青空なくとも青苔があるさ〜白駒池・にゅう・丸山


- GPS
- 07:39
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 553m
- 下り
- 553m
コースタイム
天候 | 曇り→雨 風が強い日でした。吹きさらしの岩場上はちょっと危険。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的に泥濘がちな道です。 木道などが整備されている部分は多いものの、泥濘に足を突っ込まざるを得ない箇所も多数あります。 特に降雨後は登山道が沼状になっているところもあり、スパッツを装着しないと登山靴もズボンも泥んこになること必須です。 言うまでもありませんが登山用ではない(防水の利かない)スニーカー等だと靴下までぐっしょりになります。 白駒池周辺は木道が整備されています。 ただし傾斜のある木道(前後左右様々な角度に傾いています)ですので、濡れている時はよく滑ります。 木道の大部分の幅は一人分しかないため、すれ違いには注意が必要です。 山歩きに慣れていない観光客も多いので無理なすれ違いをせず、安全に通れるよう安定した場所に避けて道を譲ってあげたほうがいいでしょう。 【麦草峠駐車場〜白駒池(青苔荘)】 駐車場のトイレに向かって左手方向に麦草ヒュッテへの道があります。5分ほどで麦草ヒュッテです。 麦草ヒュッテからは防鹿ネットをくぐって白駒池方面へ。黒曜の森を抜けて木道へ。 白駒池の手前、駐車場付近から苔の美しい森の道となります。青苔荘までは非常によく整備された歩きやすく広い道です。 【白駒池(青苔荘)〜にゅう方面分岐】 青苔荘前からテン場を抜けて東へ。青苔荘のテン場はサイト毎に木の土台が組まれていてちょっと面白い。 白駒池周回ルートの東半分を使って池の南側へ向かいます。ほぼ全面木道です。 池の東側は通称・もののけの森、付近でもっとも苔深い森です。 ゴロゴロ転がっている巨大な岩の上に森があり、岩が苔に覆われて不思議な造形となっています。 【にゅう方面分岐〜にゅう】 しばらく木道が続き、白駒湿原を抜けた辺りから登りとなります。 泥と岩の道です。この辺りは通称にゅうの森。 険しい道ではないものの、泥と岩、丸太の組み合わせは滑りやすいので注意がいります。 にゅうは岩のピークです。上まで登れるとは思いますが、今回は非常に風が強く、てっぺんで強風にあおられると危険なので途中まで登りました。 【にゅう方面分岐〜高見石】 分岐から白駒池南岸の木道を少し歩くと白駒山荘です。 白駒山荘から高見石までは岩と泥と木の根の登り道となります。乾いてさえいれば別段どうということはない登りですが泥には参ります。 特に高見石の近くになると岩がスベスベマンジュウガニのように丸々としてツルツルになり、実によく滑ります。 スベスベ石地帯を登りきると高見石小屋です。 高見石小屋の裏手から高見石に登れます。にゅうと同様岩のピークです。 難しい岩場ではないものの、風が強いこと、雨が降っていたことから、気は抜けない場所でした。 とは言え観光登山の家族連れが小さな子供を連れて平気で登ってたりします。他人事とは言え、目の前で子供がツルツル滑ってるのを何度も見て、こっちが怖かったです。 岩と岩の隙間が大きいので子供ならすっぽりはまってしまいそう。怖がって途中で動けなくなった子を置き去りにして登る親も。 私ならあのコンディション下では小さな子供には登らせません。 【高見石小屋〜丸山経由〜麦草ヒュッテ】 高見石小屋の左裏手から丸山方面へ向かいます。またしばらく岩と泥と木の根の登り道です。 丸山の上には小さな祠あり。 下りも登りと同様に岩と泥と木の根の道です。登りよりも下りのほうがスリップに要注意でしょう。 しばらく下るといったん平坦な道となりますが、泥濘がパワーアップしています。 最後にまた泥の下り道を過ぎると、防鹿ネットのある麦草ヒュッテです。 |
