してる。
勢いよく突っ込んだら酷い目に遭いそう。
ここは慎重に高度を落とす。
2023年01月29日 13:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 13:53
なんか凸凹してる。
勢いよく突っ込んだら酷い目に遭いそう。
ここは慎重に高度を落とす。
急斜面に加えて、天然のジャンプ台もあったりするのでスピード出し過ぎに注意。
2023年01月29日 13:55撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 13:55
急斜面に加えて、天然のジャンプ台もあったりするのでスピード出し過ぎに注意。
最初が厳しかったが、少し傾斜が緩んで楽になって来た。
凸凹も収まり快適フラット。
ここから先は快走区間が続く。
2023年01月29日 14:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 14:00
最初が厳しかったが、少し傾斜が緩んで楽になって来た。
凸凹も収まり快適フラット。
ここから先は快走区間が続く。
昨日の八ッ楯山に続き、今日もパウダー。
さすがに八ッ楯山ほど深くは無いけど、十分快適。
2023年01月29日 14:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
1/29 14:01
昨日の八ッ楯山に続き、今日もパウダー。
さすがに八ッ楯山ほど深くは無いけど、十分快適。
一応オープンバーンだけど、障害物として電柱に加えて支線も存在する。
支線は細くて視認しにくいので、よく見て滑らないと危険。
2023年01月29日 14:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
1/29 14:01
一応オープンバーンだけど、障害物として電柱に加えて支線も存在する。
支線は細くて視認しにくいので、よく見て滑らないと危険。
全体的に急な尾根だが、その中でも最後が一番急角度。
嫌な予感がするので、ここは慎重に。
2023年01月29日 14:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
1/29 14:05
全体的に急な尾根だが、その中でも最後が一番急角度。
嫌な予感がするので、ここは慎重に。
案の定、崩れた。
割れた瞬間ヒヤリとさせられたが、すぐに林に逃げ込み事なきを得る。
2023年01月29日 14:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
1/29 14:08
案の定、崩れた。
割れた瞬間ヒヤリとさせられたが、すぐに林に逃げ込み事なきを得る。
良い機会なので、今崩れた斜面を調査してみる。
まずは雪崩全景の観察。
発生場所:標高700m森林帯の北東斜面。
走路全長:10m以下
規模は小さく、デブリも少量。
巻き込まれたとしても人への被害は無かったと思われる。
2023年01月29日 14:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5
1/29 14:09
良い機会なので、今崩れた斜面を調査してみる。
まずは雪崩全景の観察。
発生場所:標高700m森林帯の北東斜面。
走路全長:10m以下
規模は小さく、デブリも少量。
巻き込まれたとしても人への被害は無かったと思われる。
破断面拡大
近づくのは危険なので、離れたところから観察。
破断面の厚さは20cm程度。
その下には明瞭な滑り面が見られ、典型的な表層雪崩の形態を示している。
2023年01月29日 14:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 14:08
破断面拡大
近づくのは危険なので、離れたところから観察。
破断面の厚さは20cm程度。
その下には明瞭な滑り面が見られ、典型的な表層雪崩の形態を示している。
積雪状況
雪崩斜面の近くを掘って観察した結果、新雪30cmの下に旧雪(しもざらめ雪)が確認された。
この面が弱層となり、そこに人的要因が加わった事で雪崩誘発に至ったものと判断する。
しもざらめ雪と新雪の結合は時間を要するとされており、今後しばらくの間は危険な状態が続くと思われる。
2023年01月29日 14:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
1/29 14:17
積雪状況
雪崩斜面の近くを掘って観察した結果、新雪30cmの下に旧雪(しもざらめ雪)が確認された。
この面が弱層となり、そこに人的要因が加わった事で雪崩誘発に至ったものと判断する。
しもざらめ雪と新雪の結合は時間を要するとされており、今後しばらくの間は危険な状態が続くと思われる。
傾斜角:37.4°
滑り面にて計測。
雪崩が最も起きやすい角度は38〜40°だと言われるが、それとほぼ一致している。
2023年01月29日 14:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
6
1/29 14:20
傾斜角:37.4°
滑り面にて計測。
雪崩が最も起きやすい角度は38〜40°だと言われるが、それとほぼ一致している。
調査を終えて、林道に降下。
あとは林道を滑って下山する。
2023年01月29日 14:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
1/29 14:08
調査を終えて、林道に降下。
あとは林道を滑って下山する。
林道上にはスキーやモービルのトレースが残っているので傾斜は緩くてもスキーは走る。
ほぼ自動運転状態での下山。
2023年01月29日 14:29撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 14:29
林道上にはスキーやモービルのトレースが残っているので傾斜は緩くてもスキーは走る。
ほぼ自動運転状態での下山。
ずっと林道滑りも退屈なので、最後は少しだけゲレンデ滑走。
新雪が降ったせいか、ゲレンデ状態は良好。
山も良いが、ゲレンデ滑走もしたくなってくる。
2023年01月29日 14:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 14:37
ずっと林道滑りも退屈なので、最後は少しだけゲレンデ滑走。
新雪が降ったせいか、ゲレンデ状態は良好。
山も良いが、ゲレンデ滑走もしたくなってくる。
ゲレンデを滑り降り、山行終了。
気温が低くて雪が良いせいか、スキー場は多くの人で賑わっていた。
まだ時間があるのでゲレンデスキーで遊んで行こうかな。
リフト1回150円と安いので、ちょっと滑って帰るのも悪くない。
2023年01月29日 14:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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1/29 14:42
ゲレンデを滑り降り、山行終了。
気温が低くて雪が良いせいか、スキー場は多くの人で賑わっていた。
まだ時間があるのでゲレンデスキーで遊んで行こうかな。
リフト1回150円と安いので、ちょっと滑って帰るのも悪くない。
撮影機器:

感想

昨日の八ッ楯山の疲れもあってか、朝はなかなか起きられず。
惰眠を貪るうちに遅い時間となってしまったので、この日は近場の白鷹山にした。
白鷹山はこれまで2回、スキーで訪れた事があるが、私以外でスキーで訪れている人に会った事は無く、スキーヤーには無名のエリアだと思っていた。
しかし、この日は盛況で、8名の団体御一行、月山で何度もお会いした某氏の2人パーティ、山頂神社で1名、と、多くのスキーヤー・ボーダーにお会いした。
どうやら、山スキーとしての白鷹山は無名、と思っていたのは私だけの様で、実際は結構有名スポットなのかもしれない。
確かに白鷹山にはスキーに良さそうな地形が多く、滑走目当ての人が多いのもうなずける。
今年に入ってから、とある事情で白鷹山の地形図を眺める機会があったのだが、スキーに良さそうな地形が多数見つかり、いつか滑走してみたいと思っていた。
そして今回は、その中で気になっていた二つの滑走ルートをトライしてみる。

一つ目の滑走ルートは山頂西斜面。
これに関しては情報が無く、どんな斜面か判らなかった。
エントリー地点として目星を付けていた山頂神社の裏手にとりあえず行ってみたが、そこから見る限りでは藪が出ておりあまり良さそうな斜面には見えない。
これはハズレかな、と期待せず飛び込んでみたが、そこで評価は一変。
少し高度を下げた先にはオープンバーンが広がっており、これには驚いた。
急すぎず、緩すぎずの適度なバーンで、雪質は昨日の八ッ楯山と同じくパウダースノー。
さすがに八ッ楯山ほど深くないが、膝下程度の適度なパウダーなので板を制御しやすい。
ディープパウダーとは別の楽しさがあり、予想以上に良い滑走ルートだった。
ハイライトとなるオープンバーンが短いのがちょっと物足りないが、白鷹山でこれだけ滑れれば充分だろう。
確かな手ごたえ得て、次へと向かう。

二つ目の滑走ルートはレーダー観測所の北東尾根。
これは事前情報があり、ルート概要は把握していた。
ターゲットとなる北東尾根が走る山はスキー場から明瞭に見えるので、その斜面を観察してみると非常に急峻で、木々が密に生えているように見える。
「これホントにスキーで滑れるのかよ」と思ってしまうような地形に見えるが、実際は尾根上を送電線が続いており、その電線下は木々が伐採されたオープンバーンとなっている。
木々に邪魔されずに滑走できるルートに仕上がっており、白鷹山の滑走ルートとしては比較的知られたルートらしい。
電線下のオープンバーン、と言えば月山リフトの例のコースが思い浮かぶが、あれとは比較にならぬほど傾斜が急で、なかなか手強い。
エントリーして少し進んだ先で傾斜が一気に落ち込んでおり、斜面幅も狭いのでタイトな滑走を強いられる。
だが、それをクリアすれば傾斜は少し落ち着き、伸び伸びとした滑走が可能。
最初から最後までオープンバーンが続き、標高差300mとボリュームも十分。
斜面幅が狭いのがちょっと残念な所だが、パウダースノーの楽しさを存分に味わえる良い滑走ルートだと思った。
だが、傾斜が急すぎるが故に雪崩の危険があり、末端部の傾斜角度は38°近くまで達するので充分注意が必要。
実際、今回の滑走中に雪崩を誘発してしまい、ヒヤリとさせられる場面があった。
尚、前日の八ッ楯山でも同様の表層雪崩が確認されており、現在、積雪状態が不安定なのは白鷹山に限った事では無いようだ。
この日は遠く離れた谷川岳や白馬乗鞍岳にて重大な雪崩事故が起きている事から、日本全国で雪崩の危険が高まっているようである。
今月半ばの異常高温直後に大雪が降ったので、その影響だと思われるが、今週は水曜日に高温となり、直後に大雪がやってくる。
再び雪崩が起きやすい状況になるのは明らかで、今週末の山行が危ぶまれる。
スキーシーズンの月日の流れは早く、いつの間にやらもう2月。
山スキーのハイシーズンを迎える事でパウダースノーに恵まれる機会も増えてくる。
だが、同時に雪崩リスクも増えてくるのが悩ましい。
パウダースノーを滑りたいのは山々だが、少し控えた方が良いのではなかろうか…
等と、今後の山活動に悩める今日この頃である。

話が逸れてしまったが、今回滑ってみた白鷹山の滑走ルート2選、
どちらもアタリの良い滑走ルートであった。
白鷹山には他にも気になる斜面があるので、今後も機会を見て調査滑走を行いたい。

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