その他周辺情報 | 【立ち寄り湯】 石遊の湯が混み合っていたので変更して蓼科パークホテル 夕映えの湯へ行ったら日帰り利用は午後3時までという事で入れず…色々探して音無の湯。 http://www.otonashinoyu.com/ 内風呂が罰ゲームかってぐらい熱いですが露天風呂はぬるめで良かった。 |
写真
感想
[img]http://www.yamareco.com/uploads/photos/2945.gif[/img] [color=ff8c00]すっかり変な人になりつつある[/color]
休みとなると雨が降る。
そんな日々が続いている。
夏場は休みが不定期なので、空いている平日に山に登れるチャンスが多いのに、今年はいまだに気持ちの良い夏晴れの日に巡り合えない。
なんかもう感想欄で悪天候をぼやくのにも飽きてきた感がある。
今週は珍しくあざらしボーイが山に行ってもいいと言うので、できれば爽快な山行が望ましかったのであるが、めぼしいところはどこも晴れに恵まれそうもなかった。
端から青空は諦め、展望が無くとも美しい景色が望めるであろう北八ヶ岳に行くことにした。
白駒池周辺の美しい苔の森は、雨となれば一層しっとりと幻想的な風景が楽しめる。
いわゆる“もののけの森”は火山性の岩がゴロゴロしている場所がそのまま木と苔に覆われたような森で、大きなコブ状の苔玉が連なる様が奇妙で面白い。
あちこちで岩の隙間がぱっくり口を開けているので森の中を自由に歩くのは困難だろう。
木道も渡すのに苦労したと思われる。登ったり下ったりのアスレチックじみた配置だ。
小動物ならともかく、大きな動物には住みにくい森なのではないだろうか。
お盆だからなのか、観光登山の多い山だった。
晴天であれば何の問題もないのだが、雨だと木道は非常に滑りやすく、転倒している人もちらほら見かけた。
高見石小屋への登りも、濡れた岩と木の根で意外に難儀する道で、途中でスンスン泣いている子も。
風の避けられない高見石で怖くなって動けなくなってしまう子もいた。
余計なお世話ではあるが、願わくば安全登山で楽しいお盆の思い出を作って帰って欲しいと思う。
安全登山と言えば最近、会社で挨拶が「ご安全に」に統一された。
慣れないと何とも奇妙な挨拶ではある。
個人的にはこの挨拶、なんだか上から目線のようなニュアンスがあって気に食わなかった。
「(俺は問題ないけど、お前はちゃんと)ご安全に(気をつけて仕事しろよな)」
みたいな感覚があってどうにも使いにくい挨拶だと思っていた。
が、会社の方針であるから慣れないわけにもいかない。
そこで前回の涸沢から山での挨拶を「ご安全に」にしてみることにした。
普通はすれ違う時には
「おはようございます」とか「こんにちは」
なのだが、
「ご安全に」
と試しに言ってみることにしたのである。
「おはようございます〜」
「ご安全に」
「こんにちは〜」
「ご安全に」
なかなか恥ずかしい。
というか、通り過ぎた後から、
「……なんて言ってた?」
「……今の何語?」
「……日本人だったよね?」
とかひそひそ聞こえてきたりするのが面白いというか申し訳ないというか。
こりゃダメだな〜と思いつつも続けていたら、
「こんにちは〜」
「ご安全に」
「ありがとうございます」
と、思いもよらない返事が返ってきた。
お礼を言われるとはまったく予想していなかった。
感謝されるような言葉をかけたのか?
悪戯半分、興味半分で適当に口にしていた「ご安全に」に対して、何故お礼が返ってくるのか。
そうして自分の思い違いを知らされたのである。
「ご安全に」というのは、
「俺は大丈夫だからお前は安全に気を付けろ」の意味ではなく、
「あなたも共にご安全に過ごせますように」という意味にとるのが素直で健全な感覚なのだろう、と。
ひねくれていると言葉もまともに受け取れないのだ。
そう知らされると、何だか「ご安全に」の挨拶も悪いもんじゃない気がしてくるから単純なもの。
しばらくは「ご安全に」の挨拶を続けてみようと思う。
[img]http://f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wicket/20140720/20140720165100.jpg[/img][b][color=228B22]けだもの姫じゃないってば[/color][/b]
夏になり学校もバイトも休みの昼過ぎまで寝続ける息子を誘いイイ感じの雰囲気の場所へ。
娘は野暮用があるからとパグ達の面倒をみてもらうのにお留守番。
苔に覆われた森素敵でした。
あの雰囲気に見とれて歩ききるのがもったいなくてゆっくり歩きすぎて
森や湿原を抜けるのに時間がかかり計画より遅れてるぞといわれ焦る。
「スピーダーが走り抜けた森はこういう所だよね?走り抜けるとか絶対無理だよね?」
「無理だろ」
そんな話をしながら、歩いて抜けるよりそこにとどまってじっくり写真を撮ったり絵を描いたりしたくなね。
お天気悪いしこのまま池の周り周遊で終わってもいいかなぁと思ったりもしたけれどにゅうへ。
ニュウに着くと風が凄い。
息子が両腕を広げて風を受けていると突風が吹いて飛ばされるのでヒヤヒヤ。
中山へ行く予定だったけれど飛ばされてはかなわんとコース変更。
青空だったらニューも気持ちが良いところなんでしょうが…
とにかく風が怖くてびびりまくり。
ニウの行き来にすれ違った色々グループの会話がちょっと気になる。
あるグループは・・・
「ここはトトロの森だよ」
『え?ちがくね?え?え?そうだったの?』
他のグループは・・・
「千と千尋に使われたらしいよ」
『え?それもココがイメージなの?てかそんなん出てきた?』
・・・舞台となったとう作品は観た事ないのでさっぱり判らないのですが"もののけ姫"かと。
関係ないですけど、ラピュタがテレビで放送されると知人達がTwitterでバルスバルスと大騒ぎするのでうざいです。
池は向こう岸が見えないと海みたいに広く感じるんです、不思議。
青空の下だと綺麗だという白駒池はそれはそれでイイ雰囲気。
ボート遊びが密かにしたかったのだけど・・・。
高見石小屋もイイ雰囲気。
天窓の下は明るいのだけれど他は暗いのでヘッドライトを点けて作業していた。
夜は真っ暗になって星空やランプの灯りが綺麗なんだろうな。
泊まってみたいけどトイレが怖そうだから無理だ。
雪の季節に渋の湯からスノーシュー履いてワッショイしたい。
登りは良いのだけれど下りが濡れていて大変だった。
丸い石も濡れた木も滑りやすくて慣れない息子は何度か転びヒヤヒヤ。
怪我がなく無事に下れて良かった。
天気の良い時に娘も一緒にまた来てみましょう。
こんばんは 初めましてでしょうか ケダマと申します
同日、僕は南八ヶ岳の編笠山、権現岳から
全山縦走を目指していたのですが(まぁ諦めてましたけど)
朝7時頃までは青空がちで良かったんですけどね(;´д`)
以降はもの凄い風とガスで、
とても登山の気分にはなれませんでした(T_T)
もし続行出来てたとしても、その先北八ヶ岳は
このレコのような泥地獄…やっぱり撤退で正解でした
いくら苔が魅力的とは言え、
ちょっと大変そうな山行、お疲れ様でした
どもども二度目ましてです。
前は飯能アルプス辺りでコメントいただきました。
あの風は凄かったです。
アレは怖いですね。
私は怖くてにゅうのてっぺんにはいけませんでせんでした。
自分らよりも登山ではなくて普段着で歩いている人達が大変そうで心配でした。
あとうちの息子は下りヤバかったです。
miz は物足りなくて、私は低気圧頭痛でひーひーはーはー。
やはりお山はお天気と対ですね。
晴れていたらもっと楽しめたのでしょう。
歩いている時は天気が良かったらとか、雪の北八、全八ヶ岳縦走と色々と次の計画を考える山行になりました。
こんばんは〜
全山縦走断念残念でしたね。
あの天候では致し方ないというところでしょうね、むしろ無理して事故ったりしなくて幸いでした。
ドロドロ地獄は今までの泥道の中でも最強クラスでした。
泥道というよりもはや泥沼、いつもあんな状態というわけではないのでしょうけども〜
わかりやすくて詳細なレコ、じっくり読ませていただきました。
拝見していて思うのですが、Mizさんは冷静かつ誠実、という印象です。
『懐が深い』っていうんでしょうか??
ワタクシなんぞはひねくれ者ですので、なかなかその境地に至らない。
従って山歩きもなかなか上級者の域に達しないで、天候に邪魔されたぁ!って
思ってしまう浅はか者。
こんなご主人と一緒だからMococoさんは安心してついて行けるんでしょうね。
というふうに持ち上げるとなんかもらえるかな?わは(笑)
今回は雨や風で残念でしたが、読んでいて実は楽しそうなお二人が容易に想像できます。
お疲れ様でした!!
Mizは冷静かつ誠実・・・ネットだとクールに見えるみたいです。
これは文章の書き方かもしれないですね。
家族には誠実で包容力のある大人しい人です。
が、運転している時や山の中にいる時は嫌な人や怖い人になる時があるですよ。
安心してついていけるかはどうかは時と場合によって。
ちなみに涸沢からの帰りはしばらく色々考えて離婚しましょうという展開になりました。
人付き合いが苦手で人のご機嫌をとるとか顔色を窺がう事が出来なくて
悪い事…道理に合わない事は許さず・・・
しいていえば一本筋の通っているそれでいてひねくれ者です。
ホントお天気が残念でした。
息子は
「いつも私が山に来るとこんな雨なんだけど・・・」
としょんぼりで、多少天候が悪くてもココなら大丈夫だろうと行ったけれど
想定以上に悪すぎたです
苔の森周辺は楽しかったです。
気に覆われているので雨具なしでも濡れなかったし。
次は娘も一緒に♪
ご安全に(*・ω・)ノ
こんばんは〜
ネットのイメージというのは一人歩きするものですね
さすがに美化し過ぎでしょう〜
未だかつてネットの知り合いとリアルで会った時に、
「完全にイメージ通りの人だ!」
という印象を抱いたことがないので、journeyさんも私に実際に会ったら、
「なんだこんな人か・・・」
と思うこと請け合いです
今回は端から天気は期待していなかったので“裏切られた”感もなく、
「泥すげー!沼すげー!」
って楽しむ余裕は確かにありましたけどね〜
わたくし入笠山も常々、ホテル・ニュー笠山だと思っていましたので
黒パグ家って本当に親近感 笑
お盆はもののけの森的ガッスーな北ヤツを堪能され・・
って、なんでしょうねこの夏のお天気はぁ
今年の8月は本当にお天気がヘンですよね
mizcreidさん、会社の挨拶が「ご安全に」ですと!
昭和初期のお嬢学校の「ごきげんよう」みたいでカッコいいー
ドラマみたいー
mizcreidさんに出会って「ご安全に」って言われたら
こちらもレトロに「おそれいります」って言いますネ!
大雨で大災害になっているところがあったり
北アルプスでは雨で沢が増水して流されるた方々いたり
天候が思わしくないですね。
それでいて猛暑で外に出るのも大変だったり。
入笠山は最初“いりかさやま”と読んでいたけど
“にゅうかさやま”だと知った時は頭の中に浮かんだのは
“ニュー笠山”です。
そして一緒にホテルニュー岡部のCM曲が脳内で再生されます。
その後にニューが付かないのに“ゆったりたっぷりの〜んびり”と違うホテルのCM 曲が脳内再生されてしまったり。
ニュー中山の道標を見つける度“ホテルニュー中山”と口ずさむのですが一文字多いのでなんともムズムズする感じが沸き上がってくるのでありました。
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